そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

菅義偉が首相でいる不幸な国日本、その2

2021-08-14 | 菅義偉

菅義偉は昨日13日の金曜日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた政府対策の総括や評価を問われ、「自己評価することは僭越だと思う」と述べた。首相官邸で記者団に答えたのであるが、言葉に違和感を持った人は少なくはないだろう。
馬鹿を説得しも始まらないが、一人称が動詞の目的に自らを指すことはあるが、僭越はそうした動詞を修飾はしない。
「身分や権限を越えて差し出がましいことをする。」(大辞林)
「自分の身分・地位を越えて出過ぎたことをすること。そういう態度。」(広辞苑)
と、辞書は僭越を説明する。
謙遜の意味として菅義偉は使ったのであろうが、日本語として不適切な使用である。通常用いられるものではない。そもそも、僭越は文章の頭にすべき言葉で、「僭越ながらご挨拶を・・」などである。

その僭越とし評価しなかった対策であるが、未だに菅はワクチンのことしか頭にない。1日100万人接種も変異株の出現で、意味が半減している。ワクチン接種のドグマは対策を固定化させるだけである。
すでに一年半以上経過しているのである。専門病院の5や10は全国主要各地に建設できたはずである。安倍晋三が日本タイプを世界に発信する胸を張った対策の裏には、オリンピック開催を意識しPCR検査を抑え込んだ、非疫学的愚策がある。400億円をどぶに捨てたアベノマスクの金や時間をどう評価するのか。「僭越」の誤用の一言で済ませるわけもない。その中から新意味のある対策など出てくるわけがないからである。
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菅義偉が首相という不幸な国、日本

2021-08-13 | 菅義偉

やっぱりアホですよ。菅義偉は
これは、8月6日に広島の平和祈念式典で菅義偉(本日から本ブログではこの男は、安倍晋三同様に呼び捨てにする)が、読んだ官僚の挨拶文書である。赤い部分が菅義偉が呼び飛ばした部分である。中学程度の学力があれば、赤い部分を呼び飛ばすと内容が繋がらないことが判断できる。中学程度の国語力があればである。
しかもこの部分は、自民党が公明党を説得して、核兵器禁止条約に日本が批准すしない理由とした、核になる内容でありコアとなるべき部分である。それを菅は放棄したのである。アホとしか言いようがない。
しかも菅義偉は呼び飛ばしたことを謝罪したが、内容の訂正には触れていない。

今日新型コロナの新規感染者が国内で2万人を越えた。五輪開催都市東京都も最大で5773人で日本の28%を越え、首都圏3県すべてが過去最大で、1万人を越え日本の50%にもなる。
これに対して、世界から人を呼び込んだ五輪強硬開催した国の無策はより一層鮮明になったが菅義偉は、10月にはワクチンを80%普及するというだけでる。
中等症の感染者は自宅で、”自助”しろと言い続ける。東京のPCR検査の陽性率g50%を超えたとのことである。感染者が増えたということ、相も変わらず検査が少ないのである。
菅がワクチン接種信奉するのは、高齢者の発生が3%程度と低いと述べるが、それは感染母群が増えたためで、感染者の実数に大きな変化はない。
重症者が東京では増える一方である。その60%が60代以上である。
五輪誘致のつけが出てきたといえるが、知事会の要請も菅は蹴飛ばした。効果が疑問視される緊急事態宣言の県をまた増やすという、後手後手対策をいまだ忘れることなく続けている。
医療体制は崩壊している。菅はそれを認めようとはしない。横浜市長選挙では、カジノ反対を掲げる自民党分裂選挙を支援し、自らが掲げた火事に誘致国家戦略を否定するなど意味不明である。
優柔不断で見識も理念もない、この菅義偉というショボイおやじは、国家を主導するのは無理な話である。
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めっきり影をひそめたNHKの終戦番組が再放送ばかりで、哀れである

