BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 最終話(第192話) 『時空を超えて』 感想: ネギま!を含めて大団円だったね!満足!でもやっぱり寂寥感はある。

2022-02-09 13:00:37 | UQH/ネギま!
なんか最後は、超時空規模のスケールのデカイSF的幸福感のまま終幕、って感じだった。

終わってみれば、やっぱり、この物語は、エヴァのためにあった話だったんだな、って思った。

まぁ、それはUQHの第1話の扉だった、アンニュイなエヴァの姿で、わかっていたことだけど。

ネギま!の登場人物の中で、唯一、不死人だったエヴァは、不死者故にネギをはじめとしてクラスメイトたちとの間に距離をおいていたわけだけど。

その「最後は唯一人で生きていくしかない吸血鬼」としてのエヴァに、伴侶や仲間をつくってやるための話が、このUQ Holder!だったんだなって、最後の、エヴァと刀太の二人の、1万2千年越しの愛の告白に思ったよ。

実際、ヨルダとの最終決戦に臨んだネギくん一行は、不死人設定がなかったがゆえに、1万2千年後に復活したエヴァの前には、すでに存在していなかったわけだから。

UQHでも結局、エヴァはたったひとり、この世界に残されてしまった。

ネギま!の時の運命はここでも変わらず。

そのネギくん一行の絶対的死、という事実を、物語としても明言したことで、これは、あくまでもエヴァの物語だったことを強調していた。

まぁ、その結果、キリヱはただの人間として一生を終えることで、刀太のパートナーからは脱落してしまったわけだけど。

というか、最初の最終決戦でバウルの策略にはまって刀太の復活に40年かかったあたりですでに、キリヱが使いにくい存在であることに、作者も気づいてしまったのだろうな。

リセットする人生がある限り、リゼロじゃないけど、勝利するまで死に戻りすればいい、ってことになって、実際、それが戦略としては正しい方法になるけれど、それじゃあ、物語としてカタルシスに欠けてしまう。

しかも、刀太とエヴァの関係が最終的にどうなるのか、という物語全体を通じてのテーマも残ったままだったわけで。

その意味で、刀太は、エヴァとキリヱのどっちを選ぶの?という問いが、中盤以降、ずっとラブコメ的には残っていた。

それを、エヴァが復活までの眠り?に入っている間に、キリヱが只人としての生を終えることで、問題なくやり過ごしてしまった。

そういう意味では、九郎丸のみならず夏凛まで刀太スキーwになったのも、キリヱを含めて三人の中では刀太にとってキリヱが一番!みたいに思わせるための仕掛けだったんだなぁ、って思う。

もともと九郎丸は雌雄両有体のような存在で、おまけに最終決戦で改めて変身していたように、神刀の擬態のような存在であったわけで。

夏凛にしても、復活したエヴァに抱きつくところでも明らかなように、雪姫様ラヴ!は継続しているわけだから。

まぁ、不死者で1万2千年も姿が変わらないままなら、セックスがどうこうとか言っても、そもそも意味がないよね。

とっくの昔にセックスの快楽にも慣れ親しんで、盛り上がりに欠けるのだろうし。

そうなるとニキティスみたいに本の虫になって未来永劫過ごす、ということになるくらいしかない。


ともあれ、いろいろ途中は、それこそ190話分あったけど、結局、最後は、エヴァと刀太の物語に回帰して終わりだったw

それも、雪姫ではなく、ロリババア状態のエヴァと刀太の恋愛だからねw

単純にこれは、作者が最後はロリエヴァの笑顔が見たかったってだけだったんじゃないかなw

でも、まぁ、ネギま!のときの終盤の性急な畳み方に比べれば、ちゃんと大団円してたのはよかったw


で、UQ Holder!全体に対する感想や、ネギま!と合わせてのシリーズとしての感想については、また機会を改めるとして。

最終回について、気になったことをいくつか記しておくと、

まずは、やっぱり、超鈴音、登場w

四重航時機絶対時間停止!で、おお、カシオペア、ひさしぶり!って思ったよw

で、そこからの、黒棒と九郎丸を使った刀太の「神刀姫名杜破魔封神剣」とネギくんと明日菜による「黄昏の剣」による攻撃には、やっぱり最後はダブルヒーローだねぇw と思った。

でも、九郎丸が剣になれる設定、すっかり忘れていたのは秘密w

で、エヴァ=ヨルダの魂が120億個に分霊w ってなって、120億の人類に魂魄が分配融合されるって、ことだけど? 

はにゃ? なんだそれ?ってなったぞ。

でも、そうして、無限共感能力「共鳴り」を極小化して対処するさまを見て、それがネギくんの解決方法と見抜くフェイトのネギくんラブの深さw

で、そこからの、なんと1万2千年経った世界!という展開のバカバカしさ。

マジSFだぁ!

しかも、なんかすげぇそれっぽい植物の実からエヴァ転生体がでてきたよw

マジファンタジーだぁ!

そこから先の、説明口調のネームの多さには思わず苦笑い。

人類圏は1700万光年wまで拡大
地球圏は、人類発祥の地として保護区指定。
1200万しか住んでいなくて、ほとんどが妖怪とか悪魔。

じゃあ、ザジとかいまは地球に住んでるのかね?

あとは、ヨルダの封じ方として、最終的に人類の数と物理的距離で対処したという。

いわば物量でねじ伏せる!の法則w

なんか、とにかくスケールが超無駄にでかくなって笑ったw

で、あれほど終盤でヤキモキさせたゲンゴロウの異世界跳躍の話は、どうやら次作に持ち越し、ってことみたい。

といっても、多分、赤松健は、この先、自民党の参議院議員になるから、漫画なんか描いている時間はあるのかね?って思うけど。

で、100年後の事件、ってなんだよw

カロンが巨大恒星間移民船?
イエローストンの大噴火による人類絶滅の危機?

あはは、こっちもSFだあw

それにしても、ちょっと付け加えておきました的な明日菜の顛末話だけど、なんで、千雨まで生きてるの?

のどかと夕映は、まぁ不死人みたいになっていたのはわかるけどw

で、明日菜と「黄昏の姫御子」は融合して人として生きた?

