そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

「こころ旅」と「ポツンと一軒家」に見る地方の過疎の深刻さに胸が締め付けられる

2020-12-30 | 格差社会

サイクリングが趣味で、火野正平の「にっぽん縦断 こころ旅」をほぼ欠かさず見ている。こんなに続くとは思っていなかったが、今月で10年になった。女癖の悪いかつての姿がなく、ほんわりとした人懐っこい火野正平のキャラクターが飽きさせない。
視聴者からの思い出の場所を尋ねるのであるが、廃校になった学校跡が少なくない。荒れた校庭など周辺に比して、校舎が朽ちながらも毅然としたたたずまいを見せていることが少なくない。少子化の傾向を把握せず対策すらしなかった行政の愚を見る気がする。
火野正平が通り抜ける市街地が淋しい。数十年前には相当な建築費がかかったろうと思われる、商店や住宅の閉ざされたシャッターや扉が悲しい限りである。荒れた農地もあれば、懸命に耕されている農地もあるがその多くは高齢者たちばかりである。それに何といっても、農村を走れば廃屋が目立つ。そして火野正平が道を尋ねると、そのほとんどが老人である。その映像を見ているだけで、へき地に住むものとしてはこの数十年の動きが、手に取るようにわかるというものである。

比較的新しい番組、「ポツンと一軒家」は周辺に何もない一軒家を、衛星写真で見つけて尋ねる番組である。このほとんどが山間地の農家で、高齢の夫婦がのんびり暮らしていることが多い。尋ねると数十年前までは何軒もあった集落で、亡くなったか山を下りた結果残った夫婦が多い。多くの場合食べものは自給している。訪問者に新鮮な野菜などを振舞っている。かつての農村には普通にみられた光景である。息子たちが帰って生まれ育った家屋敷農地を管理している場合もあるが、それも時間の問題で、廃村は目前に迫っている。
なかには戦後開拓農協の跡だったりした比較的新しい開拓農村もあるが、廃村となるのであるが、投下された国費は無意味であったのであろうかと思われる。
高度成長経済は2,3次産業で起きている。賃金格差は農村から人的資源を奪って都会へつぎ込んだ。日本が食料を放棄した結果である。食料生産に効率を要求し、大規模化と化学肥料や農薬に依存させ、畜産農家に多頭数化と大量の輸入穀物給与を強要させ、主食のコメさえ食料の安全保障の枠を取り払ってしまった。
農村が疲弊するのは当然のことである。多くの国民はこれらの番組を、懐古から支持するのであろうか、視聴率が高く見ている人が多いのは多少の救いになっている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もんじゅの香りがし始めた”リニアー新幹線”、中止以外に良作はない

2020-12-29 | 地方自治

リニアー新幹線の論理が単なる机上論であることが次第にバレてき始めている。その構図は原子力発電の構図とそっくり、もっと言うならば太平洋戦争の構造をそのまま受け継いでいるといって良い。太平洋戦争では、敗北すると大和魂が足らなかったとか、生きて虜囚の辱めを受けるなとか、散華の素晴らしさを称えたりと個人の精神論の分野に敗北の原因を求めさせた。官僚の無謬主義がその裏にある。
流石に戦後はそういうわけにもいかないと見えて、嘘がバレたり計画が行き詰ると隠す、廃棄する、改ざんするという手段に出てきた。その典型が安倍晋三である。
然しその根深さから言うと、”もんじゅ”の右に出るものはないだろう。すでに3兆円使ったが、事故を繰り返し全く先が見えない。プルサーマル計画に騙され、草野仁のように称え続けたが、東日本大震災による福島原発の後誰もが黙した。所詮机上論の域を出なかったのが、プルサーマル計画である。科学的に計画は正しい。間違いは現場ににあるとばかり計画の非、机上論は今でも排除されたままである。
これとそっくりなのが、、リニアー新幹線である。5.5兆円投入し2037年完成で、時速500キロ超で東京名古屋間を40分で結ぶ計画である。86%がトンネルで荷物は載せない、運転手なしの1000名定員、超電導はヘリュウムで冷やされマイナス269度で行われる。

