BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

Re:ゼロから始める異世界生活 第13話 『自称騎士ナツキ・スバル』 感想

2016-06-27 21:56:45 | リゼロ
リゼロは、全くのノーマークで、原作も未読だったけど、うん、これは面白い。
そして、この13話は、いい感じに2クール目に向けた転換点になっていてよかった。
特に最後のシーンは出色だね。

いろんな意味でスバルらしさが出ていてすばらしいし、
エミリアも、案の定、人の心がわからない。
まぁ、王選に勝ち残ったら、ただただ公正な社会を作りたい、なんて言ってしまう娘だから仕方ないんだろうけど。

面白いのは、要するに、スバル、エミリアともに、舌っ足らずの子供ってところだよね。
いや、エミリアは、ハーフエルフっていうから長命であるエルフの特性から、実はあの姿で100歳を越えているのかも、とか思っていたけど、精神年齢はスバルと変わらないハイティーンってことなんだな、と。

むしろ、今回再登場したフェルトの方が年下だけど腹が座っているって感じ。
第3話で、スバルに対して、もっと顔に苦労を刻めよ、ってさらっと言っていたのが、今になって効いてきた、って感じだよね。

あとは、前回の12話から出てきた新キャラ群が思いの外、しっくり来ていて結構びっくりw
最初にCVのリストを見た時には、なんかベテラン、というか経験値の高い人達ばっかりで、いまさら若い役やらせるのとかそろそろ無理があるんじゃない?と思っていたのだけど、むしろ、あー、このキャラにはこの声だな、って感じで、逆にいい意味で「記号的」でよかった。

あの王選に出る面々のバックグランドをわざわざ本編で語らずとも、それぞれのCVがこれまで演じてきたキャラの延長線上で、なんとなく性格や行動パタンが想像できてしまうところが凄いw
なんていうか、まさにバイプレーヤーって感じで。

それに比べて主役の二人は演技的にはまだまだだよね。
スバルの方はまだしも、エミリアの方は、中の人、もう少し頑張らないとだな、という印象を、特に最後の場面では感じた。演技の幅が狭すぎる。

とはいえ、めぐみんヴォイスなので、今後に期待w

てか、ようやくエミリアたんに出番が回ってきたのに、これって、結構しんどいよねw


で、それはそうと、
なんか、今回の最後のスバルの言動を「クズ」って呼んでる人もいるみたいだけど、どこをどうみたら「クズ」なんだ?

いや、作中ではもちろん「クズ」だよ。
エミリア視点でみたら、わけわかんないめちゃくちゃな男だし、最後の発言は「クズ」だよね、確かに。

でもさ、スバルが本当のことを話せないことを知ってる視聴者からしたら、あれは決してクズではなくて、なんてこいつひどい役回りなんだ、って思うところでしょ。

そのうえで、本当のことをいえないもどかしさと、現実の自分に対するやるせなさが相まって、あんな、本当は本人も言いたくはないと思っている「憎まれ口」を叩いてしまう、ということは、でも、実際にあることでしょ。

そのあたりの機微がわからないで見てる奴らがいる、ってことのほうがよほど理解できないけどな。

あと、これは今回の最後のスバルの発言を聞いて、なるほど、と思ったことだけど、「死に戻り」って特性?は、やはりスバルにとっては恐ろしく過酷なもので、彼にとっては全ての出来事は、やり直したことも含めて記憶に残っていること、というか、リアルな体験としてあるけれど、スバル以外の人間にとっては、今目の前のスバルしかいない。

このギャップはエグいよね。

スバルからすれば、異世界召喚時に無条件で助けれてくれたエミリアに対して本当に恩義を感じているのと、それをフックにして何とかして彼女を守りたい、救いたい、って思っているわけだけど、その積み重ねは、エミリアは全く通じない。

今回の最後でエミリアが言ったように、スバルの中の私は凄いね、ってことになってします。彼女からすれば、スバルが勝手に自分のことを理想的な存在に置き換えているようにしか受け止められない。

で、このスレ違いは、構造的なものだけに、どちらにとってもしんどいはず。

なので、それを分かってくれない、お前は何なんだ!って、あのテンパってる状態のスバルだったら思っても仕方ないし、また、そのスバルを見てエミリアが当惑しても仕方ない。

