BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

Unnamed Memory 第12話 『〜背中合わせの記憶〜』 感想: ちょっと駆け足だったけど「第1部完!」 そして2期に続く!

2024-06-26 19:19:55 | Unnamed Memory
最終回、めちゃくちゃ、作画、よかったねw

昨年末のPVを見た時は、これでずっとやってくれると思ってのだけどw

とまれ、2期決定。

まぁ、半年後の2015年1月から2期=「Act.2」というのだから、分割だよねw

ただ、これは原作の全6巻を読んでいれば、自明の展開。

だって、あの魔法球で時間遡行して歴史を書き換える、というか、やり直すからこその、「Unnamed Memory=名もなき記憶」だから。

要するに、誰のものかわからない記憶がそこら中に飛び散らされては書き換えられるのがこの物語世界。

しかも、オスカーが言った通り、この世界の時間線は分岐しないから、過去にやってきて歴史を変えると、その本人の時間線の世界は、その人物を含めてすべていったん消滅する、という仕組み。

だから、ティナーシャを救って歴史を書き換えたオスカーは消えるしかなかった。


でも、過去を遡ることはできなくても、未来に行くことができるのは、すでに「青き月の魔女」が400年間生きていたことから可能であることはわかっている。

ということで、続きのAct2は、400年の時を超えて、今度は、ティナーシャがオスカーに押しかけ女房しておく話w

要するに、オスカーとティナーシャで攻守逆転wのAct2。

400年を超えてでもオスカーを求めた、オスカースキーのティナーシャが、当初からデレ前回で始まる2期、それはそれで楽しみw

しかし、原作3巻までの内容で折り返すのなら、もう少し中盤の話の作り方があったろうに。

オスカー以外の登場人物が基本的にみな、背景のモブ程度の描写しかできなかったのは、尺がないとはいえ、残念だった。

でもまぁ、ループもの、って、本質的に、主人公の「僕と君」を除くと、みんなその都度書き換えられるモブのNPCになってしまうから仕方ないのだけどね。。。

だったら、もっとティナーシャとオスカーのバカップルぶりを描けよ!ってことになるのだけど、Act1の段階では、基本的にティナーシャがずっ「ツン」モードだったので、これも仕方がないといえば仕方がない。

惜しむらくは、やっぱり連続2クールでやってほしかった、ということ。

さすがに半年も空けたら間延びしすぎ。

まぁ、その間に原作の6巻まで手を出してくれ、ってのも狙いなのだろうけど。。。

なんかね、そういう商法と直結した分割って、もう食傷気味なんだよね。

物語をちゃんとした塊で終わらせるってことに、もっと制作者も視聴者も慣れないと、ホント、間延びした物語しか世の中に出回らなくなる。

そのうえで、早回しで見られたら、目も当てられない。


とまれ、半年後のAct2を待ちますかね。

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【推しの子】 第153話 『フィクション』 感想: ようやく明かされる、アイはどうしてカミキヒカルを愛し、別れたのか? その真実・・・?

2024-06-26 19:19:20 | 推しの子
カミキヒカルから「神木輝」へ、この表記の変化に意味はあるのかな?

前回から引き続き、アクアに対してビデオ・インタビューを続けるカミキヒカル、ももとい、神木輝の話。

というか、どうやら、ここから神木の告白?回想?シーンが始まるらしい。

となると、やっぱり、カミキヒカルから神木輝へと、彼の名の表記が変わったのも、単純に、これまでのような抽象的な存在から、具体的な血の通った人間?として、彼を扱うフェーズへと移った、ということなのだろうね。

なにしろ、アクアが仕掛けた、神木を告発する映画『15年の嘘』は、よく調べてあるけれど、所詮は「フィクション」でしかない・・・とまずは、アクアに対して「カマして」いるのだから。

そりゃ、何が起きたかは、当事者しか知らない。

だから、彼=神木には、それを告発して、「真実」を語り、アクアのフィクションを塗りつぶす権利はある。

でもさ。

その神木の回想が、絶対的な真実である、つまりフィクションではない、ということは誰がどう証明するの?

