そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

戦後のロシアは経済的に最悪になるであろう。

2022-03-31 | プーチン

今日西側の世界は一斉にロシアの戦費に解いて報じている。余りにも幅がありすぎて良く判らないが、日本円換算で一日の戦費が2千億円から2兆2千億円までの幅がある。日本は高い方の数字がお気に入りのようであるが、仮に1兆円/日だとしても、ロシアの年間税収の36兆円をすでに上回ることになる。更に一月以上続くようだとこれだけでも相当の財政負担になるはずである。国債のはロシアを苦しめるであろう。
しかしそれ以上に深刻になると思われるのが、経済制裁(Sanction)である。
上の表は、国ごとの経済制裁の金額である。黄色い部分は2月22日以降の科せられたものである。ロシアへの制裁がいかに大きいかがわかる。
ウクライナ侵略の決着ははどうなるかは不明であるが、戦後に受けるだダメージは計り知れないだろう。20年ほどはロシア経済は日の目を見ることがないだろう。
プーチンに最も忠実な側近で大統領補佐官を務めた、エリビラ・ナビウリナ中央銀行総裁 が辞意を表明した。プーチンはこれを拒否し第三期目の中央銀行総裁に指名している。天然ガスなどの支払いをルーブルにすると決めたのも彼女の進言と思われる。
その他幾人かの要人や側近に辞任の動きもあるようであるが、ロシアはプーチンを咎めることができない。現在のプーチンの支持率は85%もあるということである。戦時下に指導者への指示が高くなるのは良くあることである。報道の抑制は偏向がロシア国民を支持へと向けているのであろう。太平洋戦争中の大本営発表に国民が歓喜したことお彷彿とされる。
そのことが尚更、戦後のロシアの疲弊を深刻さを招くであろう。プーチンはバカな戦争を仕掛けたものである。
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これが平和のための特別軍事作戦か

2022-03-30 | 戦争

路上には開けた新年を喜ぶ笑顔の人々が集っていた
明るく幸せな時間、新しい年を寿ぎ祝っていた

わずか二か月後、東の大国の空から無数の爆弾が降ってきた
華やかだった町は、激しく燃え黒焦げになる
人々は逃げまどう
見慣れた屍に涙も涸れ尽きる

家を焼かれた幼子は
恐怖に言葉も表情もなく
たった一つ黒ずんだぬいぐるみを胸に抱く

真っ黒になった無機質の瓦礫の中に無感情に佇む女
共に住む部屋で目の前で親を亡くした娘は
無言の憎悪で今を凝視する

彼らは屈したわけでもない
彼らは彼の大国を畏怖したわけでもない
彼らは人の愚かさに言葉を失っているに過ぎない

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爆撃で真っ黒に破壊された建物を見ていると何でこんなことをするのか、しかも同じ民族に隣人を

2022-03-29 | プーチン

プーチンを擁護する人たちがいる。ウクライナのネオナチによって、ロシア系住民が殺害された。ウクライナはEUやNATOに加入する。これはロシア内とって容認できない。ということであるが、それが他国に侵入し殺害する理由になるのか。
そして、停戦協議にはまずもってウクライナの降伏を要求している。不平等条約ちうのはあるが、不平等交渉など意味がるのであろうか。
ロシアはこれまでさんざん隣国に兵を送り、成功したり失敗を繰り返す。ソビエト連邦連邦が全世界の社会主義国インターナショナルを掲げて、近隣の国家をとりこんでいる。
チェチェン共和国の独立運動はソ連時代からあり、ソ連崩壊後の独立宣言をプーチンは力でねじ伏せて、親ロシア政権を樹立させている。バルト三国は団結もあってソ連崩壊とともに独立したが、ジョージアはゴルバチョフの後継と目されていたシュワルナゼ外相が請われて大統領にない独立した。そのジョージアにもソ連は何度も潰しにかかってきた。現在はロシア紙廃刊州が二つも残っている。
チェチェンの首都グロズヌイは手って気的な空爆で廃墟にした。今回のウクライナ侵略でロシアは、ウクライナの40%の鉄製生産の都市マウロポリを攻撃しているとは思えない。グロズヌイを彷彿とさせる空爆で廃墟を狙っているように見える。道路を遮断し市民を残したまま、学校でも病院でもショッピングモールでもお構いなしに、破壊つくしにかかっている。グロズヌイやシリアのアレッポのようにマウロポリを破壊つくそうとしているかに見える。
何でこんなことをするのか。佐藤優の言うように、侵略がロシア人の特性かもしれない。真っ黒になった建物うあ市街を見ると、何でこんなことをするのかやるせなく思う。
隣国であり類族の民族である地域や国家を侵略し、破壊するより違いや自主性を認め合えば、もっと平和に楽に何よりも国民が幸せで裕に暮らせる。ロシア人の特性はそうしたことに気が付かないのであるか。