でも、その理由を知るのは視聴者だけ、というのは、とても演劇的で面白いところなんだけどね。

しかし、そういう展開がわからない奴らがいるのが、ホント、マジで理解できん。
もうちょっと、ラノベやゲーム以外のコンテントにも触れろよ、って思うな。

それはさておき。

エミリアの「察しの悪さ」ってのもあるとは思うけどね。

他の人たちは、スバルに何かあるって、薄々感づいているようだから。

たとえば、多分、ベア子は、スバルが何か、死に戻り的な特性を持っていることに気づいているよね。スバルが死を恐れないのはおかしすぎる、って何度も発言しているし。

あるいは、前回登場した「老骨の棋士」様ね。
彼も、スバルの目には死の世界を何度も見てきた相が出ている、というようなことは言ってたし。

だから、この先どこかで、スバルの口からは直接言ってはいないけど、情況証拠から粗スバルが死に戻りしてることを推測する人たちは出てきそうな気がする。
で、それがスバルにとっては救いになるような。

なぜなら、それは多分、スバルに全幅の信頼を寄せなければ納得出来ないことだからスバル自身は直接肯定できないことだから。

で、多分、そのあたりの鍵になるのが、もはやスバル命のレムなんだろうなぁ。

となると、前のエピソードで、レムをスバルに全幅の信頼を寄せる、それこそ「従者」ポジションにしたのは、結構、構成うまいなぁ、と思うよねw

ともあれ、リゼロ、面白いよw

こんな感じだから、本当は、原作の方にも手を出したいなぁ、と思い始めているのだけど、せっかくだから、第2クールが終わったところで読んでみようかな、とは思っている。

最初は、あー、またループものかぁ、と思っていたのは確か。
しかも、冬に「僕街」もあった直後だったし。
でも、だんだんしっくり来はじめてきたかな。
スバルがウザくなる理由もわかってきたし。

で、他のスカスカなラノベ原作ものとか比べて面白いのは、ループものに固有の「孤独感」が、スバルのウザさ(というか空元気)で見た目払拭されていて、全体の空気を暗くしてないところで、その上で、死に戻りは誰にも話せない、という「縛り」が、スバルの葛藤を生み出してしまうから、自然と、彼の心情や本音を想像できてしまうところ。結果として、その分、厚みがでてくるんだよね。

そういう余剰があるところが良いかな。

で、そういう厚みが物語に出てくると、放っておいても物語に没頭してしまうから、作画がどうとか、あまり気にならなくなってくるから面白いw
その点は「このすば」に近いかもw

まぁ、物語が面白い上で作画が素晴らしければ、最高なんだけど。
でも、やっぱり物語が面白くないと、視聴は続かないよねw

ということで、とりあえず、今回、作中で「クズ」で「ゲス」で全く「美しくない」凡俗に落ちてしまったスバルが、この先、一人(あるいはレム付き?)、都に残ってどんなふうにやさぐれて、どんなふうに自分を鍛えなおそうとするのか。楽しみだよ。

あのイケスカナイ騎士とは、最終的には和解して、むしろ、友情を育むような気もするけどどうなのかな。
むしろ、ラインハルトのほうが、涼しい顔をしながら、最後はスバルを切り捨てようとしそうでコワイw

なんにしても、自称から、誰もが認める「騎士」へとランクアップできるかどうか。
スバル、頑張りどころだな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新約 とある魔術の禁書目録 第15巻 感想

2016-06-24 16:59:13 | 超電磁砲/禁書目録
今更読み終えたのだが、
うーん、やっぱり、もうどうでもいい話だなぁ。
全然面白いとは思えない。

てか、作者の自己満足の物語にしかなってないよね、もはや。

まぁ、恐ろしいのは、これ、つまんないよね、とある日思うと、そこから先はどういうふうに読んでも、何かしらアラ探しを自然としてしまうということだよね。

ということで、教訓としては、飽きられる前に、どれだけヒットしていても終わらせる。あるいは、終わりまでの道筋を示す、ってことは、コンテントのビジネスにとっては大事なんだな、ということ。

