そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ハマスの奇襲(アルアクサの洪水)から一年、ネタニアフ極政権に口実を与えたといえる

2024-10-07 | 中東

一年前の今日、ハマスは「アルアクサの洪水 」と銘うった奇襲を行い、ユダヤ人入植地の音楽祭を襲い、1200人を殺害し400名を人質として捉えた。一瞬の勝利にハマスは酔いしれた。ユダヤ入植者の不法行為と暴力に、耐えに耐えてきた彼らの精いっぱいの報復である。
ハマスは人質をとることで、ネタニアフ政権が交渉に応じると読んだのだろうが、第三次ネタニアフ政権は極右翼政権と組むことで、組閣した政権である。アルクサの洪水をハマスを根絶やしする格好の口実としたのである。交渉に応じればハマスは生き残るとばかりに、ガザ壊滅に向けて攻撃し4万2千人を殺害した。それは今も継続中である。
イスラエルでは、右傾化したネタニアフ政権がこれまで封印していた、「ガザを破壊し再生できないようにする」「ヨルダン川西岸はユダヤ民族の地である」という言葉を、公然と言われるよういなったのである。
イスラエルの急進派がオスロ合意で、暫定自治政権を認めたパレスチナ人の土地を、ユダヤの地であるというのである。事実ヨルダン川西岸地域では、公然とユダヤ人がパレスチナ人の家屋を破壊し、銃でパレスチナ人を追い出し土地を略奪し入植している。
イスラエル人の入植は国際法違反とはっきりと結論がでているが、イスラエルの世論は公然と入植を正当化するのである。ここは我々ユダヤ人が2000年前に与えられた約束の地であるというのである。
第三次中東戦争までは、ユダヤとアラブの死者の比率は280対1であった。ネタニアフはこの数字に近づけようとしているかに見える。仮に2千人の280倍とするなら56万人になる。軍事力で圧倒するイスラエルは、暴力で容易にパレスチナの地を支配できると信じている。ハマスのアルカクサの洪水はパレスチナの誤った選択であったといえる。イスラエルは民主国家などではないのである。

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極右翼と組んだだネタニアは戦闘を拡大することで政治生命を延ばす

2024-10-04 | 中東
リクードを率いるネタニアフは、政権の座に一昨年暮れに三度目の返り咲きを果たした。イスラエルの国政選挙は、個人名を投票するのではなく、数多くある政治政党を選択して国民が投票するのである。国会議員は政党の得票比率によって振り分けられる。
毎回数多く乱立する政党がその都度話し合って、無数の組み合わせが出来て多数党となって政権を担うことになる。政権を取った右派のリクードは、連立を組んだ政党毎に右へ左へ大きく政策が揺れることになる。ネタニアフは連立の天才と言われる。選挙ごとに連立の相手を変えてきた。
ネタニアフは、ガザとヨルダン川西岸をパレスチナ自治区とし、暫定政権を認めたオスロ合意を、やがてパレスチナ国家の存在となることを真っ向から否定する。連立を繰り返してネタニアフは、6期16年首相を務める。イスラエル最長の首相として、「KING BIBI」と呼ばれるようになった。
2022年にネタニアフは返り咲きに組んだのは、極右翼の最も過激な二つのグループである。ユダヤの力党首イタマル・ベングビールと宗教シオニズム党首ベツァレル・スモトリッチである。彼らは議席を増やし、過激な活動をする二人を閣僚に招き入れた。史上最も右寄りの政権と言われるようになった。
パレスチナの地は、ユダヤ人が神に与えられた約束の地と言って憚らず、入植地を自在にできるよう法律の作成を彼らは望んでいる。
2023年ベングビール国家保安相は、アラムアッシャリフを訪れた。ここはイスラムの聖地で異教徒は訪れてはならないところである。明らかな挑発行為である。
イスラエルはアルアクサ・モスクのイスラム教徒を逮捕する事件が起き、世界的問題になった。
そして昨年20月7日にハマスは、音楽祭を襲い1200名を殺害した。ハマスはこの攻撃をアラムアッシャリフのモスクの名を取り、アルアクサの洪水と名付けた。イスラエルの攻撃はガザ全域の壊滅的攻撃を始めた。すでに4万人を超える死者をだし、今またヒズボラ壊滅のためとレバノンに地上攻撃を止める動きはない。
ネタニエフは、戦闘を続けることで支持率を上げ着々と入植地を増やしている。
9月1日、ネタニアフの戦争継続を止めさせるようにと、20万人の過去最大のデモが行われた。しかし、ネタニアフのとる行動は、ハマスとヒズボラの最高責任者を国境を越えて殺害することであった。ネタニアフ自身の汚職事件の起訴から逃れるために、彼は戦闘を続けるのである。

