お花見の一考察
昭和のお花見、令和のお花見
日本のお花見文化が大きく崩れた!!
皆さんのblogを拝見しますと、今の時期に必ず取り上げられるのが
「桜咲く・・見ごろ・・美しい」であろう。
私も近所の桜見物に出かけ、桜並木を見ることが出来ました、やはり美しい。
▼ 老木の桜並木を眺めをり (縄)
・・・・・が、しかしコロナ以後、日本の伝統文化のお花見は様変わりした。
葛飾区鎌倉町の佐倉街道の桜並木
コロナで日本の文化(お花見)が、葬り去られるのか!
来年には還ってくるのか?
他の国に例をみないお花見のスタイルから、日本人独自の歴史や精神性が見えてくる……
“日本らしさ”に関心が集まり、花の代表が日本土着の桜へと変わる。
千年以上も続く花見文化を、国際日本文化研究センターの白幡洋三郎の『お花見』をひもとく。
昭和50年、花見をする上野公園。輪になり宴席をです。
其処にはお酒、食事が付き物でした。【時事通信社】
令和時代(コロナ禍)のお花見
上野公園では「宴席禁止」(台東区)、マスクで顔を覆い、歩きながらの観桜。
日本にしかないその行為とは何か。……花見である。
「群桜」「飲食」「群集」。
花見の3要素と名づけたこの三つが同時に成立するユニークな行事が日本の「花見」で
日本以外ではどこにも見られない。
植物学上のサクラの花見の習慣は世界のどこにもみられない。
海外で唯一、日本とよく似た花見が行われているブラジルにしても日系人が中心であり、
もともと日本の習慣として持ち込まれたものである。
桜の開花を契機に、群れ集まって共食する基本的な行為は、昔も今もかわりはない。
日本人は千年以上にわたって花見を続けてきた。
日本特有のお花見文化が思い出になった??
・・・が、しかし、日本の花見事情がコロナ以後大きく変化した。
上の写真、「昭和の花見と「令和3年のお花見」を比較してください。
180度の展開であり、日本文化のお花見事情が音を立てて崩れてしまった。
民族学者の白幡洋三郎氏(国際日本文化研究センター教授)は、お花見は日本固有の文化だと論じています。
日本のお花見の特徴は「群桜・飲食・群集」の三要素で、日本以外にはお花見はないという。
花を観賞する文化は無くなってしまうのか、それとも還ってくるのか
コロナ禍が早く収まってもらいたい!!
お花見の権威、白幡先生が3/13日亡くなった。合掌。
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