ワンピとか、ドラゴンボールみたいになったらおしまいってこと。
進撃みたいに、ちゃんと終わりまでの過程を示す。
でないと、普通に考えて、読む方は脱落するよね。

で、禁書については、もはや完全にそう。

いきなり横道から入ってしまうけど、テレビのヘヴィーオブジェクトが最後の方、割りと面白かったので、原作の方に手を出して、一応、既刊は全部読んでみたのだけど、
これがまたツマラナイ。
ヘヴィーオブジェクト(HO)については、ホント、作者はアニメスタッフに感謝すべき。

で、HOと禁書とか読んでみて、あー、そうか、って気づいたのは、結局、鎌池和馬って人は、ただのミリオタってこと。

まぁ、禁書で売りだした頃は、それなりに受けの良い中二的なことを書いたんだろうけど、でも、やりたいことはミリタリの薀蓄を開陳することね。
その点で、HOは、舞台そのものが軍隊だから、水を得た魚状態。

でも、そういうミリタリなディテールって、関心がない人間にはホント、どうでもいいことなんだよね。だから、アニメが良かったのは、ドンパチやってるところを気持ちよく絵にすることができたから。
あれ、文章で読んでも全然面白くないし、無駄にページ数ばかり稼がれるので、ページ単価でとりあえず短編連載とか書く作家にとってはオイシイかもしれないけど、読む方はなんだかなー、って感じ。

HOだと、クウェンサーが技術オタクで、ヘイヴィアがミリオタ、というかサバゲーオタク。

で、なんでこんなHOのことから書いてるかというと、ここのところの禁書って、要するにテロのことを書いてるんだな、ってことに、HOを読んでたら気づいたから。

つまり、HOは戦争、禁書はテロ。
どっちにしても、なんか近未来の軍事技術っぽいことがネタになってる。

特に、ここのところの鎌池和馬連続刊行!という流れになってからは、ネタや構成的には使い回ししているものがいくつか見られた。
だから、禁書のあの僧正編みたいなマジでくだらない話が、恥ずかしげもなくかけちゃうんだ、と思ったもの。

で、この場合のポイントは、そうした他のシリーズで書いたミリタリっぽいネタが被ってもそれほどおかしくないようにするためには、毎回毎回、新キャラを投入してくるってこと。

で、結局、そうして馬鹿みたいに増えてきたサブキャラたちを全く活かせない。

特に、前巻感想でも書いたけど、上里勢力ってのは、ホント蛇足。

てかさ、右手切られたら、能力の他者への移転可能、って、随分安い能力だよね。
つくづく迂遠だなぁ、と思うのは、その上里の能力の本気の「凡庸さ」を表現することで、上条さんの右手の奥にある「何か」こそが、マジモンでやばいものである、だから、上条と上里の間には天と地ほどの差があるんだよ、ってところ。

でもさ、それ上条さんの右手の奥はやっぱすげぇ!ってことを言ってるだけで、しかも、単なる確認なんだよね。

何が言いたいかというと、とっとと話を進ませろよ!ってこと。

ホント、禁書目録は、もうオワコン。
くだらないなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲鉄城のカバネリ 第11話 『燃える命』 感想

2016-06-24 16:44:46 | Weblog
気づけばあっという間に来週で最終回。

・・・なのだが、しかしなー、
どうしてこうなったー!!!

ビバが出てきてからの失速ぶりがひどすぎる。
最終回でよっぽどのことがない限り、ギルクラ並の駄作認定は間違いなし。

なんだかなぁー。

まぁさ、ビバが私怨で行動しているのはナンセンスだけど、仕方ないから、ああ、そうなのね、と受け入れておくにしても、しかし、あんな、

「パパが僕のことちゃんとあつかってくれなかったら、僕ちゃん、パパに仕返しして殺しちゃうんだもんね!」

みたいな小学生みたいな脳みそしか持たない奴に、どうしてあんなに忠実な部下が付いているのか、それが全く理解できない。

個人が個人の範囲で恨みをはらす、ってのなら、理解は可能。
まぁ、お前の好きなようにしろや、って返せるから。
だから、たとえばビバも、生駒や無名みたいに、実はカバネリで、そのカバネリの力で普段は、カバネ退治に自ら前線に出て戦っていて、味方の何人かも助けてきた、だから人望があついのだ・・・とかいう描写があれば、まだ理解できるけど。

