BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

エウレカセブンAO 完結編(23話/24話)

2012-11-20 22:53:58 | Weblog
すっかり忘れていたけど、ほんものの最終回。

・・・なのだが。 

いやー、さすがにこの終わり方はないでしょ。
クォーツガンを便利に使いすぎ。

結局、『エウレカセブン』の後日談として、スカブコーラルが問題を生んで、その解決のために、平行宇宙としての1万年前の過去にエウレカが飛んだ、それをレントンがどうにかしようとしてた。。。ってのが全てだったわけだけど。

この平行宇宙設定と、平行宇宙間の跳躍を可能にするチートなクォーツガンを使って、後半の話をふっ飛ばして、エウレカ、レントン、アオ、の親子の話にまで矮小化させて終わり。。。
トゥルースにいたっては、ニルバーシュのアーキタイプに転じていつの間にかアオの相棒に収まってるしw
ナルの役割はイミフのまま終了。
パイドパイパーの面々は完全に置きざり。
ついでに、しつこかった沖縄の話もチャラ。。。

いやー、これ、脚本にしてもシリーズ構成にしても、破綻過ぎだろう。
マジで、これ、エウレカセブンの黒歴史だろ。
サイテーな続編だな。

というか、もうホント、平行宇宙ネタはやめろよ。
宇宙を書き換えたから、君の居場所はない・・・、ってのはマンマ、まどマギだし。
二番煎じも甚だしい。

結局、こういう平行宇宙改変ものって、言ってしまえば、主人公(この場合はアオ)の夢、というか、脳内願望をただ見せられていただけ、って感じにしかならないわけで。

いやー、トゥルースとかいらないじゃん。ナルにしても。

適当なところまで話を進めて、で、チートな装置で他の平行宇宙に飛んで、そこでは、別設定でみんなやってます・・・ってさ。

ホント、見てる側をバカにするのも大概にしろ、って感じでしょ、これは、さすがに。

それをやるなら、今回のエウレカ・レントン設定を12話なり15話なりあたりで一旦だして、そこから収束先を探すぐらいの話にしないとさすがに駄目だろ。

あと、どうでもいいけど、やっぱり、成人レントンにホランドの声を当てたのもマチガイだろう。全然レントンに見えないし。

なんだかなー。

とにかく、安易に平行宇宙もので解決するのは辞めたほうがいいよ。
シュタゲをちゃんと見てから試みて欲しい。
平行宇宙ものは、基本的に設定書き換えによって「なかったことにする」のが通常だから、その「なかったことにされた」出来事の意味がちゃんと残らないと、ただぶつ切りの話がだらだらと繋がるだけの、醜い物語にしかならない。

それをエウレカでやるかね、全く。

まぁ、映画がある意味、前作のリミックスだったから、制作サイドにそういう傾向があるのはわかってはいたけど、さすがに、こんな最終二話で全部チャラにするとは思わなかった。ひどすぎる。

ホント、時間の無駄だったな、これは。黒歴史だよ。

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