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イランの自制的なイスラエル攻撃を評価しな西側メディア

2024-10-02 | 中東

イランが、イスラエルに向けて180発(イスラエルは400発と言っている)のミサイル攻撃を行った。イランはこれは、イスラエルが行ったハマスとヒズボラの指導者殺害への報復であると述べている。
4月の時に比べて(下図)、より高度な弾道ミサイルファッタ1で、発射されたすべてのミサイルの半分が目標から20メートル以内に着弾している。イスラエルに到達できるイランの最も先進的な弾道ミサイルは、軍事施設を狙ったものであった。イスラエルは否定しているが、今回は多くのミサイルが着弾している画像ばかりである。
イスラエル南部アシュケロンのエネルギー施設を破壊、イスラエル南部ネバティム空軍基地を破壊、F35戦闘機を20機以上破壊したとイランは発表している。イスラエルのメディアやイスラエル軍はこの多くをを否定している。
「我々の攻撃はイスラエルが攻撃してこなければこれで終息する」と、4月と同様に自制をイスラエルの要請している。イランは明らかに全面戦争になることを危惧しているのである。
どうもネタニアフはそれが通じていない。ヨルダン川西やガザと異なり、明らかに国境を越えて予告なしに、ボンボンミサイルを発射しドローン攻撃をする様子は明らかにイスラエルは国際法に違反している。イランは国連安保理が機能しないためのやむを得ない攻撃とし、その攻撃の日にちを予告し攻撃している。アメリカが悪の枢軸とイランを名指しするためか、日本など西側では、こうしたイランの理性的攻撃といえる攻撃を評価しない。
逆にガザやヨルダン川西岸やレバノンに地上侵攻したり、シリアやヨルダンにミサイルを撃ち込む、イスラエルへの国際法の違法性を指摘する国が少ない。アメリカが擁護しているためである。

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ネタニアフの政治的延命のためのヒズボラへの非人道的攻撃は許されるものではない

2024-09-25 | 中東

レバノン保健省によると、レバノン全土にのスラエルの激しい爆撃が1500カ所も行われ、少なくとも569人が死亡し、そのうち50人が子供と94人の女性が死亡したと発表した。何万人もの人々が南レバノンから逃げ出しているという。
エジプト、イラク、ヨルダンの外務大臣は、イスラエルのレバノンに対する「侵略」を強く非難し、「地域を全面戦争に向かわせている」と警告した。
イスラエル軍は、イスラエルと北に国境を接するレバノンで進行中の紛争に言及して、「北部戦線での作戦活動のために多数の予備旅団を召集している」という声明を発表した。地上戦までやる気かも知れない。ネタニアフは狂っているといえる。軍事的威圧で彼らを制圧したところで、レバノンがイスラエルに服従すると信じているのだろうか。
むしろ、ヒズボラにはイスラエルに対する戦闘の理由、反撃への大きな理由を残すことになる。戦闘の拡大理由を、イスラエルはレバノンやイラクやヨルダン与えることになる。
イスラエルによる用意周到に準備されていた、携帯電話(ポケベル)の無差別非人道的攻撃に続く、ネタニアフの暴挙といえる。
ネタニアフがガザでの戦闘成果がこれ以上得られなくなったというのがヒズボラ攻撃であるなら、ネタニアフ政権延命の政治的理由であるなら、イスラエルは政治的な自浄作用すら失ったといえる。
イスラエルはヒズボラ兵士を殺害すればレバノンは服従すると思っているのかも知れないが、新たな憎しみを産むだけである。