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プーチンのウクライナ侵攻はゼレンスキーのせいだという方々に

2022-03-28 | プーチン

それでもプーチンのウクライナ侵略は正しくて、ゼレンスキーがネオナチだから仕方ないと言い張る人たちがいる。そしてロシアは連戦連勝しているとまで言い張る。
西側からのニュースはそれなりに自己主張のフィルターがあるのは承知の上である。ロシア側からの報道にはそれ以上のフィルターがかかっていることも承知している。
ウクライナの非戦闘員は国外に脱出して400万人にもなるが、ポーランドやルーマニアなどがほとんどであると報じられると途端に、ベラルーシやロシアに10万人、20万人と国連に報告するようになった。が、西側はこれを拉致と言い出す。出国者は身だしなみが整ってパスポートを取り上げて過分な接待を受けているのでどうかと思う。悲壮感もなくひしめき合ってもいない。
この侵略戦争は、ゼレンスキーがロシア系住民1万5千人を殺害したから、彼らを救出する目的を掲げているが、具体的なロシア協力者も救出者もどれほどかもわかっていない。

プーチンは、「日本は誰が原発を落したか教えていない。」とアメリカに従属する日本を批判している。我々はアメリカが落としたことは教えられているが、終戦直後はともかくとして現在の日本人はアメリカに遺恨を持ってはいない。それは日本の平和憲法の存在と経済復興にあると思われる。
プーチンは、やられたらやり返す思想を堅持しているのである。基本が先制攻撃というのも危うい。それこそが反平和の思想に他ならないのである。もしくは武力制圧である。
”相手が悪い、自分は正しい”論法であるが、相手も同じであることを気がついていない。結局は戦争をする理由を双方が模索しているに過ぎない。それに火を点け煽るのが、更なる殺戮、とりわけ核兵器である。核兵器の場合は存在をチラつかせるだけで、相手を被害者同様の場所に追いやることができる。
プーチンは日本がアメリカを恨まなかったり報復しなかったことが理解できない。
プーチンにとって武力制圧こそが、平和への道なのである。その典型が独立を望むチェチェンへの弾圧である。
停戦協議は戦況が大きく左右するため、更にドンパチ打ち合って有利にしようとする。停戦協議は戦況を拡大する。歓迎しなければならない動きであるが矛盾も内包している。
ロシアがどれほどの理由を掲げようが、国境を越えて軍隊を進めてはならない。非戦闘員、無防備な市民を殺害してはならない。ましてや病院やマーケットを攻撃することに何の正当性もない。
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この戦争は過去しか語れないプーチンの大ロシア帝国への妄想である

