私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

BTS: Yet To Come in Cinemas

2023-02-04 20:40:56 | 映画鑑賞

2030年の万博誘致を目指している釜山市の広報大使をしているBTSが、その活動の一環として2022年10月に釜山で開催したコンサートの様子が映画として2023年2月1日から世界で劇場上映との事。

(2月1日~16日の期間にはオリジナルフォトカード(7種)がランダムで貰えるという特典もありとか)

私は、仕事帰りに丁度いい時間に上映されている事を知り、「いい機会だから一度見てみようか・・」という気持ちで劇場に足を運ぶ。

****

コンサートというその瞬間の熱量だけでなく、映像作品にする事を考えての演出も多数あり、パフォーマンスする彼らの負担はかなりであったと思う。

映画館で観るパフォーマンスは、接近した様子を十二分に楽しみつつ、何度も挿入される場内のライトの揺れにファンの心の動きを感じたり、もっと上からの映像では、夜空に上がる何発もの花火の様子から秋の夜長に行われた釜山でのコンサートの雰囲気を疑似体験する事も出来た。

******

RM、SUGA、JIN、J-HOPE、JIMIN、V、JUNG KOOK の7人から成るBTS。

私は、Spotifyで歌は聞いていたものの、歌番組やMTVで歌う姿を見た事は殆どなかったので、メンバー内で顔と名前が一致するのはRM、SUGAとVの3人のみ。その他のメンバーはこの上映を見ながら覚えていった。

JIMINとJUNG KOOKは釜山出身と紹介された事で、J-HOPEはその印象的な名前にちなんだ自己紹介で、入隊を控えた一番の年長者のJINはファンであるアーミー達からの「キム・ソクジン!」と言うフルネームの呼びかけに涙ぐんでいる姿ではっきりと記憶。

*****

FIREで熱気も最高潮になる様子を見ながら、ファンの知人がメンバーが椅子に腰かけて歌う『Yet To Come』のミュージック・ビデオがちょっと物足りなかったと言っていた意味が少し分かったような気がした。

私はあのミュージック・ビデオに、まだと言う気持ちと、今暫しの小休止という気持ちの中で揺らいでいたと思われる時期、パフォーマンスする彼ら、プロダクションとしての意向、スケジュール的な問題等等・・そして何よりグループとしての気持ちを切り替える上でのYet To Comeという意志表示もの意味もあったのだろうと勝手に推測していたのだが、ファンとしてはやっぱりどこまでもエネルギッシュな姿を見せて欲しいという気持ちがあるんだなと納得した。

コンサートで歌われたYet To Comeは、ゆったりとした動きと雰囲気でクールダウンの意味もあったと思うし、このタイミングの中、Yet To Comeは意味の有るメッセージだとは思うのだが、ミュージック・ビデオだけを切り取ってしまうと、当時の背景も事も色々思い浮かび、私の知人はちょっと物足りないと思ってしまったのだろうと思う。

*****

上映終了後、場内が明るくなると同時に私は一人席を立ったのだが、多くの人たちは立ち上がっても動こうとせずにその場に残っていた。そこにファンの人達の気持ちを感じる。