欠点だらけの、リニアー新幹線はざっと次に様なものである。〇繋がらない。新幹線のようにネットワークの展開ができない。 〇採算が取れない。高コストに利便性がなく、少子化で利用者が伸びるない。(不思議なことに採算性がないことはJR東海も認めている) 〇新幹線の3.5倍の電力が必要である。ほぼ原発1基分となる。(一車両で) 〇運転手はいないが、人間しか乗車できない。 〇電磁波の(0.3~0.4マイクロステラ)安全性が確認されていない。 〇膨大なトンネルの残土の持って行き場がない。
決定的なのが、活断層の塊のような南アルプスのトンネル工事が、ほぼ不可能であることである。現在でも湧水は圧倒的で、清流に依存する山間部の集落の生活を破壊し始めている。僅か200人ほどの集落に、巨大なダンプカーなどが毎日数百台走る姿は尋常でない。
日本最大の活断層のフォッサマグナの山塊に穴をあけると、トンネルの掘削でさえ大変であるが、必ず事故は起きる。24キロのトンネルに逃げ場もなく、1000名の乗客は歩いて逃げなければならない。
環境への弊害が工事だけで訴訟が何件も起きている。静岡県知事を騙しの技法で怒らせたことで、工事の再開もままならない。詳細はリニア新幹線住民ネットワークを参照し、できればサポーターになった戴きたい。完成すればこれに走行による弊害が加わること間違いない。国鉄の分割民営化で膨大な黒字のをもつ、JR東海は金の捨て場に困った事業と思える、愚策である。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虚偽答弁の定義などと馬鹿話を持ち出す官房長官

2020-12-28 | 石破茂

加藤勝信官房長官は25日の記者会見で、安倍晋三前首相の国会答弁の誤りを、野党が虚偽答弁と批判していることに関し「何をもって虚偽答弁というかについては、必ずしも固定した定義が国会にあるとは承知していない。使われる文脈で判断するものだ」と述べた。
こんな言葉の遊びを引き出してまで、なぜ安倍晋三をかばうのか?
定義されていないから、事実と異なる答弁を繰り返しても良いはずがない。虚偽答弁の定義など必要ない。必要なのは国民から信頼されることである。定義云々(うんぬんです、デンデンではありません)を引き出して、言葉遊びで翻弄するのは隠さねばならない事実があるからに他ならない。
政治家は言葉であるとはよく使われるが、定義を求めているわけではない。それでも加藤の発言の目的は明快である。安倍晋三の擁護であることは、誰の目にも明らかにも拘らず言葉で翻弄し、惑わそうとするのである。「文脈」などという違和感を抱かせる言葉が象徴的である。
最高の国権の場で118回も、事実と反する答弁をしたことを論じられては困ることがあるのだ。ならばその文脈とやらを検討してみようではないか。政府の公的行事を私的な催しに、恣意的に周辺に人材を募り(募集したのではなく)飲み食いさせた。自分の選挙民に利益誘導した。だからうそを付いたのである。秘書がやったというのも嘘である。ポケットマネーを使ったことを見ても明らかであるが、安倍晋三が直接指示したというのが最も解り易い「文脈」が浮かび上がってくる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「日本国憲法は最高の芸術作品である」と言っていた、なかにし礼

2020-12-27 | 平和憲法
作詞家で小説家でもあった、なかにし礼が亡くなった。一度掲載した詩を再度掲載します。少し長いけど目を通していただきたい。平和の中に生きる若者へのメッセージである。
満州から命からがら帰国した、なかにしは国家の理不尽を身をもって体感している。石原裕次郎に見いだされた経緯はあるが、石原軍団とは一線画している。

