そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

鶏が産まれるとすぐに嘴を切り落とされることをご存じでしょうか

2022-10-31 | アニマルウエルフェアー
日本人は毎日ほぼ一個の玉子を食べている。食材として直接食べているだけではなく、お菓子などに加えたり、マヨネーズのように加工品としての製品もある。それらも含めて毎日一個の玉子を食べている。これほど大量の玉子を食べているのに、鶏の飼い方には無関心である。
採卵鶏は輸入穀物をほぼ100%与えて、ほぼ毎日玉子を産ませている。水分がほとんどない穀物は給与に便利で、機械化できるし大量飼育もできる。バブルの時代に所物価が高騰する中、玉子は「物価の優等生」と言われるまでに機械化と大型化によって、安価になったのである。
それは人間様からの言い分であって、鶏は玉子を産む機械として扱われ、生理に反する食べものを与えられ、生態を無視したA4サイズのぎゅう詰めの中空のゲージに置かれて、短い命を終える。
採卵鶏は孵化するとその日のうちに嘴を切り落とされる。(デビーキング)業者は痛くないとか出血しないから、鶏に危害を加えているわけではないと釈明する。
私は牛専門の獣医師であるが、40年以上日本野鳥の会の会員でもある。野鳥の生態には詳しい。鳥には手がない。羽根にしたからであるが、その分嘴には繊細な神経が行きわたっていて、特にシギ類などは砂の中や水の下の獲物を察知することができる。観察しているとそれは見事なものである。
鶏の嘴を切り落とすのは、固いトレイに流れてくる餌を沢山採れるためである。鶏の探して突き回して獲物をとる生態を無視した哀れな人間様の勝手な行為である。
多くの鶏舎はには窓がない。真っ暗にしたり明かりを点けっぱなしにしたりして、昼と夜を演出するのである。更には、冬が来たことを知られないために温度調整や、一時的な飢餓にさせたりする。そのことで換羽を短期間に終わらせた裡して、産卵率をたかめるのである。
先日公演をネットで聞く機会があった。自然光の下で自由に動ける平飼いすると、ビタミンD3の生産が格段に高くなるとする研究であった。確か10倍以上であるが、ウインドレスだと10分の一以下になるということである。
平飼いすれば当然抗病性は高くなるし、体躯も頑丈になる。県境者たちにはこのような研究を重ねていただきたいものである。
つい先だっても、北海道で鳥インフルエンザで16万羽も殺処分された。このような伝染病は、大型養鶏場でしか起きていない。こうしたところではワクチン接種も欠かせないし、消毒など徹底してやらなければならない。私の旧知の小養鶏場農家では、ワクチン接種もやらないし、鶏たちは太陽の下を走り回っている。消息などもほとんど無縁である。輸入穀物の高騰とも無縁である。
ケージ養鶏は、アニマルウェルフェアーの観点から、ヨーロッパでは禁止の方向にある。日本でも早急に禁止して頂きたいものである。
健康な家畜から得られた農産物こそが、健全な食品である。

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山際を辞任させなかった甘利と菅、自民の暗部の重圧そして統一教会と創価学会が支える

