縄文人(ブログ・ネーム)が、
昔の縄文住処(東京都多摩市=縄文の村)を訪れた。
驚嘆した。
竜宮城から帰った、浦島太郎の心境と全く同じでした。
昔あるところに、太郎という漁師が母親と二人で暮らしていました。
太郎は30歳もすぎていたのですが、まだ独り者でした。
ある日、浜辺で子供たちが小さな亀をいじめているところに遭遇しました。
太郎は子供たちに、15文のお小遣いをやって、海亀を海に帰してあげました。
翌日、太郎が沖の船の上で漁をしていると、海から大きな海亀が顔を出しました。
海亀は「昨日は子供を助けれくれてありがとう、竜宮城へ連れて行ってあげます」といって、
太郎を背中に乗せて、海の中へ潜っていきました。
・・・・・・・・・・・あらすじ略・・・・・・・・・
帰ってきて駅頭に立つと、とてつもない信じられな、街が出現していました。
天空にそびえるビル群
立体交差のコンクリート人工地盤、京王線多摩センター中央駅南口の様子
山の中に生まれた大きな集合住宅の街
縄文人がただ一つ覚えていた野はかやぶき屋根だけ。
街並みも、黄色で模した横文字が並び、アルハベット化し、何も分からずに、
やっと我が家(茅葺屋根)にたどり着いた。
高層団地があっちにも、こっちにも林立していた。
驚 愕
我が縄文の村・原点に帰り、
ヤット昔の生活を取り戻そうとした・・・・。
しかし、山や野原が切り拓かれて、高いビル群、立体のコンクリート人工地盤、華やかな照明、人の多さ等々、天と地ほど変貌にビックリした。
ただただ驚嘆した縄文人は、”縄文の村”を垣間見て第2の故郷、
柴又は、寅さんの近くに帰りました。
土間では、燃え上がる赤い火があった。
縄文人は、わが故郷にいそいそと、帰りの茅葺屋根の中に入った。
しかし、じっと焚火を囲い込むようにして座して、
昔の思いを取り戻そうとしたが、あまりにも現実離れして、むかしの想いは
チョイと浮かんでこない。
現実と昔の狭間にさいなまれ、ボゥーとしていた。
フジノ会の会長から
「縄文さん、故郷へ帰った感想は・・・・!」と、尋ねられたがが、
言葉にならなかった。
≪現実と昔の狭間≫に、
ついては、縄文人が感じたものを随時UPします。
デジブック 『縄文の村』