パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

男女の好みの差(色・デザイン・音楽についての独断)

2021年10月01日 09時37分36秒 | 徒然なるままに

「なぜ、女の人は一般的に花が好きか?」
と聞いてみると
「女と男では色に対する感じ方が違っていて
女のほうが微妙な色の違いを見分けることができて
それを楽しみむことができるからだ」
と妙に自信を持って答えた人がいた

そんなものか
と深くは考えなかったが、その時の答えだけは覚えている

最近読んだ女性が書いた本

今回のテーマは本の内容ではなくて装丁、あるいは色づかい、あるいはデザイン
上記の2つは、女らしいデザインの装丁だと思う
(何が女らしいかはっきりしないが、漠然とそう思う)

コントラストの激しいものではなく、同系色の淡い感じがにじみ出ている
これは明らかに男の趣味とは違いそうだ
だが、個人的には嫌いではない
この二冊の内容はとんがったところはなく、内省的なもので
後から見直すとこのデザインは本の内容と釣り合いが取れているような気がする

本の装丁について、以前から気になったものが2つある
一つは辻邦生全集の


これは衝撃を受けた「夏の砦」の推敲部分が含まれている本で、
それも気に入ってるが、装丁も好きだった

あと一つ、印象に残っているのが三島由紀夫の単行本の「豊穣の海」で
「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」が

本の表紙、裏表紙がこのように色を変えてデザインされている
更にこれを包むカバーも独創的で、ここでは見られないが
作品の内容を暗示するような迫力のあるデザインだった
(奔馬は、墨の文字で深刻な内容が書かれているようなデザインだった)

三島由紀夫のこのシリーズは、本の内容よりこのデザインのほうが
ずっと印象に残っている

無理やり区別する必要はないが、色に関してだけでなく
音楽も男と女は違い感じ方をすると思う
その中で、男の原理で音楽を作曲したのが、アントン・ブルックナー
自分は大好きだが、女の人は嫌うだろうな、、と思い浮かぶ
もちろん、女の人の中にも彼を好きな人がいる
だが多くの男どもは、女の人はブルックナーを好きではないだろうな、、
と無意識に感じてしまうようだ

結局は好みの問題に過ぎないが、それでもなんだかなあ、、
根拠もなく、そんな風に感じてしまうということ

コメント
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