2022-10-30 | 岸田文雄

山際大志郎が辞任した。少しでも日本語が解る人物であれば、小学生でも海外からの移住者でもわかる嘘をつきとおしてきた。
写真を見せつけられて否定したいができない。そこで、「写真があるなら出席したと考えるのが自然だ」と言ってしまった。次々と明らかになる統一教会の親密な写真が出てくる度に、「写真があるから行ったのでしょう」とかいうような、記憶がない発言をくりかえしてしていた。嘘であることは誰が見てもはっきりしている。
極めて重要な会議への出席であっても、会議には何万も出席しているから全部覚えていない。統一教会の会長と合っても、その集会で演説しても、海外にまで同伴しても、記憶にないを繰り返すのは、情けない話である。映像で見る彼の顔は、明らかに怯えたようにオドオドし、浮揚する眼球の動きが哀れですらある。
山際の祖父は私の恩師でもある。彼が獣医師を目指したのは、祖父が獣医師界の黎明期を支えた人物でその影響があるであろう。しかし何故政治家を目指したかは知る由もないが、適任ではないことはだけはハッキリしている。
山際の擁護をするわけではないが、岸田政権のメンツと派閥の力学が絡み合ってのことである。岸田は統一教会問題が浮上するとみるや、内閣改造を一月前倒して組閣した。萩生田など関係する人物を閣外に追いやっての組閣である。ところが実態は、統一教会に関係した人物は倍増してしまった。岸田の調査は、党内の統一教会とのアンケート調査を見るように、岸田は統一教会に関する情報に疎かったのである。山際を罷免すると、次なる候補がひしめいている。岸田は山際の辞任を待っていた。
地元の激戦区神奈川県の先輩で麻生派閥のへ迎えた甘利明に、岸田の意向を受けて辞任を強く止められていた。神奈川県の菅の傘下の議員は全員、統一教会のお世話になっている。しかも関係が極めて深いこともわかっている。選挙になれば、我が物顔で活躍すると言われている。激戦区には欠かすことのできない統一教会の存在である。
ところが岸田は山際の首を野党に示してみたものの、新たな事実が統一教会側からのリークで発覚したのである。国政選挙に際し候補者に統一教会が示し、政策に署名をする、「政策協定」といえる推薦文書を交換していた議員が数多くいることが明らかになったのである。斎藤洋明衆院議員 に続き、大串正樹デジタル副大臣、山田賢司外務副大臣が署名をし、木原誠二官房副長官、さらに下村博文元文科大臣も推薦書を受け取っていた。
自民党の政策に影響は受けていないと、岸田は調査すら拒んでいる。  結局自民党は創価学会と統一教会という宗教団体に支えられた政党でなのである。
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今こそ食料生産の基盤を確立するべきである

2022-10-28 | 農協 食料自給率
日本農業政策は食料生産のことなど何一つとして考えていない。農家の周辺ばかり整備して、気が付いたら日本中の農村は限外集落からすでに消滅した地区さえある。ただそこに至る道は立派に整備されていて、周辺には強固なコンクリートの構造物が崩れそうに立っていたりする。
地域のボスたちに金ばら撒いていれば投票してくれていた時代に作られた、親方日の丸の農業政策である。
上の表はアメリカとEUと日本の農業政策の比較である。コメの市場価格がほぼ同額でも、日本は農水省の決めた枠の中での補助であり、市場にはその金額で消費者に示される。
ところが欧米では農家に自由に作付けさせ、農家のコスト補償金に利益分が加算された金額が農家に還元される。つまり市場には、日本では12,000円で出回るが、上の表では欧米では4,000円で消費者に示される。購買価格が断然に異なるのに、流通価格が変わらない。日本のコメは高く、海外のコメは安いので輸入には高額の関税をかけることになる。
欧米の農家は手厚く所得保障されているのである。一方日本農業は価格の保護などされいない。補助にしても、多くの場合、周辺整備と称する土建屋の飯の種になるばかりである。欧米型の補助事業は、生産費が高くても市場価格が保障されているために、結果的には生産者と消費者にお金が出されていることになる。日本では生産者に補助金として支払われることになるが、現実は周辺産業にお金が落ちるばかりである。
あれ程日本人にとってコメは重要な主食であると言って、一粒たりとも輸入しないと守ってきたのに今や一俵(60キロ)15,000円を切ってしまうさまである。多くの米農家は赤字になる。生産に係わる支援をしてこなかったためである。
農家は高齢化になっているからという論議は前後が逆である。高齢化が進むような農業政策を振興させておきながら、都会へ若者を引き付けておきながら、農業生産には未来がないとかいう論議など論外である。挙句の果てが、下駄をはかせた状態でも自給率37%である。
東大の鈴木宣弘教授に指摘するように、余剰米が出るなら貧困国家などに海外支援でもすればよかったのに、世界食糧危機が必ず起きることが予測されるのに、生産者を減らすことばかりしてきた結果といえる。
コロナ、ウクライナ、気候変動に円安のクワトロ危機の中にあって、食料生産は最も優先されなければならない。なのに、日本は軍事増強に走る愚かな政策の理由ばかり模索する。
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水田水脈という無能な奇人がどうして国会議員として存在するのか