でもさ、ビバがやってるのって、ただ命令してるだけじゃん。
まぁ、無名を助けた場面がそうだといわれればそうなのだけど、あれじゃ、流石に弱いよね。

にしてもさ、戦闘員だけでなくカバネの研究員も抱えて、それで結構な人数で旅してるわけでしょ。そんな一行だったら、多少は面従腹背のやつとか、利害があるから一緒にいる、ってやつがいてもいいじゃん。

でもそんな描写は全く無いからな―。

いやー、ビバが出てきてからぶち壊しだよ。

それにさ、なんでタクミまで死ななくちゃいけないのか、まったくわからん。

だって、今回の最後に、生駒が一応立ち直ったのって、タクミの死に報いたいってわけではなくて、第一には、無名を救いたい、なわけでしょ?

だったら、タクミ、無駄死じゃん。
いや、タクミの手の中に、生駒のお守りである、妹からもらった石があるからね、ってことだろうけど、それだって、よっぽどの意味を付けてくれないと、だよ。

たしかギルクラの中でも、終盤で幼なじみが大した意味もなく殺されて、でも、主人公がとにかく落ち込む、って場面があったけど、あれと全く同じだよね。

いやー、これ、作り手は、監督も脚本家も、ギルクラの失敗から何も学んでない、ってことだよね?

生駒が右手を失うところまで同じだしw

なんだかなぁ。
ホント、ビバが登場してからぶち壊しだよ。
無名もただの脳筋女子に成り下がったし。

ビバなんか出さすに、普通にカバネと戦ってなんとか光明を見出すって、話でいいじゃん。12話しかないんだから。

4話が終わったところで、ああ、これで一通りメインキャラの紹介が終わって、甲鉄城の面々でサバイブしていく話になるんだろうな、って期待していたのに、全くそんなことはなかった。

結局、作画がマシなだけで、脚本はダメダメの、いつものノイタミナになってしまった。

なんか、テレビ的に優等生的なシナリオにしすぎてるんじゃない?
もう少しオリジナルなら、オリジナルらしい「よどみ」を残すようにしないと、アニメを作る奴らは、ただ気持ちいい動きを描きたいだけの馬鹿ばっか、ってことになるんじゃない?まぁ、どうでもいいけどさ。

こんなんだったら、進撃の二期を作った方がよっぽどマシだったでしょ。

ホント、ビバ、いらねー。

悪ならちゃんと、悪を描いてみせろよ。

ウォーキングデッドとの類似も指摘されてるみたいだけど、あっちのほうが1万倍ぐらいマシだぞ。人間対人間の争いになっても、そこにちゃんと登場人物たちの葛藤を描いているから。

ビバなんか出さずに、フツーに、カバネと戦い続けていく話にしておけばよかったものを。

ホント、バカバカしい話になってしまったなぁ。

ついでにいえば、やっぱり生駒のCV、あまりにも下手で萎えた。
うめき声とか慟哭とか、もうすこしちゃんと表現しろよな、プロなら。
どこの美大の学園祭企画なんだよ、って気がしてきたよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UQ HOLDER! 第128話 マジで打ち切りだったw

2016-06-22 20:42:03 | UQH/ネギま!
といっても、第一部完!って感じで、別冊マガジン?に移籍するだけだけど。
でも、別冊って読んだことないし、次回掲載は10月ってことだから、多分、忘れていて、連載を時間通り追う、ってことはなくなりそう。
正直、連載をこまめに追う自信はない。

じゃあ、単行本で読むか、っていうと、それもなさそう。
実はネギま!と違って、UQHは単行本未購入なので。
今更だけど、やっぱり刀太ってキャラがあまり好きになれないので、わざわざ単行本で読もうという気になれなかったので。