2022-03-26 | 石破茂

プーチンのウクライナ侵略を、真珠湾攻撃に重ねせ理解しようとする知ったかぶりの評論家たち大勢がいる。プーチンは追い込まれてやむなくウクライナに侵攻した。アメリカに追い込まれ、やむなく負けるとわかっていたが、真珠湾攻撃に踏み込んだ日本と同じというのである。
要するにこの手の評論家あるいは学者もどきの人物は、戦争をするための理由を探しているに過ぎない。そして日本の仕掛けた戦争の正当性を探しているに過ぎない。プーチンのやったことは正しい、それは日本のやった戦争も正しかったという論法を導くものでしかない。
「私は8年前からずっと待っていたが何も変わらなかった」とプーチンは述べている。クリミアはなんなく手中にしたが、大統領選にみられるように裏工作を、まるで自国の選挙のようにまるでKGBの工作員のように、命をも奪いかねない陰湿な工作をやっている。
国連憲章2条4項に。『すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない。』とある。
日本国憲法9条とほぼ変わらないが、国連憲章多くの所で平和的手段によって交渉するように記載されている。プーチンはそれをやらなかった。人目を憚っての陰の仕掛けしかできないからに他ならない。手っ取り早く権力を得るためには、公然とした論争もやることがない。
民主主義は面倒である。プーチンの手法はすべて否定する。何が民主主義かは論議の絶えないところではあるが、少なくとも情報の公開と透明化であることに異論はない。
プーチンはそんなことに全く興味がない。政敵は全て反国家罪で拘束するか、殺害する。中国にもそうした共通点があるが、彼らは独裁者を好むのは旧体制に慣らされているためか。
プーチンが興味があるのは、大ロシア帝国の復活かソビエト連邦の復活である。ウクライナ侵略に特段高尚な理屈があるわけではない。この前世紀的いや前々世紀的発想は、過去しか語ることのない歴史好きのプーチンの限界である。未来は平和しか語る資格がない。この戦争を終わらせるのはプーチンしかいない。プーチンによるプーチンの戦争だからである。



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今最も恐ろしいのは追い詰められたプーチンの暴発である

2022-03-25 | プーチン

ロシアは思ったように戦果を挙げられないどころか、士気の上がらない兵士たちが、その全く逆のウクライナ兵たちが健闘どころか戦況を好転させている。将軍クラスが5人も狙撃され、またある将軍は生まれ育った土地への攻撃に苛立っている。広大な土地に三方から50万人軍勢を分散させていることで情報が共有できていないようだし、逆にウクライナ側はアメリカから的確な情報を得ている。
よく戦争はスポーツに例えられるが、スポーツと全く異なるのが、敗退を前提にした戦闘をやらないし、敗北を念頭に戦争を展開しないことである。特に独裁者は引き際を知らない。
日本は太平洋戦争で開戦から半年後の、1941年6月のミッドウェイ海戦で敗戦が決まっている。ここでギブアップしなければならなかったが、軍部は誰も引き際を知らない。。
今最も懸念されるのがこうした状況下、敗北したロシアをプーチンが認めないか、暴発することである。稀代の独裁者のプーチンは戦況が不利になると化学兵器を用いたり、更には核兵器を用いることも考えられる。
上図はアメリカの1950年代の原爆実験見学ツアーであるが、アメリカはきのこ雲を面白がって国民に見せた。放射能なんて一月もすればなくなるという学者の無知が背景にある。
現在のプーチンと彼を囲むロシア首脳は、核兵器の恐ろしさに全く無関心である。でなければプーチンは核兵器をチラつかせるような発言をするわけがない。追いつめられ居場所を失くしたプーチンは、暴発しかねない。当時のアメリカ人が核兵器に無理解であったように、核兵器なんてデッカイ爆弾くらいにしか考えていないと思われる。
毒ガスも同じである。皮肉にもスターリンが50年前に作らせた地下壕に、一般国民が逃げ込んでいる。時には兵士もいるかもしれない。多くの毒ガスは空気より重いので地下壕に避難する人間を殺戮するに、極めて好都合な武器である。プーチンは毒ガスを便利な武器としか考えていないのであろう。街を閉鎖して大量に播くことをやりかねない。
プーチンを追い詰める前に逃げ道を作ると良い。逃亡先を作ってやったり、120億円のプーチン宮殿は撤収しませんとか嘘でもいいから敗北を認めやすくしてやると良い
プーチンはゼレンスキー大統領は国外逃亡したとか、核兵器開発をやっているとか、今は生物化学兵器を開発していたとか言いふらしているが、何一つ証拠が出てこない。ブッシュはイラクに攻め入ったのは大量破壊兵器を開発しているとか、スカッドミサイルを持っているとか上げた理由はなに一つ確認されなかった。虚偽の理由が更に撤退を遅らせることになる。ブッシュもプーチンも変わりない。
大国の論理は無謀で身勝手である。
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プーチンを戦争犯罪人と名指ししたことをアメリカは忘れるな