2022-10-27 | 岸田文雄

荒唐無稽な発言を繰り返す自民党の水田水脈であるが、多くの問題発言は統一教会が繰り返す理念、自民党の議員たちと交わした政策協定と多くが重なる。
特にLGBTが世界に氾濫しているのは、ソ連は崩壊して日本を攻撃しているからだというのである。意味不明の勝共を唱える。理解できる人がほとんどいない。シングルマザーについては、問題が配偶者にあっても「そんな男性を選んだのはあなた」主張している。待機児童なんていないと発言、そして保育所の増設に反対する。 
伊藤詩織さんが性暴力を受けた事件について、ネット上で誹謗中傷したと東京高裁は、「名誉感情を毀損する」と判断し、55万円の賠償を杉田に命じた。杉田は伊藤詩織さんの加害者である、安倍晋三の最直近のジャーナリスト山口敬之を守ろうと、ネットで彼女の誹謗を繰り返したのであろう。
杉田水脈は国政選挙で勝利したことがない。櫻井よし子の推薦で安倍晋三の寵愛を得て、比例高位にランクしてもらい、国会議員となっている。安倍晋三の寵愛を得て自民党に入りまでに7つもの政党を渡り歩いている。その彼女が岸田第二次内閣改造で、総務大臣政務官に収まっている。 
杉田水脈は総務政務官として国会で質問を受け、初めておぼつかない答弁というよりお笑いかと思える解答をしている。今回の訴訟について聞かれると「係争中ですので、回答は控えたいと思います」を繰り返す。さらに総務省が取り組んでいる、SNSの誹謗中傷対策キャンペーン「#NoHeart NoSNS(ハートがなけりゃSNSじゃない)」について問われたが、杉田は総務政務官でありながら「存じ上げません」と回答。その理由について「すみません。その質問、通告をいただいておりませんので」と、お笑いの釈明した。
自らの立場を理解していないが、お気に入りでない人物には、言いたい放題である。この奇人を国会に招き入れた安倍晋三の責任は逃れ得ないが、議員の質の劣化、低劣化はこうしたことでさらに促進されるのである。
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中国の食料自給の姿勢を学べ

2022-10-26 | 農協 食料自給率
食料自給は国の要である。中国はこの30年の経済成長で農村から多くのものを吸い上げてきた。元々は農民は都会に出ることができなかった。戸籍を獲得できなかったが、それでも金の力は大きく多くの農民が都会へと流れ出た。農民流出で食料生産が鈍ってきた。
中国の食料自給率は、鄧小平の改革開放が大きな起点なって始まったが、2,3次産業の成長である。
今日昼のワイドショーで中国の農業政策を紹介してくれていた。日本では何かあると、現代の中国政策を否定することか始まるものである。
ところがこの国は、決めたことは何があっても突き進む突破力は凄まじいものがある。その一つがガソリン車をなくすことである。もうひとつが食料の自給である。番組では現在中国の食料自給率は、76.9%とのことである。100%が国是であったことを考えると、随分落ち込んだものである。
とりわけ海外での穀物の購入は厳しいものがある。6億4千万トンということであるから、日本の20倍にもなる。それでいて自給率を上げるというのである。
種(タネ)と黒土の保全である。野菜など現在海外に大きく依存している種は自国で開発し保全するというのである。黒土は中国民の7割に食料をあたえている、中国平原地帯の肥沃な土壌を守ろうというのである。手法はともかくとして、健全な国家のするべきことをしているといえる。
翻って日本の農政は、種は主にアメリカ資本の企業に所有権を移行させて、農家や研究所が土地土地にあった伝統的な開発を許さなくなってしまった。私たちの食をもアメリカ塗りはらった売り払ったといえる。
日本は世界で最も単位面積当たりの化学肥料の投与量が多い国である。同時に世界でもっとも有機農業の作付面積が少ない国でもある。(下図)
日本は収穫される農産物の質を問うことなく、金銭で評価しる国である。中国のように肥沃な土壌を保全しようなどという発想はまるでない。このことは同時にCO2削減を抑制することにもなる。
日本hあ食料自給率38%(見かけ上)しかない。中国は80%を切って慌てふためいている。台湾侵攻でアメリカとその属国の経済制裁に絶えられる体力強化とも見えなくもないが、中国の食料自給へのこだわりを日本は見習うべきである。穀物の備蓄も上図のように高く、買い占めの臭いもするが、中国は食糧安全保障を真剣に考えているといえる。
翻って日本は補助金で農家を黙らせる農政しかやっていない。ヨーロッパ諸国のように、生産物への評価や所得補償などそれに中国のように強権的に食料生産へ動き出すこともない。
コロナ、気候変動、ロシアのウクライナ侵略、円安のクワトロ機器のこの現在、食料安全保障こそが、真の安全保障であることを学ぶべきである。
臭いさえする。