きっとこれは、ネギくん一行が天寿を全うしたことを確定させるための補足だったのだろうね。

最後に、しのぶとみぞれも一応、登場。

で、ふたりともちゃんと生きて死んだ。

同様に、キリヱも。

キリヱの再不死化は結局なかった。


で、すでに書いたように、エヴァの1万2千年後の復活に話は続く、という流れだった。


とにかく、ネギま!を含めて、途中だいぶUQHには文句も言ってきたけど、なんだかんだいいながらも、ずっと読み続けてものとしては、やっぱり、終わってしまったことには寂しさを感じる。

ただ、これは不死者の物語である、という設定からか、結局、この物語は終わったようで終わらない終わり方をすることは予想できたので、

なんていうか、ピリオドを打たれた、というよりも、

大きなカンマが打たれた、くらいにしか感じないところもある。

でもまぁ、ネギま!のときに、エヴァって不憫な人だよなぁ、って思っていたひとりとしては、エヴァを真ん中においた物語が始まって終わってことは喜ばしかった。

てか、最後は、まさにともに歩いていく人、すなわり伴侶として刀太を射止めたのだから。

よかったね、エヴァ、って感じかな。

でもなぁ、よく考えれば、刀太って、実は、エヴァも加わった計画の中から生まれた人工不死者だったんだよなぁ。

それを思うと、自分の伴侶を自らの手で生み出した物語、とも言えなくもなくて。

SFだ!とかファンタジーだ!とか色々騒いだけれど、最後は、なんだか、とっても神話のような収まり方だったと思う。

そういう意味では、エヴァンジェリンの名の通り、創生の福音に至る話だった。

大満足!

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UQ HOLDER! 第191話 『明日へ』 感想: それにしても刀太の知らない最後の助っ人?っていったい誰なんだろうね?

2022-01-08 10:42:55 | UQH/ネギま!
前回の引きから予想できたように

ネギvsナギ
刀太vsエヴァ/雪姫

のマッチアップとして戦闘はスタート。

その間に、わざわざ仙境館に舞台を移してまでして、ヨルダたちに操られたラカンやアル、刹那たちと、九郎丸や夏凛、三太たちとの決戦も開始されていたわけだけど・・・

ネギくんと刀太の戦闘シーンはそれなりにあったけれど、それにしても明日菜たちの解放、あっさりしすぎじゃない?

相手の戦闘力を4分の1まで削ったところで、ネギくん考案の「白き翼」バッジを額につけたら、

あーら、不思議!あっという間にヨルダの洗脳が解けてしまいました!

ってんだからw

これは単行本になる時に、九郎丸たちの戦闘シーンが描き足されるのかな?

単純に、九郎丸vs刹那による新旧の神鳴流の対決シーンとか、見てみたいじゃない。

ラカンと夏凛のガチンコ?とか。

ネギくんと刀太の戦いをあれほど描きこむなら、やっぱり、もう少し三太たちの戦いの様子も見てみたい。


で、それはまぁ、いいとして。

解放されたメンバーの中に、いつの間にか、千雨や茶々丸、ザジや龍宮隊長まで、しれっと加わっているのはどうなの?w

いや、ヨルダに取り込まれていた、という理由は説明されていたけどねw

あと、いつの間にか、のどかに刹那のような羽が生えていたのもギャグなんだよね?

なんか、いろいろ、最後に盛ってきたのがねーw

てか、今回の事実上、戦闘シーンだけで終わった展開も、次回が最終回だから、と事前に告知されていたから許される展開だよなぁ。

で、最後に生じていた、魔法陣の書き換え、って、これって多分、またきっとネギくんが開発した、世界を全部、まるごと書き換える術式なんじゃないの?

ただ、その場合、ヨルダが狂ってしまうところから書き換えるのだろうから、そうすると、刀太を始めとする不死者や、ネギくんたちのような魔法使いも、みんな消えてしまう世界になるように思うのだけど。。。

で、最後に、ただの人間として誕生した雪姫と刀太が再会したところでエンドマークかなぁ。。。


それにしても、冒頭でネギくんが言っていた、刀太の知らない助っ人だれなのだろう?

名前を呼んでやってくれ、って言っていたけど、知らないなら、名前を呼べないじゃない?

あ、でも、それが生まれ変わった雪姫なのかね?

ただそうなると、キリヱのことはどうするんだ?ってことにもなりそうだけど。

あと、当然、例のゲンゴロウの世界を書き換えながら行き来する能力によって、なにか起こるような気もするのだけど。

そうなると、そんな世界改変、世界移動能力という異能の出どころは、やはり師匠たるダーナが、ラスボス、というか、ゲーマス、だった!って話になるのかな?

今回、わざわざ夏凛が、彼女の神であるイエスのことに触れていた、ということは、吸血鬼の真祖とか不死者とかを超えた「神」のポジションにあるのが観察者ダーナだった!ってオチなのかもね。

その場合、ダーナは、太陽系外宇宙から飛来した高度文明を持った宇宙人だった!なんてトンデモ説明で終わりそうな気もするけどw

あ、そうだ、今、突然、思いついたけど、ネギくんの言っている刀太の知らない助っ人って、もしかしたら超鈴音なのかもしれないね。

だって、ネギま!の物語で言えば、超鈴音もネギの子孫なわけでしょ?

そうすると、刀太と超鈴音にも繋がりがあってもおかしくはなくて。

確かに今まで、超鈴音って、出てきてなかったしw

あー、その線はあるかもしれないw


ともあれ、次回、最終回。

世界は書き換えられて、いかなるハッピーエンドがもたらされるのか?

いや、このバッドな世界の流れだと、トゥルーエンドで締めなのかもね!

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UQ HOLDER! 第190話 『最終決戦』 感想: おお!これは、ネギと刀太のダブルヒーローでシリーズ全体に「決着」をつける展開か!

2021-12-09 11:39:09 | UQH/ネギま!
往年の『仮面ライダー』でいえば、長らく姿を隠していたライダー1号が再登場して、ここまで戦ってきたライダー2号とともにダブルライダーでショッカーとの最終決戦に臨む、という展開なんだなw

その場合、1号=ネギがオイシすぎるわけだがw

2号=刀太の、これまでの苦労はどうするのだw

まぁ、それはともかく、いやー、もりあがってきたねぇー!

にしても、なんと最終的には

ネギvsナギ
刀太vsエヴァ(雪姫)

