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箱根用水の手掘りの足跡

2010年03月05日 | 紀  旅行、葛ハイ山行

深良水門=箱根用水

深良水門を箱根路に訪れるたびに眺めた。
これが有名な教科書にも載った事のある≪箱根用水≫であることを
知らなかった。
先般のハイキングで知った。

湖尻の対岸に深良水門というポイントがあるのを皆さんご存知でしょう。
実は深良という地名は外輪山を越えた向こう側(反対)、
静岡県裾野市の地名なのです。

芦ノ湖の水は箱根用水というトンネル
によって裾野市の潅漑用水に使われているんです。

 江戸時代の1666年に工事開始し、1670年に完成し、以後現在に至るまで、
裾野市およびその周辺地域に灌漑用水を供給しているほか、
水力発電にも利用されている。

全長は1280m。芦ノ湖の水門から、湖尻峠付近の地下を通り、
神奈川・静岡県境を越え、 黄瀬川支流の深良川に注いでいる。

これは、民間の事業でしたが、4年にわたる歳月と延べ834,000人の人夫
動員した大事業でした。

芦ノ湖側と裾野側の両方から手作業(つるはし・のみ)で掘り進めたが、
この2本のトンネルが出会った地点の誤差はわずか1m程度であったという。

建設機械やコンピュータもない時代、
当時の土木工事や測量の技術の高さを物語っている。
また、作業者が酸欠にならないよう、トンネルの途中には
息抜き穴も備えていると言うから見事です。

 

 
深良水門と芦ノ湖

       
                            深良水門付近(左)と箱根外輪山方向(右)に流れる深良川(2/14・流れなし)

画像は長尾峠山行時を再度使いました。

                       

箱根用水のトンネル内に入り手掘りの様子を観察する!!、興味津々
トンネルの中に入る』   の貴重な資料を見た。

手掘りの様子がありありと解りますので是非ご一読を・・・。
(ねこ村さん了承済み)

中学生の頃『家の光』で箱根用水を知りました。

 


 

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