私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

テルマエ・ロマエ

2011-01-02 20:01:38 | たまに読んだ本
何故か古代ローマから現在の日本の風呂限定で不定期にタイムスリップしてくる男。
未来の異国とも知らずに、平たい顔の日本の人々が楽しむ風呂文化の数々を自国に持ち帰り、自分の風呂技師という仕事に活かす男。

熱い風呂が舞台なだけにストーリーも熱いものがあるが、一番熱いのは主人公の男だ。
平たい顔の人々を奴隷と勘違いしながらも、彼なりに非常に礼儀正しいし、なんといっても新しい技術とアイデアを会得しようとするその探究心が一番熱いのだ。
風呂のマンガなのに、彼自身風呂ではリラックスするべきと言っているのに、本人は一つもリラックスしておらず、いつでも熱湯100度の熱さだ。

面白いマンガだ。設定の面白さだけに頼らず、それを更に面白くしようとする作者の程よい熱さが感じられるマンガだ。

*****
どこかで目にした書評でべた褒めだったので、読んでみたマンガ。

コミックエッセイは良く読むが、マンガは殆ど読まない。自分でマンガと呼ばれるものを買ったのは20数年ぶりだろう。
書店のマンガコーナーでは何がどこにあるのかさっぱり分らず。
更に買いに行ったにも関わらず、「テルマエ・ロマエ」という覚えにくいタイトルを忘れてしまい検索も出来ない。
携帯で検索し、やっと売り場のパソコンで検索するという体たらくだった。

奇跡のW受賞!!
マンガ体操2010
手塚治虫 文化省 短編賞

マンガについて不案内なので、これがどの位凄いことなのかさっぱり分らない。
ただ、久しぶりのマンガであったけれど、20数年ぶりに自分でマンガを購入したことに一つの後悔もなく、非常に満足の1冊だった。



テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)
ヤマザキマリ
エンターブレイン