2021-08-12 | NHK

 毎年終戦記念日が近づくと、NHKは多くのドキュメンタリー番組を中心とする戦争と平和をテーマにした番組を組んでいた。いわゆる終戦番組であるがめっきり少なくなった。
それらは新たな発見や視点から、戦争を問い続ける姿勢を視聴者に発信してくれていた。NHKが権力から圧力を受ける中、多くの番組が政治的検閲を受ける中でも、こうしたドキュメンタリー番組は検討しているように見えた。特に戦争や憲法などに関するドキュメンタリー番組には、反戦平和の心意気が残されてはいた。
ところが、今年の終戦の夏は、それらしい番組がほとんど見えなくなってしまった。新型コロナの旋風とオリンピック開催の余波とみるには、余にも極端である。
この夏放送されているには、多くは昨年の再放送あるいはそれ以前のものである。再放送はあっても良いし、内容も悪くはない。しかし今年はあまりにも多すぎる。
来年は、オリンピックもなくコロナも下火になって、菅義偉も退陣し、自民党の下野してれば、心置きなく番組が作られるに違いない。
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安倍晋三が最低の総理と思っていたがもっと下がいた

2021-08-10 | 菅義偉

一年前の本ブログの記事である。前総理安倍晋三も、お義理で長崎へ原爆慰霊に来ていた。珍しく記者会見したが、質問者は二名に限られていたが、この質問と解答が書かれた官僚文書を、不覚にもこちらに向けてしまったのである。
自分の頭で考えない総理が二代続いている。安倍が誤読を繰り返してはいたが、中身の分からないまま喋ってはいたが、飛ばすことはなかった。(多分)
菅義偉は、聞いているものが「おや?っ」と思うほど、話の筋が飛んでいる。自民党が核に対する姿勢を示さなければならない部分を飛ばしたのである。しかも(多分)本人は気が付かずに、周辺からの忠告で記者会見して謝罪した。
謝罪も読み飛ばしたという事実だけの謝罪である。内容の訂正もなければ、朗読することへの悔悟もない。
NHKは、菅の広島での醜態を受けて、長崎の挨拶ではテロップを流さなかった。NHKも菅を見下したともいえる。菅義偉も懸命に風に抗して、上図をご覧のように、紙に指を挟み落とさないよう必死に読んでいる。一国の宰相として哀れとしか表現しようがない。
そのNHKの世論調査でも、内閣支持率が30%を切り29%になった。それでも高いと思われるが、不支持率が52%にもなって、末期症状に見える。
支持率は消費税以下になったとされた、政権末期の宮澤喜一よりはましであろうが、発足一年にも満たない菅の体たらくである。
理念がなく、その場限りの裏工作に長け、上には流され下には恫喝する。官房長官は水を得た場所だったのだろう。
こういう人間は明るいところに出てくると、近間の人間の顔色を伺う、負け犬のように眼球をオロオロと動かし、背中を丸めて下を見たまま文章を朗読する。不都合な結果になった時には、閣僚にその後を任せる。中東症患者に在宅医療をするといった発言に典型である。
総理としての品格が全くない人物も珍しい。憲政史上最悪の安倍晋三の後に、安倍以下の総理がこんなに早く出てくるとは思いもよらなかった
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虚偽と疑惑と不祥事のオリンピックの白日夢が今日終わったが

2021-08-09 | オリンピック

オリンピックという白日夢が、国内過去最大の新型コロナ感染者数の記録を更新する中終わった。オリンピック村では、公式には436人の感染者が発生していたが、杜撰な該当人数や検査基準や回数の詳細が不明であるが、仮に母群が10万人であるとするならステージ4に該当する。
このオリンピックは、かなり強引な誘致に始まっている。安倍晋三お得意の虚偽証言や、元皇族の竹田恒和の贈収賄事件が象徴的である。
それに続く大会準備段階では、国立競技場設計の認証と取り消しや、エンブレムの盗作疑惑、組織員会森喜朗会長の女性蔑視発言による辞任、開会式の演出や音楽担当者の過去の問題疑惑による相次ぐ辞任など思い出すも恥ずかしい、殆どが虚偽の基づくドタバタ劇が続いた。
そしてコロナ感染者の急増である。懸命な競技者たちの戦いと感動は忘れられないものが多くあるが、それがためにこのオリンピック強行開催は愚行と言わざるを得ない。