となると、今回で感想は終わりかもね。
あと、マガジンの購読もこれで終わり。

うーん。
なんだろうなぁ、この結末は、結果として、ネギま!離れを促されただけ、って感じかなぁ。

正直なところ、アニメ化はどうでもいいかなぁ。
てか、ネギま!ってあまりアニメ化に恵まれてないよね?
少なくとも製作シャフトだけはもう勘弁。
あの作風は飽きたし。
あと、作者はCVをかつてのネギま!の人の継続を希望しているみたいだけど、それもどうかなぁ。
ネギま!のアニメ自体はいまいちだったわけだから、今更感の方が強いので、むしろ、新規顧客開拓のためには、CVは一新したほうがいいんじゃないかな。
それでUQHらしさを目指した方がいいと思うけど。
だって、ノドカの能登麻美子とか、今じゃありえないんじゃない?
新人に委ねたほうがいいと思うけどなぁ。
あ、あと、刀太を松岡某にするのも勘弁。
あの声も飽きた。

・・・ってことで、なんか重大発表ということで、それなりに期待していたのだけど、かえって盛り下がってしまったw
なんだかなぁ。

で、肝心のマガジンでの最終話だけど、
うーん、
ネギま!を読んできたものからすると、

ラカンたち vs UQホルダーズ

って対決は見たくなかったかなぁ。
これは、やっぱり残念。
ネギはおそらくは中ボスくらいなのだろうけどね。

あと、今回、一番萎えたのは、刀太を造ったのはエヴァとフェイトだった、というユエの発言ね。
これはマジで萎えるわ。
だって、それじゃ、さすがに事の真相が「内輪」すぎるでしょ。
全くの第三者が計画の首謀者であって欲しかったなぁ。。

なにしろ、フェイトとエヴァが、どうしてもネギを手元に置いておきたかった、という二人の欲望が、今の世界を生み出した、ってことになりそうだから。
それこそ、エヴァにしてもフェイトにしても「造られた存在」として悠久な存在なわけでしょ。その二人がさらに悠久者として刀太を造った、というのでは、あまりに業が深いじゃないか。
で、その業の深さは、ネギの代替物としての刀太の専有にまでつながるわけでしょ。

というか、ユエが言うとおり、世界を救う、そして多分ネギを救出するための「道具」として造られたのが刀太なわけでしょ。
もちろん、造る前と後とでは刀太に対する感情も異なるのだろうけど、それにしてもね。
刀太は可哀想だなぁ、と。

で、さらに、その鍵を握るのが明日奈の能力であるマジックキャンセル能力としての「火星の白」。
そして、その力の来歴の秘密を知るために、クウネルが刀太にネギま!の時代の明日奈に会わせる。。。

うーん、これは誰得の展開なんだろう。

そんなことは無いだろうとは思いたいけど、エウレカセブンの続編のような、なかったコトにしたい黒歴史的展開にならないといいのだけど。

ていうかさ、ネギま!の過去の様子を今更「上書き」するのはやめてほしいなぁ。
もちろん、作者には、自分の創作した世界を弄る権利はあるのだけど。
それくらい、今回の引きの明日奈が登場する場面には脱力した。
ついでにいえば、その前の麻帆良学園時代のネギとユエ、ノドカが現れたところもげんなりした。
てか、まさか、こんな形でパル様に再会しようとはw
この感じで楓や古菲まで出てきたら結構マジで嫌かも。

てか、ネギま!そのものには手を付けてほしくはなかったけどなぁ。
あくまでも、魔法世界編の完結後の物語を補完して見せるくらいにしてくれればよかったのだけど。。。

ともあれ、最初に書いたとおり、ラカンvs UQホルダーズ、という絵は見たくなかった。

いや、もちろん武闘会のようなところでラカンとガチバトルするのはありだけどね。
でも、敵対者として相対する、というのはなあ。


ということで、いろいろと衝撃を受けた最終回だった。
なんか、一気に夢から覚めた感じがする。
残念だなぁ。

しかし、まさか、「これは俺が知ってるXXXの世界ではない!」なんてことを、ほんとに思う日が来るとは思わなかったよ。
参った。。。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UQ HOLDER! 第127話 ネギって実はまだ正気?