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山際は始まりでしかないが、岸田は膿など出す気などない

2022-10-25 | 石破茂
山際大志郎は辞任したが、更迭もできなかった岸田の優柔不断さが際立つ。更迭できなかったのは、更迭候補者がゾロゾロいるからに他ならない。辞任ドミノを防ぎたかったのである。
岸田文雄首相の先走った決断は、安倍晋三の国葬や組閣の前倒しであるがいずれも大失敗である。国葬に法的根拠がないことを知らなかったと思える振る舞いに、統一教会の閣僚を整理つもりで前倒ししたが、萩生田以外に大量に党内統一教会関連者がいたことをきっと岸田は知らなかったのである。
山際大志郎が次々と明らかにされる、統一教会との関係を「記憶にない」という言葉だけで乗り切ろうとした。統一教会との映像を見て、きっと行ったのだろうとか、記憶にないと連発した。
この一連の山際の発言は、子どもが見ても嘘だと気づく。国会議員が大ぴらに嘘をつくのは、阿部晋三が作り上げた自民党の文化として固定した。正直に山際は実践してみたが、何せ小物でである。乗り切れなかった。
統一教会と自民党の関係を、山際の辞任で収めてはならない。先ずは衆議院議長を盾に触れようとしない細田であるが、自民党を離脱したわけではない。派閥を抜けただけである。自民党は調査の対象にするべきである。政党助成金さえ受け取っているではないか。出鱈目で矮小化した報告書を提示しただけである。
幾年にもわたり無償の選挙協力を受けていた萩生田は、誠実な統一教会信者を裏切ってまで、「知らなかった、関係ありません」と権力の座を守ろうと必死である。下村はもっと悲惨である。統一教会の推薦状を誇らしげに示す画像が哀れでならない。山谷えり子は純粋に統一教会の方針に従って活動していた。
自民党の相当数の国会議員が、統一教会との政策協定を結んでいる。どれほどの政策決定に動いたか、結果を出したかは国民に明らかにしなければならない。
何はともあれ、これらの根源となる安倍晋三の統一教会との関係を明らかにしなければならない。死者であることは理由にならない。もう嘘はつくことができないのであるから、思う存分調査が出来るというものである。
山際大志郎をスケイプゴウトにしてはならない。

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統一教会とズブズブ以上のべったり関係で共生関係になっている自民党

2022-10-24 | 岸田文雄
参議院で、「 統一教会(現世界平和統一家庭連合)に賛同する党員は我が党には一人もいません」と、大見栄を切った参議院自民党幹事長の世耕弘成である。自民党とりわけ安倍晋三を支持する右翼勢力にとって、統一教会の韓国の民族主義は到底受けいれることなどできない。世耕はどこまで知っているのかはは明らかでないが、自民党が岸信介からの統一教会との極めて深い流れについては、無知であった公算が大きい。
ところが祖父・父と繋がれた反共だけを基軸にした統一教会との繋がりを、途中参加の金魚のフンの世耕は熟知しているようには見えない。
朝日新聞の報道によると、統一教会関連団体が、今年の参院選や昨年の衆院選で、自民党議員に対し、憲法改正や家庭教育支援法の制定などに賛同するよう明記した「推薦確認書」を示し、署名を求めていたことが分かった。 統一教会が無料の選挙協力する見返りである。
確認書の中身は、〇憲法改正、安全保障体制の強化〇家庭教育支援法および青少年健全育成基本法の制定〇LGBT問題、同性婚合法化の慎重な扱い〇「日韓トンネル」の実現を推進〇国内外の共産主義勢力、文化共産主義勢力の攻勢を阻止――などの内容が柱 となっている。こうした確認書の交換は、政策協定といえるものである。
3名ほどが確認されているようであるが、実態は相当数の議員が取り交わしているものと思われる。党内には誰も統一教会の賛同者はいないという、世耕の演説はお笑いである。
今日夕方になって、記憶にない嘘を連発していた山際大志郎経済再生大臣が辞任した。統一教会と関連のない人物で組閣したはずの岸田総理であるが、統一教会関連者を外すことができなかったのである。
自民党は統一教会によって作られていると言って過言でない。共生関係にあるといってよいだろう。
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独裁体制となった習近平の3期目は危険である

