会長の次男が営業本部長になったことで、彼を告訴しようとしたホウォンの正社員転換は危機的状況だ。
「僕を告訴しようと脅迫したね」などと笑いながらいう元医師が本部長になったのだ。
(笑顔の下に隠された会長の息子のゆがんだプライドの高さにややいらっとする。)
メンバーやマーケティング部長のウジンが自分たちを評価してくれるならまだ勝ち目はあると思っていたホウォンだが、営業本部長の持ち点が多ければ勝ち目はない。
しかしマーケティング部長が提案した評価基準の見直し案を、電子承認の練習のつもりでうっかり決裁してしまった新営業本部長・・・・皆会長の息子である営業本部長のご機嫌は取りたいもの。訂正するまもなく、あっという間に承認されてしまう。
まぁホウォンにとってはラッキーな出来事も、よくよく考えれば、皆やっぱり会長の息子にたてつくつもりなどないと言う証拠。
転換試験のために、三人はそれぞれ資料を作るが、ホウォンが選んだテーマは自分が落ちた100回の面接のために準備した自己紹介の資料。
会社が違えば、希望する職種が違えば、自己紹介の資料は違ってくる。
自分がどんなつもりで今度の転換試験をチャレンジしているのか、一冊の本を作るように自分のマーケッティング資料を作るホウォン。
転換できるのは1名から2名に増えたことで、ホウォンとガンホがチャンスをつかむことになるのだが、ジナの期待もむなしく試験に落ちてしまったギテク。
将来のない自分に彼女と付き合う資格はないというギテクに「ギテクさんは私の彼氏」と皆の前で堂々の交際宣言をするジナ。
こういうところで、危機を目の前にした男女の差が表れるのかもしれないが、彼女がギテクを選んだのは、彼の仕事ぶりを目の当たりにしたからだろう。(格好良くはないが、真面目な感じが好印象だし・・・・)
ホウォンとガンホは正社員として名刺も持ち、正社員用の身分証も身に着けられることになったが、それと同時に新営業本部長はどんどんと自分のやり方を推進。
一度、没になった新ブランド立ち上げを再び採用し、シングルマザーとなった課長にその実行を命ずるのだ。
もちろん没になったことには理由があり、今更それを蒸し返しても難しい状況なのだが、シングルマザーの課長に断るという選択肢はない。出来ないことをわかっていても社員として会社に残るためにはやるしかないのだ。
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ホウォンは、新人を採用する予定もないのに、それをはっきり言わない会社の態度、さらには「会社の細かい状況を説明する必要なんてない。」という営業本部長に思わず意見をしてしまうのだ。
100回も面接に落ちた彼女には、会社の態度が不誠実にしか思えなかったのだろうが、それを上司の前で言ってしまうのが、ホウォンの無鉄砲なところ・・・・・
自分の側につけと強要する新営業本部長に対して同じように拒否感を示すウジン。。。。
「嫌だったら辞めればいい。」というスタンスで仕事をしてきた彼が仕事のやり方を変えられる日が来るんだろうか。。。。