BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第108話 『最後の祭りが四葉の場合②』 感想

2019-10-30 14:27:51 | 五等分の花嫁
うーん、これで、はたして四葉は救われたのだろうか?

三玖回を超える完全な消化試合で、これはどうなのだろう?

いや、一花と二乃の回で、これは五つ子のそれぞれとキスをするシリーズなのだ、というのがはっきり出されていたからこそ、四葉でも無理矢理キスをした事実を残せた、ということになるのだけど。

でも、そもそも、今回キスされたときのフータローは、意識が朦朧としていて、しかも、四葉というよりも、かつて出会ったときの零奈のように受け止めているし。

なにより、階段の下にいるフータローが、四葉=零奈を見上げる構図自体が、かつての二人の出会いの時と同じ構図で、嫌がおうにも、6年前の「あの時」に戻ってしまう、という演出で。

だから、確かに、四葉にとっては、これまで抱えこんできたものが吹っ切れて、「前向き」になるための「区切り」にはなったかもしれないけれど。
でも、その四葉の状態に、フータローは多分、キスまでされたのにもかかわらず、きちんとはわかってないんじゃないかなぁ。。。
そこが、四葉にとって、というか、四葉の顛末を知る読者の方からすると、どうにも割り切れない感じがするのだけど。

もっとも、意外と察しのいいフータローからすれば、四葉のことだと、後からでも気づくのかもしれないけれど。

そういう意味では、今回、上手いと思ったのは、あれだけキスが続いた(笑)フータローからすれば、四葉=零奈とのキスは、朦朧とした中で描いた妄想だと感じても、それほど違和感がないこと。
ただ、むしろ、そこから、彼はロジカルに、あれは四葉だったんだ、と確信を持つし、その確信を確かめるために、四葉に、今度はフータローが尋ねる、というか、詰問する、という展開もありえるかな、とは思っている。

ただ、今回のキス後の四葉の様子からすると、彼女が鐘キスの相手ではないことはほぼ確定したように思うので、この先、実りある展開は厳しいのかもしれない。

となると、いよいよ、まさかのダークホースw、腹ペコ末っ子の五月が末脚よろしく、乗り出してくるのかねw


あと今回気になったのは、予想通り、竹林が四葉に6年前のことに感謝の意を示したところかな。
ある意味で、ワンポイントリリーフのグッジョブ!なわけだけどw

願わくは、この後でも、竹林が少しは絡んできてくれないかなぁ、ってこと。

なにしろ、今までフータローの相談役だった五月まで、フータロー争奪戦に参加するようになるのだとしたら、フータローの本音を吐露できる相手がいなくなってしまうから。

そこで、今回、五つ子の存在も知り、かつ彼女たちのフータローに対する想いにも気づき、加えて四葉が零奈であったことも確認した、いわばなんでも知ってる竹林こそが、この先のフータローの相談役、ご意見番にならないかな、ってこと。

でないと、フータロー、自分と相談するしかなくなって、悲しいやつにしかならないw

なにより、物語として厳しいよね、独白だらけになるのは。

ということで、近い将来、竹林の再登場に期待。


しかしこうなると、やはりフータロー父が「同窓会やろうぜ!」「来てるぜ!」ってマルオに言ってかつての同窓生は、五月回のところで関わってくる、ということなのかなぁ。

そうなると、間違いなく「伝説の塾講師」なのだろうけど。

あと、とりあえずマルオとの関係が改善された事実と、彼が五つ子母の零奈さんのファンクラブ会長だったという黒歴史が明らかにされたことを考えると、そろそろガチで、五つ子の実父が登場するタイミング何じゃないかなぁ、とも思う。

というか、むしろ、ここまで実父の話が伏せられていることのほうが不思議なくらいだし。

一応、五つ子の中の一人と結婚、というすでに示されている物語の結末を考えれば、フータローが実父と対峙しなくちゃいけないのも既定路線だと思うのだよね。

あー、そうか。
だから、最終兵器・五月、なのか。

五月が五つ子の中で最も実父に対してこだわり、というか拒否感をもっているようなことを、たしか一花が言っていたように思うので、そこが最後の障害になるってことね、フータローとしては。

つまりは、五つ子の実父が、フータローにとってのラスボス、ってことか。

これが、単なる恋愛で終わるラブコメなら、最後まで実父の話はスルーできたかもしれないけれど、結婚式が最終ゴールとなると、やはり、実父の話は捨て置けないよね。。。

問題は死別ではなさそう、ということだよなぁ。

この普通に考えたら、結構重たいテーマを、漫画としてどう描くのか。
今から気になってしかたない。

で、それが、次のクリスマスのときの話なのかね?

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蒼穹のファフナー THE BEYOND 第1話、第2話、第3話 感想

2019-10-25 18:18:09 | ファフナー
全12話のうちの3話だから、まだ序盤にすぎないので、BEYONDとしての判断は保留すべきなのだろうけど・・・。

率直に言って「微妙」。

理由は多分、皆城総士というキャラクターそのものには、特にこれといった思い入れがないこと。
加えて物語構成が、一騎と総士の立場が入れ替わった「無印一期」のやり直しに見えること。
そのため、もう一段メタな視点に立つと、そうすることで「終わらないコンテント」としてシリーズの引き伸ばしをしているだけのように思えること。

もちろん、リピートといっても完全な繰り返しではない。
なぜなら、フェストゥムの側が一方的に進化しているから。
正確には、人類の方も、フェストゥムとの接触を通じて「エスペラント」なんていう、フェストゥムとのインターフェース機能を取り込んだ新人類を生み出しているし。

もともとファフナーという物語自体、大きな枠組みとしては、ミールやフェストゥムに代表される地球外生命体という他者と人類との間の「コンタクト」を巡るものなので、真面目にやれば、ちょっとやそっとでは終わらないものであることは間違いない。だから最初から「終わらないコンテント」であるべく位置づけられていたといえば、それまでなのだけれど。
なのだけど・・・

とにかく、ニュー総士がウザい。
というか、えー、また、そこから始めるのかよ? という残念感が半端ないw


EXODUSの最終話が2015年の12月末だったので、ほぼ4年ぶりの続編なのだけど、作中時間もほぼ同じ時間が経っている。
第1話の冒頭が2年後。
で、そこからさらに3年後が第2話以降。
だから、都合5年後の世界。

とはいえBEYONDの主人公となりそうな、生まれ変わりとしての「ニュー総士」は、フェストゥムの体(だよね?)をもつがために成長が早く、5年後といっても、すでに14歳の身体をしているらしい。

それって、無印ファフナーの総士と同い年じゃなかったっけ?と思ったり。

それもあってこのBEYOND、なんていうか、いわゆるループもののやり直し感がある。
それも、総士と一騎の立場が入れ替わった感じね。
気分的には、『コードギアス』の後の『R2』みたいな感じ。
やり直し感が半端ない。

あとは設定上、しかたがないのかもしれないけど、なんで、皆城総士という、同じ名前を使っているのだろう?とは思う
「乙姫」の転生体を「織姫」と呼んだように、違う名前をつけても良かったんじゃないの?