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イスラエルへのイランの報復が始まるのか

2024-08-06 | 中東

イラン国内で国賓待遇の要人をゲストハウスで暗殺されては、ハメネイは心中穏やかではないだろう。「報復は義務だ」と就任したばかりの、穏健と言いわれるペゼシキアン大統領を鼓舞する。
2020年11月にも、テヘラン近郊で核科学者のモフセン・ファクリザデ氏が暗殺された。ファクリザデ氏はイランの核開発のトップの人物で、核開発や誘導ミサイルの開発を行っていた中心人物である。 
ファクリザデ の殺害はアメリカが関与していたとされる。イランの国合意を8カ国でようやくたどり着いて、イランも危険な核開発を止めて、経済活動へ大きくシフトができたはずであるが、これをトランプが蹴飛ばした。イランはアメリカを信義のない国と罵って、核合意はおジャンになっている。トランプは核合意ではなく研究者を殺害することで、核開発を阻止しようとしたのでないかという、お笑いのような話さえあるが、いずれもイスラエルは大喜びである。
昨年5月に、イランの革命防衛隊のハッサン・サイアド・ホダイ大佐がテヘラン市内の自宅前で、オートバイ2台に分乗した人物から銃弾5発を受けて射殺された。イランは報復として、五月雨的にミサイル攻撃をやっただけで終わっている。
いずれの場合も、イスラエルの幼児行動に対してイランの大人の対応ともいえる。今回はハマスはほとんど使えずフーシ派には力量がなく、ヒズボラ組織を使うことになるであろう。
ハマスは、ガザの指導者ヤヒヤ・シンワールを、テヘランで暗殺されたイスマイル・ハニヤの後任として、新しい政治責任者に指名した。このことは和平協議には応じない姿勢を示したことを意味する。
しかし、イランは中東諸国外相会議を開催を呼びかけている。気候に主眼を置いた対応になるのではないか。ネタニアフは戦闘を続けなければならない理由があるが、逆にいそれを利用する手もある。イランやレバノンの厭戦気分も高い。外交攻守にシフトするならネタニアフの居場所がなくなろいつこともなる。
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イスラエルは殺戮と破壊行為を徹底すれば彼の国々を国民たちを従順に支配下に置けると信じての行為なのか

2024-08-01 | 中東

上図はイランの首都テヘランで行われたイランのマスード・ペゼシキアン大統領の就任宣誓式に出席するパレスチナ人グループである。中央にハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏が見られる。2024年7月30日
イランの最高指導者ハメネイ氏は、イスラエルの報復することが我々の義務だと述べた。それがイランの国土の首都で行われたことで、怒り心頭に達しているであろう。
イスラエルはハニヤの殺害については黙しているが、死亡の事実は認めている。その上で、ネタニアフはこの数日で緊張は高まっていると述べて言る。ハニヤの脂肪と、レバノンのベイルートを空爆し、ヒズボラの司令官を殺害したと発表した。27日に起きたゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復としている。 
4万万人を殺害したガザ攻撃の先が見えたと判断したのか、ネタニアフはウェイトは程遠い中東の全面戦争に近い状況になっている。小国イスラエルには、これに耐える実力はない。資金も武器も限界がある。
アメリカの支援なくして戦争の継続は不可能である。アメリカやEU諸国には和平の話を出しながら、戦闘の継続どころか拡大の一途である。
中国がイランとサウジアラビア関係回復の仲介をしたり、アメリカがイスラエルとサウジアラビアの関係を取り持つ状況にあったが、イスラエルの戦火拡大によって中東の平和は更に遠のいた感がある。
イスラエルはあれだけの殺戮と破壊を行って、敗北しましたとパレスチナ人が支配下に収まると思っているのだろうか。彼らユダヤ民族が受けてきた迫害の恨みを晴らすために、2000もかけてきたことを思い起こすべきである。