その意味で、アイが同じように、15歳のアクア、に向けて「告白」したDVDのなかにも、真実が語られているはず。

少なくとも、アイと神木の双方に、真実を語る権利はある。

だとすれば、アクアは、その両方から「真実のかけら」を拾い集めて、真の「真実」と思しきものを提示するだけのこと。

となると、アクアの目論見としては、この神木輝の告白を引き出すところまで含めて、『15年の嘘』の制作過程であると思っているのかもしれない。

まぁ、真実なんて究極的には藪の中かもしれないけれど。

でも、それを前提にしながら紡がれるのが、真実としての「歴史=ヒストリア」、すなわち、ストーリーであり、フィクションである、ってことなのではないかな。

ということで、突然、始まった神木輝の告白をきっかけに、真の真実の探索の旅が始まる、ということなのかね?

とりあえず、神木は、自分がどれだけルッキズム重視の少年売春の対象にされ続け、そこで、あれこれ自分を背負い込みながら、その過程で、アイに救いを求めたのか、熱弁するようだけど。

そのうえで、アイに振られて、その腹いせにアイを最終的に殺した、ってことのようだけど。

でも、きっと、アイの側から見たら、真相は全然ちがう。

アイが別れ話を切り出したのは、きっと神木の子どもがお腹の中にできたことにきづいたから。

そして、その事実を神木に背負わせることが残酷だと思ったから。

なぜなら、神木がアイのもとに逃げ込んできたきっかけが、そもそも姫川大輝の人生を引き受けないとならないと思ったからだったことを、アイは知っていたから。

なので、自分だけが生まれてくるアクアとルビーのことを背負おうと決心したということなのだろうね。

でも、そうやって別れて、アイが出産、子育てを一応していく過程で、端から見ていた神木は、アイの愛情が自分からアクアたち子どもたちに完全にシフトしたとおもったのだろうね。

だから、神木に問題があるとすれば、彼が、愛情をゼロサムでしか考えられないこと。

誰かに愛情を注いだたら、それまで注がれていた人の愛情は消えてしまう。

でもきっと、アイが試みたかったのは、そのような愛情のゼロサムゲームではなく、愛情がどんどん重ねがけされて増大していくことの方だった。

だから、アイは「アイドル」を演じたし、アイドルとしてファンからの愛情をうけとめ、その愛情をファンにも返して、巨大な愛を育むことができた・・・んじゃないかな?

もちろん、詳細は次回以降、語られていくのだろうけどw


しかし、こうなると、どうやら神木輝は人格異常者であることは間違いないけど、しかし、だからといって、芸能の神に通じるような頂上者ではない、ということになるのだけど。

そうなると、究極のところで、吾郎とせりなを転生させた存在、ないしは理由、はどうなるのだろう?

例のカラスの子どもが、アイの転生した姿、ということが本当だとすると、もう転生そのものの秘密が明かされることはないのかな?

いや、それはそれでお話としてはありえるものだけど。

でも、やっぱり、転生の秘密は知りたいよね。

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彼女、お借りします 第334話 『デートと彼⑭』 感想: ええー、まさかのここで麻美の登場ですか?!

2024-06-26 19:18:22 | かのかり
調子よくジョイポリスデートの下見を進めていた和也と神・八重森wだったわけだけど、最後に食事に寄ったカフェ?で、その姿を麻美に見つけられる始末。

まぁ、まだこのあと、麻美がどういう行動に出るかはわからないけど。

なにしろ、一応、麻美も二人連れで来ているし。

でも、問題は、和也を見かけた、しかも誰かとどうやら一緒にいるところを、ってことで。

これは、どう転ぶ?


