悪党そのものの行動を見せるチーム長は、極東から麻薬を持ち込んで壮大な商いをしようとしている麻薬製造チームと対等に渡り合って生きながらえようとするものの、クレージーさは麻薬製造チームの方が何倍も上だ。
スヨルとヒギョムの捨て身の作戦でなんとか彼らと対峙する事が出来たものの、チーム長は、顔が割れている麻薬製造チームの社長の右腕を捕まえる事でなんとか起死回生を図ろうとする。
しかし、そんな事でひるまない麻薬製造チームの社長は「これまで損をしたのを取り返さないと・・と」麻薬チーム長に押収した麻薬を盗み出せと究極の提案をするのだ。
破滅の道のはずなのに、もう選択肢のない彼は、一人残った自分の部下を脅しなだめながら、警察が押収した品物を盗み出すという暴挙に出て、結局一番最初の大きな悪事と同じ状況に自分を追い込むのだ。結局元に戻ると言ったらいいのか・・・・
スヨルとヒギョムの手柄ではあるが、麻薬チーム長を捕まえたからといって市場に出回っている麻薬を回収しなければ意味もない。更には麻薬を持った少女が自分の父親を殺害するという事件も発生。
自分もカウンセリングを受けつつ、事件の捜査を進めるスヨルは、カウンセリングを行う医師が少女のカウンセリングをしていることを知ると、彼が事件に関係あるのではとにらむのだが、少女の事件は何と自分でも忘れていた子どもの頃の記憶と関係している事に気づくのだ。
黒スヨルと白スヨルが麻薬組織と対決する話だと思っていたら、びっくりするようなギアチェンジでスヨルの少年時代の暗い思い出が大きな比重を占めるストーリーになって来た。