泣きながら抵抗を始めよう

2014年7月1日火曜日
集団的自衛権が閣議決定された
この日 日本の誇るべき
たったひとつの宝物
平和憲法は粉砕された
つまり君たち若者もまた
圧殺されたのである
こんな憲法違反にたいして
最高裁はなんの文句も言わない
かくして君たちの日本は
その長い歴史の中の
どんな時代よりも禍々しい
暗黒時代へともどっていく
そしてまたあの
醜悪と愚劣 残酷と恐怖の
戦争が始まるだろう
ああ、若き友たちよ!
巨大な歯車がひとたびぐらっと
回りはじめたら最後
君もその中に巻き込まれる
いやがおうでも巻き込まれる
国のため?大義のため?
そんなもののために
君は銃で人を狙えるのか
君は銃剣で人を刺せるのか
君は人々の上に爆弾を落とせるのか
若き友たちよ!
君は戦場に行ってはならない
なぜなら君は戦争に向いてないから
世界史上類例のない
69年間も平和がつづいた
理想の国に生まれたんだもの
平和しか知らないんだ
平和の申し子なんだ
平和こそが君の故郷であり
生活であり存在理由なんだ
平和ぼけ? なんとでも言わしておけ
戦争なんか真っ平ごめんだ
人殺しどころか喧嘩もしたくない
たとえ国家といえども
俺の人生にかまわないでくれ
俺は臆病なんだ
俺は弱虫なんだ
卑怯者? そうかもしれない
しかし俺は平和が好きなんだ
それのどこが悪い?
弱くあることも
勇気のいることなんだぜ
そう言って胸をはれば
なにか清々しい風が吹くじゃないか
怖れるものはなにもない
愛する平和の申し子たちよ
この世に生まれた時
君は命の歓喜の産声をあげた
君の命よりも大切なものはない
生き抜かなければならない
死んではならない
が 殺してもいけない
だから今こそ!
もっともか弱きものとして
産声をあげる赤児のように
泣きながら抵抗を始めよう
泣きながら抵抗をしつづけるのだ
泣くことを一生やめてはならない
平和のために!

なかにし礼
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

辻元と田村の女性の質問は秀逸で、安倍晋三は答えることもできない

2020-12-25 | 安倍晋三

石破茂は今日(25日)、安倍晋三の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会の費用を補填していた問題で、「嘘答弁を繰り返して費やした時間は何だったのか。社会保障や財政、新型コロナウイルスを議論した方が国家、国民のためだったという残念な思いだ」と述べた。自民党が健全な政党ならば、こうした意見がぞろぞろ出てくるべきである。

安倍晋三は昨日の時間制限の出来レースの記者会見通り、本日の衆参議院運営会で追い詰められたが、責任を感じている年ながらも辞職しないという姿勢を変えることがなかった。そもそも追い詰められているということが全く解っていない。
自民党と公明党と維新の会は、安倍晋三様を持ち上げる事しかしなかった。これに追随したのが国民民主党である。これ等の党に質問時間を与えることが間違っている。
辻元清美の質問は、安倍の弱点を見抜いた中で展開された。帳簿など見たことがないであろう安倍は質問の意味も解っていない。辻元が検察の指摘で収支報告書をに細かい数字が出てきたのであるから、その根拠を求めた。もごもご時間潰しの言葉を言っていたようであるが、参加者の負担と安倍事務所の、破棄したと言っていた負担額を示す領収書があるはずだから示せ。ないというならこの検察に示した金額の根拠を示せと迫ったが、その意味を安倍は理解できなかった。
業を煮やした辻元は、この根拠となった帳簿、裏帳簿というのがあるはずと言った、がその言葉に強く反応した安倍はそんなのないと言って逃げた。
時間制限の中、田村智子の「不足分のお金は結局あなたのポケットマネーから出ているのか」と問いただし、安倍晋三は「後援会が支出するのが正しい」と述べ、安倍氏の私的な費用を払っている事務所の共有資金に、後援会から資金を戻すと言った。田村は「これは地元有権者への利益供与である。総理の地位を使って桜を見る会の参加を募り、格安の宴会でおもてなしをした。こちらの方の事実も明らかにしなければならない」と強調した。

委員会後に「知りうる限りのことは全てお話をさせていただいたと思います。説明責任を果たすことができ」と安倍晋三は述べている。こんないい加減な答弁を政界復帰のセレモニーにしたのである。何も謝罪していない。
それにしても自民党は汚い。この後ガースーが記者会見して安倍の虚言問題はすっ飛んだし、そもそも民法のニュース番組の多くが年内やらない時期を狙った、安倍の記者会見である。汚い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

