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日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

十日の菊、という言い方。そしてアレコレ・・・

2009-09-10 09:37:43 | 私の雑感あれこれ
今朝新聞の投書欄で目にした言い回し。
恥ずかしながら初耳。
ご存知でしたか。
六日の菖蒲、十日の菊。
これで、知らな方でも意味がわかるでしょうね。
私も、ああ、と理解しました。
今日十日。

昨日は九日。
そう九月九日。
重陽の節句。
または、菊の節句ともいいます。
ははぁーん、と思うでしょ。
五月五日の端午の節句は菖蒲の節句と対応している、と。
だから、「十日の菊」は「必要な時に間に合わない」ことの例え。
素敵!ですね。日本語。
――投書氏は、新型インフルエンザへの対応を書いた冊子を、これから6600万円の予算をつけて作成し、出来上って各学校に配布されるのが、再来年になるという国の発想を、こう表現していました。
ああー、ネット配信すれば、新型インフルエンザに先回りもできようものを・・・。

再来年じゃ、この上品な言い回し程度ではなくて、間に合わなさすぎますけれどね。アハハ。

で、話は、変わって。
私の初めての出産は、その9日の未明でした。
第2次ベビーブームもおわりかけでしたが、その産院では、その未明に、二人の女の赤ちゃんが誕生しました。
私、ホヤホヤのお母さんです。
イヤ、まだお母さんという実感がなかったかも。
で、病院から聞かれました。
もう一人の赤ちゃんは、9日を避けて、8日生まれにしたいとの希望が出ていますが、○さんはどうなさいますか、と。

私、イエ、そのままで、9日でいいです、と即答していました。
そう、高校時代に教わった、重陽の節句、おめでたい日という思いがあったから、そして、産まれる前に考えていた、たった一つ考えていた名前の文字が、その中にあったもの何かの縁。

そんなわけで、昨日は、その子の誕生日でした。
だから、ふつうの世間では滅多に耳にしない「重陽の節句」という語彙も、この日前後は、このお母さんの頭の中を去来するのです。

そんな私にとっては、わけありの菊の節句。
ふーん、「十日の菊」という言い回しを使った投書を、今日その十日に読んで、
投書氏の文意からそれた雑文を綴っている次第です。
お粗末。


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