2022-10-23 | 中国
習近平がご満悦である。中国は現在開催中の第20回党大会で、習近平の権力の座を強固にする「二つの確約」を採択した。異例の総書記三期目に習近平は突入する。
既に習近平思想は教育の場で広く普及させ、神格化への道を開いている。毛沢東時代を彷彿とさせる。こうした政治体制は、社会主義体制の一党独裁の、あらゆる権力と価値観を共産党に収斂させるという意味で、社会主義ではあると思われる。中国は世界革命を目指したソビエトと異なり、それを中国という国家に集約させる。
ところが経済は全く異なる。どう見ても資本主義体制として、株式制度を導入し資本を奔放に活躍させる。銀行はすべて国営で、経済動向をきわめて強力な指導をする。経済成長は二桁を20年近く継続した。
その結果、世界で最も大きな貧困格差を招いている。これが社会主義だとは笑止である。東シナ海に面した地域は世界有数の富裕層、最先端の地域となっている。この経済体制を社会主義国家と判断する経済学者も国家もないだろう。
経済成長は、人々の不満や人権などを黙らせる効果がある。
習近平のこれまでの2期10年は、曲がりなりにも成長はしていた。ウイグルやチベットの人々を思う存分弾圧しても、香港を中国化に思いっきり進め思想弾圧してもも、経済成長で黙らせる効果はあった。
これから習近平が担う5年間は、世界の経済は停滞期に入るのは明らかである。リーマンショックもコロナも殆ど世界で唯一経済成長を続け、国家資本主義で乗り切れたが、世界と強く結びついてしまった中国のこれからの5年はそうはいかない。
そこで習近平は国民の高まる不満を外に向けることが十分考えられる。アメリカはデカすぎて手が出せない。そこで習近平はプーチンのウクライナ侵略を教訓として、台湾を暴力的に併合させるか、あるいは新たな近隣諸国との紛争を起こすかもしれない。
周辺を習近平一色で固めた中国は柔軟な外交ができない。習近平の3期目は極めて危険であるといえる。

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次の逮捕者は森喜朗か竹田恒和が噂されるが、竹中平蔵は何時になるのだろう

2022-10-21 | オリンピック

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、4回目の逮捕だそうだが、慣れっこになって良く判らない。現在逮捕が続いているのが、上図(時事)の高橋治之に至るものばかりである。今回は上図の右下の赤字の部分であるが、ぬいぐるみのサンアローとADKの
立件された賄賂の総額は、紳士服大手AOKIホールディングス、出版大手KADOKAWA、広告大手大広からの分と合わせ、計約1億9600万円にもなる。ほぼ2億の金受け取って、高橋はほくそ笑んでいるのであろうが、この年になってもそんなに金が欲しいのだろうか。
この山の次は銅像を作ってくれるとお喜びの森喜朗だろう。失言ばかりでなく、きな臭い話がいっぱいある。AOKIの社長から200万円の札束を受け取ったことが分かっているが、高齢を理由にお咎めないのであろうか。
明治天皇の孫が売り物ので国際指名手配中で日本から出られない、竹田恒和前JOC会長が今回逮捕されたサンアローの口利きをしていたということである。慶応大学の高橋の後輩になる知古の仲である。
それよりも同じ慶応大学の竹中平蔵は逮捕されないのか。パソナは東京オリンピック・パラリンピックの、オフィシャルサポーターとして派遣社員の取りまとめを一手に引き受けている。そのパソナを突如竹中は辞任している。会社に迷惑がかかることを避けけたのかと思われる。それとも竹中はこれまで通り塀の上を歩いても、中には落ちないのだろうか。そりゃおかしいぜ。
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ロシアのウクライナ侵略は日本が起こした支那事変に酷似する