2022-03-24 | 戦争


アメリカ政府は昨日(23日)ブリンケン国務長官がロシアがウクライナで戦争犯罪を犯したと公式に宣言した。ブリンケンは「我々の評価は公表された、また情報機関のソースからの入手可能な情報の精査に基づいている」と述べた。まぁーこれはこれでいいだろう。ご立派な発言である。
しかし、アメリカがそんな事言える立場か、これまで戦争犯罪に抵触するようなことなど、全くやってこなかったとでも思っているのか。
第二次世界大戦終了後の世界で、紛争は絶え間まなく起きている。その国際紛争のすべてにアメリカは関与している。
特に中南部アメリカ諸国の政権のすべてがアメリカによって、時には札束で、時には暴力的に介入し、ある時は国家元首をアメリカにしょっ引いて州法で裁いたりとやりたい放題である。ベトナムのソンミ村は非武装の人達を、近代兵器のアメリカ兵が村を焼き尽くしほぼ全員を虐殺している。
アフガニスタンとイラクへのアメリカの侵攻は9.11の報復であり、ブッシュの報復を望む国民向けの国内対策ともいえる。特にイラクのファルージャでは、米兵が殺害されて黒焼きの宙づりしたことへの報復で、非戦闘員が大量に虐殺されている。
プーチンはチェチェンの半数を国外追放と殺害したと言われている。首都グロズヌイは壊滅状態の廃墟になった。追われた独立派は中東で過激な戦闘員となった。シリアでは国民の大半が出国する悲惨な戦いはすべてが、戦争犯罪といえる。生物化学兵器もロシアはチェチェン兵がいるという理由で使用している。
日本だって旧満州の平頂山の村民を全員夜中に呼び出し、無差別に村民を殺害している。ここはまだ生存者がいる時代に訪れ、直接話を聞いたことがある。南京大虐殺はこの数倍の規模の虐殺が数十カ所で行われた。殺害人数に疑義は残るが、戦争犯罪は軍事大国が繰り返し行っている。松井石根はちゃんと死刑になっている。
その中国も新疆ウイグル自治区でチベット自治区で、いかほどの殺戮を行っているか詳細は不明であるが、非人道的殺人や収監が行われている。
アメリカ政府はこれまで、ウクライナの国民への攻撃を戦争犯罪と公式に認めていなかったので、お前が言うか論法はここでは伏せて、言ったことを忘れるなと言いたい。
バイデンは記者の質問に、プーチンは「戦争犯罪人だと考える」と発言している。現実にはブッシュの方がより重い戦争犯罪人だと思われるが、犯罪人と断じた以上は何らかの法律で罰せられるべきである。
アメリカは大統領が戦争犯罪人と、プーチンを名指ししたことを忘れず、そのことを肝に銘じておけ
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ゼレンスキーの日本を意識した演説はそれなりの効果があるというものである

2022-03-23 | プーチン

外国の元首が事前の打ち合わせなく、国会議員に向かって生で演説すること疑義がなくはなかった。紛争の一方の当事者に喋らすのは間違っているという、言い出しっぺの鳥越氏の言い分には原則以外に異論はないが、紛争国として対等な関係にあるわけではなく、戦闘はウクライナの地だけで起きているし、民間の死者もウクライナ側に起きている。何よりもロシアは侵略者である。それ以外の表現は出来ない。しかし、この演説が前例にならないとは願う。
何より、ゼレンスキー大統領の演説内容であるが、日本という遠隔地と軍事的協力がないことを十分理解した、流石メディアを意識した温厚なものに仕上げている。
感謝の意とロシアへの更なる経済制裁を何度も重ねる内容であった。終戦後の支援と援助を願っている12分のものであった。これくらいならいいだろう。
驚いたのはNHK以外の民法も一斉に生放送していたことである。ゼレンスキーの熱意に比べて、相も変わらず日本の衆参議長の司会は、古色蒼然としたもので見るに堪えられないものであった。
まるで数世紀前の大名や領主の、武力による領土の拡大陣取り合戦と何ら変わらない、プーチンの前近代的な武力による制圧行動は超巨大国家の元首にはふさわしくはない。従って、プーチンは手段を択ばない危うさが見える。
ゼレンスキーの国会議員に向けた演説は、多くの日本国民に戦争への道が現代も存在することを見せつけてくれたであろう点で、評価されるものと思われる。
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停戦協議など戦況が決める

