日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

行き当たりばったりに、向田邦子作品

2021-07-07 06:59:17 | 映画・テレビドラマ・音楽
YouTubeをサーフィンしていたら、向田邦子原作のテレビドラマに行き当たった。
「空の羊」

時代は昭和14年。
加藤治子が母親役で長女が田中裕子。二女、三女の3人の娘がいる。
これまでも向田邦子作品は登場人物のそれぞれの個性を描き分けていて、がっかりすることがない。

以前にも、山田太一作品や向田邦子作品をシリーズで流していた時は録画してみていたものです。
これも何作品かのシリーズらしく、ちょっとワクワクです。


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BSテレビドラマ「ライオンのおやつ」第1話を見た。

2021-07-05 12:00:07 | 映画・テレビドラマ・音楽
小川糸さんの小説をもとにしたドラマだそうです。
アクアビクスで「見た、みた」と耳にしたので、1週間遅れで再放送を録画して視聴。

ガン末期を告げられた若い女性のホスピス暮らしがスタートする話。
映像がメルヘンチック。
終末がそう遠くないと告げられた人たちが老弱男女集まっている施設なのだけれど、穏やか~。

たまたま先月に友人を亡くしたので、余命宣告を告げられるということはどういうことか、とリアルな空気感を味わっているから、ドラマが絵空事のように思えて仕方がない。

施設長さん(シルバーヘアを三つ編みにした鈴木京香)がおとぎ話の登場人物のように生活感がない。
施設で働く人たちも、善意の塊。
こんなに満足して働く人の集まりになるには、現実には、どれだけのお給料が支払われているのだろう。そしてそのお給料や施設運営費は入居者の支出によるのだとしたら、よほどのお金持ちしか入居できないのではないかしら。一般的なOLでも入居可能だとしたら、国からの補助金をどうしてこれほどまで潤沢に取得できるのだろう。
そしなことを考えてしまう。
未婚のOLであった主人公雫(しずく)は、幼い時に両親を事故で失っているというから、その時の賠償金が入居資金になっているのだろうか、など下種なことを考えてしまう。雫は育ててくれた父(正しくは叔父さん)にも遠慮している子供だった、というエピソードを織り交ぜているから、賠償金で入居資金を賄うなんて俗っぽい話題は出てこない。
だから、こんなホスピスで最期を迎えられたらいいな、のメルヘンドラマかな、と第1話で思った次第です。

私の友人の話。
余命宣告された時点で、抗がん剤治療するかどうかと判断を求められた、という。
その段階では手術は不可能。抗がん剤治療が好転すれば、手術も可能になるかも。
情報社会だから、いろんなケースを検索して調べることはできる。
抗がん剤治療を選択した人、しなかった人。
彼女は、治療をする方を選択した。
治療にもローテーションがあり、すべての過程を終えても、手術ができる状態にはならなかった。
ネット検索して、よい治療方法をみつけては東奔西走。
(経済的には恵まれていたので)「先進医療による治療を受けたい」が彼女の選択。
コロナ禍の最中なので、長距離移動にも最善を尽くす。
その病院は差額ベット代が1日3万円、食事はホテル並みらしいけれど、私は3日間絶食を求められたから、恩恵にはあずかれなかった、と。高い部屋は1日30万円を超えらしい。
でも、その治療後は悪い方に転んだみたいで、悩みながら、ほかに受けられる治療がないかと探す。
またまた遠方の病院での先進医療を受けたいと切に願うようになって、そちらへ。
彼女はできることは全部したい、あきらめたくない、と必死だった。

その病院で1週間の待機のあと(コロナ感染の有無をチェックするため)、治療を受けたようだけれど、さらに病状は悪い方へ転がって行ったようです。
待機1週間のころの彼女は、今度こそ〇〇先生に期待しているの。〇〇先生に命を預けるつもり、とまで堅い決心を語っていた。勿論お医者さんは治療のリスクの説明もなさっているでしょう。
退院後しばらくしてからの電話(これが最後の電話)では、「ダメだったの~」でした。
で、彼女は最期を自宅で過ごしたいと、退院を選択しました。
それが先月の話です。
だから、のどかな風景の中のホスピス(離れ小島にある)で過ごす穏やかな終末期の患者さんたちの映像は、なんだか違う、ような気がするのです。

