私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

イコライザー

2014-11-01 21:11:14 | 映画鑑賞
今はホームセンターの従業員として静かに暮らす元CIAの男が、法では裁けないが自分なら助けてあげることができると、ダイナーで一緒になる少女を助けるためにロシアンマフィアを殺害する。
ロシアンマフィアの影響力は甚大だ。アメリカのボストンにも関わらず、莫大な金が動き、一つの悪が次の悪に繋がる。悪が繋がっているのは、警察も例外ではないのだ。

少女を助けたことがマフィアの怒りを買う。マフィアには元CIAの男を殺すという選択肢しかないのだ。
(ケビン・スペイシー似のロシアンマフィアがなかなか渋い・・・)

修行僧のような暮らしをする元CIAの男を演じるデンゼル・ワシントンの安定感が半端ではない。日常生活の中で見せるやさしい顔とあっという間に人を殺める姿。全く正反対の行動を繰り返しながらも、必要以上の感情の高ぶりは感じられない。
殺す姿の中に、自分にできることで誰かを助けたいという控え目な気持ちが感じられるという非常に不思議な感じのアクション映画だった。

町中での派手な銃撃戦のようなシーンはなく、室内でのアクションシーンが多いのだが、そんななかでも後半の水にぬれながらのアクションシーン印象的だった。
光る水滴は、たとえそれが屋内であっても、アクションシーンを切なくそして美しく見せるんだなと改めて実感。

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監督はアントワーン・フークア。今作と同じデンゼル・ワシントン主演のトレーニング デイやマーク・ウォールバーグが主演のザ・シューター/極大射程を思い出す人も多いんだと思うが、私は公開された際に「映画史上最も美しい銃撃戦」という宣伝文句が使われたリプレイスメント・キラーを思い出す。
このイコライザーは拳銃に頼らないアクションシーンが中心だが、ホームセンターの中でさえもアクションシーンが綺麗なのは、やっぱり監督の持ち味だと思うので・・・・



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