今日は長崎に原爆投下があった日であり、ソビエトが満州と樺太の国境を越えて参戦した日でもある。平成が始まるころまでは、巨大で真っな右翼の街宣車が大挙根室の納沙布岬に押し寄せたものである。最大で100台近く集まったこともある。
彼らは納沙布岬の先端で、ソビエトに島を返せと大地を震わすような大音響で怒鳴るのである。
その長崎では参列に遅刻した菅義偉総理は、核兵器禁止条約批准すら黙殺する。右翼の街宣車の大音量で怒鳴りつけて欲しいものでもある。それも白日夢か。
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竹田恒和の弁護費用2億円をJOCが支払ったのは犯罪性を認めてのことか

2021-08-08 | オリンピック

『東京オリンピック・パラリンピック招致をめぐる贈賄疑惑でフランス司法当局の捜査を受けている竹田恒和・元招致委員会理事長の弁護費用が2020年度までの3年間で約2億円に上り、その全額を竹田氏が2019年6月まで会長を務めていた日本オリンピック委員会(JOC)が負担していることがわかった。JOCは19年3月の理事会で費用負担を決議しており、今年度以降も、捜査終結まで負担するという。』(朝日新聞)
これはどういうことであるのか。竹田がJOCの業務でやったということであるのか。IOCにしろJOCにしろ、オリンピック委員会は、貴族の娯楽の延長で作られたものである。後に粉飾されたオリンピック理念などは、御意として周辺が忖度して作られたものである。
日本招致委会がブラック・タイディングズ社に支払った約2億3千万円が、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会の委員側への贈賄に使われた事実は疑いもないとフランス捜査当局は断じている。竹田が同社に支払った事実は、委員の買収目的の違法なものである。
竹田の日仏の合同弁護士チームがの負担が、2018年度が約6千万円、2019年度は約1億円、2020年度は約4千万円で、計2億円となる。
これを全額JOCが負担したということであれば、業務で旧皇族のお坊ちゃま竹田有恒が、買収を行ったことを意味する。本来なら、JOCは公費を買収に使った竹田を告訴するべきである。どこか狂っている。
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コロナの感染拡大はオリンピック開催がもたらした災厄である

2021-08-07 | 菅義偉

もうこれはオリンピックが招いた厄災としか言いようがない。今日オリンピック開催都市の、東京の新型コロナ感染者4500人を超えた。
この二週間ほど世界は確かに増加傾向にあるが、日本は特段多くなっている。政府お抱えの御用学者の尾身でさえ警鐘を鳴らしていた。
これを政治判断する総理は、字の読めない総理から文章を理解できない総理へとバトンが渡され、一旦決めたオリンピック開催を強行突破するだけである。その決めたこととは、IOCを含むオリンピック利権者のためだけの判断である。
これまで出されていた警告は悉く外れることのなかった、京都大学の西浦教授の予測すら東京の現実は大きく上回っている。
菅総理は、ワクチン接種者の発病率が3%以内に抑えられているといるが、それは比率の問題であって、実数は80人程度を連日微増の状態である。ワクチンの効果は死者数を抑えているに過ぎない。
人流は減らしていると、菅は無根拠の理由を並べてもむなしくないのだろうか?
ワクチン普及を掲げる割には遅々として進んでいない。政権の怠慢である。ワクチンについては、政権が発表したスケジュールでその通りになったものが一つもない。
Go-To何とかと同じである。感染拡大に寄与したGo-To何とかの強行から何も学んでいない。利権者たちの顔色を伺うが、本人の言葉を借りれば、「安全・安心で国民の命を守る」ことを放棄したといえる。
オリンピック開催が引き起こしたコロナ災害ともいえる。
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頭が空っぽだから、書いてもらった原稿を呼び飛ばしても気が付かない

