パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

彼は何故詳細な記録を残したのか(社会に対する責任?)

2020年03月18日 18時26分09秒 | あれこれ考えること

週刊文春を購入した
森友学園の文書改ざんに携わり自殺した方の手記が
相当なページを費やして掲載されている

読んでいて涙が出て仕方なかった
自ら死を選択しなければならなかった苦悩、愛する人の死を現実として
受け入れざるを得なかった奥さんの気持を思うと
とても普通に読み終えることはできなかった

あったことはなかったことにしてはいけない
この単純な当たり前のことが何故か実現されない現在
このままでは未来の人たちに「あの時、あなた達は何をしていたのだ!」
と批判をされてしまいそうだ
それでなくても、今生きている自分たちはこの問題に対して真摯に向かう責任があると思う

そして、何よりも深く心に残ったのは
自死を選んだ方がこの手記をものすごく詳細に残されていることで
それは何故彼はそこまできちんと残したのだろうか?との連想につながる

でも自分はこの人の気持がわかる気がする
彼は行ったことを詳細に残すことで、社会に対する自分の責任を残そうとしたのではないか

これは先日の我が市の高速バスの事業継続についての
市民側から見た記録を残そうとした気持ち(それが社会に対する責任)につながる
(その前の行政裁判のことや住民投票の記録を残したのも同じ理由だ)

世の中は表に出ている情報だけで本質は判断できない
表に出ているものはむしろ加工されている可能性がある
歴史書は過去の過ちを繰り返さないために必要なものであるとしたら
それは尚のこと実態を多方面から見たものから作成されていなくてはならない

そして現在読む人はあまりいないこのブログも、投稿し続けることで
多少なりとも社会的に意味あることだ!
と勇気づけられたような気分になるのだった

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「高速バス」新しい契約書はどうなっているのだろう

2020年03月18日 08時44分36秒 | 市政、市議会に関することなど

二日後には議決されて継続事業となる高速バス事業
その前に少し疑問に思っていることを列挙してみると
まずは、委託会社との契約はどのような内容になっているか?
という点

3月31日で一旦実証実験の契約は切れる
当然のことながら継続を予算計上している市は委託会社と今後の契約の内容を
既に詰めているものと思われる
行政の話では、今後3年間の継続を予定しているから当然契約も3年に及ぶものだろう
その契約内容は前回と同様なものか、、どうかが気になる

そもそも年度初めに計上されたバス事業の(過去の)予算数字は
委託契約金(年度別に割り振った)プラス乗車不足分見込みの金額となっている
委託契約金のみで予算計上はしていなくて、最初から赤字があるものと想定している
これは現実的な考え方で、この不足分の数字は直近の6ヶ月の実績から導き出している

市は乗車人数が少しづつ増えているといいながら、予算計上の仕方から見ると
不足分がいつまでも継続する可能性を認めている
利用者数の数字は月々に委託会社から報告を受けているので
エクセルの機能を使えば将来の数字を予測をすることができる
手元に正確な数字があるわけではないので何とも言えないが、これを行ってみれば
冷徹な予測数字はいつまで経っても収支バランスは改善しない、、
との結果を表しそうな予想がつく

好転しないとの現実を踏まえて、予算計上をしなければならない職員は
どんな気持ちでその職務にあたったのか、、と思うと少しばかり同情してしまう

ところで現実的には市は委託会社に契約金に不足分を加えて払っているので
今度の契約は最初から現実的な支払い金額(不足分を含めた金額)に近い数字が
契約金額となっていないかが気になる
そんなことはありえず少なくとも前回の契約と似たようなもの、、と考えるのが
常識的だが、どのような契約かわからないので判断のしようがない

行政は今回の議員・市民からの指摘を受けて、今後は一年ごとに利用者等の数字を
しっかり分析し事業の継続云々も検討する、、と答えているが
現実には委託会社とは3年にわたる契約をするものと思われる

行政の方が言われるように一年ごとの検証で継続中止の判断をするのならば
途中で中止になった場合は金銭の支払いはどうなるか
委託会社にいつまでに報告するのか、、といったことは契約書に書かれているのか
(ちなみに今までの委託契約は途中で議会が予算を認めず中止になった場合は
 違約金の発生は無いとなっていた)
このような素人にも湧き上がる疑問をそのままにして、議員は安易に
議決していいのだろうか、、

昨年に提案された新城市の浅谷地区の養鶏場の買上げも
今回と同様に素人目には妙に急いでことがなされている感じだった
これは急遽、臨時議会が招集され、様々な奇妙な点の指摘を受けたにもかかわらず
あれよあれよという間に進められていった案件で
議決に反対議員は養鶏場の買上げに反対したのではなく
行政のやり方自体に反対し、もっと丁寧な議論が必要としたもので
今回の進め方とそっくりだ

ただこうした問題は市民の関心が低いのも現実だ
いつかは自分の身に降り掛かってくること、、、と想像力を働かせて
心配性な市民が声を挙げても、圧倒的な無関心が世の中を支配する現実

ものごとは急に良くはならない(変化しない)
これは何度も経験した事実
諦めずにコツコツと進めていくしか無い
しかし、それで間に合うか、、、
時々、不安を覚えてしまう

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