2016-06-15 14:45:58 | UQH/ネギま!
前回ネギに続いて降臨した、ユエ、ノドカ、アル、ラカンの、UQHからの新規読者に対する説明回。
あと、ネギま!からの継続読者からすれば、懐かしのあの人たちとの再会回w
なにしろ、ユエやノドカがそのままの姿(といっても成人後の姿だけど・・・)で再登場するとは思ってなかったからねぇ。
てか、キャラ、全然ブレてないしw

しかし、やっぱり、「火星の白」の出処は明日奈だったかぁ。
でも、この世界は、明日奈が100年の眠りについて表向き、彼女は消えた存在だよね。となると、彼女の「白」の元となったDNAってどうやって採取したんだろう。。。
あ、でも、明日奈の髪が一本でも残っていればそれでいいのか、な?

ともあれ、刀太の正体は、ネギのクローン作成の実験から生まれた「実験体」。
まぁ、そこまでは今までも明かされていたわけだけど、今回は、それに新たな情報が加わった。
それが、72体試みられた中で、明日奈の「白」とネギの「黒」を共に受け継いだ唯一の成功体、という事実。
今後、残りの70体、出てくるのかね?
というか、これ、ほとんど、フェイトと変わらない存在なんじゃない?

ともあれ、そうなると、確かに、刀太自体が、一種の「最終兵器」ってことになる。
そして、その最終兵器を、どの陣営も確保したがるのもわかる。

しかし、であれば次に気になるのは、その刀太の能力を使って、ネギ一行は、何をしようとしているのか?

一応、「ネギ一行」と言ってるのは、少なくとも今回のラカンの描写を見ると、ラカンたちが「始まりの魔法使い」に操られた存在のようには見えない、ってとこで。
いや、まだわからないけどね。
でも、ユエとノドカも昔のまんまのように見えるしなぁ。

本来「死んで」いて当然のユエとノドカが再登場したことで、ああ、彼らは何らかの形で「幻影」なのか、って思ってしまうけど、それは単純に、ユエやノドカの目あたりの描写がそれっぽいからだけで、実は正気なんじゃないかな、と。

だって、刀太がクローンとして作成することができる時代でしょ?
だとすれば、別に、ユエとノドカが、自分たちのクローンを造って生き延びてもいいじゃない?
というか、そもそも魔法なんてワイルドカードがあって、かつ、ラカンやアルのような魔法体の存在がいる世界なんだから、彼女らが「不死者」に転じてもおかしくはないよね。

なにしろ、「世界図絵」と「いどのえにっき」をもつ二人なんだから。
彼女ら二人の前には、そもそも機密情報も秘匿情報も原理的にありえないわけで。
魔法探偵と読心術士の二人が組んだら、明かせない秘密はない。
だから、何らかの陰謀に気づいたり、秘密の実験にたどり着くことも不思議ではない。

・・・って何がいいたいのかというと、
とりあえず、ユエたちが正気だったとしたら、この先、物語はどこに向かうのか?ってこと。

少なくとも、まほら武闘会は、物語的には盛大なツリ、というか、刀太たちがパワーアップするための、作劇上の「口実」でしかなかったことは、十分明らかにされたので、そのパワーアップした、というか、「火星の白」の制御を心得た刀太を使って、ネギたちが何をするか、ってことだよね。

ていうか、ほんとに、あの時刻あの場所に刀太がいるための口実として、まほら武闘会があったわけでしょ。

それにネギにしても、確かに始まりの魔法使いの「共鳴り」の影響で自我を失いつつあるようだけど、でも、だからといって、まだ完全に精神を乗っ取られたわけでもないみたいだし。

となると、始まりの魔法使いが、いよいよネギを乗っ取れると確信した時には自ら表舞台に上がるはずだ、という「読み」をもって、ネギ自身が、自らの身体を彼女の前に差し出したのかもしれない。
そして、そのことはユエやノドカ、アルもラカンも知っていた、ってことなんじゃないのかな。あるいは、ネギの、自分の身体を囮に使う作戦に、彼らももとから賛同していた、ってことなのかも。

もしかしたら、そのネギの計画を知った上で、エヴァやフェイトは、ネギの身を案じるがゆえに、ネギの自己犠牲計画に反対していたのかもしれない。

エヴァは、とにかく一度憑依されたネギを解放するために、ネギ=始まりの魔法使いの殺害を考え、
フェイトは、そんなネギを救助する策を練るために自己鍛錬に励み、とりわけ切り札としての刀太を確保しようと努めた、
・・・とか。

でも、ネギの視点からすれば、さらに、その先を見据えているのかも。。。。

だってさ、ちょっとおかしいじゃない?