彼女は病院でなく自宅で最期を迎えられたのはよかったな、と思いました。
ひとり暮らしだと、世話を全部頼まなくてはならないから、実現は難しいかもしれませんが、住み慣れたところ近くで最期を迎える、を選択したいと思ったばかりだったから、離れ小島のホスピスを美しく描いているのにはしっくりいかなかったな~。これから興味深い展開になるのかもしれませんけどね。





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何とはなしに見始めた映画『プラハのモーツアルト』

2021-06-09 05:32:43 | 映画・テレビドラマ・音楽
「フィガロの結婚」を書き上げた後のモーツアルトのプラハ時代が描かれている。
音楽に疎いから、当然オペラの名前だけ知っている程度。
フィガロの結婚はこれまでは貴族じゃない人たちをテーマにした画期的なオペラだった、と話していたピアノを専攻した友人が言っていたことを思い出した。
映画のセリフにも、モーツアルトに、宮廷音楽家といえども使用人、職人だから、使用人通用口から出入りだし、作る音楽は貴族が楽しむ軽いものばかり求められる、という主旨のことをいわせている。

プラハでモーツアルトが迎え入れられているのも貴族社会。オペラ劇場のスポンサーも男爵。
そこに一石、ドンジョバンニをということなのだ。

モーツアルトの時代の衣装、スタイルはあのマリーアントワネットが華美に着飾った時代なのだろう。とてつもない髪型で、男性はカツラといういで立ち。プラハでもパリ風が風靡していたのだと。きっとウィーンもだろう。

で、初耳のフレーズに、目が点。

「初夜権」

えっ、そういうのがあるの~~、と。

お金持ち男爵は「初夜権」を廃止しておきながら、自分は初夜権をまた望んだとか? そんな話がフィガロの結婚あたりにも絡んだ話らしい?(・・・すみません。あんまり感心も詳しく知りたいという好奇心も湧きません)
ググってみたら、キリスト教以前の古代ローマ時代(?)以来、領主の権限で、領民は結婚を領主に認めてもらう必要があったとか、でその条件が初夜権とか、なんだか次元が!!!です。

今の価値観とは別物。女性の人権どころか、領民の人権も領主次第。
今の方がずっといい。

日本ではヨーロッパ旅行が盛んだけれど、みなさんそんな貴族社会の歴史の上に今があると、知って散策するとどうでしょう、
と思ってみたりする。

今、病床にある友人、ベートーベンの時代になってようやく、宮廷につかえる従者としてでなく、職業としての作曲家が出てきたのよ、と教えてくれた。
そして、リストになると、超人気でヨーロッパの各国を回る演奏旅行ではファンの追っかけが出るほどだったのよ、と。
生前に名を馳せた音楽家かどうかはお墓でわかる。立派な墓地に埋葬されている人は生きている時代に成功を治めた音楽家。死後に評価が高まったことのお墓は概して質素なの、と。

そういえば、思い出した。
絵の仲間で、ゴッホは生きているときに1枚の絵しか売れなかった(だから、ボクに目が出なくても、との冗談)、と言っていた御仁がいた。その彼も脳梗塞で退院後は施設入所。残念

そういえば、今病床にある彼女らと我が家で映画鑑賞会と称して『パガニーニ 愛と狂気のバイオリンにスト』という映画をみた。

メールを送信しても既読にはならない。
指先が震えて、、、という状態に。
音楽素人の私に、ポツリポツリと語ってくれたこと、残っているからね。
息子も、あなたにピアノを教わったことがよかった、と言っています。
庭で作業しながらも、あのバラ、このバラ、と一緒に買い求めた日々を思い出している。

まだまだ語りたいからね、という気持ちだけど、、、。























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今更ながら、クイーンを知った。

2021-06-06 11:16:54 | 映画・テレビドラマ・音楽
金曜ロードショウで放映された映画『ボヘミアンラプソディー』を見た。
『ボヘミアンラプソディー』の名は聞いたことはある。
クイーンというグーループが人気らしい、ともなんとなく知っている。
そんな程度だった。

でも、この映画を見ることで、あの「 ママー・・・ ♪」という、引き込まれるメロディーの楽曲が『ボヘミアンラプソディー』だと結びついた。そして、それを歌っているグループがクイーンだということも。

世間的には、いまさら、なんでしょうね~。周回遅れどころか四半世紀遅れかしら。トホホ

フレディ マーキュリー役の俳優ラミ・マレックさんも歌が上手かったこともあり、クイーンのファンになりました。
ラミ・マレックはこの作品でアカデミー主演男優賞受賞したとのこと。

