再びキム・ドシクの心を掴む事が出来たテヨン達。
法院VSテヨンの対決が更に鮮明になったものの、テヨン側には失うものはないのだ。
守りに入ることなく、攻め方だけを考えればいいテヨン達。
ただ、厳しい場面は続く。なぜ壁のなかから凶器が発見されたのか。
なぜ真犯人であり、今は全く別人として生きている彼の証言と違う場所から凶器が発見されたのか・・・・
偽証をした重みに耐えられず、命を絶つしかなかった元部下の思いを考えると、元刑事のサンマンも思わずその真実の重さに口よどむばかりなのだが・・・しかし遺書を残して去った彼の思いを感じ、残された彼の妻の思いも感じ、警察が偽装工作をしたことを証言する彼。
勿論それだけではテヨン側に勝ち目はない。真犯人であり、一度は罪を認めたにも関わらず、結局警察と検察がもみ消した事で、名前も変え別人として全く違う人生を生きるイ・ジェソンの証言も必要になる。
優しい公務員として近隣の老人たちから絶大な人気を誇る彼。毎月の給料から施設に寄付をする彼。子供たちの優しい父親。なぜ彼は全く別の人生を歩んでいるのか。
テヨン達は、あの事件の日だけ全く別人のように行動した彼の心情に訴えかける手法で彼の口から真実を聞き出そうとするのだ・・・・(まるで生まれ変わったかのような彼は簡単には真実を受け入れはせず・・・
結局、17歳の若者が突然逮捕され、身に覚えのない加害者として取り調べを受けることがどれだけ辛いことか、体罰を受け、自白を強要され、自分の言葉が受け入れられない事がどんなにも辛いことかを訴えかけるテヨン達。
法院VSテヨンはこんな風に厳しいやり取りが続くのだが、裁判官は法院内の忖度よりも自分の裁判官としての良心に従い、自分の辞表と引換にしてキム・ドシクに無罪判決を言い渡すのだ。
法の下で働く者として無罪判決を出すことが正しいと思ったという彼。昇進を望まない裁判官である事を選択した彼は結局法院を去ることになる。
(法院内での昇進を望む者は、上長の無言の圧力に屈し、結局忖度の入った判決を下すしか道はないのだ。)
何も失うものがなく、自分の良心のまま戦ったテヨンに餞別だといい、法院長の動画を残して去っていった裁判官。
キム・ドシクに無罪の判決が下りた事で、元刑事だったサンマンも家族のいるアメリカに向かうことを決心し、テヨンとユン記者もパートナーとして付き合っていくことを決める。(苗字がユンかと思ったら、フルネームはイ・ユギョン・・ユギョンのユを取ってユ記者と呼んでいたのか?名前の聴き取りが一番難しい・・・)
一つの判決が沢山の人の新しい出発を後押しするのだ。
サムスだけは、テソンが出馬を快諾するようなそぶりを見せたことに腹を立てているものの(弁護士が名前を売って政界に進出というのは、このようなドラマではよくある流れだ・・・)テソンは、法院長の呼び出しに元裁判官からもらった動画を見せることで、彼との全面対決に向かっていくのだ。
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サムス役を演じたペ・ソンウの出番はここまで。来週からはサムス役はチョン・ウソンだ。
正直、サムス役のがさつで野放図な外見とは裏腹な内面の繊細さをペ・ソンウが当たり役と言っていい位にノリノリで演じていたので、この交代劇はなんとも不思議な感じだ。
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