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戦禍を拡大し続けなければならないネタニアフは戦禍の拡大続ける

2024-07-31 | 中東

イスラム組織ハマスの最高指導者、ハニヤ政治局長がイラン首都テヘランで殺害された。イランの地元メディアが今日(31日)イランの軍事組織革命防衛隊の話として伝えた。
ハニヤ氏はイランの新大統領の就任式に参加した後、テヘランにある自宅への「シオニストの襲撃」により、護衛とともに殺害されたと発表した。ハニヤ氏はテヘラン市内の退役軍人関連の建物に滞在していた。午前2時ごろにミサイルが撃ち込まれたとのことである。イスラエルは黙したままで何のコメントも発表していない。 
イスラエルはハニヤ氏が、親米派のドーハを出るタイミングを見計らっての凶行である。ビンラディンの時もそうであったが、あれほどテロを悪と下し問答無用の殺害をする理由に掲げておきながら、これこそテロそのものである。
レバノンのヒズボラを国境を越えて攻撃することも、テロ行為そのものである。
イスラエルは停戦交渉を支援国のアメリカなどの見せながら、全くやる気がないことを示したといえる。ネタニアフは権力の座を離れると、収監されることが判っている。ネタニヤフは反イスラエル組織を攻撃し続ける最大の理由である。
イランでは革命防衛隊の指導者が殺害されたとこなど、イスラエルに対しては大人の対応をしている。しかし、今回はイランは自国で行われたテロ坑を許さないと声明を上げている。
ハニヤは。暫定政権でお首相を務めた創始者ヤシン直系の、ヒズボラの生え抜きの人物である。信頼も厚く、世界各国との接触やハマスの声明発表をするなど実質的な最高指導者である。今回のイスラエルのガザ攻撃で、ハニヤは3人の息子と4人の孫を失っている。多くのBRICS諸国も強い声明を出している。イスラエルは拡大する戦禍と戦費に耐えられるのであろうか。アメリカは大統領選が終わっても、支援し続けることが出来るのであろうか。
報復。の応酬は拡大する

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イスラエル人にはヘブライ人の血が薄く、パレスチナ人の方が濃く居住権に分がある、出ていくのはイスラエルの方である

2024-05-13 | 中東

ジョンズ・ホプキンス大学の遺伝子研究によると、現イスラエル在住のユダヤ人の97.5%は古代ヘブライ人のDNAを全く持っていないというのである。従って彼らはセム人だけでなく、パレスチナの地の古代との血縁が全くないと言って良いのである。
一方、パレスチナ人在住の80%は古代ヘブライ人のDNAを持っているため、本物のセム人といえるとのことである。
セム人(族)とは、セム系の言語を継承してきた民族の総称で、中東、西アジアや北アフリカ、アラビア半島に分布する。アラブ人、エチオピア人、ユダヤ人などである。ユダヤ人もセム人である。ヘブライ人とユダヤ人とはほぼ同義語である。

2000年も世界各国に散らばっていたのであるから、多くの非セム系の人達の交わりがあって当然である。自らをユダヤ人として伝統や文化、宗教や言語などは繋いできたとしても、パレスチナに移住した現イスラエル人たちにはそうした伝統が、脳の中にしか存在しなくなってきているといえるのである。
科学的にも肉体的にも、2000年前のヘブライ人とは無縁の「ユダヤ人」たち、が母なる大地”乳と密に流れる”パレスチナの地にダビデの旗を掲げても、ほとんど意味がないことである。
ましてや2000年も住み続けてきた、ヘブライ人の血が濃いパレスチナ人の方にこそ居住する権利がある。ましてや殺戮と収奪を、外国でたんまり儲けた財力でおこなうイスラエルの側にこそ根拠が希薄であり、反倫理的で非人道的行為と言わざるを得ない。
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ネタニアフは戦時下でなくなれば収監されるおそれを逃れるためにラファを攻撃する