2022-03-22 | プーチン
ウクライナの限りない平原はドニエプル川の氾濫原で、肥沃な大地はチェルノゼムと呼ばれる黒土を形成し、小麦の栽培に最適の土壌である。歴史的にこうした肥沃な地帯、食料生産に不自由の少ない地域は争う必要があまりなく、その逆の軍事に長けた地域から間断なく侵略されることが多い。
ウクライナ地区のドニエプル川はこの地を平たんにし、天然の要塞となる遮るものさえほとんどなく戦闘には極めて不利であったことが、更に不利にしている。
ウクライナは青空の下の小麦畑を国旗にしている。穏やかな青と黄色であっても反対色であるから目立つ。
ウクライナはソビエト連邦内にあっても、ベラルーシー(白ロシア)とともに国際連盟に加入していたほどで、自立心は高い地域である。ベラルーシーも対立候補を次々と拘束して27年も政権を担っている、独裁者の大統領への抗議は絶え間ない。ウクライナはロシアにもドイツにも攻め込まれた傷をもっている。
ロシアは将軍クラスの現場指揮官が5人も戦死している。ロシア兵の死者は7千人とも1万人ともいわれている。相変わらずロシアは連戦連勝の進軍をしていると主張する、日本の評論家たちもいるが、どう見てもロシア軍は不利な戦闘を行っている。
チェチェンから恐怖のカデイロフが加わったり、ウクライナが使うぞと生物兵器の使用をプレアナウンスしている。キエフの最大のショッピンググモールの爆破も恐怖の拡散を狙ったものであろう。
日本には平和条約締結の交渉をしないと通告してきた。相変わらず日本のメディアは北方領土の中断と報道しているが正しくはない。北方領土問題はすでに終決しているから、通告などしていない。平和条約の交渉を止めるのというのである。当然だろう。
プーチンは8年間待ったが、ウクライナは何もしなかったというのである。8年前にはプーチンがお気に入りのヤヌコービッチが大統領の座を追われている。これ以降の大統領選では、どの候補者もNATO加入を訴え争点にもなっていない。プーチンの圧力がNATOに向かわせた事さえ理解できていない。
大統領をヤヌコービッチにすげ変えるとウクライナが平定できると、独裁者のプーチンは信じているのか。
プーチンに言い分があるとしても、人を殺すことはないだろう、病院を砲撃することはないだろう、原発を占拠する必要は何処にある、東部の独立を認めたとしても全土を空爆することはないだろう、同じ民族の同胞なら尚更である。
ロシアに撤退理由が見つかるまで、停戦協議は真面目に行われることはない。そのために躍起になって何を使ってくるかという恐ろしさはある。
プーチンに勝利はない。

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鳥越俊太郎の狭量さと非現実が残念でならない

2022-03-21 | マスコミ
世間知らずの鳥越俊太郎がまたポカをした。鳥越のこれまでの言論には深く共鳴するものであるが、どうも原則主義者の行きつくところといった感がある。
ウクライナのゼレンスキー大統領が23日に日本の国会でオンライン演説を行う予定であることを知り、ジャーナリストの鳥越俊太郎自身のツイッター更新し、激しく反対の意向を示した。
「私はゼレンスキーに国会演説のチャンスを与えるのには反対する!どんなに美しい言葉を使っても所詮紛争の一方当事者だ。」というのである。
原則論もここまでくれば、『健康のためには命さえ惜しまない』のと同じである。
確かにロシアとウクライナは戦火を交えている。しかし紛争はウクライナ国内でしか起きていない。しかも協力国家はあっても、ロシアだけが侵略しているのである。
プーチン大統領は公然とその理由を述べている。たとえ事実としても、人を殺すことはないだろう、病院を砲撃することはないだろう、原発を占拠する必要は何処にある、東部の独立を認めたとしても全土を空爆することはないだろう、同じ民族の同胞なら尚更である。
プーチンが国連憲章が禁じる武力による威嚇、解決の手段前に外交的努力をしたのか、その努力があったのか、その破たんの結果としてかくも巨大な、”特別軍事行動”が突如行われなかればならなかったのか。そもそも、ロシア側には情報開示がほとんどない。
ウクライナ国土だけの紛争を、「紛争の一方の当事者だけ」と断じる鳥越は結局ロシアのウクライナ侵略を擁護することになる。鳥越氏の主張が残念でならない。
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それでもプーチンを擁護する人たちがいる