まったくの「いまさら」です。
1985年のライブエイドのシーンが圧巻でした。
45歳でエイズで亡くなっているそうです。

本当に、時代遅れで恥ずかしいのですが、ウィーアー チャンピオン♪という、心地よい調べの曲もクイーンとのこと。

どれにしても、知らないまでも、惹きこまれる曲だとは思っていたのですよ。
ああ、遅すぎましたけれど、よい出会いでした。

コンサートに出向くことは滅多にないのに、初めて吉田拓郎のコンサートに大阪のフェスティバルホールへ出向いたのは、1980年の11月の確か20日だったと記憶。生まれて5か月の末っ子を預けてまで公演に行きたかったのに、、、。
ホール前に着くと、拓郎さんは風邪で休演。ガッカリして大阪駅に戻ると、ジョンレノンが銃弾に倒れた、と電子掲示板にテロップが流れていました。

そのころにはもう、イギリスでクイーンが音楽活動をしていたのですね。
私は音痴なのだけれど、ひとの音声、メロディーなのか歌詞なのか、惹かれるところがあります。

映画ではなく実際のクイーンのボヘミアンラプソディー
訳詞付きです。

クイーンの伝説のチャンピオン
訳詞付き

 
こんなYouTubeもありました。
7569万2146回視聴となっています。
映画『ボヘミアンラプソディ』の場面と1985年のLIVE AIDでの実況映像との並行画像です。
左のスピーカーからラミ・マレック、右のスピーカーからフレディー・マーキュリーの歌声がという仕組みになっています。

👆 2018年制作の映画もいかに素晴らしいか、つくづく感動します。時間がありましたら、是非クリックしてみてください。






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今頃ですが、TVドラマ『逃げるは恥だが 役に立つ』を観ている。

2021-05-26 07:45:29 | 映画・テレビドラマ・音楽
主役の二人が結婚するとかのニュースにつられて、まったく情報に疎かったのですが、1話だけでもと誘われてみました。
(ブログで話題にしている人がいて、タイトルぐらいは知っていましたが)

面白かったので最初の日に2話連続で視聴。以後連日2話ずつ見ています。

このタイトルの意味が、? のままだったので、今、ググリました。

この「逃げるは恥だが役に立つ」、ハンガリーのことわざで「自分の戦う場所を選べ」ということだそうです。 いま自分がいる場所、置かれている状況にしがみつく必要は無い、自分の得意なことが活かせる場所へ行こう、逃げることも選択肢に入れよう、という意味だとか。

そういうことなんだ、ということで今日の夕食後に最終話まで観ようと思います。

テレビが盛んに放映予定のドラマの宣伝をしても靡かなくなっているのですが、これは楽しめました。
そして、この手のドラマで次の展開が観たいと思ったドラマとして『義母と娘のブルース』『これは経費で落ちません』があった、と思い浮かべました。あくまでも私見です。
ああ、女性がプロの仕事人として描かれていることが共通しているのだ、と思いました。
当人は日々格闘なのでしょうが、自分のスキルに甘えがない。清々しい女性たちです。

『逃げ恥』については、あんな聡明でかつパーフェクト美人さんが毎度選抜で落とされ続けるというのがありえないと、そこはオハナシです。ドンくさくて、器量が並みだったら、現実的過ぎて楽しめないかも。

脚本家さんが聡明な方ですね。



収穫の画像
自家製ニンニク。先日、青森産ニンニクがお店で中ぐらいの大きさのが1個200円でした。
これ以外に現在黒ニンニク制作中が専用炊飯器で保温になっています。


ラッキョウ。2.7キロありました。まだ畑にあるらしいのですが、これだけでもおすそ分け先を探さないといけないくらいです。


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映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』を観る。

2021-05-16 07:59:16 | 映画・テレビドラマ・音楽
夕食後の時間、何を観ようかとWebサーフィンをしていて、行き当たった作品。

『ライ麦畑の反逆児』

あれ、今時サリンジャー、という思いもあったのだけれど、読んだ記憶があっても、自分が内容を理解したのかどうか覚えがない。本を買ったのは、大学のアカンサス書房という生協がやっている書店でした。本のカバーの内側だかに書かれていた、生年1919年、ということだけが鮮明に記憶に残っている。その時は、あっ30歳違いだ、と単純に思ったもの。苦笑