2024-05-08 | 中東
世界中から非難を受けながらも、中東の機関紙アルジャジーラを追い出し、停戦交渉の最中に南部のラファ地区を攻撃し始めたイスラエル。
ネタニアフは狂暴になっている。停戦案を飲んだかに見える一方で、ガザの取り残された唯一の場所南部のラファに兵を進めている。中東の報道アルジャジーラを、イスラエルから追い出した。
ハマスの声明は、最高指導者ハニヤ政治局長がカタールやエジプトの首脳らと電話協議し、停戦の提案を承認したと伝えた。ハマス当局者は「次に何が起こるかは、イスラエルがハマスの返答を受け入れるか否かにかかっている。ボールはイスラエルにある」と述べている。
アルジャジーラなどは、ハマスが受け入れた停戦案は、それぞれ42日間ずつの「3段階」の枠組み、第1段階ではハマスが女性や子ども、高齢者や病人を中心に33人を解放し、イスラエルが多くのパレスチナ人を釈放する。第2段階では、ハマスが兵士を含む残りの人質を解放し、イスラエル軍が全面撤退する。第3段階では、ガザの復興に焦点が当てられるというものであった。
しかしイスラエル軍は、ハマスばいるとラファ検問所を占拠した。エジプトへの通じるもので、人道支援の食料が封鎖されることになる。
どう見てもハマスの主張停戦案を選択すべきであるが、ネタニアフは戦禍を止めたくないのである。平時に戻ると収監される可能性があるからである。
そんなことを理由に殺戮こういを続けるのか。イスラエルの最大支持国アメリカは、UCLAで起きた停戦の火の手はアメリカ全土の広がりつつある。

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イスラエルはジェノサイドの報復を全く関係ない民族に報復する

2024-04-30 | 中東
ネタニアフはパレスチナ人を何人殺害すれば気が済むのだろう。もうすぐ4万になる。ひょっとするともう越えているかもしれない。ガザ地区南部の、瓦礫の山となった病院の地下から300人もの犠牲者が見つかた。こうしたところが何カ所あるかもわからない。
イスラエルは砲撃で建物などを破壊し人を殺害するだけではない。侵略地の農地を破壊しつくしている。オリーブの木を切り倒し、農地を掘り起こし森林を丸坊主にしている。戦後パレスチナ人がここで生活できないようにである。
イスラエルに、パレスチナ人を殺害するどれほどの権利があるというのであろうか。
アメリカではイスラエルの武力攻撃を抗議する学生たしの拡がりはある。コロンビア大学で始ったが、大学側のデモ者を退学するという対応に,かえって火が大きくなり、16州に広がっている。
国際司法裁判所(ICJ)からジェノサイドの認定を受けているイスラエルであるが、今度は国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ首相と高官たちへの逮捕状を出す動きもあるという。
どんな贔屓目に見てもイスラエルの行為は大量殺戮、殺人行為である。なぜこんな時代になっても、これ程の理不尽な非人道的行為、問答無用の大量殺人行為が行われるのか。ウクライナ侵略のロシアも同様である。
本来なら国連がこうした蛮行を抑止しなければならない存在である。ところが、第二次世界大戦の戦勝国による戦勝国のための国連は、重大な決定を国益を優先して、拒否権を乱発するのである。イスラエルも、第二次世界大戦から何も学んでいない。自らの痛みを他国にするのか。

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ネタニアフは正気を失ったか狂ってしまった、ネタニアフの外交も内政おしまいである