2022-03-20 | プーチン

ウクライナ全土に及ぶ攻撃をしても、それでもロシアの侵略、殺戮を正当化する人たちがいる。報道はほぼ一方的にプーチンの悪行を非難している。世界の何処もロシア軍を歓迎するウクライナ国民を見つけることができない。
ソ連崩壊直後の1994年のブタペスト覚書を声高に出だすところもないし、ミンクス合意だってロシアを擁護していない。
日本にもプーチン支持者が多くいるしネットでも、お前ら知らないの発言も多くある。本ブログにもそうした書き込みがある。国外に避難した人数があり得ない人数だとかいうのもそうである。こうした場合、被害者側の示す数字を優先するのはあって然るべきである。ポーランドやルーマニアのロシア人が、プーチン反対のデモをする。上の画像はスイスであるが、世界中ロシア支持のデモなど起きていない。ロシアでさえ尚更である。
2年前に結婚してロシアに住む友人から不安のメールが来るが、一昨日からそれも遮断されたようである。年金をロシアで受けているが、それもできないでいるし。ロシアが一体何をしているか、事実確認が国内の情報ではできないというのである。
ロシアに言い分があるとしても、人を殺すことはないだろう、病院を砲撃することはないだろう、原発を占拠する必要は何処にある、東部の独立を認めたとしても全土を空爆することはないだろう、同じ民族の同胞なら尚更である。
プーチンの主張は破たんしている。

昨日の報道特集で、金平キャスターが西側報道では初めての、ベラルーシのルカシェンコ大統領へのインタビューが放映された。ロシアのウクライナへの侵略戦争に参戦はしない、プーチンは受け入れ可能な申し入れをしているから、ゼレンスキーが署名すればその日の夕方には戦争は終わると言ったりと、重要なことを引き出している。
2年前にどう見ても負けそうな大統領選に、プーチンさえ羨む80%の支持で当選し27年の独裁政権を維持している。対立候補を逮捕したが代わって立候補した奥さんのチハヤスカヤさんは、身の危険を感じリトアニアに亡命中である。彼女の言葉、「自由と民主主義が独裁者によって奪われた」は正しい。彼女のルカシェンコが大統領になったから、ウクライナ侵略を決断したのでないかという言葉も重い。
身勝手な言い分を並べるルカシェンコであるが一つ正しいことを言った。「ソ連の崩壊が間違っていた。ソ連が崩壊したことで、アメリカ一極となって世界のバランスが崩れた」というのである。アフガンもイラクも今日のウクライナ以上の殺戮が展開された事実は、ルカシェンコの言う通りである。だからといってロシアの侵略は擁護されるとはならないのである。

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ウクライナはプロパガンダでロシアを圧倒している、プーチンに勝利の道はない