2022-10-20 | プーチン

プーチンの戦争といわれる、ロシアのウクライナ侵略戦争。当初はプーチンはベラルーシからウクライナの首都キーウィに入り、大統領をすげ変えロシアの傀儡国家とする予定であった。多分一月もかからないと踏んでいた。
ゼレンスキーの亡命先にアメリカを打診していた。弱小国家のお笑い芸の新人大統領は国外逃亡し、ポロシェンコを据える腹づもりだった。これを第一次世界大戦直前の、ニコライ2世のドイツ侵略に重ねる風潮がある。ドイツを軽く見てこっぴどい目にあったのであるが、国の気概や規模などまったくことなる。
今回のロシアのウクライナ侵略戦争は、日本が中国に仕掛けた日中戦争にそっくりである。盧溝橋事件を発端に、中国(支那)を軽く見た近衛文麿は中国をほんの少し懲らしめれば、中国は恐れをなして引っ込むであろうと判断した。暴支懲よう(ぼうしちょうよう)と、幼な子を懲らしめる感覚で侵攻した。
日本はこれを戦争とは呼ばずに、支那事変とよび中国に深く侵攻するのである。
明かな戦争を支那の”事変”と呼んだことは、プーチンが特別軍事行動といい続けているのも同じである。中国を軽く見ていたことも同じである。
簡単に中国は敗北宣言をすると思っていたが、首都を転じたり日本軍を大陸内部に誘い込んで徹底抗戦をした。日本軍は非人道的な行為、三光作戦(殺し尽くし・焼き尽くし・奪い尽くす )を南京などの戦地に繰り返した。
この日中戦争が、中国にやがてアメリカを敵にする結果になり、第二次世界大戦の敗北を早め、悲惨な結果になったのである。
プーチンのロシアもやがて、日本と同じ命運を辿ることになる。その兆候が少しづつ見え始めている。ミサイルをはじめとする武器弾薬が底をつき始め、イランや北朝鮮から調達する始末である。戦意高揚も芳しくなく徴兵をままならない。早期停戦以外にロシアに選択肢はないのであるが、プーチンではその判断ができないだろう。
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統一教会を調査するという岸田文雄首相発言が急転したが

2022-10-19 | 岸田文雄

岸田文雄首相は、18日に統一教会(現世界平和統一家庭連合)の霊感商法などの被害を踏まえ、今国会での救済法案の提出へし国会での成立を目指すと表明した。消費者庁、法務省、文部科学省、警察庁の4省庁は新チームを発足し、政府は法案作成へ準備を加速させると明言した。消費者契約法改正のほか、不当寄付を規制する新法を含めた一括法案での提出も選択肢となるとのことである。民法の不法事件は考慮外とした。
岸田首相も安倍晋三が消えた現在、ちょっとはやる気になったかと思ったが。
翌日19日には、宗教法人への解散命令請求が認められる法令違反の要件について「民法の不法行為も入り得る」との見解を示した。
どうやら今日の早朝の会議で決めたということである。これほど大きな視点を、明言した翌日のあっさり変えてしまった。
「朝令暮改」と野党に指摘されて仕方あるまい。変更した理由を「厳格な法治主義に基づいて法律の適用を考え、政府として考え方を整理した」と説明したが、政権トップとしては、これほど重要なことを即日変更しては不安になる。
しかし、民事では多くの有罪判例がでている。脱会者や親族の泣き寝入りしない訴えが認められたことが多い。協会側から厳しい反論が予測されるが、たった8人の四千万円の宗務課で対応できるであろうか。
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円安はアベノミクスの残滓である