で、その一方で、同じ頃、劇団に戻ってた千鶴を、どうもデート絡みで見つめる同僚の女子がいて。

これは、十中八九、海くん絡みだろうな。

海くんを狙っている女優(のたまご)の同僚が、千鶴に、海くんのこと、どう思ってるの?と詰め寄る展開。

そうして、千鶴は千鶴で追い詰められて、和也が好き?であることを自覚しながら自分の言葉で第三者に説明していく流れ・・・かね。

ということで、千鶴も、麻美?も、和也に対する熱が勝手に上がっていく方向にある模様w

なんか、和也の知らぬところで、周りが勝手に盛り上がってきているようだが。

果たして、次回、和也は、何事もなく、八重森とパンケーキを食べられるのだろうか?

しかし、最近、やたらと人気?なの? パンケーキ?

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トニカクカワイイ 第278話 『昨日の自分を追い越して』 感想: 真・輝夜に向けた復旧って、実際、どんなことをしているのだろう? 私、気になります!!!

2024-06-26 19:13:47 | トニカクカワイイ
司は、本物の輝夜の復旧・復活に向けて「接続」を維持するためのバックアップ、という真実が明らかになったところで・・・当の輝夜(候補?)はサウナで新陳代謝にと努めていたw

まぁ、輝夜がホントの輝夜かどうかは、一応、未定だけどw

でも、視野を少しでも広げて世界を見たいという気持ちはあるらしい。

そうなると、復活後の輝夜は、いい人であるのかな?

しかし、冷静に考えると、仮に輝夜が復旧対象の輝夜だとして、日々、司はどういう形で、輝夜の復旧に役立っているのだろう?

接続を確保しているのって、いわばただの命綱みたいなものだよね、輝夜の母星からみたら。

こうなると、輝夜の復旧過程が気になるのだけどw

加えて、司が血を与えて、ナサくんのように死から救った人たちは、どう、その輝夜のバックアップに関わっているのだろう?

なんとなく「気」みたいなものを送り続けているのかな?

そちらもやっぱり気になってきたw

ていうか、輝夜は、真・輝夜として復活を待たれる存在そのもの、と思っていいんだよね?

まさか、これから、輝夜候補が更に現れたりしないよね?

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カッコウの許嫁 第209羽目 『あいは夢を見ているようです!』 感想: もしかして昭和ノスタルジーデート、流行ってる?

2024-06-26 19:13:28 | カッコウ
かのかりのジョイポリスもそうだったけど、こちらも、あいの要望で浅草に昭和デートに出かけた凪とあい。

いうまでもなく、それはあいの口実で、あいはあいで、ちゃんと高校生デートを凪としたかったんだろうな、と。

しかし、この予行演習w的デートの結果、あいは女優デビューも果たしてしまったけど、これ、この先どうするのだろう?

芸能界案件ってことで、これは、もしかしてテレビ局のプロデューサーをしている、天野母、つまり、凪の実母が関わってきて、なんかややこしい展開になっていくのかな。

下手をすると、凪がテレビデビューなんてこともありかも?

テイラーと風呂場ダンス?もしているしw

なんか、ちょっと違う方向に向かっているような気もしてきた。

まぁ、次回、早くも修学旅行に向かうようだから、杞憂で終わりそうな気もするけどw

しかし、昭和といえば浅草、というのもどうなのだろう?

ホントは銀座、っていいたいところだけど、今の銀座は中国人観光客目当ての店ばかりから、ちょっとコンセプトから外れちゃうんだろうなぁ。。。

あれ、でも、あいって中国に住んでたんだよね?

だったら、むしろ、一泊置いて、ホテル王を目指すことになる凪の、観光サービス研修のために、凪とあいが銀座に出没!なんてこともあるのかもw

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響け!ユーフォニアム3 第12話 『さいごのソリスト』 感想7: 黒江真由にとって北宇治吹奏楽部に囚われるのは、自由意志を奪われた地獄じゃないのかな?

2024-06-26 19:12:08 | 京アニ
感想1感想2感想3感想4感想5感想6、もあります)

もうこれも思いつきなのだけど、12話のオーディションの結果って、黒江真由にとって不幸なことではなかったのかな?