責任を痛切しているが責任を取らない安倍晋三

2020-12-24 | 安倍晋三

安倍晋三が桜を見る会の前夜祭の、参加者への補填をやってきたことで、第一秘書が略式起訴されたことで記者会見をした。NHKをはじめとする幾つかの放送局がLIVE報道した。異常である。
特にNHKでは安倍親衛隊の岩田明子が、相も変わらず持ち上げてこれで終わりと、まるで政権与党の代弁をしている。国民に向けて謝罪したと解説していたが、公的な場所の虚言発言を、私的な記者会見で十分だという評価を平然とする。
安倍晋三は、「会計責任者である私の公設第一秘書が、政治資金収支報告書不記載の事実により略式起訴され、罰金を命ぜられたとの報告を受けた。こうした会計処理については、私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感している。深く深く反省するとともに、国民の皆さまにおわび申し上げます」と述べた。
かなりおかしい発言である。第一秘書は素人ではないだろう。特に政治資金の扱いについては長けたものがあるはずである。その秘書が恣意的に行った参加費用の補填である。その意図を解明しなければならない。安倍が関与した証拠がないというのである。
また安倍は、「私が知らないところでやられていたことで、道義的責任を感じる」というが、政治的責任は感じていないというのである。職務を全うすることで、責任を果たしてゆきたいと、全く責任を感じてい発言に終わった。。
そもそも安倍が不起訴のになることがおかしい案件である。安倍が関与していないと証明されたわけではなく、関与したことが証明されなかっただけである。総理であったこと、5年間もやっていたことは極めて悪質である。にも拘わず責任を取らない政治家はどういう存在であろうか?
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

密室で同僚が安倍晋三を事情聴取して年内に無罪放免となる

2020-12-23 | 安倍晋三

安倍晋三の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を、安倍側が補塡していたことが明らかになった。いまさら何を言うという気がするが、東京地検特捜部は政治資金規正法違反(不記載)容疑などで告発された安倍晋三本人から任意で事情聴取した。安倍は自らの関与を否定したらしいが、特捜部は公設秘書を立件対象とし、安倍晋三は不訴処分とするとしているようである。
ただの政治資金規正法違反だけでなく虚偽答弁わ重ねたのである。国権の最高機関で、最高権力者が野党から強く責められても、その答弁は信用できないといわれ、「私の言葉が信用できないのであれば、この予算委員会は成立しない」と言ってのけた。これについて安倍晋三は、118回も虚偽答弁をしていたことになるが、その言葉通り国会が成立していないことになる。
国会の権威を傷つけたとか、失墜させたというレベルではない。国会の存在を自分の権力の下に見ているのである。この坊ちゃまの人生を通じてずっとそうであったようにである。
野党の質問も相も変わらず、軟弱である。菅義偉首相に、「あんただって虚偽答弁した」といわれ「私は総理を信じていたので虚偽でない」とこらえさせている。たった5000円で宴会をしているのがおかしいと、常識人なら気が付くはずである。そんな程度の事さえ気が付かずに、野党の再三の疑問があっても晋三を密室で同僚が聞き取って、シャンシャンと終わらせたいようである。総選挙からなるべく遠ざけたい小汚い意図が見て取れる。追及の甘い野党が振り切られるであろう。
国会議員性善説があるようだ。国会議員はいくら嘘ついてもお咎めがない。安倍晋三のような低レベルの人間が国会議員になるとは、”いにしえ”の人は考えなかったようだ。ましてやこんな嘘つきが総理になるとは、驚天動地である。国会議員はいくら虚偽を連発し重ねても、何の罪にも問われることがない。つまり嘘言って窮地を乗り越えたが勝ちである。「妻や私が関係していれば、総理はもちろん国会議員も辞める」と大嘘をついて今だ辞めていない。
ついでに、難病の大腸性潰瘍はどうなった。薬が効いたと言ってはいたが。辞任直後から素晴らしい血色をしていたし、翌日からステーキ食を毎夜食べ歩いていた。安倍晋三の病状を説明した医師はいない。カルテの開示もない。安倍本人の病状説明しかない。明らかな詐病演出といえる。
桜を見る会前夜祭の最高責任者は、不起訴でお咎めなし、無罪放免である。秘書が秘書がで乗り切る自民党の、クラッシクなお家芸をまたもや披露して終わりか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農水行政を担う汚い奴ら