実際、第3話の最後でニヒトのコクピットに入るまで、ニュー総士には元祖総士の記憶はなかったわけで、その意味では、個体としては明らかに別だったわけで。
だったら、名前も変えてほしかったかなぁ。

いや、わかるんだけどね、個体としては別でもいわば「種」として「皆城総士」という存在概念が継続されていることはわかるから。
でもね、個体は個体で別だからね。

ニヒトが、いわば「皆城総士アーカイブ」となっていて、つまり、「ニヒト+個々の総士」のセットで一つの存在、という気もするから、なおさら、個体の名前は変えても良かったかなぁ、と。

それに、あのニュー総士を「総士」と名付けたのは、どこまで行っても一騎のわがままでしかないわけでしょ?

一騎の方は「エレメント」とはいっても、竜宮島ミールの計らいで「存在と無の地平線」にずっとあり続ける存在になった。つまり、永久存在になってしまったから、一騎自体が、自分を自分として同定させていくために、対となる総士を、たとえ個体としては代替わりしてもおなじく「悠久の存在」としてあり続けさせておく必要がある、と思えるから。

まぁ、単純に、未練、なわけだけど。
一騎は、死ねない身体になってしまったわけだから。
とはいえ、大幅な休息が必要になってしまったようだけど。

にしても、ややこしい。
一騎と総士の二人だけの世界の存在感が強すぎる。。。w


そういえば、BEYONDのヒロインの美羽も身体的には同い年くらいなのかな?
もっとも、美羽自身、EXODUSで強制的に身体を成長させられていて、少なくとも5年前のニュー総士が誕生した時点では、十分、お姉さんだったはずだから、幼なじみみたいな存在ともちょっと違う。

しきりに、エメリーの姿をした、旧アショーカで現海神島のコアであるルヴィ・カーマが美羽に対して、総士を導いてあげて、と言っているけど、その「導く」というのもまだよくわからない。

どうやら、ニュー総士が乙姫との関係から?海底に沈んだ竜宮島を探索することができるから、ということのようなのだけど。

いうまでもなく竜宮島の発見は、真矢たちにしてみれば自分たちの故郷を取り戻すことにつながるし、それは同時に竜宮島のミールとの再会でもある。島にはかつての同胞の記憶がミールによって保存されてもいる。

そして、なんといっても、一緒に眠りについたアルタイルがいる。
そこに、今回は、旧アトランティスのコアでEXODUSの黒幕だった存在が、「マレスペロ」とわざわざ改称して、完全な悪役として登場する。

てか、いまさら気がついたけど、ファフナーってもともとは北欧神話の影響下で作られた話だったのが、EXODUSを経て、いつのまにか、日本神話のプロットに変わってしまったのかね?
EXODUSをまんま出エジプトだったから、キリスト教というか聖書がモチーフだったわけだけど・・・。

というわけで、これ、どう考えても、12話でどうこうなる物語ではないよな。

EXODUSの最後で竜宮島とともに海の底で眠りについたアルタイル、織姫、芹、の復活を見たいなぁ、と思っていたけど、よく考えたら、数年でアルタイルと対話可能な状況が生まれるなら、あんなに苦労はしないのか。

となると、これ、ファフナーは、あと10年は続くものがたりになるのかな、と思ってしまったりして。。。
しかし、その時間軸に観るほうが耐えられるのか?という疑問が今更ながら浮かんできてしまった。
まぁ、SFなら普通にある設定なんだけどね。

でも、この感じだとBEYONDのラストで一騎が消失し、総士同様、フェストゥム?の子どもとして復活、というか、再生、というか、誕生しそうじゃない?

となると、今度は、成長した総士がニュー一騎を育てる、・・・、ってエンドレスのループに入りそうw

真矢が終始機嫌悪そうにしてるのって、この一騎と総士の世界に自分がまったく干渉できなくなってしまったから?って気がプンプンするw

で、こうなると器としてのファフナーというのを再定義しないといけないのかも。
もはや「人が乗り込む戦闘型ロボット」って物語自体、死に体じゃない?
拡張身体くらいに割り切って捉えないとしんどいよね。
もちろん、もともとファフナーはそういう設定でもあるわけど・・・

ということで、とにかく続きを待つしかないよなぁ。
なんか、思いついたことを書きなぐるだけで終わってしまったけど、またなにか気づいたら書くかも。

とにかくね、物語的にはちょっとブレイクスルーとなるサプライズが欲しい。。。
思っていた以上に、圧迫感が強い。
そういう意味では、総士を復活させたのが吉と出るか凶と出るか・・・

結構、微妙なところだよな。



あ、そうだ、一つ忘れてたけど、
フェストゥムの「なんちゃって竜宮島ごっこ」、あれはなんだったんだろう?
単に、総士に拉致を悟られないためにやっていたのか?
それとも、真面目に「人間になりたい!」をやりたかったのか?

この先、わざわざそんな人間ごっこを行わせたマレスペロの狙いも明らかにされるのだろうな。
ついでに、その計画になぜ、マリスというエスペラントが乗ったのか?、も。

このあたりについては情報が少なすぎ。
で、次回からは、どうやらミツヒロも再登場するんでしょ?
衛星軌道上のベイグラントに、マークレゾンらしき機体も残ってたしね。

あとは、OPで道生と弓子に立ってる人?は誰だろう。
一瞬、真矢っぽくも見えたのだけど。。。


ともあれ、続きを待つしかないねー。
常時ゴルゴ化してしまった真矢や、
「3人のエレメント」とともに来主や甲洋と同類扱いされている一騎とか、
もうちょっと主要人物たちの枯れた感にも呆れているので。。。

総士は生まれ変わってガキに戻って元気いっぱいなのに対して、真矢と一騎が哀れすぎる。痛々しくて辛い。


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五等分の花嫁 第107話 『最後の祭りが四葉の場合①』 感想