だって、あれって、結局、オーディションを通じて、「みんなで仲良く楽器を吹きたい」だった、いわばスローライフ派だった真由を、無理やり「北宇治イズム」や「滝イズム」に染めた、ってことだよね?

なんていうか、スローなんかダメだ! 金賞目指して精進しなくちゃダメだ!って。

それ、単純に「洗脳」だよね?

なんていうか、真由は、いわば麗奈の思考の対抗、極北として、でも、そんな人でも北宇治では演奏する機会がある、という感じの、いわば、一種の音楽「弱者」の象徴のような存在だったと思っていたのだけど、そういう「スローなダメな感じは受け付けない。頑張るの一択が北宇治」という思考に矯正するための装置が、あのオーディションになってしまったと思うのだけど。

一種の思考統制だよね?

別に特段に真由というキャラに思い入れがあるわけではないけど、真由という存在は、久美子や麗奈といった主人公サイドが3年生になって、みんな部の「指導」を行わなくちゃいけなくなって、その分、公の場での発言にも制約が出てくるから、それを補う意味も含めてのキャラだと思ったのだけど。

吹奏楽部の強豪校からの転校生で、しかも3年生。

だったら下級生はもとより、同級生もその言動に一目を置く、ということで。

その意味では、一種の清涼剤とか、緩衝材くらいの位置付けだと思っていた。

そのいわば、貴重な「外部異端者」の存在をどうしても許さない、というのが、あのオーディションの結果、真由に強いられたことだったと思うのだよね。

自分のためではなく、北宇治のために吹く。

でもさ、それって、本当にいい話なの?

感想2で、麗奈による滝ファシズムが完成した、というのは、真由の処遇についても当てはまると思うのだよね。

別に、北宇治は、アイドルユニットではないから、芸能界的な圧は、本来、必要ない世界だと思うし、教師は、そうした真由のような存在も認めるべきだと思う。

それが、皆、オーディションを受けて、技能の優劣をはっきりさせなければならない、というのは、やっぱりやりすぎだと思う。

それが許されるのは、それだけの技能の優劣を判断できる技能と経験を持った人たちが判断する場合に限られる。

だって、オーディションなんだから。

それを、学生の間の投票にしたのは、完全に趣旨を履き違えているし、その結果、真由も、そうした集団の圧に抗う余地を失ってしまった。

つまり、真由からすれば、あのオーディションは、お前、北宇治でこれからも吹きたいか、吹きたくないか、という「踏み絵」にもなっていた。

選ばれた人をみずからの名乗りで一歩前に出させるところなんて、マジで踏み絵じゃない。

だって、自分で踏み出さないとその場が収まらないのだから。

残酷だよね。

なんていうか、そういう暴力性があのオーディションにあったことは、もっと注目されていいと思う。

つまり、オーディションという言葉だけに囚われて、それを芸能プロダクションのアイドルオーディションと勘違いした制作陣がおかしい、ってこと。

北宇治の吹奏楽部は、商業ユニットじゃなくて、高校の部活なんだよ。

そのあたりを完全に履き違えたのが、どうにも12話の内容に納得がいかない理由。

だって、自由に吹きたかった真由の気持ちまで、踏みにじるのだから。

しかもそれを真由もまた自分の意志で選択した、という形で強いたのだから。

これをファシズムと言わずになんと言おう、ってことだと思うよ?

人の自由を奪い、その人の居場所を奪う形で、むりやり包みこんでいくのだから。

とても怖い話だと思うのだけど。

残酷だよね?

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響け!ユーフォニアム3 第12話 『さいごのソリスト』 感想6: アニメ勢と原作勢の対立とか言ってるやつ、脳死してないか?

2024-06-25 23:28:05 | 京アニ
感想1感想2感想3感想4感想5、からの続き。感想7もあります。)

ユーフォ12話については、もうあらかた語ったので、もういいや、と思っていたのだが、一つ、どうにもネットを見ていて引っかかったので、書いておく。

よく見かけるものに、「アニメ勢と原作勢の対立」とか、まるっとくくって、

原作勢は、原作改変したことに騒いでいて、
原作知らないアニメ勢は感動の嵐!