2020-12-22 | アニマルウエルフェアー

吉川貴盛元農水大臣が議員辞職を提出した。アキタフーズから500万円頂いたことが報道されると、即刻入院した。そして、今回の辞職である。国会議員の風上にも置けない。それ以前に社会人としてあってはならない汚い行為である。ましてや行政の頂点に立つ人物が、犯した犯罪の重さ反社会性もさることながら、何の説明もなしで入院してしまった。ペースメーカー埋め込み手術をするようであるが、まったく理由にもならない。
安倍晋三同様に詐病すら疑われる程度の病気である。入院前に説明できる程度であるし、手術前にだって可能である。書面でもいいだろうが、この元農水大臣の犯罪者は黙したままである。
もっと汚い人物がいる。西川公也である。そもそも、栃木県職員時代に収賄で逮捕歴があるが、労働農民運動を社会党の中で行っていたが、信用がなく自民公明の推薦で、県議を経て国会議員になる。その後も数々の不祥事や事件を重ねて、TPP断固反対の急先鋒が、安倍晋三に農水大臣の指名を受けると、急転直下TPP賛成に回る。選挙にも出れないこんな人物がよもやと思っていたが、内閣府に参与としていたとは知らなかった。この男が、吉川の一件が明らかになるとこれを辞任した。西川もアキタフーズから金を受け取っていたようである。不祥事を重ねた男の逃げ足は速い。
それにしても、吉川の一件は河井夫妻の選挙違反がなければ闇に葬られたままであった。偶然の捜査過程で見つかったに過ぎない。他にも、外の省庁にもこの類のバレていない贈収賄は無数にあると思われる。

こんな汚い政治家が日本の農水行政をやっていたのかと思うと、腹立たしいばかりである。吉川がアキタフーズに、アニマルウェルフェア(AW)に配慮した飼い方の導入に慎重になるようにとお願いした時期は、私たちがアニマルウェルフェア畜産協会を立ち上げた時期に一致する。日本が世界の潮流に反して、AWに遅々とした歩みであるのは、アキタフーズが農水省に金をばら撒いたためであろう。
劣悪な環境で飼育される家畜は、収支があえばいいとする巨大な畜産経営を推進する気にに堕したままである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

異論封じのガースー政権

2020-12-21 | 石破茂

幼いころ何でも興味を持つ私に、丁寧に説明をしてくれる親切な高校の先生が近所にいました。その方にある日警察が土足で住宅に入って、うちの中をめちゃめちゃにして、先生をしょっ引いていきました。その先生は共産党員だったのですが、幼い私はただただ恐ろしかった記憶が鮮明に残っています。これがレッド・パージだと知ったのはもっと時間が経って、高校辺りで歴史を学んでからである。
今日のBS-TBSの”報道19830”は、近代史研究家の保坂正康先生の独壇場であった。近現代史、明治維新からの歴史に詳しい我が国の第一人者である。土曜同局の昼、関口宏のもう一度近代史も欠かさず見ている。
保坂さんの指摘は、レッド・パージはマッカーサーの支持を受けて吉田茂がしたことである。戦後の戦争協力者の公職追放も、GHQの支持で20万人もの主に公務員を公職追放した。いずれも強力な権力の下、政権が行ったものである。
ところが今回の、日本学術会議の6名の任命拒否は、権力者が直接行ったという一点で異常である。学問の自由以前の問題である。6名の人権や名誉を平然と傷つけた。
権力は反対勢力を追放する。今回はその理由があまりにも拙劣である。理由の体をなしていないし、内容は解答拒否であって、行き詰ると「人事に係わることなので“お答えを差し替える”」というのである。
結局イエスマンだけを侍らせ、進言する人物がいなくなったのである。進言した杉田和博という元警察官僚の内容も見ずに、菅はめくら判を押しただけである。こんな大きな問題になるとは、菅は考えていなかったのが実情である。
警察官僚らしい、ファシズム行為といえる。良い悪いという内容は別にして、安倍晋三には側近がそれなりの数いたが、菅義偉にはほとんどいない。杉田の学術会議の一件も、8名での忘年会会食の一件も誰も耳打ちするものがいない。保坂氏は、安倍体制より良くなると思ったが、残念でならないと述べていた。
それでいて異論封じは徹底的である。引くところがない。後付け理由が醜く、私たちに未来を与えてくれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コザ騒動から50年、何も変わっちゃいない