2019-10-23 13:48:54 | 五等分の花嫁
淡々と進む「日の出祭担当回消化シリーズ」の四葉回。

もしかしたら四葉を飛ばして五月回に行く、というトリッキーな展開もあるかなぁ、とちょっと期待していたのだけど、そんなこともなかった。

予定調和の四葉回。

そして、展開も文字通りの予定調和。

やっぱり、たこ焼き屋の火事、四葉が指摘していた紙ゴミが出火元だったのね。
少なくとも四葉の主観としては。
なので彼女としては、15時のフータローの呼び出しに間に合うように焦っていたために、その紙ゴミを直接自分の手で捨てなかったことを悔いているのだろうな。

とか。

なんだ、やっぱり二日目に倒れて病院送りされたのは、四葉だったのか。

とか。

で、やっぱり、竹林の登場は、四葉の火付け役だったのか。

とか。

もっとも、最後の竹林については、次回を待たないとわからないけれど。

直接的には、竹林が、四葉に、小学生の頃のフータローを変えてくれてありがとう!、とか告げて、四葉のフータローに対する秘めた想いの封印を解く役割をするのだろうな、きっと。

ただ、さすがに竹林も、いきなり四葉がフータローを変えた子だと、わかるわけはないから、きっと、そのことを五月とのやり取りから知ったんじゃないかな、とかね。

つまり、多分、次次回の五月回の①で、竹林と五月の間でフータローの家庭教師について話すところがあって、竹林が、昔話として、京都から帰ったら突然、フータローが勉強を教えてくれ!と頼んできてびっくりしたんだ!、とか言って、まさかあのフータローが全国模試で3位になるとは思わなかったよ!とか、五月に伝えるんじゃないかなぁ。

で、その話の中で、実は、小学生の時のフータローを変えたきっかけは、五つ子の姉の四葉だったです、と、五月が竹林に話しちゃうんじゃないかな、と。

てかそんな四葉に対する発奮剤というイレギュラーな役割でもないと、日の出祭にわざわざ竹林が登場した意味がないと思うしね。彼女は彼女で、日の出祭にでかけた間に「五つ子」の存在を知るためのイベントが必要だったはずだし。

ともあれ、そのあたりは、次回以後、はっきりする感じかな。

まぁ、その竹林とのやり取りを通じて、遅まきながら五月がフータローに対する気持ちに気づく、という役割も竹林にはありそうだけど。

この後も、竹林、幼馴染枠でいいから、もう少し出番、ないかなぁ。。。
今回だけで済ますには、ちょっと惜しいキャラのように思える。
一応、フータローの初恋の相手だしねw

そうそう、今回の最後で、四葉が病院送りになってしまったから、演劇部の舞台をブッチしたことに気づいていたけど、これ、きっと、四葉の代役は五月がやったんだろうなぁ。彼女だけ暇そうだったしw

一応、最後に二乃が、四葉が倒れたことはフータローからは即座に伝えられていなかった、ってことのようだから。

あ、でもそれだと、むしろ、竹林は、四葉を五月だと思って「風太郎の友達」と思った可能性もあるのか。なにしろ五つ子だからね。

で、倒れてしまった四葉のことを竹林がフータローに伝えに言って、という展開もありそう。

なので、竹林、四葉、五月、がどう絡むのか、が次回以降の鍵なのかなぁ。

ともあれ、次回の四葉回②で、フータローが四葉からキスされるのは病室で決定なんだろうなw

なにげにポイントは、病室で寝かされてしまったので、四葉がトレードマークたるデカリボンをとってしまっていること。

あのリボンはどうやら四葉に対しては、一種の自分縛りの封印になっているところがあるから、あのリボン無しの四葉がフータローに見つけられた時に、どういう態度を取るかだなぁ。

前回の三玖回から、消化試合感が増してきたので、次回はちょっとサプライズが欲しい。
というか、今後、四葉が物語にちゃんと絡んでくるような事件があるといいのだけど。

そういう意味では、四葉だけ、担当回冒頭の「日の出祭終了場面」のシーンが、教室ではなく校庭?だったのは何か意味があるのだろうか?
四葉だけ逃げた?
五月を探しに出かけた?
それとも?

なんであれ、竹林がどう関わってくるのか。
そこが一番、気になる!

それにしても、二乃がもはや「おかん」すぎて、彼女の勝ち筋だけ、全く見えないw

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五等分の花嫁 第106話 『最後の祭りが三玖の場合②』 感想

2019-10-16 16:41:30 | 五等分の花嫁
うーん、なんのひねりもない『最後の祭りが~』の三玖バージョンの締め回。

しかも、すでに一花と二乃のキス攻勢を知っているから納得できるものの、キスに至る展開やシチュエーションとしては、今までで一番強引かつお粗末だったように思う。

なんていうか、学園祭の出店を巡って生じた男子と女子の仲直りというイベントは、一花や二乃の回と比べて、いかにも地味だよね。
しかも、前から続いていた揉め事だし。
もっといえば、両者が仲直りする展開は、すでに一花回の②で、二乃がエプロンしている時点で予想がついていたよね。
だって、二乃はたこ焼き支持派で、でも、実際の調理は男子がやっていたから。

ということで、時間軸の入れ替えによる複雑なピースを組み立て直す、という学園祭の語り方からすれば、あると予想したピースが素直に埋まった、という感じしかしない。

とりたててサプライズもない。

なので、なんていうか、思い切り、とにかく担当回をこなしました、って感じしかしないかなー。

あと、キスの様子から見ると、あれあれ、やっぱり三玖も「鐘キスの五月」じゃない? って思ったのだけど、どうなのだろう。

これ、三玖も負けフラグだよね?
いや、もっとも今回の最後はいきなり肉食系女子に豹変していたみたいだけどw

もう少し、三玖の段階で、実際に竹林が絡んでくるかな、と思っていたけど、そんなことはなく、ただ三玖の嫉妬を煽るだけの役回りしかなかった。

うーん、これ、やっぱり、五つ子のそれぞれに2回ずつ登板回をあてた構成って失敗だったんじゃないかな?

そんな構成上の縛りさえなければ、もっと自由に竹林や、あとマルオとかも、物語的に動かす事ができたと思うのだけど。。。

結局、ただ三玖の成長が示されただけ、それも予想通りの成長が示されただけの、退屈な回だったな。

ともあれ、三玖回は、特に盛り上がることもなく、これにて終了。

二度あることは三度ある、となったので、問題は、次回から、三度あることは四度ある、四度あることは五度ある、という展開になるかどうか。。。だけど。

まぁ、この登板制からすると、四葉がキスするところまでは、もはや決定事項でしょ。
てか、四葉で、このパタンを崩したら、それこそサプライズがないしね。

だいたい四葉の場合は、三玖以上に、竹林に嫉妬心を煽られていたわけで。
きっと、屋台のボヤの後始末まで含めて、過労で倒れて入院!なんだろうね。
で、弱ったところを、フータローにキス、かね?