彼が20歳、1939年から始まる。今だとわかる。その年が若者にとってどういう年だったかと。作家を目指していたサリンジャーも従軍してヨーロッパ戦線へと向かうことになる。軍隊の食事はお粗末なもの。しかしD-デイの前夜はステーキがでる、と聞かされる。あるとき食堂に行くと、大勢がステーキを食べている。無言で。そう、ノルマンティー上陸作戦の前夜のこと。その作戦の惨たらしさが脳裏にしがみつき、帰国後も彼を悩ます。

帰国後に上梓した『ライ麦畑でつかまえて』は、出版当時は軽すぎるとかクレームがついたりしたけれど、その後大ヒットとなり、映画制作時(2019年)でも売れているとのこと。
『九つの物語』『フラニーとゾーイ』の書名も出てきて懐かしい。人気作家になっていくけれど彼自身は森の中で社会との交流を遮断した生活を続けて91歳で没したとのことでした。

どの本も文庫本で購入したものの、ちっとも私の血肉となっていないのは確か。感性不足だったのか。読解力不足だったのか。苦笑

青年期のど真ん中に、大きな戦争があった世代だということ、その時代の人たちが退場していって、今の社会の構成メンバーは自分の問題としての戦争を知らない。歴然として差があるのでしょうね。



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映画「ガーンジー島の読書会」を観る。

2021-04-09 08:02:54 | 映画・テレビドラマ・音楽
ネットフリックスで。
今月から料金の200円程度の値上げとなったハズ。先月に画面に通知があって、引き続き利用するをクリックした。映画館へ行かなくてもサクサクと映画鑑賞できて、まぁいいか、と。

いい作品に当たると、その時間は至福の時間となる。
コレも★★★★。

ドラマ「ダウントンアビー」に登場していた俳優さんたちがこの作品にも複数出演していらっしゃる。

「ガーンジー島の読書会」

第2次大戦の時代。フランスはドイツに占領されて、イギリス本土への空爆が始まる。イギリスの島であるガンジー島は本土より先にドイツに占領され、村人たちは身を潜めて暮らしていたときの話です
島に要塞が作られています。占領したドイツ軍が作ったのか、と尋ねると、作ったのはドイツ軍の捕虜になって連れられてきた者たちがロクな食べ物も与えられない状況下で働かされてできたものだ、と。


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映画「人間魚雷出撃す」を観る。

2021-03-29 06:58:06 | 映画・テレビドラマ・音楽
一昨日に取り上げたアメリカ映画「バイス」を観た次の日に見た。
政府の戦争へと向かっていった経緯をテーマにした映画をきちんと作ろうとしている映画人たちのいるのがアメリカ、という印象を受け、日本は、、、という気持ちも湧かなくもなかった。
で、この作品。
制作年は結構古いと推察される。まだ検索していない。
だって
石原裕次郎や長門裕之が魚雷の乗組員で、長門裕之は19歳の若者役なのですから。
森雅之という俳優さんが潜水艦の館長で、その潜水艦は4機の魚雷を潜水艦の上部に固定する形で積んでいる。
敵艦が現れ、戦闘態勢になるときに、潜水艦が海上に顔を出し、潜水艦の中から上部の魚雷へと乗り込み発射に向けてスタンバイする。

昔は目にした記憶もある、日めくりカレンダー。昭和20年7月の日付が生々しい。
人間魚雷に乗り込んで出撃する、ということは、永遠のゼロ、なのです。
全員がそのことはわかっているので、乗り込もうとして梯子を上っていく乗組員に別れを告げるときの緊張感は、、、、。

発射せずに残っていた2機が出撃した日は、日めくりカレンダーが29日。
ああ、あと16日、17日生き延びれたら、出撃命令は出なかったのに。

数年前、広島の原爆資料館を観た後、幾人かの仲間と会食していた時、ひとりの男性が語ったことを思い出しました。
僕のおふくろの弟は、回天(人間魚雷)で戦死したんだ、と。

戦争を記述した書物などで読むことはあっても、人間魚雷がどういう形のものか、などは想像の域のままでした。
戦後まもなくに制作されたこの作品を見ることによって、リアルなものに上書きされた気がします。