2020-12-20 | 沖縄問題

今日12月20日は沖縄の、いわゆるコザ騒動から50年経つ。珍しく今年は同じ日曜日である。1965年の当時はベトナム戦争の真っ盛り、沖縄返還の2年前である。ベトナム戦争はアメリカの戦況が不利になり、沖縄は戦場の最前線に送られる緊張した兵士や、激戦の前線から帰還した兵士の休息する場所であった。兵士にとって休息の場であっても、沖縄県民から見ると彼らが羽目を外す場でもあったといえる。
アメリカ占領下ではアメリカ軍人や軍属が犯した犯罪の、捜査権も逮捕権権も裁判権も日本にはなく、アメリカ軍人や家族などが犯した犯罪は、多くは証拠不十分として殺人などの重罪であっても無罪放免、アメリカ本土転属となり被害者保障すらされることがなかった。
例えば事件前年の1069年には、交通事故は年間1000件を超え、死傷者は422人であった。加害者の多くが基地内んげ込んで逮捕もされていないが、実際の事故はこれをはるかに上回っている。
事件深夜1時過ぎ酔っぱらったアメリカ兵が沖縄県民をはねたが、MPが加害者を基地に返そうとしたことに、集まった大勢の市民が激怒し数百人にもおよび暴徒と化した。市民は米軍関係者の黄色いナンバープレートを付けた車を次々ひっくり返し火をつけ始めたのである。6時間続いた騒動で燃やした車は82台になった。
基地で働く人や米軍相手の飲食店の従業員も多数加わった、偶発的な徒手空拳の美気すら持たない非組織市民の集まりであった。沖縄県民の怒りはたまりにたまっていたのである。MPは銃を発射している。騒動の最中に逃げようとした米兵の車にはねられて、3日間意識不明になった市民もいた。
翌日の地元紙は一面に大きく、「起こるべくして起きた」と報じた。騒動に加わり車に人つけた人たちも、すっきりしたと述べている。行政主席の屋良朝苗は、「早々を支援するわけではないが、沖縄の置かれている立場を理解してほしい」と述べている。

コザ騒動の2年後本土返還されたが、米軍基地は全く変わらず残り、地位協定が残されてアメリカ軍関係者の起こす無謀な事件は保護対象になっている。米軍関係者の沖縄人、日本人を見下す事件は絶え間なく起きている。
この事件はアメリカ統治下で起きたが、返還後の日本の法律で裁かれている。弁護側はアメリカ憲法の定める抵抗権を主張したが、起訴された4名は日本御法律の器物損壊で裁かれている。
そして半世紀を過ぎた現在、沖縄は辺野古新基地建設反対を数度にわたって表明されたが、今度はアメリカではなく日本政府身踏みにじられて、標的にもなろう基地建設を進めるのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショボイ言訳など聴きたくもない

2020-12-19 | 石破茂

会食を控えろ、5人以上は止めろ、長時間はするな、マスクをして会食しろ、食べる時にはずらせば良いとか何とか、高齢者はご遠慮願いたいなどと
分科会会長や担当大臣が国民へのお願いとかで何度も述べていた。
菅義偉首相は高齢者ばかりの8人と会食をしているが、言訳がショボイ。以前から決めていた忘年会だというのであるが、殆どの国民は忘年会そのものをキャンセルしている。短い時間だったとか、私は食べてはいないとか、招待されたのでとかいうのであるが、どの言い訳もショボイ。
国民の”誤解”を招いた行為と反省の弁を述べたが、誤解などしていませんよ。正確に理解しています。国民には強いてても自分たちは特別の意識が根底にあるのだ。
菅は指摘を受けて、次の日には4名と3名の梯子会食をしている。
文科大臣はもっと情けなく恥ずかしい。芸者遊びがバレてしまった。中々いい御身分ではあるが、参加者は誰もマスクはしてなかったが、芸者は飲み食いしていないというショボイ言訳をした。それがコロナとは無関係に、彼女たちのおもてなしである。マスクをしながら会食をどうしてするかはは、身振り手振りで担当大臣が、マスク会食の仕方を説明していいた。萩生田の芸者遊びは地元では知られたところで、そこもお気に入りに料亭だったようである。
直接彼らの行為が感染を広げるわけではないが、不満の矛先に立たされることは間違いない。いずれにしてもショボイである。
毎夜会食するガースーは今日は会食を取りやめたようである。
自民党の実力者クラスがやっと、抽象的な表現で苦言を呈しているが、自浄能力がなくなっている。多くは隠れて追認するだけである。ショボイ政党である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍晋三のたった一つのウソがばれてもドーってことない