あとは、五月がキスに至るかどうか。

とはいえ、最後に残った五月だけは変則展開を起こってもおかしくはない。
あるいは、五月の場合は、フータローのほうが蹴躓くなりして事故でキスしてしまう?という展開もあるのでは?

で、そのシチュエーションから、フータローが、鐘キスの相手が五月だったことに気づく!という流れとかあるんじゃないかなぁ。。。

とにかく、この五つ子とのキスをコンプリートさせる、というパタンが、読者にとってお約束になってしまった展開は、きっと、そのイベントを通じて、鐘キスの相手をフータローが自覚して、むしろ、彼の方からその子にアプローチしていく、という「攻めの展開」にしていくための前フリなんじゃないかなぁ、と。

となると、やはり残りの四葉と五月が気になるところ。

しかし、そうなると、竹林と腹を割って話すのは、やっぱり五月なのかなぁ。
6年前の京都でのフータローとの遭遇を含めて、竹林とやり合うのは四葉だと思っていたのだけど。。。

ということで、竹林の活躍に期待!

てか、でないと、再登場した意味、ないよね?

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ありふれた職業で世界最強 ウェブ版本編 感想 「これはもう全方位型闇鍋の魅力!」

2019-10-14 18:53:17 | ありふれ
なんか13話があまりにいいところで終わってしまい、結局、気になってしまったので、ウェブ版に手を出してしまった。どうやら書籍版とウェブ版とで基本的なプロットは変わっていないという評判のようなので、まずはこちらでいいかなー、と。

で、なんとなく7章の初めの方を読んでいたら面白くなってしまって、そのまま最終章まで読んでしまったw

なにしろ、最後のエヒト戦のところの、二転三転する展開は、結構前のめりになった。マジで読み応えあったから。

だから、途中、まだ読んでいないところもあるにはあるのだけど、終盤の部分を読みきった印象で、あぁ、これは人気出るの、わかるなー、という感じだった。

だって、これ、基本プロットは、宮﨑アニメ、なんだよ。
特に、最終章は、完全にそれ。
ノリはラピュタw

だって、最終章って、囚われの姫ユエを、一敗地に塗れたハジメが、断固たる意志で奪還に向かう、って展開なのだから。
しかも、最後に、異世界の悪の総帥である「自称・神」のエヒトを倒すところは、ハジメとユエの合わせ技なんだから。
もう、「バルス!」って叫んでるようなものでw

で、しかも、そのユエの救出に向かうところに、それまで出会った縁のある人物たちが、一致団結していく、という展開。
つまり、基本的には、悪人がいない世界ね。

いや、まぁ、もちろん、本気で醜悪な敵もいるのだけど。
でも、大半はハジメ側につく。

で、そうして最後まで読んで、あー、なるほど、と思ったのは、最初のオルクス大迷宮で、ハジメが幽閉されたユエを見つけたところは、あれ、王道中の王道である「ボーイ・ミーツ・ガール」だったんだな、ってこと。
だから、ラピュタであり、ナディアである。
あまりにも冒頭のハジメに対する試練が陰惨すぎたので、気が付きにくかったのだけど。

宮﨑アニメとちがうのは、ハジメという存在が全く健全ではなく、むしろ逆方向の「魔王」の方に振れてしまっていたことで。

つまり、ハジメのキャラ造形は、ルルーシュ的な中二病全開設定だったんだよね。

ただ、ルルーシュには身体的な負荷はあまりかかっていなかったけど、ハジメの場合は、マジで生死の境を歩んだわけで。。。

その意味では、神水を飲みながら魔獣の肉を食らったことで物理的に肉体に変化が生じた、というのが、物語のギミックとしてはうまかった、ってことになる。
メチャクチャな設定なんだけど、でも、その変貌ゆえに、性格の大変化に説得力があった。もっとも性格の変化といっても、実のところ、中二病を「地で行く」ことにしただけともいえるので、普通に見ればただのイタイ奴にすぎないのだけどね。

ということで、このハジメの物語は、とにかく「全方位型闇鍋」なんだよ。
過去の人気作品のいいところをパクりまくり。
でも、あまりにパクリの範囲が全方位すぎて、そこで変な魅力を帯びてしまったってことなのだと思う。

基本プロットは、宮﨑アニメ。
加えて、最後のエヒト戦の部分は、あれ、『ジョジョ3部』のディオと承太郎の決戦のところのオマージュにも見えた。互いに慎重に裏を書こうとするところがね。
ハジメの、ブラフをかませつつも、冷静に手札をきっていくあたりは承太郎そっくりw

主人公のキャラ造形は、コードギアスとハガレン

特に、「錬成」の部分は、ハガレン的痛みを含んでいて。
あと、あまりいうとネタバレになるけど、エヒト戦で切り札になるのが、ハジメの天職である「錬成士」というのは、上手いなぁと思った。
もっとも、彼の強さの秘密が、敵対者の技能や癖を読み込んだ上での適切なアーティファクトの開発力にあった、というところには、思わず、ネギま!のネギ先生を思い出したけどw
だから、ハジメも、ギークに注目が集まったギーク世代の主人公の一人。
その点で非力なオタクキャラが豹変できたのも、知恵が勝敗を決するゲームの時代だから、ってことになる。

で、ハジメを取り巻くクラスメイトたちの配置は、多分、うる星やつらw
特に、本編終了後の「アフター」の話になると、雰囲気は、ホント、うる星やつら、だと思った。勇者(笑)の光輝とか面堂終太郎だなー、とか。

今回、ウェブ版の本編を読んでみて、あれ?と思ったのは、実はクラスメイトたちが、最後まで出張ってきてたところで、それもあって、これ、うる星やつら、だと思ったw

アニメ13話の終わり方だと、てっきりこの先、ハジメたちはクラスメイトとは別ルートの冒険をするのだとばかり思っていたのだけど、意外とそこに香織だけでなく他のクラスメイトも絡んでくる。

まさか勇者(笑)が最後まで絡んでくるとは思わなかったからね。
あんなウザキャラ、早く退場してほしいじゃない。
けれども奴が最後まで天然のウザキャラの地位を維持したことで、最終決戦にハジメと同行するチームに、龍太郎と鈴まで加わることになるのだから。かわりに香織が留守番組になるのだからw