そもそもネギのクローン作成は、何を目的にしていたのか。
実験施設の名前からすると、クローンの作成実験自体は、ネギも了承の上で行っていたように思えるし。
それは、今回の刀太に対するネギの反応からもわかることだし。

だから、その実験の成功体たる刀太を使って、何をしようとするのか?だよね。

もしかして、やっぱり、ラスボスは魔族? ザジ? ポヨ?

ていうか、来週、重大発表って何?
UQHは次回で終わりで、
次々回からは、『ネギま!2』になります!、っていわれても全然驚かないなぁ。

それくらい、急転直下の展開。

ていうか、ネギって、やっぱりラスボスって感じじゃないからなぁ。
前作の英雄が、続編で悪役に転じる、ってのは、それこそ腐るほどある物語のパタンだから、そんな常套手段を、赤松健がこのままずっと引きずるようには思えないんだよね。

あっさり、そうした「お約束」の展開をひっくり返してくるように思うのだけど、どうだろう。

なんか、その先には、そもそもどうして刀太の世界には、こんなに「不死者」がいるのか。UQHワールドの、最も素朴な疑問に迫るような方向転換をするように思えるのだけどね。

でないと、あんな吸血鬼なりたての頃のエヴァなんて出してこないと思うんだ。
ダーナも、ただ刀太に稽古をつけただけでは終わらないと思うし。

もっとも、この世界は、魔法があって、テラフォーミングも可能な世界だから、その分、すでに「ナンデモアリ」の世界になってしまってるので、どんな真相が出てきてもおかしくはないんだけどね。

でも、それらがいかにもご都合主義にのった後出しジャンケンにならないように見せる工夫は、この作者は最低限、やってくるようには思ってる。

で、この新連載も120話を越えたところで、なんか「転」を仕掛けてくるんじゃないかなか、とは思うんだよね。

どうなるかなぁ。

でも、実はまだ正気でした、その正気が残っている間にデカイ賭けをします!、っていうような、ちゃぶ台ひっくり返すような超展開にならないのだとしたら、夏凛のいうとおり、マジで刀太・エヴァ側は、多勢に無勢の状態なので、もう一弾、助っ人として第三極の乱入があるように思うのだけど。。。

やっぱりフェイトなのかなぁ。
それとも、さらに「おお、あいつか!」って人が現れるのか。

とりあえず、次回を待つしか無いのかぁ。
うーん。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UQ HOLDER! 第126話 もしかして打ち切り・・・?

2016-06-08 20:13:24 | UQH/ネギま!
いや、まぁ、だって、ラスボス・ネギ一味の、ここまで唐突な降臨っぷりを見たら、あれ、これ、もしかして打ち切りエンド?とか思うよね?

それくらい唐突だし、性急でしょ?
ネギだけでなく、ラカン、アル、ゆえ、のどか、まで地上に降り立つくらいなのだから。

しかも、あれだけ脱げビームを展開させてきた後で、ネギの超特大脱げ魔法でしょ?

あれはネギの魔法力が超特大だ、ってことを、面白おかしく、つまり、夏凛いうところの「弛緩」した空気を漂わせつつ、刀太たちに知らしめるところなんだろうけど。

でも、そのためにあの脱げビーム祭りがあったのだとしたら、それはもうあざとい。

しかも、あの死霊?たちのオンパレードっぷりにしたって、その恐ろしさをきちんと物語の中で伝えるために、三太・小夜子編があったのだとしたら、その構成の妙にも驚くよりも、それはさすがにあざとい!と言うしか無いでしょ。

