日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

助成金を受けたプロジェクトって・・・

2009-11-14 09:10:43 | 私の雑感あれこれ
2年前、あるNPO団体にボランティアとして関わっていたことがあります。
その団体は、支援者の会費と寄付金で成り立っています。
活動の一つとして独立行政法人Jから助成金を受けて、10年間の海外プロジェクトを行なっていました。
この団体企画だったのか、独立行政法人J企画だったのか、その詳細は分かりません。

広報活動のボランティアだったので、そのプロジェクトの内容についても、担当者にアレコレ質問をする機会もありました。
10年間も、その国にかかわり、年に何ヶ月もその地域に滞在し、それはご苦労も多いことだろう、とも思いました。
でも、彼の口から、出てきた次の言葉に、唖然としました。

毎年独立行政法人Jに190頁を超える報告書を書いているんですよ。大変なのです。
…だから会報原稿を書く時間がない…という、言い訳を言いたかったのです。

ええっ!
190頁って、相当の分量です。
助成金を出している独立行政法人Jの人って、その報告書に目を通しているかしら。
数千万円の助成金です。
こんな金額の助成事業って、独立行政法人Jには数多くあるでしょう。
受領印は押されるかもしれないけれど、パラパラとめくってお終いじゃないかしら。
「延々と報告書を書く」という仕事に、彼の給料が支払われているような気がしないではありません。
事実、助成金の過半は彼への給料になっているのですし。

実際、そのプロジェクトが終了したら、彼の給料は半分以下に。

基金とか、財団って、その相当部分が構成メンバーの人件費になっていると、前の記事に書いたけれど、助成された、その行き先でも、担当者の人件費になっているというウェートが多いのではないでしょうか。

これって、しょうかないのかな。
でも、190頁にしかまとめられないって、ちょっと、どうかな?と思うのです。
読んでもらうには、読んでもらえる工夫も必要だとおもうのだけれどなー。
しかし、それを聞いた人は「それはそれは大変ねー」という言葉がでても、
私のように感じる人は、見当たらなかった・・・トホホ。


コメント (2)
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