私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師

2024-12-07 21:02:06 | 映画鑑賞

内野聖陽演じる税務署員を詐欺のカモに選んだ岡田将生演じるイケメン詐欺師。

詐欺師を演じる岡田将生の「人を食ったような態度」でカモを騙す詐欺の様子が、スマートさと図々しさの丁度いい具合なのだ。騙し抜けするはずだったのに、内野聖陽演じる税務署員の邪心のない行動に足をすくわれてしまうと「おじさんが狙っている脱税王からお金をせしめるから、罪を見逃して欲しい」と、図々しい程の変わり身の早さで、「いい事を手伝っていますから」という雰囲気まで薄っすら漂わせる調子の良さ。真面目な公務員とどこか人を食った態度の詐欺師のやや軽めでコミカルな対比が面白い。

地面師詐欺で脱税王を嵌めるストーリーでありながら、かなり軽めのテンポの良さでサクッと見せる。税務職員の心の傷、スマートを装う詐欺師の心の寂しさも見せつつも、軽めのテンポの良さは最後まで変わらず。

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驚く程体格がいいマ・ドンソクが市の税金徴収課職員を演じた韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師~38師機動隊~』が原作。

ストーリー的にはほぼ踏襲しているも、原作の韓国ドラマは1話あたり60分超の長さで16話。監督は脚本の推敲を何度も繰り返したとの事。ドラマは、いわゆる脱税野郎達一同のバックグラウンドをかなり詳細に描き、「詐欺師が調子にのって騙されてどうする」という爽快さもあるのだが、映画では小澤征悦演じる脱税王の抜け目ない野郎に一極集中。原作のエッセンスはしっかり残し、2時間という映画に合わせたテンポのよいものになっている。



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