2024-04-07 | 中東
今日でイスラエルパレスチナ戦争が始まって、半年になる。このところにイスラエルのネタニアフ首相が狂っているとしか言いようがない。ほとんど無防備のガザ地区を空爆する、ミサイルを打ち込むなどジェノサイドそのものである。殺害したガザのパレスチナ人は既に3万3千人を越えた。一日180人超の人の命が奪われていることになる。
更にネタニアフは、国際法を無視しシリアのイラン大使館を爆撃した。そして国連の食料人道援助隊を空爆したのである。イスラエルの攻撃に、イランは比較的冷静に、ネタニアフは正気を失っていると述べている。
イラン大使館は民間の住宅でテロリストを殺害したとか、食糧支援の空爆はテロリストがいたとかいうのである。この中にはアメリカ人もいた。
ネタニアフはイスラエルの非人道的な蛮行の非難をかわすため、周辺のイスラム国家を挑発し続ける。
国内でネタニアフは、収賄や詐欺事件で幾つかの訴訟で係争中である。戦争を続けることでそれらの非難をかわすつもりのようである。
ただちに停戦を訴える人たちが大々的なデモが行われた。拉致家族などはもう十分戦ったというのである。更には兵力不足で超ユダヤ教正統派の兵役免除無くなるかも知れないと反対活動をしている。
何よりも最大の支援国家アメリカが、ネタニエフに注文を出すようになった。イランのネタニアフは正気を失っていると言表現が正しいように見える。ネタニエフは狂っている。

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イスラエルはガザ攻撃の終末を迎えようとしているかに見えるが、新たな始まりに過ぎない

2024-03-16 | 中東
米軍機が撮ったガザの破壊されつくされた町並みである。ガザの死者は3万人を越えているようであるが、それ以上に深刻なのが、食料不足である。世界では飢餓線上似るのは13万人であるが、ガザだけで50万人を越えようとしている。ガザ以外の世界の飢餓人口の4倍にもなる。
アメリカが人道支援として空路食料を投下したが、それに集まった無防備の人たちを、イスラエルは空爆している。誰も止められない、ユダヤ人のジェノザイド行為といえる。
ガザの人達は若い。平均年齢が19歳ほどである。220万人の人口で、毎日180人の出産がある。そして100万人の女性が国外脱出を希望しているという。イスラエルの思うつぼである。しかしながら、その受け皿がない。受け皿になる可能性は隣国の、イスラム国家のエジプトしかない。
砲弾以外の死はカウントされていない。イスラエルによる正確な殺害人数は不明である。3万人を越えるのではないか。
イスラエルのハマス壊滅は、再興を遅らせることにはなるであろうが、壊滅は起きるわけがない。北部西岸地区も含めて、イスラエルの国際法を無視した侵略行為は、いよいよ週末を迎えつつあるかに見えるが、パレスチナにはイスラム国家の巨大な存在がある。

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国際法も国際機関も大国の横暴を止めることが出来ない

2024-01-29 | 中東

南アフリカが提起した訴訟で、国際司法裁判所(ICJ)は先日(26日)、イスラエルにジェノサイドの防止を命じた。ただ、南アフリカが求めていた軍事作戦停止の要請にまで言及しなかった。
イスラエルは、「ジェノサイドをしているのはハマスだ」反論している。どういう感覚なのだろう。
ICJはイスラエルは軍事作戦による死と破壊を抑制し、ジェノサイドを扇動する行為を防止・処罰して、人道支援が確実に行き渡るようにするため「全ての措置」を講じる必要があるとの判断を示したが、軍事行動の停止を命じなかった。
南アフリカは、イスラエルがジェノサイド国際法に違反していると主張し、イスラエルにガザ地区での戦闘停止を命じるよう求めていたがそれは叶わなかったということになる。 訴訟の棄却を求めていたイスラエルにとって、今回の判断は打撃となるが、戦闘の停止まで命じられなかった。ICJのドノヒュー裁判長は、「ガザ地区の人道状況は破滅的であり、当裁判所が終局判決を下す前に一層悪化する深刻なリスクがある」との認識を示したにもかかわらずである。
ICJは、ロシアにウクライナ侵攻の即時停止を命じたが、それから2年近く経過した今もロシアの戦争は続いている。イスラエル首相府はで「国際司法裁判所も悪の枢軸も、そのほかの誰も我々を止めることはできない」と表明している。
国連やICJ、それに国際法は何のために存在するのだろう。大国のエゴだけが大手を振ってい歩き、何も誰も咎めるものがない。
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イスラエルはガザにジェノサイドを仕掛けて終わらすつもりかも知れないが、アラブ全体を敵に回すことを承知しているのか