2021-08-06 | 菅義偉

今日は世界で初めて人類に核爆弾が投下された日である。菅義偉総理は、広島市の平和記念公園での平和記念式典で、安倍晋三から引き継いだ、相も変わらない官僚メモを読み上げた。原稿が報道に事前に渡されてテレビ画像でテロップで流れるため、読み飛ばしたことがバレバレとなるので菅は謝罪した。普段からこうした読み違えがあるに違いなかろう。
いや、読み違えても吹っ飛ばして読んでもそれは一向にかまわない。むしろメモなどに囚われず、自分の言葉でスピーチしてほしいものである。自分の頭と言葉で喋れる能力があればである。現政権与党内にそれが出来るような人物はいない。
読み飛ばしたことに気が付いて、菅総理はホテルに戻って陳謝した。終わりである。
菅総理が呼び飛ばした部分は、核兵器禁止条約に批准しない理由をくだくだ述べる、極めて重要な部分である。核兵器禁止条約に批准しないのは、核保有国との橋渡しをするためだというのであるが、このことは安倍晋三から引き継いだ文言そのままである。
では、核保有国との間を取り持つという行動をどれほどやったかというと、まったく何もやっていない。批准しない理由にはなってはいない。核の傘の恩恵が仮にあったとしても、核兵器が非人道的な兵器だと認めるなら、批准を拒否する理由になっていない。
自分の頭でスピーチすることもできないレベルの政治家集団は、平和の理念すら持つことにできない。

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人口過密が生んだCOVID-19の世界的なまん延

2021-08-05 | 新型コロナウイルス

ジェンスホプキンス大学の集計によれば、世界で新型コロナ(COVID-19)の感染者が2億人を超えた。今日(4日)日本全国では新規感染者15259人であった。
東京が5042人と過去最大であり、首都圏3県もそれぞれ過去最大で9165人で、一万人に迫っている。日本全国の60%が首都圏である。多分面積としては2%にも満たないであろう。これは異常な人口密集による地域の問題ともいえる。日本の人口は減少の一途であるが、東京は唯一5%増を続けている。
都会の経済活動は横暴である。私たちが大地に根差さなければ生きていゆけない種族であることを、コンクリートと鉄とガラスに囲まれた都会生活では認識することすらない。大気を穢し水を汚し食料を過大に地方に求める。
北陸の石川県が感染者の少ない日本海側でありながら多いのは、新幹線の開通によって首都圏と直結したためだと、人流を参考に北国新聞が分析している。効率を求めて経済活動は大型化する。人の動きもこれに沿ったものとなる。
新型コロナの蔓延は、人類の横暴な経済活動への警告である。
今日新たに8県ほどがまん延防止の対象になったが、こんな小出しをするようでは何の対策にもならない。後追い後追いを対策を見慣れた菅政権であるが、在宅治療を勧める国民の命を全く考えない対策を繰り返す。
今日になると自宅治療は医師の判断であるとか何とか、全く優柔不断極まりない内閣である。
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食料自給を放棄した日本はコロナ禍で矛盾が露呈している