だから、そこまで読んできて、あーこれ、クラスメイトの物語でもあったんだな、と思った次第。

で、その我が道を行くはずのハジメを、結局、神殺しに向かわせるのがユエだった、という展開は、まんま王道の「セカイ系」w
でもそれが、あまり鼻につかないのは、唐突にそれが起こったわけでもなかったから。

その意味では、7つの大迷宮の攻略が物語を転がすためのよいギミックだった。
挑戦者に対する表向きのインセンティブと、攻略後に気付かされる真実のセットの点で。

だって、この攻略過程を通じて、かつて神に反逆した解放者たちの物語、特にミレディたちの物語も語られるのだから。ミレディの無念が最後に晴らされるカタルシスとかね。

ということで、よくできた物語だよ。
というか、既存のよくできた物語のよいところだけこれだけパクって一つの完結した物語にしたところは、割と真剣にすごいと思うな。

まだ、全部読んでないのに書くのもなにかなー、と思ったものの、でも終盤の展開には、素朴に感心したので、先に書いてしまったw

ちなみに、アフター編は、そのよくできた本編を作者自身が個別キャラ小説化していくわけで、これはこれで、容赦がないなぁを思ったw いやいい意味でw

ともあれ、雫がラスボス、というのはなるほど納得だったw

残念なのは、盾くらいのクオリティで映像化されていたらぁな、というところかなぁ。
盾よりも圧倒的に面白いのに。

ということで、また書くだろうな、多分。
とにかく、何でもありな、全方位型の闇鍋としてのウマさかなw

そうそう、終盤になればなるほど、他のヒロインたちのバイプレイヤーとしての魅力が増すわけだけど、なかでもシアの上昇っぷりはすごいw

ていうか、途中から、これシアが影の主人公なんじゃない?と思ったものね。
稀代のトリックスターw
まぁ、ティオもいい味だしてくるんだけどw

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UQ HOLDER! 第165話 『人間が好き』 感想

2019-10-11 12:38:51 | UQH/ネギま!
あはは
正気になったダーナ師匠が超☆無双!
バアルをボコボコにボコって、オシマイ!
それだけ!

簡単だなぁ。
この半年(それ以上?)あまりの、ニキティスや十蔵とのすったもんだは、いったい、何だったんだよ?

バアルを顔芸悪人にすればそれで終わりなの?
てか、結局、雪姫=エヴァ、なにもしてないじゃん!
「私の不徳・・・」って嘆息しただけ 
なにそれ!(苦笑

で、ニキティスは、十蔵よりもひどい、ただのツンデレやんw
なんだよ、「人間が好き!」って。

不死者からすれば一瞬のキラメキのような人間の「燃え上がるような生」が好き! なんだな、ニキティスも。
その話、ダンまちでヘスティアも言ってたことだよねー
悠久の時を生きる存在と人間の間に生じる恋愛の難しさ・・・の定番。
しかも、そのことを「本=小説」を通じて学んできた・・・なんて。
ツンデレの上にただの引きこもりじゃん。
てか、カズマさん流に「ひきニート」じゃん。

ニキティス、どんだけ属性コンプすれば気が済むのかw
そりゃ、刀太にすら、小せぇ、小せぇ、言われるはずだわ。

てかさ、フェイト、死に損じゃん!

あとさ、あれだけ暗躍してた七尾はどこ行った?



いくらなんでも、お話、雑すぎ。

加えて、刀太の魔族モードがもう、全くヒーローにはみえないw
なんだかなぁ。

そして、ここに来て今更ながら、強引にヨルダの「完全なる世界」が物語の焦点として浮上。
しかも、バアルによる「かのヒト族の天才ヨルダ・バオト」という大絶賛付きw

しかも、その「完全なる世界」とは、肉体を失った魂魄だけによる永遠の安寧の世界、っていうのだから。
これ、もう人類補完計画じゃん。
マトリクスじゃん。
最近だったらウエストワールドの世界じゃん。

なんていうか、もう、何回こすってるんだよ?っていうくらいのお約束展開。

で、そんな「魂魄だけの永遠世界」なんて、ただの「魂の牢獄」だろ!、ってのが、1万と2千年生きてきた(死ねなかった?)真祖ニキティス様の美学、てこと。

ということで、晴れて、ニキティスもまた、刀太にデレてみせてたのだったw

いやでも、このニキティスの「人間は死ぬから素晴らしい」というオチが、いわば不死の存在を扱うお話の定番であることを思うと、むしろ、同じく真祖であるにも関わらず、人間なんて塵芥の類で、良くてもせいぜいが真祖の思い通りになるという意味で庇護の対象でしかない、という「貴族」的発想が1万年以上も続けられることのほうがすごいと思うのだけど、どうなのだろう。

かりにもニキティスは読者家で、塵芥の存在たる人間が書き記した本を手にすることで、その塵芥の立場から世界を見る手立てを知ったわけでしょ?

もちろん、それもいろいろと紆余曲折あってたどり着いたところなのだろうけど、それにしたって、いつの間にか、人間の側の論理や心情を理解しようと思った。少なくとも理解することに興味を持った。
ただ、それも1万2千年も時間があって、要は「ヒマ」だったからでしょ?

裏返すと、バアルは、その退屈な時間を何に費やして、過ごしてきたんだろ?
そちらのほうがよっぽど気になる。

だって、十蔵だって、死ねなくなって、ある意味ヒマをもてあまして素振りだけしてたら、「神をも切る」超絶剣豪wになってしまったのだから。それだって、たかだか500年くらいのことだったわけだよね?

それっぽっちの時間で十蔵は神に届きそうなのに、バアルは、ホント、なにしてたんだろう? 七尾もなにか思うところはなかったのかね。

それに真祖といったって、結局のところ、この世界の神ではないわけでしょ?
つまり、真祖もまた、神に造られた存在だ、ということでしょ?

そうすると、この先、ついには神様もでてくるのかね?
少なくとも夏凛は、神に愛されてきたわけだし。

ということで、もうなにがなんだか、わからない。

話のスケールがとっくの昔に、ネギ救出のレベルを超えている。

でも、とりあえず、やっぱり「完全なる世界」の実現だけは阻止しなければならない、ってことだよね。

結局、そこに落ち着くのかなぁ。

しかし、それにしても、ダーナ師匠、無双すぎ!
もしかして、真祖のフリしてるけど、ダーナは神の一柱だったりするのかね・
バアルへの圧倒ぶりを見ると、実力差がありすぎるように思えるので、やっぱり、ダーナは、もう一段上の、吸血鬼の上位存在のように思えるなぁ。

まぁ、そうすると、あらためて、魔族ってなに?問題も浮上しそうだけど。

とまれ、とにかく、一件落着!w

さすがに、そろそろ、エヴァの無双がみたいぞ!
それも、雪姫バージョンじゃないほうね。

とっととネギくんを救出して、ヨルダを倒して、神に謁見しようぜ!