2022-03-19 | プーチン

ウクライナには世界各国から義勇兵が2万人集まってきているといわれている。どういう形かは良く判らないし、各国や個人の思いも異なっている。日本人も数名参加しているとのことである。上の画像はCNNが報道する日本人の志願兵士である。
この男性男性は、「家族は私の決断を認めなかった。しかし最終的には、『正義感を失わないで、正しいと思うことをやって生きて帰ってきなさい』と言ってくれた」と、語っている。 
今回のロシアのウクライナ侵略は、パフォーマンスの世界にいたゼレンスキーが圧倒的である。プーチンが内向きで講釈を重ねる中の圧倒的な軍事力で侵略を開始した。
「ウクライナの非ナチ化、非軍事化」は世界に伝わらないが、「非戦闘員や病院のミサイル攻撃」の非人道行為は、世界に十分すぎるほど伝わっている。その多くは事実に基づいているからだけではなく、弱者の武器としてプロパガンダの活用は、多少の誇張があって許させるであろう。
翻って、ロシアはプーチンの言い分であれば、歓迎されているはずであるが、全くその映像は見られない。戦場にいるはずの非戦闘員がロシアに逃げでるはずであるが、全く伝わってこない。西側の意向もあるだろうが、ロシアが下手なのかそうした事実がないかのどちらかである。
もうすでに三週間過ぎていること、戦況がロシアにとって必ずしも思ったように進んでいないことを考えれば、そうした事実がないとみるのが正しいというものである。親ロシア報道では100万人の難民がいるとか、病院空爆はウクライナの自作自演であるという文章もなくはない。しかしながら、どう見てもそうした報道は不自然である。
どんなことがあったとしても、国家が何らかの名目を付けて、他国の領土に侵略し、他国の国民をしかも非戦闘員を殺害することは許されるべきではない。
プーチンはチェチェンの独立を押さえ、クリミアを併合した成功体験が、専制国家の独裁者としてうぬぼらせたのであろう。支援国家のはずだった中国でさえ尻込みしている。
ゼレンスキーが世界各国の議会で演説をするまでになって、プーチンは非暴力の分野で敗北していることに気が付なければならない。プーチンに勝利の道はない。
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決して勝利がないプーチンの戦争はどこまで行くのだろう

2022-03-17 | プーチン

ロシアのウクライナ侵略を正当化する人たちがいる。
『プーチンが初日から強調していたのは、今回の作戦はネオナチの武装解除目的のみの攻撃であり民間人に対しての攻撃は禁止、ショイグ国防相は敵捕虜に対しても「敬意」を持って接するようにと訓示しています。』というロシア擁護を繰り返したところで、殺戮の正当化にはならないし、明らかにロシアは常軌を逸脱している。
プーチンに掲げる侵略理由があるとしても、明らかにその理由を越えてしまっている。そのプーチンが掲げる侵略理由を支持する人たちもいる。その理由を圧倒的武力で威圧し、他国に堂々と侵攻し、「中立になれ、武器を捨てよ」とは、まるで中世の戦のようである。盗人猛々しいというものである。
宣戦布告のない侵略を、”特別軍事作戦”と呼び一週間もしないで、コメディアンの大統領は政権を投げ出すだろう。追放されたヤヌコービッチがベラルーシュに待たせている。電撃的に終わるとよんでいたのであろう。
これは東部のいくつかの市長を拘束し親ロシアの人物を代わって据え置くが、こうしたことで大統領をすげ変えようとしたのである。
自治体のトップがどうして選ばれるのかをプーチンは知らないのである。専制体制の大統領が任命することに何の疑問も持っていない。ウクライナを軍事的に支配しても、統制できることはないだろう。東部二州の独立を認めたことが、かえってウクライナの極右翼を勢いづかせることになっている。
ウクライナの被害者としての訴えは世界的に大成功しているのは、ロシアが思った戦果を挙げられていないのも大きい。そこでチェチェン紛争の立役者のカディロフ首長を投入し、シリアなどから兵士を雇用するという禁じ手をうつことで、かえって世界の反感をかうことになる。
アメリカやNATOを支援するわけではない。戦争そのものが殺人行為であり非人道行為であるから否定しているのである。アメリカが9.11の報復で貧国のアフガニスタン政府を倒し平定したり、イラクに侵略して政権を倒す時にも、無根拠の理由を掲げていたが、今のロシア以下の行為を重ねてきたのがアメリカである。
圧倒的軍事力を持つと大国は悪行を重ねる。中国はロシアが思った以上の、閾値を超えた侵略と殺戮にたじろいでいる。仲介の機会を伺っていただろう習近平も、内政問題にとどめ置きたい台湾問題の参考にもならない。距離を置くように見える。
ウクライナはIOJ(国際司法裁判所)に訴えたが、プーチンは忠告さえも無視することになる。プーチンに勝利の札は永久に降りない。
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プーチンに勝利の道などどこにもない

