土曜日らしく手抜きで、あちら(パパゲーノの夢)からのコピペ
現在お手伝いしてる外国をルーツにもつ子どもたちの勉強の時の話
火曜日の二年生の彼は、この学年らしい奔放さで時々困ることがあるが
勉強に来ることには抵抗感が無いようで、むしろ楽しみにしてる感じ(と思いたい)
困るのは木曜日の3年生と4年生の男の子
彼らはとにかく落ち着きがない、宿題とかその日のテーマにかかるのに時間を要する
いざ取り掛かっても、やってる最中も気はそぞろ、、、
そこでいろいろ試行錯誤してみる
まずは集中するようにするには!を考えた
一つは集中する癖をつけさせる
もう一つは、お楽しみが後にあるので、とりあえず30分くらいは頑張るようにさせる
この集中力の癖をつけるのと勉強のあとのお楽しみに「お絵描き」の時間を与えることを考えたのだった
これは思いの外効果を上げつつあるような気がする
そんなある日のこと 以下コピペ
最初はそれほど乗り気ではなかった勉強あとのお絵描き
(外国にルーツを持つ子どもの勉強と時間の)
徐々に面白さを感じるようになって、この時間だけは彼らは集中する
黙々と描き続け、もっと時間を!と悲愴な顔をして懇願する
だが、描くネタも無くなってきたようだ
最初のうちは思いついたことを気楽に描いていても
何回か重ねると同じものを描くのは避けたい気持ちが彼らの中にも湧き上がってくる
さてどうやってネタを探すか、、、、
(実はこれも狙いの一つで、ネタが尽きた時、彼らはどうやってネタを絞り出すか
どのように頭を使うか?に興味があった)
先週と今週のこと、学校の授業では「図工(工作)が好き」
と言っている普段は落ち着きのない子が、すごくアイデアに富んだ絵を描きあげた
先週は間隔の狭い線をいくつも描いて、途中にコブのような曲線を混じえて、
そこが膨らんで見えるようにして手の形を描いたのだ(線だけで)
細かい作業なので時間がかかる
「もうちょっと、もうちょっと」
「見ちゃ嫌!」
と言って最後の段階に取り組んでいる彼
覗き見えた彼の絵とその意図
「すごい!」
単純にびっくりした
この発想はどこからきたのだろう、、すごい
今週もびっくりする絵だった
「見ちゃ嫌!」と彼は必死に描きあげる
今回は自信があるようで終わると
「これ、見て」と催促する
いつもの動物の絵ではなく、珍しく王冠を被った女性の絵だ
すると彼は「反対にすると、、、」
と言って絵を上下逆さまにした、すると出てきたのは老婆の姿だった
「すごい!」
思わず声が出てしまった
「すごい!」
彼はどうやってこれらのことを思いついたんだろう
仮に何かを見て真似しただけとしても、真似する価値があると判断した事自体が
驚くべきことのように思えてしまう
「すごい!」
この子はこれがきっかけになるかもしれない
自分の宿題を終えた後では(お絵描き前)下の学年の子の勉強の手伝いもしてくれた
そしてそれは自分の要望にとても素直に応じてくれた
今年は昨日(12月17日)で三年以上の子たちの勉強の手伝いはお終い
彼の絵が見られないのは残念なので、つい
「ね、今度の時までにまた絵を描いておいてくれないかな
僕は君の絵がみたい、、描かなくてもいいけど、描いてくれたら嬉しいな」
と伝えた
彼は来年会う時に絵を見せてくれるのだろうか
(本当に彼の絵を見たいと思う)