ツイッター上では一時話題になったが、ツイッターに馴染みのない人には
まるで別の世界の出来事と思える事件がある
情報集めとか情報弱者にならないためにはツイッターは便利なツールだが
同じ傾向を持つ人が集まりやすいツイッターは、そこで流れる人の知らない情報を
無邪気に信じてまうのは、果たしてそれが真に正確な情報なのか
それを信じて情報強者なのかと一端は冷静に考える必要がある
そこは多様な意見の飛ぶかう場などと、のんびりと構えれられない事態が
そこまで来ていていることが明らかにされたのだ
ツイッターの一部の人には有名な「DAPPI」というアカウントがある
プロフィールに
「日本が大好きです。 偏向報道をするマスコミは嫌いです。 国会中継を見てます。 」
と紹介されていて、「日本が好き」の言葉で想像できるようにあの界隈の人の投稿が多い
そして彼のフォロー数は294でフォロワー数は16万となっている
フォロー数はこのアカウントの持ち主(DAPPI)が見ることのできるアカウント(人)の数
フォロワー数はこのアカウント(DAPPI)を見ることのできる人の数
普通はこれほど両者に大きな差が出ることはない
フォローすればお礼にフォローしてくれるといった暗黙のルールみたいなものがあるが
一般人はフォロー数のほうが多い(自分もそうだ)
ところがタレントさんは知名度が高いので、多くの人がどんな生活をしてり、
感じ方をしてるのかと覗きに来るので、圧倒的にフォロワー数が多い
フォロワー数が多いということは、一気にその情報が多くの人に伝わるということだ
冒頭のツイッター上で話題になった事件で、何故かマスコミではならない事件は
この「DAPPI」というアカウントが、「個人ではなく法人だった」と明らかになったのだ
最近ではSNS上の誹謗中傷で自殺に追い込まれた事件以後、そのような誹謗中傷を
行った人物(アカウント)に対し裁判を起こすことが多くなった
匿名だったSNS上の人物もプロバイダに問い合わせて個人が特定されることが
できるようになったからだ
このDAPPIというアカウントは、かなり右寄りの投稿をする存在で
どちらかといえば政権より(もっと端的に言えば安倍さんより)で
彼らの敵である野党(立憲民主党や共産党)に対して、かなり一方的な
投稿を続けていて、それが事実であるならばまだしも、全くのデマや
動画の不自然な切り取りによって全く別の印象をもつ物が多かった
そのあまりの一方的な言いがかりに近い投稿に、
被害を覚えた小西議員がこのアカウントに対し裁判を起こすために
プロバイダに個人の特定を依頼した
その結果が最近明らかにされたのだが、驚くことに特定されたこのアカウントは
「法人」だったのだ
つまり個人の意志で、自分がシンパシーを覚える人を応援しているのではなく
まるで事業(仕事)のように、投稿をしていたというのだ
実は明らかになる前から、そのようなことはある程度、想像されていた
このアカウントではなかったかもしれないが、右寄りの安倍さん応援団は
奇妙なことに、加計学園の騒動の頃、国会で首相の動向(面接した人)の話が出た時に、
それは夜の出来事だったが翌日の朝の早い時間に、朝日・毎日・読売・産経新聞の
新聞コピーを画層としてアップされていた
そこには野党が疑問を覚えた人物とは面接をしていないことが書かれていた
だがこの手際良すぎる行動が違和感を覚えるきっかけになったのだ
二三日前のことならまだしも、一年以上も前の新聞をすぐさま用意できるということが
一般の家庭人にできるか、が疑問に思われたのだ
普通新聞は読み終えたら再利用の段取りをとる
新聞がいつまでも保存されているのは特定のところだ
一つの仮定として、その特定の場所とは「国会図書館」ではないのか
と考える人が出てきた
ここなら数年前の新聞も直ぐに手に入るし、国会の野党とのやり取りから
すぐさま対応できるので、この近くで働いている人に違いないと思われたのだ
DAPPIもその時のアカウントも、投稿のタイミングを見ると(割に頻繁に行われていたが)
その大半は一般の社会人の仕事内の時間が多く、夜の遅い都会人のそれもあった
(それはある人が時間をかけて調べ上げた)
つまりどうも投稿は自発的な思いからではなく、仕事として行われているのではないか
と想像されるに至ったのだ
このDAPPIのアカウントをもつ法人の依頼主は誰か?
そのお金はどこから出ているか?
これが、議員さんの誹謗中傷が実際にあったかどうかよりも気になる
世論はある程度数だ
その数が、たとえツイッター上であるとしても、馬鹿にならない数字としてカウントされ
それなりの世論に影響を与えるものだとしたら、
この知らないうちの情報の奔流は少しばかり危険なものと思えてならない
今の日本は、メディアのあり方を含めてとても危ういところにいると感じる
田舎に住んでいるから、都会ではそんなもの、、と思われるかもしれないことも
なにか変!と感じることができる
チコちゃんじゃないが「ぼーっと生きてんじゃねえよ!」
と多くの人が自覚せねば