梨の栽培に適しているのは水はけの良い土だという。多摩地区は関東ローム層なので、そのような場所が多いのだろう。子どもの頃は多摩湖の周辺にも梨畑が結構あった。
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昨日、稲城に住んでいる知人が@もぎたての稲城の梨を送ってくれた。
稲城は関東ローム層というだけでなく梨に適した扇状地ということもあり梨栽培が盛んだという。4月に知人を訪ねて稲城に行った際にも、駅前には大きな梨のモニュメントがあり、そのすぐ後ろには梨畑が広がっていた。
稲城の梨は市場に出回らず、地元で消費されるのがほとんどだということで、どこの畑でも時期になると道路沿いで直売するとの事だった。
知人は「昔はもっと畑も大きい所が多かったんだけれど・・・相続の際に税金が払えなくて、どこも畑を売って税金を払うらしいのよ。だから畑も小さい所が多くなって。売られた土地には、すぐに綺麗な住宅が建つのよ」と稲城の梨事情を教えてくれた。
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送ってもらった@稲城という品種は、日持ちがあまりしないので、本当に市場には流通していないとの事。「冷蔵庫で保存して早めに食べて」ということだったので、早速冷やして食べる。瑞々しくサクッとしてさっぱりとした甘さだ。
秋だな・・・と思う。