クムジャの忠告通り、ユン・ヒジェの父親は財閥に有利な遺産相続法の改正案に反対したことで苦境に立たされる。
議員というより弁護士事務所が立案を牛耳るなどということが実際に行われているのだ。弁護士というよりパワーゲームに長けているローファームの代表にとっては使えない人間はそうそうに切るというのは定番の方法なのだろう。賄賂を貰ったという話をでっちあげることなど簡単な事らしい。
父を心配するユン・ヒジェは実家に戻るも、父親は彼の目の前でふらふらと車列に飛び込むのだ・・・・
苦境に立たされているのは、ユン・ヒジェだけではない。
イシュームホールディングの代表の事件を追っていたクムジャ達だが、どうもローファームの代表であるソンはどうやら代表話が犯人という流れで話を進めたい様子。
更に彼は妻の妹であるキム・ミンジュを蹴落とすためにケビンと組むことを選択したようで、イシュームホールディングの会長の信頼を得ていることを使用し、彼の息子の裁判をうまく利用しようとしているのだ。(殺されたアートディレクターのジョンファと隠れて付き合っていた会長の三男を代表になるも、株価はどんどん下落・・・)
そちらの目途もついたしということで、ローファームの代表であるソンにとってはクムジャもユン・ヒジェも必要のない邪魔な人物に成り下がってしまったのだ。
弁護士としてのふたりの行動に問題ありと聴聞会に呼ばれるように仕向け、更には彼らの後釜にユン・ヒジェの友人を選択。彼ら二人がいるからパートナー弁護士になるチャンスはない・・・と悩んでいた彼の心を揺さぶり、自分に都合のいいようにイシュームホールディングを人事を動かそうとする。
聴聞委員会の判断が出る前にローファームから追い出されることになったユン・ヒジェとクムジャだが、弁護士の二人がこれで諦めるはずもない。
アートディレクターのジョンファ殺害事件は、ローファームVSクムジャ&ユン・ヒジェの戦いになるのだ。
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アートディレクターのジョンファは管理を任されていた絵画を売り払うことで資金を作り、そのお金を持って付き合っていた会長の三男と逃げることを画策していたらしい。しかし、殺害現場はどう考えても不自然な状況証拠が多すぎる。誰がルームサービスに薬を渡したのか?そもそも殺害現場にいたと思われる第三者は誰なのか・・・
弁護士がまるで刑事のように事件を調査する様子がなかなか面白い。