2022-03-16 | プーチン

 ウクライナ南東部の中核都市マリウポリ(下図参照)はほぼ廃墟になっている。現在はまさに地獄の状況であるとCNNの報道である。
ロシアがネオナチと名指しする、アゾフ連隊提供のドローンなどによる画像である。CNNは位置情報などで確認済みである。
街を包囲したロシア軍は無差別砲撃を繰り返している。マリウポリでは民間人約2500人が死亡し現在も約35万人が市内に閉じ込められたままで、残された人には電気も水も暖房もない状況である。
民間人退避のための安全回廊はいまだ正式開設に至っていない。マリウポリは3月1日から包囲された状態が続いている。極めて非人道的国家による殺人行為である。プーチンは特別軍事作戦などと言い張るのは、側近にウクライナなど三日で平定できると耳打ちされたに違いない。
これは日本が中国に攻め入った時にも日中戦争などとは言わず、”支那事変”と呼んだことに酷似する。”暴支膺懲”つまり暴れる支那(中国)をチョイと懲らしめてやると、近衛文麿が宣戦布告などもすることなく、膨大な中国に攻め入って、敗戦への道を開いた。
南京虐殺がこの直後行われるのであるが、今回も一般人が多く殺害される非人道的な侵略といえる。
プーチンは、前述のアゾフ連隊などによる殺戮が行われた自国民を救済するためと言い続けるが、21世紀のなって非戦闘員を圧倒的兵力で殺戮するに理由に掲げるのは単なる報復でしかない。報復は新たな報復を生むことになるが、プーチンは遥かに報復を越える殺戮を行っている。例え戦闘に勝ってもロシアはウクライナを平定できないし、ロシアは世界の経済経済制裁から数十年は脱却できない。
プーチンにはどこにも勝利の道はない。プーチンは世界中から恨みを背負うだけである。

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女性は逞しいが、タリバーンもプーチンも非情である

2022-03-15 | プーチン

国外から見れば、タリバンがアフガニスタンを放棄してから今日で7カ月になる。国内から見れば、タリバンが外国勢力を国外に追い出して7カ月ということになる。まるで独立が勝ち取られたようにも見えるが、実際は全く異なっている。
アフガニスタはンは不幸な国である。まるで計られるよう定期的に侵略される。恒常的に何かの形で餌食になっている。民主化を唱えるアメリカが中東では王国と親しい関係を持つ。特に石油大国サウジ・アラビアとは固い結びつきがある。
内容はともかくとして、一応は民主体制のイランとイラクには悪の枢軸と塀とする。理屈などアメリカにはない。
石油で大儲けしている金満国家サウジ・アラビアは無償で教育する。その教育こそが、徹底したイスラム主義でワッハーブ派と言われる、これこそがイスラム法(シャーリア)を厳格に守るイスラム原理主義の原点であるといえる。
オサマビン・ラディンはこうした教育を受けて育ち、有り余る金で22回も結婚し54人の子供をもうけ、イスラム原理主義を世界に広める目的で、アルカイーダを結成した。
最もターゲットになったのは石油の出ない貧国のイスラム国家、アフガニスタンである。ソ連の侵略に打ち勝ったタリバーンをビンラディンは支持しイスラム原理主義へと先鋭化してゆく。このタリバーンが政権を執っても、行政の現実にや国民の生活には無関心である。
欧米が去ったアフガニスタンは、タリバーンによる欧米協力者の粛清と女性への排斥それに穏健宗派への暴力が始まった。アフガニスタンの本来の穏健なイスラム教徒は殺害と排斥と暴力の渦中にある。特に女性への迫害は厳しく徹底的である。全員を被うブルカが外出には必須とされ、男性の随行も求められるなど、あらゆる場面で、非人道的な行為が原理主義の元に強要されている。
そんな下でも女性は逞しく、ツイッターを世界に発信している。ウクライナに対しても、ウクライナの女性たちお互いに団結しましょうと呼びかけている。
彼女たちに逞しさを感じるが、権力は非情である。
twitter.com/WwB_SAVE/status/1501896137732722693?s=20&t=g1CZxQaV2052odcXxL7eZA
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