日本映画も大事な作品を持っている、と思った次第です。

「人間魚雷出撃す」
1956年(昭和31年)制作の作品でした。
解説には戦争映画という表現がありますが、ナイーブな側面もきちんと押さえられている作品です。この時代、まだまだ戦争の記憶をなまなましく抱えていた人たちが沢山いらした時代だったのだろうと、戦後生まれの私は思ったりします。






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映画「バイス」を観る。

2021-03-27 08:35:24 | 映画・テレビドラマ・音楽
先だって、「記者たち 衝撃と畏怖の真実」という作品を観た。
貿易センタービルへのテロの後、アフガン、その後のイラク進行への決断がなされた真実を映画化したもの。
2001年~の時代ははっきりと記憶にある。その裏側にはこういう意図があってなされたのか、と(もちろん反論もあるだろうが)。

少し前に、ベトナム戦争の泥沼化の要因(きっかけと言われているトンキン湾事件についても)、表に出さずに押し切った内幕を描いた作品、ザ・ポストを思い起こしたりもした。

「記者たち 、、、」を見終わった後作品検索をしていたら、同じ問題をホワイトハウス側から描いた作品としてバイスの紹介があった。アマゾンプライムなのだけれど、追加料金500円、とあったけれど、映画館に行くよりは廉価、と判断してクリック。苦笑

見ごたえがあった。登場人物、もちろん俳優さんなのだけれど、扮装がまさしくプロ。1980年代のカーター時代など、そのごのレーガン大統領などは実写も多用されている。だけれどアメリカの政権を取ってきた大統領の個性が垣間見られる。

そういえば、たくさんの大統領に使えた黒人執事の目線で描かれた大統領執事の涙も見てます。

「バイス」はブッシュ大統領の時代の副大統領チェイニー氏の働きを描いているのですが、本人に検証してもらうのを避けて(不都合な部分にクレームを入れられたくないから)、極力、資料に基づくことを徹底したそうです。

あっ、「記者たち、、、」の前に、LBJ ケネディーの意思を継いだ男も観ました。
ケネディー大統領の暗殺後に副大統領から大統領に就任することになったジョンソン大統領を描いた作品です。
彼はベトナム戦争を泥沼化させたといわれていますが、そこに重点を置かないで、公民権運動を引き継いだ点にテーマを持ってきています。あの時代、レストランもバスも公園のベンチもトイレも、白人と黒人は分けられていて、いかに虐げられていたか、その時代がちょっと前だったか、ということを考えさせられました。

日本の作品って、本人の写真が残っていても、渋沢栄一がお目めはっちりの好青年なのだから、なんだかな~と思ってしまいます。
観ないで視聴率にも貢献していない私が批評するのは、お門違いかな。

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YouTubeで映画を見る。

2021-03-03 15:33:17 | 映画・テレビドラマ・音楽
「六人姉妹」1959年版 と「六人姉妹」1962年版

白黒映画。
5女にあたる睦子のナレーションが入る。
59年で10歳ぐらいか。62年版では睦子は中学生になっている。
(59年版では本間千代子が3女を演じているが、62年版では配役が変わっている。人気が出て彼女忙しかったのかしら)

関東地方(栃木)サラリーマン家庭の日常のやり取りが描かれている。
高校3年で進学を望み始める長女。
おばさんの美容室の手伝いをしている二女。
お料理の方面に進みたい3女。
と、初めは、どの子も〇〇子、という当時よく使われていた名前なので、長女から6女までどの名前が誰か?、だったのだけれど、しっかりと個性が描き分けられている。

日本家屋の設えやら、街並み、停車場の光景など、どれを見ても郷愁、郷愁。
父親が勤めから帰ると和服に着替えるという光景も、ああ、かつてはそうだった、そういう風景が当たり前だった、と相槌を打ちながら見終わる映画でした。

いまと比べたら、物は少なく、食卓に並ぶおかずも質素だけれど、そういうものだと思っていた、と一人納得しながら時間を過ごせます。
ランドセルも昨今と違ってちっちゃい。そして、4年か5年生ぐらいの睦子が持っている手提げカバン、ああ、あんなのもあったなぁ~、と思い出させてくれます。

この映画の続編ってないのだろうか。
自分と同じ年と思われる睦子はどうなっていくのかな、と気にかかったりする。

ギリギリで雛の日当日に飾ってみました。尚、烏帽子とティアラ風冠は紛失。トホホ


久しぶりのご対面。懐かしい。この木目込み人形を作っていたころは、私はまだ20代でした。








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