2020-12-18 | 民主主義

国会で嘘をつき続けていたが、そのうちのホンの一つが現在問題になっている。桜を見る会の前夜祭の会費補填問題である。5000円の個人負担で得きるわけがないが、この追及に対して31回も国会で嘘をついていた。国会でこの国の最高権力が偽証を重ねたのである。国会に召喚された証人が嘘をつくと偽証罪になる。
自民党は選挙から遠ざける意味での年内決着を優先し、安倍晋三の国会招致に舵を切ったようである。本人は誠意をもって対応すると言ってはいるが、嘘つきの言葉である。私は全く信用はしていない。
内閣総理大臣が嘘をついても問われる罪はない。大臣が嘘をつくことを想定をしていないのである。安倍晋三のような嘘つきが国民の規範になるような地位に就くことなど、考えないのは浅はかとか想定外とするのは酷である。こんな異常な虚言を重ねる人物が政権の座に就くことなど異様なのである。
その結果倫理観が全く消えてしまった。安倍の虚言へ気もさることながら、甘利明が大臣室で数度札束を受け取っておきながら、後に睡眠障害になって行方不明になって数カ月頭髪を染めず白髪で登場同情を買い演出までやって、無罪放免となった。
河井夫妻の堂々と札束を配って歩く。しかも、100人もの県内の自民党の県議会議員や市町村長に、ポケットンねじ込むように綿歩いている。カジノ法(統合型リゾート)を巡っては、実質的担当大臣として法案を強行採決した秋元司の場合は、もっとひどい。業者から金をせびってい受けとりご招待を重ねて、告訴されると偽証を依頼する。上げ紀の果てに全否定をする。
安倍晋三の嘘に基づく犯罪行為の一つ明らかになっても何も変わらない。河井の案件で捜査中の副産物として明らかになった、吉川貴盛の贈収賄を見ればわかるが、たまたまバレた、たまたま検察が捜査の段階で見つけた副産物であって、氷山の一角に過ぎない。日本はいつまでこんな、倫理観もない政治信念もなく、虚言で乗り切る、公文書を改竄する破棄する隠匿する政治体制が続くのであるか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Go-Toドタキャンは五輪ドタキャンの予行演習か

2020-12-16 | 石破茂

周辺の誰とも相談することなく、Go-Toトラベル、イートは全国で一斉にキャンセルされた。恩恵の大きさやその逆に被害の甚大さが一方的に垂れ流されるが、こんな時期にしたことこそが間違いであったのでる。
それとは別にしても、決定が独断でしかも閉庁の時間帯である。大臣さえ知らされることがなかった関係官庁は夜間懸命にメールで連絡をしていたとのことである。いかにもガースーの付け焼刃が伺える。
テレビでは一斉に、Go-Toの被害者の声ばかりを垂れ流す。旅行業者は大わらわ、旅館や飲食店は100人単位のキャンセルや損害額を繰り返し報道する。Go-Toで火をつけたから起きたことであるが、そのキャンセルで起きたことはマッチポンプであろうが。やりますやりますと煽っておきながら、かえって被害を大きくしたといえる。
社会状況として新たなことが加わったわけではない。新型コロナの発生状況は日を追って増えてはいたが、予測できたことで新たな要因でもない。勝負の三週間はそのさなかにある。
菅首相にとっての新たな要因が生じたのである。その日のNHKの世論調査が出て、支持率が10%も下落したのである。小心者のガースーは怯えて即刻Go-Toを下げる決断をした。Go-Toは止めたが、人の交流を止めたわけでもない。担当大臣には5人以上の会食を長時間するなと国民に向けて発言させておきながら、その夜には8人で会食している。
国会で指摘されたためか、次の日には4名の会食をして次は3名の会食をしている。菅は5名以下の会食を梯子したのである。こんな中途半端で身勝手な指導者にはもう一つ大きなドタキャンが待っている。
東京オリンピックである。やりますやりますと煽っておいてドタキャンする。被害は倍増する。徒に引き延ばし、ユーじゅー不断が混乱を招くのである。東京オリンピックの開催は相当無理押しである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ユージューフダン」を絵にかいたような小心者