という対決なのか。

なんていうか、ネギま!時代を含めて夢のカードの実現!って感じだなぁ。

その場合、ネギとナギの対戦!というのが微妙に泣けるわけだがw

てか、なんかずるいよね、これw

てっきり、ナギもネギくん同様解放される側かと思っていたのに。

でもまぁ、ラカンが十蔵たちとやりあうという流れなのだから、彼らのマスターたるナギがヨルダ側に立ってもおかしくはないのか。

結果的に、ネギvsナギという、幻の父子対決のカードが成立w

これって、ネギま!の最後の方で、ナギにネギに言った、俺を倒しに来い(だっけ?)、というセリフの10年ぶり?くらいの実現だよね。

なんかね、そういうところが、これ、あー、シリーズの総決算なんだぁ、って気にさせられるんだよなぁ。

で、その隣で、刀太がエヴァと対決するわけでしょ。

こちらはこちらで、UQH全編を通じての、エヴァに想いを寄せる刀太の気持ちに終止符を打つかたちの対決だよね。

だって、前半の山場は、エヴァ、というかまだ吸血鬼になりたてのキティのもとに刀太がやってきた話が中心だったわけで。

だから、この2つのカードって、

ネギが父子対決で父殺しの経験をし、
刀太が初恋の相手への思いを断ち切る経験をする、

という意味で、両方とも、ネギと刀太が精神的に大人になったことを示すことに繋がる、ということだよね。

だったら、前回の最後でネギが再登場したとき、もともとの子どもの姿で現れたのも納得がいく。

いつまで経ってもネギは子どものままの見た目だから。

同様に、刀太はずっと少年のままの見た目なのだから。

そういう点では、今回の最終決戦で、ネギも刀太も雷天大壮状態の青年フォームになっているのも意味深w

あと、刀太の雷天大壮状態がどうにも悪魔っぽかったのも、この最終決戦の局面で、雷天大壮状態のネギと描き分けるためだったんだな、と思ったり。

てか、ネギが雷天大壮状態なのは、ナギを描き分けるためでもあるのだろうけどw

ともあれ、この、

「で、一体誰が、ネギま!世界最強なのさ!」対決

の行く末が次回で、そこでの決着を見て、ヨルダとの対決になるのかね。


ただ、気になるのは、今回、刀太が三太にかけた、

「三太も小夜子もヨルダ側ですでに終わっている」

という趣旨の言葉で、この刀太の態度で言えば、最終的に刀太はヨルダをも赦してしまうのかもね。

だって、ヨルダって、吸血鬼としてのエヴァのいわば親でもあるわけだし。

ここまで、親子とか血縁の話を強調してきた流れからすれば、ヨルダがいい意味で「成仏」させられる展開かなぁ、と。

ただ、それだとヨルダが、あまりに『進撃の巨人』の女神ユミルのようになってしまうけど。

要は、この混乱を生み出した張本人の過ちを許してやることで、その猛執をも消し去ってしまう展開。

事実上、世界を書き換えることになるような展開。

ただ、ネギま!の終盤にでてきた「完全なる世界」という問題をずーっと引きずってきたUQHからすると、それもありなのかなぁ、と。


まぁ、それもこれも、パクティオカードがどう機能するか、ってことと、

ゲンゴロウ回であった平行世界の切り替え問題、あたりが効いてきそうだけどね。

あ、そういえば、今回、刀太が、九郎丸たちを「アデアット」と呼び出すとき、出てきたパクティオカードだけど、あれ、夏凛のカードがキリヱのものになってなかった?

単純な間違いなのか、それとも、実は意味があるミスなのか。

なんにせよ、ネギくんがパクティオカードを使ってなにか秘策を用意していたようだから、それも、物語の決着に影響しそうだな。

で、物語の決着といえば、やはり、この最終決戦の流れになってから、ここまで一度もダーナ師匠がでてきてないのだけど、このまま彼女が出ない、ということはさすがにないよね?

だとしたら、やっぱり、ヨルダの去就をも観察する神的存在として、最後に物語の締めのところで現れるのかな?

個人的には、この最終局面で、ザジや龍宮隊長が出てきていないのは気になるし、

なにより神楽坂明日菜の再登場はどうなってるの?って思うし。

まぁ、それを言ったら、クラスメートたちはどうなるの?ってことだしw

残り2話でどこまで描くのか。

しかし、こんな大団円がまっているとはねぇw

ネギま!の最終回から想像できなかったよ。

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UQ HOLDER! 第189話 『完全なる世界(コズモエンテレケイア)』 感想: なるほど、ここで満を持してネギくん降臨ですか!!!

2021-11-09 12:21:10 | UQH/ネギま!
いやー、途中までは、なんかカロンへの突貫侵攻の描写ばかりで、なんか手順として必要な戦闘シーンばかりで、なんかたるいなぁ、と思っていたのだけど。

しかも、明らかに中ボスにすぎない、顔芸職人・バアル様wが相手でw

それを、刀太の「愉快な仲間たち(笑)」、もとい「頼れる仲間たち」がバッサバッサとさばいていくばかり。

三太とナナコは魔法使いよろしく、謎ビームを謎障壁で防御し、

夏凛と甚兵衛は、破壊担当の前衛として物理攻撃で、なんか天使もどきの「白い巨人」を蹴散らすしw

しかも、いつの間にか、甚兵衛はイレカエをマジでチート級のメタ攻撃に変えているし、てか、あれって、もうSAOの心意攻撃じゃんw システム介入のチート技なんだからw

で、最後は、九郎丸と十蔵の、我流剣技で「爆散」!なんだからさw

それを見てあたふた慌てるバアルまで含めて、完全に「お約束」の規定演技w

極めつけは、バアルのいる間に突入しようとして刀太が召喚した、謎・太陽系パワーの12魔神!というのだからw

一応、「降魔兵装『巨躯の魔神』&魔神分身十二連装」というらしいがw

魔神化した刀太は、6本の腕を持つ阿修羅のような怪物だし、降臨させた魔神たちは、これ、どうみても、ギーガーのエイリアンじゃん!って感じだし。

もう、これ、刀太たちの方がどう見ても悪役ヅラでしょw


で、お約束どおり、こうした刀太たちの総攻撃をもってバアルを粉砕できる!と思ったところで、おもむろにラスボスたるヨルダ・バオト御一行がご登場!

バアルが至る失態まで含めて、ヨルダの地球降臨を計画していたという、悪辣ぶり。

さすがに、ちょっとバアル様(笑)が不憫に思えてしまうくらい。


でも、そうして降臨したヨルダ一行は強烈で、しかも

刹那が九郎丸を
アルが三太を
ラカンが夏凛を

それぞれ一撃で圧倒してしまうという事態。

いや、これは、ネギま!読者的には、当然のあってしかるべき序列関係なのだけど、しかし、ここで、刹那、アル、ラカン、を敵にするか?という疑問は当然生じるわけで。

ただ、それも、最後まで読むとなるほどねーと思ってしまうのだから、ちょっとズルいw

なぜなら、最後に刀太が、ネギくんの手帳で蘇らさせたのは、エヴァ/雪姫ではなく、ネギくん!!!だったのだから。

あー、これ、要するには、最後は、ネギま!&UQHの、新旧キャラ総出でヨルダを粉砕する!という展開、ってことね!って思ったもの。

てか、ここで、ネギくん復活は、オイシすぎる! ヤラレタ!


でも、これはこれで王道展開!だよね。

だって、ネギくんの復活によって、いわば、仮面ライダーでいうところの「技の1号、力の2号」がタッグを組むようなものでしょ?

かつてエヴァやラカンをして、ネギくんの最大の能力は、その魔法開発力にある、といわせしめたネギくんに、

もはや太陽系の魔法エネルギーを好き放題に引き出せるほどの甚大な力を得た核弾頭・刀太が手を組むのだから。

それにしても、ここでかつてエヴァが評した「ネギくんの真価は魔法開発力にある」という言葉が活きてくるとは思わなかったなぁ。

エヴァ自身がそう思っていたからこそ、「未来に進むためには私では駄目だ」という言葉を刀太に伝えたのだろうし、

刀太自身も、エヴァだけでなく、キリヱや三太、ついでにカトラスたちの未来を取り戻すために取るべき最善手は何か、と思い至ったのだろうし。

その結果が、ネギくんの復活!!!