2022-10-18 | アベノミクス
円安はアベノミクス失敗の結果である。上図は2014年ニューヨークタイムス紙に掲載されたものである。何度か本ブログでも失敬したが、安倍晋三が経済対策を打ち出して間もない頃であるが、走ることのできない救急車(アベノミクス)に点滴する経済を乗せている。救急車のアベノミクスにタイヤはない。海外でこの種の風刺画は多くあり、日本の経済対策の本質を早々と喝破していたのである。下図は右下の矢だけが的を得ているが、これが異次元の金融緩和策だと思われる。
繰り返しになるが、アベノミクスは三本の矢で説明されるが、何度も繰り返すが、実際に形を見せたのは、第一の矢の金融緩和だけである。
2,3の矢は要するに経済成長ということであるが、金をばら撒いたのであるが、大企業と富裕層をより豊かにさせるだけで終わっている。
早川英男・元日銀理事 はアベノミクスについて、『大規模な金融緩和で円安が進んだこと、それに伴い株価が上昇した点を指摘し、それ以外に取り立てて起こったことは何もなかったのではない。』と述べている。
政治的資本の投入と経済動向データーの偽造ともいえる操作で、見せかけの経済成長を安倍セイン像は喧伝したいたが、成長部分は大企業の懐に(内部留保)収まっただけである。実体を伴わない日本経済に見返りが来た。
そして現在、円安の進行が止まらないが、アベノミクスの残滓ともいえる。とりわけ金利政策は柔軟性がなく、8年間も壊れたレコードのように「2%のインフレ」と同じことを言い続けている。踊り場にいるとか健全な待期期間とか、言葉で黒田総裁は誤魔化し続けてきた。ゼロ金利政策は、巨大な負債を抱えた日本では、1%上げると返済だけで国家予算の1割にもなる返済額が増える。そのための躊躇であろうが、だれが国際乱発したか、結局はアベノミクスの後始末でしかない。

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日本国民の総マリー・アントワネット化、食料の事考えていない

2022-10-17 | 農協 食料自給率
この種の本では極めて珍しくベストセラーになっている、「農業崩壊」鈴木宣弘著(平凡社刊)で著者が指摘する。金を出しても食料が買えない日が近づいていると。それは世界に先んじて日本で起きると、鈴木氏は指摘する。
先日多分名のある方だと思うが、女性経済評論家の方が、食料問題について語られていた。「ウクライナの教訓から、これから当分食料が高騰するので、外貨準備高を多くしなければならない。そのためにも経済発展を云々・・」というのである。食料問題の本質、食料の本質を知らないまま、金出しゃいんだろ。ということである。
フランス革命のさ中、女王マリー・アントワネットは、パンも食べられないという大衆の声を聴いて、「だったらケーキでも食べればいいののに」といったと伝えられている。日本の国民多くは、この経済学者と同じ感覚で、マリーアントワネットと同じ感覚なのだろう。
食糧は人が生きていくのに欠かすことのできないものである。しかも毎日である。工業製品のように、食いだめもできないし、食わないで済むことも出来ない。戦争はともかくとして、気候変動や病害虫など不測の事態や内乱などによって、供給が滞ることに備えなければならない。少なくともその単位を国家レベルで行われなければならないのである。食料の自給は、金の問題ではなく命の問題なのである
上図は、食料が過去バレてきた距離に単純に重量を掛けた数値、フードマイレージの表である。食料の種類によって色分けしてある。日本は世界でも際立って、フードマイレージが高い。しかもその6割を占めているのが穀物である。
地球の裏側から運んでくる、重い穀物が薬65%と全体の数字を高めている。この穀物の60~70%は家畜用の飼料である。家畜用の穀物はカロリーが、卵で8分の1から牛肉で30分の1以下に落とされて消費者に運ばれる。これこそが日本など先進国の畜産が抱える、巨大なフードロスといえる。
日本のフードマイレージ900,000百万トン・kmは、人口が日本の半分の韓国の3倍量になっている。ここで排出されるCO2量は、国内食料運搬に倍量を超える。
つまり、家畜に穀物を与えることで排出されるCO2量は、国内輸送の人間様の食料運搬とほぼ同量といえるのである。
国民が食べることで、日本は地球温暖化に貢献し、世界の食料を貧国から奪い買い込んでいることになる。日本の農政は、今だに巨大化と大量生産を目標にしている。そんな馬鹿げた国は世界に日本しかない。それはこの国が豊かだった時代の幻影にすぎない。
21世紀は、家族型の小農と、有機農業でなければならない。地球の温暖化を阻止し、国際紛争にも歯止めをかける、大地を汚すことなく水資源を守る形態に変えなければならない。
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自民党に一方的に縁を切られた統一教会もたまったものではないが

2022-10-16 | 岸田文雄

時間が経てば経つほど、自民党が統一教会とこれほど深く関わって来たのかという事実が、次々と明るみに出てきている。上図は統一教会(現国際家庭連合)の会議であるが、最前列に大きな来賓マークを付けた自民党の逢沢一郎中央に、統一教会代表と勝共連合代表を左右に挟まれて座っている。統一教会としては最高の賓客のもてなしである。統一教会とはズブズブ以上の関係といえる。
逢沢一郎といえば、加計学園の獣医学部開設に裏工作を重ねた中心人物である。経験の割には大きなポストを頂けない小物であるが、裏工作には長けている人物である。
これに輪をかけて逃げの一手なのが、セクハラ問題もスルーしたままの衆議院議長の細田博之である。渋々一枚の報告書を出したが、騒がれて今度は二枚のものを出した。どう見ても細田の統一教会との関係の実態からみても、ごくごく一部を報告したに過ぎない。誰の目を見ても明らかなようなことを逃げまくっている。
清和会の領袖を務めていたため、統一教会の窓口になっていた細田は、安倍晋三に次ぐ太いパイプがあったはずである。衆議院議長になって空いた清和会の両流の座に座った安倍晋三は、不用意に票の配分をしていることを旧議員にバラされている。長年細田派と言わしめていた領袖の細田は、どれほどの選挙の裏工作を統一教会に頼んだことか計り知れないものがある。
多くの人が疑問に思うのが、韓国の民族主義者といえる教義を押し付けてくる凶弾に、日本の民族主義集団が支援を仰いだのか、奇怪な構図といえる。思想的には思い込みしかなかった、論理の展開をすることができなかった安倍晋三なら解らなくもないが、勝共連合という言葉に岸信介が騙されてそのままま引きずって今日にまで来たのであろう。
エリートコースを歩んできた官僚上がりの細田には、前例を踏襲する以外にの選択肢はなかったのであろう。男尊女卑の思想のもとで、朝鮮半島は男性器で日本列島は女性器で、韓民族の優位性を誇張する。
自民党には賛同するものは誰もいないと言ってのけた世耕は、お笑いのネタにもならない。岸田総理は党として縁を切ると言ったが、一方的に切られた統一教会にも言い分があるだろう。収入の八割を占めるという日本信者を、突然の自民のの裏切りで失ってはたまったものではない。
細田派そこを必死に沈黙することで耐えているかに見える。細田の背後には奈落しかないが。
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たった一つの案件で118回も嘘ついて国葬にしてもらたった男、たった一回の事実未確認発言の玉川へのバッシング

2022-10-14 | 報道

国民の多くが反対する中で、安倍晋三の国葬を押し切った岸田首相である。が、友人として菅義偉の歯の浮くような弔事が、余りにも出来過ぎと思った羽鳥モーニングショーの玉川徹が早とちりの発言をした。電通が作ったと言ってしまったのである。
国から電波放送の許認可を受けるテレ朝は、マンモス広告代理店であって政界にも太いつながりがある電通の顔色を伺ったのであろう。
嘘発言で真っ先に思い浮かぶのが、安倍晋三が桜を見る会だけで、118回もの嘘発言をしていることが指摘されている。国権の最高の場所での虚偽発言を、安倍晋三は一言も弁解も弁明もなければ、責任をとることなどなかった。メディアも報道しっぱなしであった。権力者こそが、自らの発言に責任を持つべきである。安倍については、このたった一件の問題に限らない。息するように嘘をつくと揶揄されるほどである。
その一方で、お笑い芸人の太田光の相次ぐ統一教会擁護発言が、統一教会はもちろんのこと旧オウム教信者たちからも高く評価されている。事実誤認や思い込むの発言であるが、局側からのお咎めも何もない。
明らかに玉川徹と太田光の局側の扱いは異なる。真逆である。太田光は自らが取材するわけでもなく、自分の思いや経験の中からも白おかしく発言する、お笑い芸人である。
翻って、玉川徹の評価が高いのは客観的な視点からの発言と、そもそも総研のように丁寧に解り易く、権力に阿ることなく目の覚めるような解説をしてくれる。テレ朝の社員である。
この二人への対応は何処に違いがあるのであろう。玉川は不条理な事には鋭く突っ込み、体制側であろうがなかろうが関係ない。太田はといえば、桜を見る会などにノコノコ出かける体制側にべったりの人物である。

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