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五等分の花嫁 第105話 『最後の祭りが三玖の場合①』 感想

2019-10-09 13:40:35 | 五等分の花嫁
うーん、ちょっとは捻ってくるかな、と思ったけど、予想通りの三玖回。

で、淡々と、たこ焼きとパンケーキで男子と女子にクラスが分裂した話。

その対立をなんとか収めようと尽力する三玖、それをサポートするフータロー。

で、なんとか三玖が「勇気」を振り絞った結果、両者の雪解けが図れるかな―、と思ったら、まさかのたこ焼き屋台の火事。

おまけに最後には、三玖も倒れてしまった。

・・・という流れなのだけど。

なんか、すでにこの学園祭の話は、シーンの展開を素直に見れなくなってきていて。
特に今回は、多分、次回のオチを見ないとなんともいえないかな。

いや、三玖ファンの人には、三玖が頑張った!良かった!って思うのだろうけど、特にそこまでの思い入れがないと、ホント、淡々としたものでしかなくって。

で、とにかく、最後に三玖が倒れてしまったけど、これ、冒頭の五月とのシーンからもわかるように、パンケーキの腕前を上げるための練習で睡眠不足になり、疲労が溜まっていたところで、火事が起こったからなんだろうな。

多分、三玖としては、男子と女子の仲違いをなだめるのに首尾よく成功することが、最も身近なところで、フータローに認めてもらうための手段でもあったように思える。

実際、フータローに、たこ焼き屋の件を褒められて、やった!って喜んでいたわけだから。

ところが、その目標を果たす前に、屋台が燃えてしまって、瞬間、目標を失って、張り詰めていた神経が、ぷつんと切れて、倒れちゃったんだろうなぁ。

なのだけど、この学園祭のエピソードとして気になるのは、端的に、倒れたのはいつか?だよね。

多分、二乃の服が、例のフータローに見てもらいたかった初日のステージ衣装のままなので、となると、火事は、初日の夜に起こった、ってことになるよね。

そうすると、三玖は初日の夜に倒れて、病院に運ばれることになったのではないかと最初は思ったのだけど、でも、そうすると、三玖は2日目も入院していた、ということにならないと、例の病院に運ばれた五つ子にはならない。

けれども、それだと、2日目に四葉と一緒に竹林に来襲に遭遇することはない。
加えて、さすがに三玖が倒れて一花に連絡が入るのに1日開けるのはありえない。

ということで、まず、三玖は2日目に病院に担ぎ込まれた五つ子ではなくなり、となると、入院したのは、四葉か五月のどちらか、ということになりそう。

で、そうなると、次回の三玖回の②は、きっと今回の直後の話になるのかな?と。

物語の展開上、とりあえず、どうしてたこ焼き屋台が燃えたのか?ってところに焦点はあたって、端的に、男子の屋台組が、女子のパンケーキ組のせいだ、とか言いそうなところよね。

まぁ、真相は、99話で四葉が指摘したように高出力のコンロの横に無造作に紙ゴミを散らかしていたのだろうけど。

ただ、その男子と女子の言い争いを、倒れてしまった三玖が仲裁できるのかな?というのが疑問。

その点では、紙ゴミの危なさに気づいていた四葉が仲裁するのかね?

あ、だとすると、次回が、単純に三玖回②になるのではなく、変則的に四葉回①になる可能性も出てきた、ということなのかな。

まぁ、同じく99話の最後に、学園祭初日は無事には終わらなかった、ってフータローのモノローグがあったから、この屋台の火事の問題は、結構、もめたのだろうな、と思ったり。

とすると、次回だけで簡単に解決、ってことにもならないのかな?

それから、当然、前回までの展開パタンからすれば、三玖はどこでいつフータローとキスするのか、見開き2ページでどんな顔を見せるのか?なんだけど。

100話の2日目の三玖の様子を見れば、やっぱり1日目の夜にキスをしているのはないだろうから、2日目の夜ということになるのだろうけど。。。

・・・という具合に、やっぱり、今回は、今後の展開の仕掛けでしかないように思えるんだよなぁ。

ということで、素直に次回を待つしかないのか。。。

兎にも角にも、火事の後始末がどうなるか。

そこで、三玖の願いである、学園祭をクラスみんなの思い出として卒業後も振り返られるくらい「喜べるもの」にできるか?だよね。

あ、そうなると、クラスのみんなにそういう発言をして、なんとか皆がきょうりょくできることになって、フータローに三玖、よくやったな!、とか言われて褒められたところで、フータローのおかげだよ!という感じで、キスシーンになだれ込むのだろうかw

うむ、きっとそうだなw

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ありふれた職業で世界最強 第13話「無能の無双」 感想

2019-10-08 20:07:55 | ありふれ
原作は未読。

最初のダンジョンのところは、正直、モノローグや暗い画面がきつかったけど、シアが登場して以降の後半は、意外と普通に見れた。

で、最終話は、これまでの話がまとまって、それなりにカタルシスもあって思っていた以上によかったかな、と。

なので、さすがにここで終わりは食い足りないな、せっかく香織も合流したのに・・・、と思ってたら、あっさり、2期決定が告知されていたw

分割だったんだろうね。

転スラも盾もリゼロもそうだったけど、なろう原作って、たいていスロースタートなので、やはり2クールやらないと、話が盛り上がるところまで行かない。

そういう意味では、香織が合流してハジメ・パーティができあがったのだから、ここからストレートに冒険してもらわないと。

ということで、2期はいつかね。来春くらいかね、分割なら。

全体的に中二病前回の話で頭を抱えるところも多かったけど、でも、最後の、ハジメが香織に対して、ちゃんと自分にはユエという本命がいると伝えたところは、よかった。

それでも香織がついてくる、というのだし、それをユエが認めたのだから。

なので、ハーレムというよりは、むしろ、ラブコメかぁ?という気がしたけど。

意外と古いタイプの物語だよね。
クラス全体が異世界転移した、というのは、クラスカーストもそのままもちこんでいたりするわけで。
で、ハジメの目的はもとの世界に帰還すること、とこちらもブレない。
まぁ、盾もそうだったけど。