2020-12-15 | 石破茂

頑なにGoToなんとかの継続を言い張っていた、ガースーであるが突如として全国一斉に取りやめたと発表した。新型コロナが収まった時を見計らって、GoToをするという閣議決定をしたにも拘らずやり通してきた。NHKの世論調査の支持率の下落を受けての事らしいが、官僚にも政治家たちにも根回しがなく、夕暮れの永田町は大混乱のようであった。
これまでなら専門分野の官僚がいたりして、耳打ちしていたはずである。官僚の声を封じておべっか使うものだけを抱え込んで、知見のない政治家は頑なに自説を曲げないだけである。それでいて、身分が危うくなりかねない世論には敏感である。自己保全の小心者である。
今日河井案里に検察側から休憩が出された。処理しきれないほどの大金を安倍晋三にいただいた。相手かまわず札束を配るしかなかったのだろう。発覚したのも、ウグイス嬢への法で決められた倍額の日当を支払っていたことから、公職選挙法違反(買収)がたまたま発覚したに過ぎないだろう。腐敗した自民党は恒常的に行っているといわれても仕方ない。
1億5千万円もの金の出自は政党助成金が大きく関与しているであろう。特待遇で金を出した、安倍、菅、二階にはお咎めがない。その河井案里に懲役1年6カ月が求刑された。検察側は、「前代未聞の極めて悪質な犯行」と述べている。たった1年半かと思うが、年明けに判決が言い渡される。案里は5名であるが、克行は100名に金を配っている。せめて20倍の罪状であって欲しいが。
政治家の劣化が激しい。おたおたする姿はコメディーのコントを見ているようでもある。
ドイツのメルケル首相のような懸命な訴え、自分の言葉で生身の声を国民に届けようとする、痛々しいほどの演説をこの国の為政者はすることがない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

粛々と珊瑚海が埋め立てが進む3年目に入る辺野古

2020-12-14 | 辺野古

戦没者のいことが残っている可能性がある南部のガマの土砂を使って埋められているとされるが、辺野古の軟弱地の埋め立ては非情な工事を続けている。土砂投入を始めて今日(14日)でまる二年になる。
軍事基地建設によって貴重な珊瑚が破壊される。しかもただ徒に近隣諸国を刺激する巨大な軍事基地が新設される。沖縄県民が幾度も選挙を通して県民投票を通じてっ糖的に反対を表明したにもかかわらず、巨大な陸海兼用基地が建設される。
コロナ禍で人々が閉じこもる中、パンデミックに身を知事めるときにも、粛々と辺野古は埋め立てられる。毎日250台ものミキサー車が列をなす姿は、胸に迫りくるものがある。多くの沖縄県民はこうした動きに怒りをもって見ている。
新たな工事計画となる軟弱地埋め立てには、沖縄県知事の許可をとることになるが、認可されることはないと思荒れ、見通せないままである。
県民の7割が反対をした巨大な基地、アメリカでしら望んで尚様な巨大基地建設が完成するのは10年先かそれ以上であろう。世界情勢は同ンっているかも誰も解らない。無為な基地建設である。
辺野古だけではない。南海諸島にはミサイル基地や新たな空港や訓練基地の建設など、防衛をはるかに超えた軍事施設が建設が、安倍晋三の意向だけで進められている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港