幼い頃住んでいた洋館を久しぶりに訪れた女性。携帯電話を無くした事で、その家に残っていた固定電話を手にする彼女は突然かかって来た謎の電話を取るのだが・・・電話の主は過去にその家に住んでいた女性。過去と未来を繋ぐ電話のやり取りは、2020年に生きる彼女の運命を次々と変える。
一本の通話から始まったやり取りで彼女は恐怖の中に突き落とされるのだ。
過去の電話の相手を演じるのはチョン・ジョンソ。2020年の時代を生きる女性を演じるのはパク・シネ。
パク・シネは固定電話の向こうでチョン・ジョンソの放つ一言一言に翻弄され、人生が何度も反転する恐怖に突き落とされる。
何が悪かったのか、何がいけなかったのか・・・そんな反省や感情は一切受け付けないチョン・ジョンソの演技が凄い。そこに韓国映画特有の重くて長くてしつこい感じがプラスされるのだ。
とにかく、彼女の底知れないパワーに引きずり込まれ、最後までその渦から抜け出せない映画だ。
『ザ・コール』予告編 - Netflix