なんていうか、奈落の経験から、すべてを求めても得られない、なにかを得ようと思ったら、求めることを断念することも必要だ、というような渡世感を抱いてしまったんだろうなぁ。

ということで、異世界転移のほうが、本人の存在がそのままで一応、物語の中で本人の精神的成長も描かれるから、なんだかんだいって安心して見れる、ということみたい。

ところが、それが異世界転生になると、もう、なんでもありで、ただ、人生のやり直し、という意味で、主人公=著者の願望丸出しになってしまって、痛々しい。

てか、「転生」の場合、たいてい30代のサラリーマンになるところが、そもそも前提としてイタイわけだけど。
もっとも、転生ものでも、著者がちゃんと自分と主人公を切り分けられれば、理解可能な展開にもなってるのだが。

ということで、なんだかんだいって、「ありふれ」は、「クラスメート全体の転移」、がよかったんだろうな。

クラスメートが全員、それなりの職能=異能を身につけて、その「力」をどう利用するか、というところで、ヤバさも表現できるから。

ただ、もともとあったクラスメート間の関係性をリセットするために、主人公に鬼畜で外道な経験をさせなきゃいけなかったのは厳しかったけど。

でも、ハジメにとっての文字通りの「奈落」から這い上がった経験があったからこそ、人格の変更も可能だったのだろうし(まぁ、身体の増強は、大概だけどw).

あと、最初に見てる時はたるかったけど、あの奈落の底で出会ったからこそ、ユエとの関係だけは特別で、そのために、彼女は別格の本命として、見てる側にも理解できるところが、周りに女子が集まってきても、ハーレムっぽく見えない理由なのだろうな。

そこで話は戻るけど、香織の告白に、速攻でノーが言える、というすっきり感がある。

その分、やっぱり、ハーレムと言うよりは、ラブコメなんだよな。

まぁ、微妙な違いなんだけど、このユエとハジメの、簡単にはブレない関係があるからこそ、シアやティオや香織やミュウとのやり取りが、多少過剰でもコミカルにみえてくる。

ということで、終わってみれば、それなりに楽しめた。

というか、続きが確かに気になるので、2期は早めがいいなぁ。

でないと、この感覚も忘れてしまうので。

あ、そうそう、なにげに、ハジメがまっさきにメルド騎士団長のことを気にかけたところと、それを理由に、その後容赦なく魔物に対して無双したところは良かった。

もっとも、あの場面は、ピッコロがベジータに倒されたところにようやく駆けつけた孫悟空、という展開へのオマージュなんだろうけど。

意外とちゃんと芝居をしているんだよね。

ついでにいうと、今回、アバンからOPへの入りのところのシークエンスはなにげにうまかったな、と感じた。

というか、あのOPのはじまり、後半になればなるほど、ハジメとユエの出会いを簡単に思い出させる点で、よく考えられていたんだなぁ、と思った。

2期では、ラスボス雫の活躍に期待したいw

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高島雄哉 『エンタングル:ガール』 感想

2019-10-03 17:15:10 | Weblog
『ゼーガペイン』をオリジナルな着想で語り直す、というキャッチに惹かれて手にとって見たのだけれど。

とんだ期待はずれ。

ただ、だらだらと守凪了子による映画撮影の話が続くだけ。

一応、ゼーガっぽい世界観の話も出てはくるけれど、それは最後の50ページくらい。
それもすでに知っていること。

こんな『ゼーガペイン』をすでに知っている人でなければ手に取らないような本で、すでに作中で知らされていたことしか語られないのって、そもそも企画として間違ってるんじゃない?って感じてしまうレベル。

ホント、がっかり。

てっきり著者のSFのように、ある程度ハードな新解釈がゼーガの世界について示されるのかな、と思っていたのだけど、全くそんなことはなかった。

いや、マジで時間の無駄。

そりゃあ確かに10年前よりも量子コンピュータとかAIとかVRの開発レベルは上がったし、世間の理解も増したとは思うけど、それにしたってゼーガの世界に迫るものでは全然ない。

だから、あの世界については、もっと異なるSF的解釈が提示されてもいいように思ったのだけど、そういうところは皆無。

ということは、裏返すと、SFの想像力は、この10年間、ほとんど進んでいない、というか豊かになっていない、ということなんだろうな。

なにが残念かって、それが一番残念だった。

これがまだどこぞの脚本家とかライターによるノベライゼーションだったら手を出さなかったのだけど、なまじ著者がSF作家だっただけに騙された。

ホント残念。
てか、時間を返せ、とマジで言いたい。

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五等分の花嫁 第104話 『最後の祭りが二乃の場合②』 感想

2019-10-02 16:35:57 | 五等分の花嫁
二乃担当回の締めの回。
・・・って担当回とか言っちゃうと、なんかはなから二乃に勝ち目がなさそうに聞こえてしまうけど。

でも、実際感じたのは、「次女の不幸」かな。
常に「二番目」である。
どれだけ直球勝負をしていると本人が思っても。

いや、結局、二乃も、一花同様、日の出祭二日目にフータローとキスをしたことね。
でも、一花の後だと、なんていうか、二番煎じ、って感じが否めない。

もっとも、といいながら、ねぎ先生がイケズなのは、時系列的には、今回の二乃のキスの方が先だ、ということね。

二乃自身が言っているように「恋は攻め」だから。
先制攻撃したほうの勝ちだから。

・・・と二乃は思っているのだけど、しかし、見開きページでキスシーンを描き、五つ子本人の事後の表情もまた見開きで描く、というインパクトは、やっぱり、初回の一花のときのほうが衝撃が大きかったように思えて。

なんだろうね、この、二乃の、攻めれば攻めるほど浮いているように見えてしまうのは。

あと、今回の事後の感じだと、やっぱり、二乃は鐘キスの人ではないよね。
だって、五月の姿でしたキスは、どう考えても彼女の考える「恋は攻め」に則していないから。

というわけで、なんだろう、この、二乃、頑張ってるけど、どうにも「つなぎ回」にしか見えないのは。。。消化試合のような雰囲気は。

もっとも、これだけ二乃はないなぁ、と思わせること自体、盛大なミスディレクションだったら、ねぎ先生、マジで尊敬するけどね!

