獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

カローラ・スポーツ(6MT)試乗記

2019年03月27日 | CARS&F1


 その日は、スケジュールが合致した尾車氏ニータ氏と、クルマのカタログ収集の旅に出掛けた。
 まず訪れたのは、トヨタカローラ札幌本店。
 そこには、「カローラスポーツ」の、なんと「6MT」の試乗車があるというではありませんか
 「自称MT派」である私は、照れたフリをしながら、試乗させていただくことに。
 グレードは「G”Z”」 (FF:税込車両本体価格2,417,040 円)である。


 ブラック基調のインテリアに、シルバーの加飾とレッドステッチが映える。
 ステアリングは、汗っかきにうれしい、本革巻だ。


 1.2リッターダウンサイジングターボエンジンは116PSを発揮。
 カタログ上の燃費もJC08モード 15.4km/Lと、決して悪くない。

  
 さて、いよいよ走らせてみる。
 この「iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)」は、発進時にエンストしずらいようにアシストしてくれるのだという。
 私は、発進時にエンストしやすい「BPレガシィ2.0i(5MT)」に普段乗っているので、その発進時のアシスト機能については、正直言って、それがどの程度効いているのはわからなかったが、とりあえず、今回の試乗でエンストすることはなかった。
 それよりも驚いたのは、「シフトダウン時の回転合わせ制御」である。
 4→3はもとより、5→3とか、4→2へのシフトダウンを、実にスムーズにこなしてくれる。
 MTで一番難しいのは、シフトダウン時の回転合わせというか、いわゆる「中ぶかし」のサジ加減で、それが上手くいったときは、プリミティヴな満足感を覚えるものだ。
 ひるがえって、それを見事なまでにやってのける、この「iMT」は、人間の操作の未熟さを、あざ笑うかのような出来の良さだ。
 また、AT車のマニュアルモードと大きく異なるのは、やはり「エンジンの回転フィールを生で味わえる」ことだ。
 近年のATトランスミッションは総じてかなり優秀だが、やはり「トルコンという名の薄皮」が、エンジンとスロットルとの間に入りこみ、高揚感を若干スポイルしてしまうのだ。
 そういった意味で、この「iMT」でのシフトチェンジは、じつに快感である。

 そのように素晴らしいこのトランスミッションなのに・・・

  セールスマン氏いわく。
 北海道では、この「iMT」搭載車の販売比率は、10台に1台どころか、100台に1台くらいの割合だという(^^;
 やはり、「iMT」車には、4WDの設定が無いのが、この雪国においては、痛いのだ。
 ああ、やんぬるかな(涙)
 

 斜め前方視界も、大いに良好な、このクルマ。


 しっとりと据わって、曖昧さの無い、ステアリングフィール。
 しなやかながらも芯のある、筋肉質な、ライドフィール。
 トヨタ車で私が選ぶとすれば、迷うことなく、この「カローラスポーツMT」となる。
 これ、ホントにホント


 そのヒップラインも、なかなかグラマラスで、イイ意味で、従来のトヨタ車のイメージを裏切ってくれている。

 

 また、近日公開されるハズの、「新型スープラ」&「新型RAV4」も、大いに気になる存在。
 なんだかんだ言っても、やはりトヨタという企業の奥深さというかポテンシャルには、脱帽である。

コメント (2)
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