雨にけぶる湧水八海
霊峰富士の胎内より湧き出でる八つの泉は、昔から「神の泉」と崇められ、
いくつもの「伝説」が語り継がれています。
忍野八海は八つの湧水池から成っています。
その昔、忍野村は「宇津湖」という湖だったそうですが、延暦に富士山が大噴火し、
そのとき流れた溶岩流によって、湖は山中湖と忍野湖に分かれてしまいました。
忍野湖は富士五湖と関連する一つでしたが、川の浸食や掘削排水のため枯れてしまいました。
忍野八海は、その時残った富士山の伏流水の湧出口の池として、今日存在しています。
村営駐車場は車なく水溜りで広々としていました。
湧池を通り過ぎて佇む若き女性、回る水車に見とれていた。
雨は池に覆いかぶさるようにした樹木の葉をぬらし、池に滴となって小さい輪を作っていた。
しとしとと降る梅雨、伏流水を取り巻く緑は萌え色鮮やかでした・
☆ 梅雨けぶり
堀り溢れんと
富士の水
次回水車小屋と粉挽き