ともあれ、今回の一件で、もう二乃のフー君ラブはマックスだよね。
だって、彼女にとって最も大事な「家族の愛」を、フータローは実現してしまったのだから。
あの、難攻不落のマルオまで落としてしまったのだから。

家族愛までフー君に満たしてもらったら、二乃、もう、これダメだよねw

なんていうか、両思いとかもう通り越して、愛人でもいいからフー君と一生添い遂げる、とか言っちゃいそうな勢い。
それくらい、二乃の心の深いところに、フータローは届いてしまったように思える。

いやー、マジでジゴロ。

むしろ、二乃についてこの先、気になるのは、学園祭でにわかスクールアイドルになってしまった二乃が、追っかけの煩わしさに嫌気が差したこともあって、「恋は攻め」の信条から、「フータロー・ラブ」を学校で公言してしまうことだろうなぁ。

いや、マジで、それありそうじゃない?
もはや、フー君へのラブは永遠!モードにまでなっているのだから。
フー君が誰を選ぼうと、自分の気持ちは変わらない、というところまで来ているのだから。

このあたりは、微妙に学園祭後の展開が気にかかる。


ところで、今回の二乃の展開の流れで行くと、この後、三玖、四葉、五月、の三人とも、フータローとキスすることになり、しかも、その順番は、一花の前に二乃、というように遡る形で、二乃の前に三玖、三玖の前に四葉、四葉の前に五月、という流れになるのだろうか。

つまり、時系列的には、
五月、四葉、三玖、二乃、一花
の順に、日の出祭2日目にキスをすることになる。

イベントの消化方法が、あまりにも五等分すぎで、若干笑えるくらいなのだがw
一気にタイトルの回収に行きますか!、ねぎ先生w

ともあれ、そうすると、前々回、一花、すげー!と思っていたことが、実は、一花がキスしたの、一番最後だった、ってことにもなりかねなくて。

むしろ、二乃にキスされた後に一花にもキスされたフータローの心情やいかばかり。。。

そして、この問いかけを、あと3回、読者は繰り返すことになる?w

いやー、ホント、どうするんだろうw

でも、このキスに向かう展開が予め用意されていれば、この先、三玖のみならず、四葉や五月との間でキスが起こってもおかしくはない!と思わせるのは上手い。

だって、この流れだったら、多少強引な展開でも、あー、そう来たか!って一本取れれば、それでオッケーになるからw

すでに、竹林襲来の回で、四葉の「二日目のボルテージ」が上がっている描写はされているし、その竹林に対抗して、鈍感食いしん坊キャラの五月にも、なかば強制的に自分の中にあるフータローへの気持ちに気づかせようとする方向にあるから。

あとは、四葉についてはシチュエーション、五月についてはアクシデントさえあれば、日の出祭2日目に、晴れて五つ子全員とのキスイベントが発生するわけで。

これで晴れてフータローは、鐘キスの相手は誰か、のヒントを得たところで三日目の答えにたどり着くことができる。

なんて強引な展開。
でも、このパッチワーク的物語構成だからこそ、可能になり、かつ説得性も増すところが上手い。

すごいなぁー。

とにかく、6年前の京都の「君」だったことがわかった四葉はともかく、いまだ、花より団子キャラの五月に対しても、フータロー争奪戦に登らせるの、さすがに無理じゃない?と思っていたのだけど、ここまで学園祭が、五月に対する強制イベントになるとは思っていなかったw

はたして、五月はどういう過程で、フータローへの恋心に気づくのだろう、いや、発見するのだろう?

もしかして、ニセ零奈がらみで、四葉と一緒のイベントになるのかなぁ。。。

そういう意味では、誰もが、今回の二乃同様、消化試合と思っている次回の三玖の回で、なにが仕掛けられるのだろう?

てか、三玖、四葉、五月、のうち、誰が病院に担ぎ込まれるのだろう?

今回、てっきりマルオに会うために、病院に行くのだとばかり思っていたのだけど、パンケーキの用意があったから、戻ったのはマンションだったんだよね

だとすると、実のところ、フータロー、バイクで帰る必要なかったんじゃね? 
と思ったりもしたのだけど、さすがに無粋ですかね。。。

ともあれ、そうなると、時系列的には、今回の話の後、マンションを出たあたりで、二乃とフータローは連絡を受けて、病院に向かうことになるのかな?

その場合、フータローはバイクをどこにおいてきたのだろう?という、どうでもいい疑問も生じるのだがw


しかし、マルオの黒歴史w
零奈ママ・ファンクラブ会長とはw

下手すると、フータロー父も会員だったのでは?と思ったりして。

でも、あの感じだと、マルオはマルオで、五つ子に対して、零奈ママの姿を重ねていたのだろうね。だから、親バカを通り越した冷たい眼差しをフータローに向けていた。

だって、マルオ、零奈ママとは結婚したわけではなく、独身であるにも関わらず、いきなり五つ子の養父になったわけだから。

むしろ、その暴挙に誰も反対しなかったのか?と思うし。
そうなると、五つ子の実父の問題も避けて通れなくなりそうで。
いやー、それはマジで重たい話になりそう。

しかも、その問題には、マルオだけでなく、フータロー父や下田さんも絡んできて、ちょっとしたドラマになりそうだし。

そうなると、あの、日の出祭1日目に、フータローが道案内していたオジサン?がやはり気になってくる。。。

まぁ、竹林も再登場したからね。
学園祭というオープン性に乗じて、もうひとりや二人、サプライズな人物がやってきそうだな。。。


そうそう、フータロー、意外と人望、上げてきているよね。
放送部の女の子に、マルオの来場を映像でチェックしてもらっていたりして。
いつの間にか、クラスの人気者?頼れる委員長?

いや、地味に、フータローが、ただ学年トップのガリ勉だけでなくなってきたところが面白いな、と。

もっとも、この面倒見の良さは、もともとフータローが備えていたものだったのだけど。

そういう意味では、強制的に彼を委員長にした四葉の功績は大きい。

てか、四葉に対しては、きっとそのことをフータローは感謝するのだろうね。


とにかく、学園祭編、時系列をあれこれパッチワークにしている分、新たなエピソードで、それまでの解釈も微妙に変わってしまうところが面白い。

次回も楽しみだ。


(追記)

よく見たら、マルオと会った場所、やっぱり病院だったのね。
勘違いしてたよ。
つまり、ホットプレートまで持って行っていたということか。

ということで、この後、むしろ、急患よろしく病院に搬入されてきた、三玖、四葉、五月のうちの一人と、フータロー&二乃は、直接会う、ということね。

なるほど。

でも、病院から一花をフータローは送っていったわけだから、バイクはまだ、残っているということだよね。

となると、一花を送った後、フータローはもう一度病院に戻ったってことかね?

そうすると、フータローの二日目の夜は、まだまだ続きそうだな。

一花の後にも、誰かと会ってる可能性も出てきたね。


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