いや、ホント、あざとすぎるよ。
(何しろ、ネギの存在にビビって、お漏らし描写まで入れるのだから・・・)。

要するに、今回は、とにかく、今の「ネギ様」は、超スゲーだぜ!!!、ってことだけを伝えるために、一回を費やしたわけで。

なので、本番は次回だよね。

それにしてもラカンやアルまでいたら、さすがにエヴァ一人で対処するのは無理ゲーすぎる。
エヴァやフェイトクラスの実力者の参戦がないと、そもそも戦闘にならないでしょ。
それも含めて、UQホルダーの面々ですら、ビビりまくりの描写があったはずだから。

となると、誰が、飛び入りするのかなぁ。。。。

いやー、グレートパル様号がフェイト陣営に渡っていたことを考えれば、フェイトの下にも、ネギの生徒たちの一部が合流しているようにも思うんだけどねー。
せめて、楓とか古菲ぐらいは、再登場しないかなぁ。

もちろん、千雨の再臨を、最も期待しているんだけどねw

茶々丸もでてきたのだから、また、千雨と茶々丸の、ネギを巡る恋話漫才を是非!w

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UQ HOLDER! 第125話 いよいよネギ降臨!

2016-06-01 16:07:16 | UQH/ネギま!
まさかのネギ降臨!

いや時間停止の中、闖入者が現れた時点で、事態は急変!とは思っていたけど、まさかネギ自身が降り立つとは。

こうなると、もはや武闘会はすっ飛ばして、いきなりネギの救済ということになるのかな。

しかしここで、エヴァvsネギ、のかつての師弟対決がガチで展開されるとなると、物語はさらに加速するのかな?

まぁ、お約束としては、エヴァがネギを追い詰めるも、最後の詰めを逃して、ネギに逆転されてしまい、攻守逆転、結局、エヴァが囚われの身になり、エヴァ一筋!の刀太が、エヴァの救出も含めてネギと立ち向かうことになる、ってところかな。

夏凛たちを含めてUQナンバーズも、雪姫救出ということになれば、皆助力をすることになるのだろうし。少なくとも、夏凛を始めとした刀太の取り巻きのナンバーズは、雪姫奪回のために刀太の陣営に加わる、というところかな。

もちろん、ネギ現れるところ、もう一人のネギ命!のフェイトが現れないはずは無いと思うのだけどね。ザジとか、龍宮隊長も。

しかし、そうなるとネギとともに一瞬姿を見せた、ラカン、アル、そして、夕映、のどか、の動向が気になる。

てか、きっと彼らもこの機に、一回、刀太たちの前に現れるのだろうなぁ。

それにしても、125話でネギが本編登場、というのは、どう解釈すればいいのか。

このままネギの救出、というミッションを淡々とこなして、UQHは終りを迎えるのか?

それとも、ネギの救出はあくまでも中間点で、この先、ネギを交えて、さらなる敵?、真のラスボス?とぶつかり合うことになるのだろうか?

その辺りの展開が、今回のネギ降臨で、ちょっとわからなくなってしまった。

しかし、そうなると、意外と、軌道上?の宇宙オリンピックが、本当に物語の向かうべき最終目標になるのかな。

それはそれで大団円が待っているようにも思えるけど。

にしても、ネギ、どうなるかなぁ。

どうも、最近のキリヱ押しは、ネギま!的にいうと、千雨の変わり身のように思えていたので。つまり、ネギま!のストーリーで千雨が真のヒロインだったらどんな展開になっていたのか、というのを、刀太とキリヱの二人でシミュレーションしていたような感じ。

なので、UQHには千雨は、ここまで登場していない。

まぁ、正確にいうと、千雨とエヴァが、ネギま!の真ヒロインだったらどうなる?ってことでもあるのだけど。

でも、いくら明日奈がいない世界だからといって、委員長やザジ、茶々丸、たちは再登場しているわけだし、「このせつ」の孫?も登場しているし。その上、夕映とのどかでしょ。

というか、ラカンが再登場するなら、千雨が出てこないのはありえないでしょ。
まぁ、楓や古菲も残っているけどね。。。。

グレートパル様号が、フェイト側に渡っていたのも気になるし。

ともかく、これでもう一歩、ネギま!の世界のその後に迫ることになるのかな。

しかし、あれだけ脱げビームが吹き荒れていた後で、ネギの降臨かぁ。
なんていうか、緩急の使い分けが凄いなw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする