デンマークデジ開催されるCOP15に向け、アメリカと中国が温室効果ガスの削減目標を打ち出した。2005年比で2020年にはアメリカは17%削減し、中国は何と50~45%削減すると発表した。素晴らしいことである。京都議定書には同意しなかった、CO2排泄の世界1、2位の国の数値目標である。大いに歓迎するべきであるが、ちょっとおかしいな中国の数字である。
良く見ると中国は、GDP比として50%も削減すると発表しているのである。中国は毎年勢いは落ちたと言え、数%の経済発展をしている。このまま単純に25年経過すると、GDPは05年の4倍にもなる。中国はこれを50%削減しても、現在の倍量排出することになる。削減は努力すると言っているだけである。排出量を減らすわけではない。
鳩山首相の言うように数値目標を出すkとは評価しなければならないが、これはペテンである。自らを発展途上国と位置づけるから、このようないい加減な数字を出すのである。中国は、CO2の最大排出国である。削減には最も責任をおわねければならない立場にあるがその、自覚がない。
CO2取引もヨーロッパは、途上国に植林をすることで取引をやろうとしている。CO2取引が事業か産業になりつつあるのである。マメの木を大量に植樹することになり、森林の伐採をすることが平然と行われ、不道徳以上に生態系の破壊まで引き起こすことになりかねない。
温室効果ガスの削減に向けては、様々な憶測や裏取引やいかさま数字が暗躍することが考えられる。COP15が強制力のある協定に向けて動くことを期待したいものである。