弁護士資格停止の危機を乗り切るためには、とにかく事件を解決するしかない。イシュームホールディングの代表の事件を調べるためにはと、クムジャとユン・ヒジェはホテルのスイートルームでプロポーズをするカップルの態で事件現場の部屋を調査することを決行。
二人とも弁護士だ。口は達者だし、クムジャはとにかく気持ちがいい位やり切る演技が十八番だ。金持ちのバカップルのふりをして、現場の部屋を時間単位で使うことを了承させ、更には向かいの同タイプの部屋にまで入り込み、指輪が紛失したと騒いで、顧客のプライベートを守るためという理由で監視カメラがないはずのホテルに監視カメラが設置されていることまで突き止めるのだ。
それと並行して自分の父親の弁護を行うユン・ヒジェだが、父親は裁判の場で自分が脅されていたことなどないと、結局事実とは異なる話しかすることはなかった。。。(息子には分からない彼なりの始末のつけ方なのか・・・)
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監視カメラから殺人現場にいた第三者が誰だかはっきりし、彼がその場にいたのは殺されたアートディレクターのジョンファが絵画を売って逃亡資金を作ろうとしていたことが関係していることを掴むクムジャ達。
絵の持ち主である会長はジョンファの行動に激高し、彼女に手を出したのではと考える彼らは、「イシュームホールディングの代表が自分達を呼んだように会長も自分の弁護士を現場に呼んだはず」と考える。ここで事件とローファームの代表が繋がるのだ。
事件現場と思われていた部屋の向かい側の部屋から運び出されたジョンファと、何人もの男たちが殺害現場を再現する様子が映った防犯カメラ。会長に呼び出されたローファームの代表が、男たちを使って、殺害は向かいの部屋で行われたにも関わらず、イシュームホールディングの代表が殺害したように現場を再現していたのだ。
突然クムジャにナイフを向けた男も、なんとその防犯カメラの映像に映っていた。自分の顧客の会長を庇うために、(いや本当は会長の弱みを握って自分が権力を握れるようにしているだけか・・・)更には、事件の核心に迫るクムジャを邪魔に思い、ローファームの代表が裏で暗躍していたのだ。
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今までもずっとそうやって権力を手に入れてきたのだろうが、今回ばかりは相手が悪かった。クムジャを相手にしてはいけなかったのだ・・・
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クムジャとユン・ヒジェの二人。カップルというよりバディ感が強い二人。これもクムジャを演じるキム・ヘスの濃いキャラクター設定の賜物だろう。
part2も出来る位のキャラの濃さだった。