いやー、この最後の場面だけで、前半のグダグダバアル戦をひっくり返して、お釣りが来るくらい。


だって、ネギくんが復活したら、そりゃ、もうラカンやアルたちもネギくん側に戻るでしょ?

のどかや夕映にしてもw

当然、明日菜も復活するだろうし、そうなったら刹那や木乃香、さらにはかつてのクラスメイトたちも登場するでしょ。

てか、龍宮隊長やザジはどこに行った?って感じだしw

千雨も久しぶりに現れるかもしれない。


とはいえ、なにより重要なのは、囚われの姫エヴァを救ってくれるのが、ネギくんと刀太の二人になってしまう、という、

もうエヴァからしたら、嬉し恥ずかし歓喜の嵐、

ってデレデレの展開が待っているわけだから。

となると、やっぱり、このUQHの主役はエヴァで、主題は、悠久の退屈さに死んだように達観していたエヴァが、生き生きとした笑みを取り戻すための物語だった、ってことになりそうw

だって、ネギくんと刀太の、二人の王子様に救われる姫なんだぜ!

マジ赤面じゃんw

もしかしたら、そこにナギも加わるのかもしれないしw


ということ、どう転んでも、これは大団円しか待っていないように思える。


あとは、そうしたエヴァ姫救出作戦の果てで、この決戦の前に突如として表現されていた、キリヱやゲンゴロウに関わる「この平行世界のゲーム的な秘密」がどう扱われるのか。

ネギくんが復活した、ということは、エヴァの相手はネギくん、ってことになりそうだし、

となると、キリヱの寿命の問題をどうするのか、という問いが残ってくる。

さらにそこに、ゲンゴロウの「残機制」の秘密が関わってきそうだし。

だって、キリヱの「リセットOKな人生」って、やっていることはゲンゴロウの「残機制」と被っているからね。

で、それらの秘密の鍵を握るのが、ゲーマス?たるダーナなんだろうな、やっぱり・・・とかね。

そういう意味では、今回発動されたヨルダの魔法、フェイトいうところの、

ヨルダ・バオトの極大異界降臨究極魔法術式「完全なる世界」

を通じて、この世界のゲーム的構造について、その仕掛けが明らかになるのかもしれない。

だって、「異界降臨」ってあるように、異なる「世界」をそのまま上書きするような術式なのだから。

それって、ゲンゴロウの感じている謎に迫るものじゃない?

もしかしたら、その秘密にはすでにネギくんも解明していて、その魔術をキャンセルする方法も開発済みなのかもしれない。

だって、もともとヨルダ自身、普通の人類から発した存在だったわけだよね?

彼女は彼女で、三太のように、精神体として憑依を繰り返してきたわけでしょ?

だから、そのきっかけになった発明があったと思うのだよね。

で、その開発に我らが天才魔術師ネギくんも到達していた・・・と。

でもまぁ、当然、その代償もあるに違いないのだけど。


ということで、とにかく残り3話だっけ?

なんか怒涛のラッシュで、ネギま!以来の世界の秘密に到達しそうで。

さすがにワクワクしてきたw

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UQ HOLDER! 第188話 『見たかった景色』 感想: 一人だけ取り戻せるって、エヴァは救えるけどネギくんは救えないわけじゃないよね?

2021-10-08 10:21:07 | UQH/ネギま!
一空の死を含めてなんか駆け足でどんどん物語が進んでいく回だった。

さすがに、ちょっと急ぎすぎじゃない? って思うくらい。

あと、一空のことは、あまりにも唐突。

完全な不死者ではないから、とか、それを現代日本的な「弱者」と重ねて叫ぶのは、さすがにちょっと違うんじゃないの?って思うけど。

てか、あの45年後だっけ?に刀太が飛ばされたあたりから、なんか、急速に、物語の基調が、

強者vs弱者、

虐げられたものvs裕福なもの

のような、陳腐な対立構図に落とされてきているようで、ちょっとどうなの?って思う。

一空とか、別に正式に不死者の世界に迎えてやればよかったのにさ。

まぁ、もう一捻り、あるのかもしれないけれど。

でも、刀太以外のUQHが、誰も一空のこととか気にかけていないのは切ないけどねw

ていうか、最終コーナーで、一空とゲンゴロウの扱い方が真逆になっていて笑える。

てっきり一空は最後にヨルダから寝返って刀太たちの逆襲で彼もひと暴れするのかと思っていたのだけど、あっさり消えてしまった。

しかも本体の朽ちた老人の身体まで見せて。

それはちょっと違うんじゃないの?とは思うけど。

でもまぁ、みんな不死者で死なないから、ひとりくらいはちゃんと死なそうと思ったのかね、作者は?


とはいえ、今回の一番の山場は、唐突に出てきたネギくんの手帳アーティファクト「千の絆」。

17個のアーティファクトを組み合わせればひとりはヨルダの憑依から取り戻せる、という超ステキアイテムなわけだけど。

これ、別に、エヴァ/雪姫だけを助けられる、というわけではないよね?

ネギくん手帳の中には「大量のアーティファクト」があった、ってあるから、エヴァだけでなく、ネギとナギも取り戻せる、ってことでいいんだよね?

いや、エヴァの意味深な「未来へとつなげ」という物言いだと、エヴァの解放すらないように思えるけど。

どうなんだ?


そもそも、アーティファクトを組み合わせたら解放できる、ってどういう理屈?だし。

じゃあ、アーティファクトってなにさ?ってことにもなる

この話を使って、ネギま!以来続くアーティファクトの謎にも迫るのかね?

そうでもないと、実力者ぞろいのUQHの中で、わざわざアーティファクトを出す意味とかないものね。


でもまぁ、なんにしても、ここでネギくんの手帳が、物語の鍵を握るというのは、あまりにもご都合主義にすぎるとは思うのだけどw

この手帳ならびにアーティファクトの話と、ゲンゴロウの平行世界の話がちゃんとつながるといいけどなー。

あと、ついでに、不死の理由も。

そろそろ、ダーナ師匠が出てきてもいいようにも思うのだけど。

なーんか、ダーナとヨルダの間にも因縁がありそうだしなぁ。


そうそう、ゆうなのひ孫の明石マキナ空佐の登場には笑ったw

よりにもよってマキナとは。

エクス・マキナのイメージなのかな?

こんな感じで、ネギくんの教え子の子孫が次回以降も現れるのかな?

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UQ HOLDER! 第187話 『完全なる世界』 感想: あれ、もしかして「エヴァ」って「エヴァンゲリオン」へのオマージュだった?

2021-09-09 11:07:07 | UQH/ネギま!
どうやらUQHの世界とは、グノーシス世界だったらしいw

「完全なる世界」もね。

いや、ホント、今回は全編がグノーシス臭で満ちていて驚いた。

なんか、いまさら90年代のエヴァンゲリオンを見せられているようだったのだけど、そこではたと気がついた。

エヴァって、もしかしてエヴァンゲリオンへのオマージュだったりしたのかな?

まぁ、エヴァは愛称で、本名はエヴァンジェリン・A・K・マクダウェル。

正確には、エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェル

AKは「不滅のキティちゃん」だったわけだけど。

まさか、エヴァの名前に、UQHのモチーフが全部込められていたとは思っていなかったよ。

そのうえ、ラスボスとしてのエヴァ/雪姫は、ヨルダ・バオト・アルコーン、っていうのか。

そうかぁ、偽の神=アルコーンかぁ。完全にグノーシス主義だなw

ってことは、真の神=アイオーンが現れる?ってこと?

アルコーンはデミウルゴスだし、もともとグノーシスで偽の神はヤルダバオートだったから、つまりは、

アルコーン=デミウルゴス=ヤルダバオート(=ヨルダ・バオト)で、「造物主」としての「偽の神」。

で、それが火星の魔法世界を作っていたというのだから。

こうなると、ちょっと怖いのは、前回示された「ゲンゴロウの世界線」のような複数世界の仕組みを作ったのも、ヨルダ・バオトだった・・・、なんてことにもなりそうで。

そうすると、パクティオシステムについても、何らかの形で、ヨルダ・バオトが絡んでいたのかもしれなくて。

でも、そんなことになったら、ネギま!のときからずっとこの物語世界は、ヨルダ・バオトの掌の上にあったのだ!!!!

・・・なんてことにもなりそうでw

というわけで、意外と、前回と合わせていきなりネギま!/UQHの世界の成立の秘密に迫ってきたなぁ、と思ったりして。

しかも、その中心にいたのが、エヴァ=エヴァンゲリオンかよw

ちょっと驚いている。


しかし、それにしても、「完全なる世界」がこんな陳腐な人類殲滅計画として表現されるとは、フェイトもさすがに思っていなかっただろうなぁ。

まぁ、どう考えても、真祖バウルは中ボスだろうけど。

でも、古代火星の戦略兵器だった「白い巨人」って、どう考えても、あれ、無慈悲な人類殲滅を実行する天使だよね? 

てか、エヴァンゲリオンの軍隊そのものだよね?

それに、そもそも「完全なる世界」による人類殲滅(というか魂の吸い上げ)って、完全に碇ゲンドウの「人類補完計画」と同じだよね。

いやー、完全にエヴァンゲリオンじゃん。

しかも、金星に魔族としての古代兵器があった、という展開だし。

これじゃあ、金星が、エヴァンゲリオンにあったように、人類を生み出したアダムとエヴァみたいじゃん。

でも、ヨルダ・バオトを出した時点で、こういうシナリオだったのかね。

ビックリだよ。

これじゃ、最後に、刀太がエヴァ/雪姫を、ロンギヌスの槍で突き刺して正気に戻しそうだなw

しかし、ここまで金星の古代兵器を持ち出されたら、さすがにザジたち金星人がバウルの討滅に動きだそうなものだけど。

そのあたりはどうなってるのだろう?

そういえば、ヨルダの使徒には、のどかや夕映はいても、龍宮隊長とかいなかったしね。

ザジと龍宮隊長は、この先、ここぞというときに、ワイルドカードをもちこんでくれるのだろうか?

それこそ、ザジたちが、金星の古代兵器として、ロンギヌスの槍を、土壇場で刀太に届けそうだなw


とりあえず、次回は、一空の歪んだ執念を三太が祓う、ってことになりそうだけど。

でも、よくよく考えれば、三太自体、小夜子が生み出した霊体だから、すでに、ネギま!のときの、火星の魔法世界人のような存在だってことだよね。

そういう意味では、老人の身体を維持しながら、義体を操作している一空は、マインドアップロード一歩手前という意味では、たしかに、三太の一歩手前にまである、ってことなのだろうけど。

となると、次回は、三太が、一空の身体の枷を解き放させて、つまり、マインドアップローディングさせて、一空を、三太のように、完全に魂だけの存在、霊体にする、ってことなのかも。

でもさ、そこで、前回のゲンゴロウの話でいけば、実は、このUHQの住民は、全て、魂と身体を分離して扱うことができる存在で、やろうと思えば、全員が、魂だけを取り出すことができる存在なのかもしれない。

それをこの世界の住人の手からやり遂げたのが小夜子であり、その第1成功例が三太だった、ってことなのかも。

その意味では、三太はヨルダの考えていた「完全なる世界」への自発的達成者の一人だったのかもしれない。

仏教の解脱みたいな感じで。


ともあれ、こういう物語世界の基本構造の解明が、物語の解決を図りながら、進められていくような感じがしてきた。

まぁ、要するに、この「ネギま!/UQH」の世界は、グレッグ・イーガンの『ディアスポラ』の世界だった、ってことだな。

で、そのモチーフに、グノーシス主義を使っているから、ものすごくエヴァンゲリオンっぽく見える。

あ、そうか、だから、ネギま!の続編としてのUQHの主人公は、エヴァだったのか。

赤松健版のエヴァンゲリオンをやりたかったから、エヴァを主人公にしたんだ。

そうなると、そもそもエヴァとフェイトに作られた「刀太」という存在自体が、作られた存在としての人類の象徴としてあったのか。

うーん、なんか、すごいことになってきたなw

てか、完全に、過去20年くらいのSFやらサブカルやらの集大成のような作品になってきてるのだけど。

最後、どうたたむのだろう?


にしても、ネギくんは今、どこで、何をしているんだろうね?

最後の最後で、ネギとナギもまた、エヴァの解放に一役買うのだろうけどw


あ、そうだ。

こうなってくると、物語の最後の最後で、キリヱの「リセットする人生」が重要な役割を果たすことは確定なのだろうな。

というか、その時のために、ダーナは、キリヱから仙桃を取り上げていたのだろうな。

仙桃は、エヴァンゲリオンでいう「生命の実」だったってことだよね、きっと。

しかし、そうなると、その仕組を知っている真祖ダーナって何?ってことになるし。

そもそも、そんな次元の狭間から並行世界を監視しているってことは、ダーナがもう、ゲンゴロウのプレイするゲーム世界を作った張本人ってことにならない?って思うし。

で、それなら、真祖って吸血鬼が、人類の技術が行き着いた「不死の存在」たる「神人」ってことになる。

そして、それなら真祖バウルがグダグダ言っているのもわかる。

そうすると、真祖の一人であるニキティスも実は記憶を消去させられていた・・・、とかの展開もありそうだなぁ。

最後は「真祖」という存在が鍵を握りそう。

で、そこに至る鍵が真祖ダーナ、ってことなのだろうなw

まぁ、どこまでいっても、あたしは観察者、語り部だよ、とかメタ語りして終わりそうだけどさw

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UQ HOLDER! 第186話 『ゲンゴロウの世界線』 感想: なんか死に戻りのルールがわかったリゼロみたいな話になってきた!

2021-08-08 19:33:42 | UQH/ネギま!
なんかめちゃくちゃ忙しない回だった。

始まって早々、刀太たちが、明日奈のマジックキャンセル能力によって、各人の不死を支えていた魔法?を解かれて「死ぬ」存在になって、消されてしまう。

その中で、ゲンゴロウは、彼言うところの「転生」前の、2021年の現代の東京に戻ってしまう。

なんか、結構、めちゃくちゃな話なわけだけど。

ただし、その状態でも、ゲンゴロウは相変わらずステイタス画面を覗くことが出来てしまう。

このあたり、ちょっとまだうまく腑に落ちていないのだけど。

でも、どうやら少なくともゲンゴロウについては、多分、ユエやのどかのような、世界を「本のように」読む力をもっているということだよね。

なんで、それが保持されたままなのかは不明だけど。

ただ、そうなるとゲンゴロウの能力は、世界改変に干渉できる力として、刀太たちのもつ能力とは異なる、一種メタな力になってしまうのかもしれない。

もう少し、この先の使われ方をみないと正直、よくわからないけど。

でも、十蔵がステイタス画面を見て仕組みがわかれば、アスナの「不死性無効化能力」も「切る」ことができる、と断言していたところをみると、やっぱり、以前に、甚兵衛のイレカエ発動時の「俯瞰空間」での経験が活きているみたい。

なんか、一度悟れば、世界が見える、というか。

なんか、マトリックスのネオみたいだけどw

ともあれ、そのあたりの世界構成力への干渉力の発動がどうなるかは、次回以降の具体的な描かれ方を見ないとちゃんとはわからないかも。


にしても、

いや、まさか、ここに来てゲンゴロウがUQHの世界の存立構造の解明に関わるような人物であることが明かされるとは思わなかった。

要するに、ゲンゴロウは、「転生」を経ることで、世界渡りができる、ということだよね。

しかも、同時に、転生前にはフィクションでしかなかった世界を、転生後はリアルな世界へと書き換えてしまう。。。

とにかく、ステイタス画面に象徴されるように、刀太たちの世界は、マトリックスのように、実は一皮むけばコードで書かれている世界であり、ソースコードを除くことができれば、それで様々なその世界での「物理現象」を書き換えることができる。

でもまぁ、魔法、ってそういうものだよね。

むしろ、ネギま!から続くUHQの世界の魔法が、実は『魔法科高校の劣等生』のような魔法というチートコードによって、物理法則に鑑賞するたぐいのものだった、ということだよね。

なんだかなぁw

まさか、最後は、そんな世界の秘密まで明かされるとは思わなかったけど。

もはや、ヨルダ討伐よりも大きな話になってしまっているじゃないかw


あとは、そんなゲーム的世界であることがわかったなら、やっぱり千雨が何か仕込んでいるように思えるのだけどね。

今更ながら明日奈が活躍するのなら、そのカウンターとして千雨が何かしでかしてくれてもいい気がするw

あとは、やっぱり、図書館島周りで、この世界がゲームだけでなく本である仕組みが仕掛けられている、というか。

ユエとのどかの能力のチートさも同種のものだったというか。

あとは、前回も書いたようにパクティオカードの秘密ね。


ともあれ、なんか、最終決戦よりもデカイ話がいきなり打ち込まれてしまったように思うのだけど、これ、どう物語をたたむのだろう?

思っていた以上に面白く(ややこしく?)なってきたので、最終話まで目が話せなくなってきた・・・気がする!

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UQ HOLDER! 第185話 『作戦決行』 感想: どうやら『UQホルダー』と『ネギま!』の世界は「虚構内虚構」、つまり、SAOにおけるアンダーワールドのようなゲーム世界だったらしい!

2021-07-09 11:40:57 | UQH/ネギま!
前回、見つけ出したキリヱも合流して、いよいよヨルダとの最終決戦へ。

しかし、ホント、いよいよ「終わりの始まり」がスタートしたって感じ。

それも『UQH』だけでなく『ネギま!』も含めて、ってことで。

実は、地味に、ジーンと来ていたw

だって、今回の最後で、冥王星で魔族に囲まれていたところをみると、『ネギま!』の終盤で盛り上がってしまったバトル漫画としての能力インフレのことを考えると、要するに、刀太や甚兵衛たちのような破格の攻撃力のあるUQ Holderのようなメンバーに主役を変えないことには、ヨルダとの決戦なんて、全く無理だった、ってことだよね?

つまり、さすがにネギくんがパクティオした教え子の女子中学生たちでは、ヨルダたちを滅ぼすには荷が重かった、ってことで。

なので、主力メンバーをごっそり入れ替えて、チーム刀太、を作り上げるしかなかった。

だってもはや、最低でも太陽系を賭けた戦いだものね。

あと、魔族って完全に悪役顔だからなーw


それにしても、その最終決戦で、全く戦力としてあてにならないフェイトって、マジで不憫だなw

てか、フェイト「司令」って、何の「司令」だよ!お前!って感じでw

すっかり、ネギま!のときのゲーデルみたいになってしまったw

まぁ、フェイト司令については、地球防衛に頑張ってもらうとして。


今回は、

前半が、しょうもないエッチ自慢をする女子会のラブコw、

中盤は、ゲンゴロウ語りによる「異世界転生」の「なろう」、

で、終盤は、ワープして冥王星に乗り込むSF、

って感じで、ものすごく忙しなかったのだけど。


この中でやっぱり気になるのは、ゲンゴロウの発言による「この世界はゲームの中の世界じゃないのか?」って疑問ね。

これ、割とマジで、このUQH世界の成り立ちに関わる発言だよね。

それが最終回間近の最終決戦の入り口で語られた、という事実も含めてね。

もっとも、ゲンゴロウの不死の秘密が「残機制」ってわかったときから、刀太のいる世界がゲーム世界ではないか、という予測はあったわけだし。

ゲンゴロウにしか見えないステイタス画面も、以前から描かれているから、それは気になってはいたんだよね。

もちろん、この世界がゲーム的論理で組み立てられた世界なら、甚兵衛の「イレカエ」の説明の際に、いかにもそれって感じの、ゲーム盤を見下ろすようなゲーマス空間にいるのも理解できるし。

今回、しれっと、甚兵衛が「イレカエ」を使っていたのも、そのことを思い返すためのもののように思えるし、

フェイト「司令」も思わず驚いた、冥王星の惑星カロンの突然の出現も、イレカエの応用だと思えば理解できるし。

ゲンゴロウが甚兵衛に惹かれたのも、多分、ゲンゴロウの操るイレカエに、残機制の謎を解く鍵があると、直感的に思ったからなんだろうな。


要するに、刀太の世界は、SAOにおける「アンダーワールド」みたいに思えばいい、ってこと。

刀太たちは、ユージオのようなフラクトライトからなるアンダーワールド人で、

ゲンゴロウは、キリトのようにログインしたリアルワールド人ってこと。

もしかしたら、キリヱもリアルワールド人かもしれない。

だって、ゲンゴロウが刀太の世界に移ったのは、異世界転生にありがちな自動車事故で死んでしまったからだけど、

キリヱの能力である、リセットする人生も、死が発動条件なわけで、いわばリゼロのスバルの「死に戻り」の死に戻りポイントを自分で制御できる、ってことだから、ゲームっぽいよね。


ともあれ、前回キリヱを襲った「死に戻り」能力の欠如がそのまま放置されたままのところで、今回のゲンゴロウの突然の告白が重ねられた、ということは、キリヱとゲンゴロウの能力が原理的にはかなり似通ったものであることが暗示されている。

で、そうなると、キリヱから不死力を取り上げたダーナは、ゲームシステム内のバランスを管理するカーディナルプログラムみたいなものと思えてくる。


もう一つ、この「UQ Holderの世界はゲーム世界である」という考え方をサポートするために出されたのが、あの、ネギの残した手帳。

あの手帳って、『ネギま!』のときに、ネギがVSラカン戦で使ったアーティファクトだよね。

ネギが仮契約した生徒たちのパクティオ能力をカードのように差し込んで使えるようになるやつ。

まさか、あの手帳がここで出てくるとは思わなかったけど。

『ネギま!』以来ずっと、いままで、パクティオカードの「発行者」は誰なのか?という疑問が残っていたわけだけど、今回のゲンゴロウの話と合わせると、パクティオシステム自体、実はゲームシステムがプレイヤーに与える異能、と解釈すればすむことになる。

つまり、今回のUQHの決戦は、UQHの世界だけでなく、ネギま!の世界の解明にもつながる話になりそう、ってこと。


その場合、魔力の発生源とかも、完全にゲームシステム内の設定ということになるよね。

で、さらにいえば、ヨルダによる「完全なる世界」の計画も、ゲームシステムないしはゲーマスの目から見れば、意志を持ったNPCによるシステムへの反乱、ってことになる。

ヨルダ自身が、バグったNPCってことね。


で、さらに、こうした「この世界はゲーム世界だ」という考え方を強化するのが、さっき触れた「ネギのアーティファクト手帳」がわざわざ「本の中」に隠されていた、ってところ。

つまり、これって「本の中の本」の可能性についての暗示だよね。

だったら、「マンガの中で作中劇として描かれたゲーム」というも、ありでしょ?ってことで。

キリヱと三太とナナコが、ネギの手帳の鍵を探しにいったところも、麻帆良学園の図書館島だったし。

もう、この世界が「虚構内虚構」であることは、今回、かなり明らかにされている。

まぁ、それが、一番簡単に、UQH/ネギま!世界の、あれこれの設定を説明できるのだけどね。


もちろん、こうした読み方自体、赤松健が、最終回前に仕掛けたミスリードの可能性もなくはないけどw

でも単純なミスリーディングというには、今回、「虚構内虚構」を匂わせる描写が多すぎるんだよね。

しかも、そこにつながる描写が、これまでに散発的になされてきていたわけで。

なんといっても、パクティオシステムが、ネギま!から続いてUQHでも採用されていたことも大きい。

超鈴音による渡界機の発明も理解可能だし。

要するに、この世界はゲーム世界だ!と言われれば、全部、あっという間に説明できてしまう。

そういう意味では、今回、わざわざ、近衛ほのかと近衛いさなをコールドスリープから目覚めさせて登場させたのも、実は彼女たちは、近衛木乃香と刹那の身体のバックアップ、いわばゲンゴロウの「残機」のような存在だったんじゃないかな。

で、ほのかといさなが、闇落ちした木乃香と刹那の前に現れることで、闇落ちが浄化されて木乃香と刹那が復活する、とかいう展開。


ただ、最後にまだ、この「虚構内世界」があくまでもUQHのみで、ネギま!は違う、という可能性もなくはないのだけど。

でも、だとすれば、このUQHゲーム世界の創造者は、きっと間違いなく千雨だよね。

ネギくんのパートナーとしての千雨。

千雨が、VSヨルダ戦に備えて、ネギくんの「勝ち筋」を見つけるためにシミュレーションを行うことを目的にして、それこそ、彼女のアーティファクトで作り出した電脳世界。

だったら、平行世界が複数あってもおかしくはない。

そういう意味では、刀太がネギくんの孫という名の一種のアバターだったように、キリヱは、千雨がUQHゲーム内で刀太/ネギと行動をともにするために作ったアバターだったのかもしれない。

つまり、刀太=ネギ、に対する、キリヱ=千雨。

なーんか、そんなふうに考えると、ぜんぶがしっくり来るのだけどw

いやー、だって、千雨って、そうとう嫉妬深いじゃんw

あ、そうか、このゲームの製作には、茶茶丸も関わっているのかもねw


まー、これはもはや半分以上、こちらの願望が反映されてしまっているけどw


さてさて、残り7話(だっけ?)、どうなることやらw


あ、そうそう、ゲンゴロウが愛した人って誰なんだろう?

なんか狐耳の獣人のような感じだったけど。

最終決戦にその人も現れるのだろうか?

そして、本人も言っていたように、65535機の残機を使い切ったら、ゲンゴロウはどうなるのだろう?

なんか、むりやりキリヱのために、ゲンゴロウがこの残機を全部使い切るような無茶をしでかしそうな気もするのだが。

さてどうなるのだろうね?


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UQ HOLDER! 第184話 『キリヱの場合』 感想: ん?でもこれでキリヱは終わりじゃないよね?

2021-06-09 10:40:54 | UQH/ネギま!
ほう、そう来ましたか!という感じのキリヱ回。

行方不明とかいいながら、あっさり仙台にいることが判明したキリヱだったけど、いろいろあった挙句の果てに、不老ではなくなった。

ただ、その分、人並みに成長することができて、いまでは大学生!。

その大学生の、ということは、20歳前後の身体になったところで刀太と再開。

で、積年の想いもあって、見事、いたしてしまったw

まぁ、それはいいんだけどねw

だって、確かにキリヱがいうように、すでに九郎丸や夏凛といたしてきているわけだからw


むしろ、面白いなぁ、と思ったのは、この漫画において、割とストレートに「不老不死でなくなったら?」というIFルートが描かれたこと。

キリヱの場合、もともと身体が大きくならないことにコンプレックスも感じていたから、むしろ、今の状態は、彼女にとっては望ましい状況なのだろうし。

そもそも、そのおかげで、刀太を結ばれることも出来たわけで。

てか、これ、幼女のままの姿のキリヱでいたしたら、漫画コード的にもんだいがあったから・・・、ということもありそうだけどw

でもまぁ、今の、20歳くらいに成長した状態のキリヱは、本人的にも満足しているようで。

問題は、このまま年をとってしまって、いつかは刀太と死に別れてしまうこと。

で、今回、後半で、すっかりおばあちゃんになったキリヱが出てきたから、あぁ、もうキリヱが亡くなる姿を先に描いてしまうのか?・・・なんて思ったわけだけど。

でも、今回、そこで終わらなかったってことは、これは、ありえる未来だけど、確定した未来ではない、ということだよね。

となると、次回、キリヱが再び「不老」になる展開なんじゃない?


てかさ、単純に、もう一度、仙桃を食べればいいだけじゃないの?

一番単純なのは、ダーナ師匠から返してもらえばいいよね?

その場合、刀太が何かを差し出すことになるのかもしれないけれど。

でなければ、もう一度、新規に仙桃を探しだす。

いや、かつて、キリヱが一人でそれが出来たくらいなら、銀河の果てまで夏凛を迎えに行けたスーパー刀太なら、可能じゃないの?

てかさ、最初に飛ばされた先の平行世界の仙桃を見つければいいだけじゃないの?


もっといえば、さすがに宇宙の果てまで行けるのに、いまだに平行世界に行けないのは、ちょっとバランスが悪いと思うので、このキリヱ事件をきっかけに、刀太が平行宇宙を行き来する能力を身につけてもいいんじゃないの?

てか、これ、むしろ、そのためのイベントだよね?

だって、一応、ネギま!世界には、すでに、超鈴音による渡界機もあったわけだし。

ということで、次回、キリヱが再び不老不死のUQ Holderになって、みんなのもとにもどることに期待。

その場合、問題は、キリヱが、今の成長した姿のままで戻るのか、それともかつての幼女のままに戻るのか。

あー、そういう意味では、不老不死に戻る際に、その身体的成熟度の選択、という嫌らしい問題が突きつけられるのかもね?

その展開の場合は、間違いなくその選択を迫るのはダーナwだろうけど。

でも、すでに、刀太といたしているwキリヱからすると、昔の幼女の姿でもいいから、不老不死を選ぶのだと思うけどw

もっとも、個人的には、今回の成長したキリヱのまま、UQHに戻る、というほうが、この物語世界において「成長」の後がみられるようになるので、望ましいとは思うけれど。

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UQ HOLDER! 第183話 『麻帆良学園の闘い』 感想: いつの間にか、エヴァがラスボスじゃないか!

2021-05-09 00:58:14 | UQH/ネギま!
いやー、いきなり麻帆良学園のときに制服を着たエヴァが出てきたと思ったら、エヴァだけじゃなく、周りに3Aの同級生が勢揃い。

てか、明日菜とか木乃香とか千雨とかだけじゃなくて、朝倉とか夏美とかハルナとか鳴滝姉妹とか柿崎とかまで出てくるとはw

さすがに懐かしい!

でも、これで話が終わるはずないよなぁ、と思ってたら、案の定、ヨルダに取り込まれたエヴァを、ヨルダの精神支配から守るために、3Aのみんながエヴァの精神世界の中で守っている、という設定だった。

まぁ、そうだよね。

でも、そのエヴァの精神世界から一転して、リアルな世界になると、いつの間にか、ネギ=ヨルダに代わって、エヴァ=ヨルダがラスボスになっていて、その周りを、ラカンやアル、あるいはのどかや夕映が控えていることになっていて。

そのエヴァ=ヨルダが率いる軍勢と、刀太が率いるUQHが最終決戦に臨むことになってしまっていた!

なんてこった!

にしても、ここに来て、エヴァはラスボスにして囚われの姫になってしまって、もうびっくりだよw

前回が夏凛の救出回だったから、今回はてっきりキリヱ救出回だと思っていたのだけど。

でも、この感じだと、エヴァは、確かに囚われの姫として刀太が救出に向かう相手になってしまったけど、同時に、初恋の相手、すなわち幼馴染ポジションとして、刀太のヒロインとしては、滑り台行きが決まってしまった気がする。

いや、まぁ、最初から、エヴァと刀太が結ばれるオチというのはないとは思っていたけど。

一応、UQH的に刀太の本命はキリヱ、ってことで決める感じがしてきた。


とはいえ、最終決戦は、エヴァvs刀太、か。

ある意味で、この最終決戦は、『魔法先生ネギま!』で描かれなかった「始まりの魔法使いたるヨルダの討伐」をきっちり描くことになるわけだけど。

あのナギがネギに対して確か言っていた「俺を殺しに来い」を、エヴァが刀太にいうことになるとは!

でも、父ナギが息子ネギに言った言葉を、エヴァが初恋の相手である刀太に対して言うとなると、全然、ニュアンスが変わるなぁ。

そういう意味ではちょっと楽しみ。

それに、最終決戦って、たとえば、ラカンvs甚兵衛、とか、アルvsニキティス、とかの対決カードが組まれるってことでしょ?

で、その傍らで、今回示された、エヴァの精神世界では、明日奈と木乃香と千雨が中心になって、ヨルダと対決し続けるということでしょ。

このエヴァからみて、外側にあるリアル世界の最終決戦と、内面の精神世界におけるヨルダとの対決が、並行して進んでいくのだろうから、その描写はいまから楽しみだよね。

まぁ、間違いなく、精神世界の方に、刀太が乗り込んでくることになるのだろうけどw

そのとき、ナギやネギが、どういう役割を果たすのか。

あるいは、いまさらながら、明日奈と木乃香と千雨がどう活躍するのか。

楽しみだなぁ。

てか、エヴァは、ナギ、ネギ、刀太の3人を前にして、どんな顔をするのだろう?

やっぱりデレるのかね?w

いやもう、とにかく、いまから楽しみでならない。

もう最終決戦は、麻帆良学園のクラスメイトとUQHのメンバーの総出演で、思いっきり盛り上げて、華々しい闘いにしてほしいなぁ。

でも、これでいよいよUQHも終わりなんだろうなぁ。

というよりも、さすがに『進撃の巨人』と同じタイミングで終わりにするのは、掲載誌の大人の事情からまずいので、UQHのほうが引き伸ばす形になって、こんな展開になったのだろうなぁ、と愚考いたしますw

ともあれ。

精神世界の中ででもでいいから、3Aの面々がフルで活躍してくれることに期待!

そうして、ネギま!もふくめての大フィナーレにしてほしいな!


・・・って、あれ、最後の場面、よくみたら、千雨や刹那もエヴァ=ヨルダの軍勢に加わっているのだけどw

それに、キリヱも参戦してそうだね。

となると、次回は、キリヱ復活回になるのかな。

うーん。

でもまぁ、とにかく、次回が楽しみだ!


そうそう、最後にしれっと明かされた、「雪姫が刀太から分霊し夏凛の魂魄に隠していた鍵」って一体何なんだろうね?

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