2021-08-04 | 農業と食
(長周新聞より)
世界の食肉が高騰している。コロナ禍でアメリカの畜頭数の約7割を寡占する、四大パッカーの食肉工場の閉鎖が相次いでいるのである。日本国内のアメリカ産牛肉が10~20%店頭価格が上昇している。
世界でいち早くコロナ禍を抜け出た中国が、世界中の食料や食肉を買い漁り始めたことが背景にある。とりわけ数年前の豚熱の流行があったことで、食肉の争奪戦をしていることが、世界の市場を刺激している。牛肉に大きくシフトしたことも大きいい。経済力が増した中国は、ほどなく中国は食糧輸入国に転じる。
中国には食料に対する大きな展望を持っている。しかも国家が直接かかわってくるのである。
日本はと言えば、食料は安いところから買う方針を基本的に変えていない。このことは、食料をカロリーではなく価格を指標にしていることを意味する。
その結果畜産物は、大きく海外(ほとんどがアメリカであるが)の穀物に依存する形態をとることになっている。大規模にすることも大量生産することも可能になるが、本来穀物が持っているカロリーを大きく落として、肉や玉子や牛乳を生産することになる。
上の表は、食料自給の推移を現わしたものであるが、畜産物には輸入穀物に依存している分を考慮した数字が記載されている。例えば鶏肉は国内では60%台の後半となっているが、実態はせいぜい1桁台になるのである。
これは食料の本質であるカロリーで見ると、大きな食料廃棄になっていることも見逃すことができない。とりわけ大型畜産は購入した食料(飼料穀物)の20%程度しか生産していない。そして家畜は高生産を強要され苦痛の中に使用されることになる。
コロナ禍で世界の穀物価格も高騰し、それに伴い値上げは畜産物だけでなく、植物油や砂糖、パスタ、即席麺などにも波及している。
日本の食料は現物だけではなく、生産原料としての海外依存の比率が高く、極めて脆弱な体質である。
コロナ禍で更にこの矛盾は更に大きくなり、国民に警告を与えている。多くの人は気がついてはいないが。
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医療崩壊を認めたわけでもないのに、自宅療養をご推奨の菅義偉

2021-08-03 | 菅義偉

これでは、「安心・安全で国民の命を守る」という、菅義偉のく返し使用するワンフレーズにすら疑問が生じている。
新型コロナウイルスの感染が急拡大する地域で、政府は入院対象を重症者らに限定し、中等症患者も自宅療養を基本とする方針を決めた。この決定は医療崩壊が起きていることを意味している。病院のキャパシティーを越えてることを、菅自身が認めたといえる。
自宅療養とは都合のいい言葉であるが、病院療養不適格と患者を呼ばばよい。もっと直接的に医療崩壊が起きてしまったと、コロナ対策の失敗を前面に出すべきである。
簡単なことである。
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そして誰も菅の言葉を信じなくなる

2021-08-02 | 菅義偉

通常は総理の記者会見は、支持率アップのためにやる。多少の不具合など問題があっても、直後には必ず支持率が上がるものである。ところが、かなり無理筋で強行開催している無観客のオリンピックの最中、どこまで新型コロナ新規感染者が増えるか見通しがつかない第4波の中、ショボイ記者会見は内閣支持率を思惑が外れ、下げる結果になっている。
報道は相も変わらず、”かみ合わない”という表現を使っているがこれは明らかにに違う。質問する立場の記者と、これを受け回答する立場の総理とでは、かみ合わないという表現が当て嵌まるわけではない。ことあるごとに、真摯に答える、丁寧に説明するという言葉とは裏腹に、不都合なことには言及しなくなる。不都合な事実には蓋をし、都合の良い虚偽を答弁する。
国会でオリンピックについて何を聞かれても、「安全・安心で国民の命を守る」という言葉を、その都度机のメモい目を落として頼りない声で、視線が左右に動いて説明をしている。同じことしか言わないなら覚えろよと突っ込みたくもなる。
記者会見ではコロナ対策を理由に、29人に人数が決められた。19人は記者クラブからで、残りの10人は外国人記者など登録者500人以上から、非公開の抽選で選ばれる。非公開の抽選?これは恣意的な選考といえる。しかも質問が出来ると決まっているわけでもない。菅が嫌がるような質問をすると、次は出席もできないし、たとえ出席しても質問させても貰えない。
菅義偉は、最長期間務めた官房長官として、裏工作、事前調整を重ねてきた経験が、総理になって向き合った討論が嫌いな体臭を漂わす。最高権力者になって、それに忖度が加わった。
菅義偉総理の閉塞された記者会見は、公文書の廃棄改ざんにも匹敵する、民主主義を否定する行為である。
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羅臼港

春誓い羅臼港