2024-01-21 | 中東
イエメンの首都サナで、ガザを攻撃するイスラエル糾弾の、15万人規模のデモが行われた。ガザの死者は2万5千人になるが、8割は女性と子供である。ガザの住民に許された逃げ道はない。空だけが開いていると言われている。
イスラエルの主張は、ここは神が与えてくれた土地だというのであるが、ハマスに初動攻撃を受けたその報復だというのである。その初動攻撃で1400人が殺害され、250人の人質を拉致された。既にイスラエルは、その11倍を超えるパレスチナ人を殺害した。殺害したばかりではなく、ありったけの住宅や建造物を破壊し、パレスチナ人の病院やありったけのインフラを破壊してしまった。
それが3カ月以上も続き、恐怖を間断なくパレスチナの人々に与える。これが非人道的でなくて何なのであろうか。イスラエル国内の反戦運動も、二国共存を主張していた人たちの声も、うんと小さくなってしまった。
武力が戦争を解決する手段とはならない。武力は武力を産み、新たな戦火と呼び覚ます。
イスラエルとパレスチナの戦争は、宗教戦争ではない。陣取り合戦である。少なくとも高邁な理想のために戦っているのではない。
そして、それを望んでいるのが死の商人、軍事産業でありその大半はアメリカにある。イスラエルの需要が増えたために、ウクライナへの支援が滞っている。
戦争の20世紀は終わり、我々は平和と共存の世界を21世紀を迎えるはずであったが、憎しみと紛争の世紀になりつつある。ネタニアフはその象徴にすらなりつつある。

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ICJ(国際司法裁判所)に南アフリカが訴えるが

2024-01-16 | 中東

イスラエルがパレスチナ自治区ガザでジェノサイド(集団虐殺)を犯していると、南アフリカがICJ(国際司法裁判所)に訴えた裁判の審理が11日、始まった。南アフリカは、イスラエルがガザ「破壊」を計画しており、「国家の最高レベル」が立案に当たったと提訴の意味を説明した。原告の南アフリカ政府の弁護団は、オランダ・ハーグの法廷で訴えの内容を説明。裁判所に対し、ガザでの軍事行動の停止をイスラエルに命じるよう求めた。

ICJはこの裁判で、ジェノサイドの疑いについて見解を示すにとどまる。国際刑事裁判所(ICC)と異なりジェノサイドなどの犯罪で個人に対して有罪・無罪の判断を示すことはできない。ただし、裁判の成り行きは注目されており、その意見は国連やその他の国際機関で重みを持つであろうが、ネタニアフは聞く耳を持つことがないだろ。

イスラエルは訴えについて「根拠がない」と強く反発している。大国が国連の決定を拒否権を行使するし、友好国には不条理を理屈抜きで支援するか黙認する。この国連安保理の構図は、そのまま世界に拡散され、冷戦時代と何も変わらない対立構造が顕在化する。

このことが、ロシアをつけ上がらせるし、イスラエルを勇気づける。長年見慣れた構図、旧冷戦構造が未だに消えることなく脈脈々と続いている。冷戦時代のイデオロギー対立は虚構であったし、国家間の損得勘定や民族感情の鼓舞でしかない。

世界の嫌われ者のユダヤ人は数十万人を迫害してまでも、神が与えた2千年前の地に建国したが、自らが受けた迫害を他民族に平然と行う。民族の優位性が未だ正しいと、民族浄化をしてまで言い切るのであろうか。

裁判所外でのパレスチナ支持とイスラエル擁護のデモ

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羅臼港

春誓い羅臼港