みたいな対立を紋切り型に作り出して、偉そうに語ってるやつがいるけど、いや、それ嘘だから。

原作通りに作っていないからダメだ!なんて単純な話ではないから。

だって、ここでこれだけ12話、ダメだろ!って書いてる本人は、原作、そもそも読んでないし。

一応、読もうと思って手に取ったことはあったけど、久美子たちの言葉が京都弁?なので、あー、これ、絶対細かいニュアンス理解できないから、無理だ、やめとこ、って思って、原作には手を付けずじまいだったから。

まぁ、それでもユーフォくらい以前からやっているものだと、その都度、その後の展開は目に入ってきたりするので、漠然と展開は知っていた。

でも、上でも書いたように、そもそも京都弁の主人公たちを、標準語で話させている時点で全く印象は異なるのだから、それも含めてどうアレンジしてくるのか、とは思っていた。

でもさ、あの12話は、ないよ。

それは、1期、2期、あるいは、劇場版とか含めて、これまで積み上げてきたシリーズの記憶を、根こそぎ、ぶっ壊すものだったでしょ、物語として。

そういう過程を無視して、文句言ってるのは原作期読者で、連中は原作通りにつくらなかったから暴れている、というのは、あまりに無知で無理解。

むしろ、お前、今まで何見てきたんだ?ってそのまま返したいくらい。

読解力とか理解力とかすっ飛ばして、お前、ただ涙腺、緩ませたいだけなんだろ? とか、思ってしまうよ。

むしろ、それでオッケーな連中がこれだけいるのが悲しい、というふうに、自分の残念さの矛先もずれてきているのに、忸怩たる思いもしてきている。

あと、これも紋切り型だけど、解釈は人それぞれだから、という、相対主義をしたリ顔に持ち出してくるやつも見かけるけど、おいおい、そういうのは、まともに自分の言葉で物語を論評できるやつが言う言葉で、単に自分の感情を代弁してくれる文章に一票いれる奴らが言っていい言葉じゃないぞ、と言い返したい。

よく言われることだけど、キャラクターも物語の中で生きているし、キャラクターにもそれぞれ物語の中で積み上げてきた経験がある。

その積み重ねに対して、創作者はちゃんと寄り添いながら、物語を紡ぎ出す必要がある。

しかも、長年かけて作られてきた物語に対しては、当然、それとともに育った読者なり鑑賞者もいる。

物語とは、だから、創作者だけでなく読者も含めてものである。

その基本的な認識を、3期の制作者たちが、無視とはいわずとも、軽視したことに対して、憤りを感じている人たちが多い、ということ。

まぁ、だから単純に残念だし、そう思った読者たちが、自分の感じた無念を表明するのも当然の権利でしょ。

それをあたかも原作厨が改悪に激怒!みたいな理解で済ますのは、さすが脳死してるとしかいいようがない。


ということで、12話はひどかった。

ブルーレイの予約をキャンセルした、って人が出てくるのも理解できる。

そういうこと、結局、「裏切られた」という思いからでてるんだよ。


感想7へ)

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月が導く異世界道中 第二幕 第25夜 『月下祭宴』 感想: 終わりよければすべてよし、を地で行く平和な後日談w

2024-06-25 21:45:45 | ツキミチ
いやー、前回までずっと夜の戦いで、暗い画面が続いていたのと、うって変わって、明るい日差しの中での後日談が続く、続くw

まぁ、これで、真の位置付けも、クズノハ商会の信用も、まさにバク上がりで落ち着いた、ってことで。

というか、どこの国も手が出せない武力集団・クズノハ商会w

ヤバイよねぇ。。。

どうやら、すでに真の力は、万色のルトをも超えてしまってるみたいだし。

竜を超える力を、この先、どんな場で発揮していくというのだろう?

だってさ、一応、要注意の好敵手認定されていたはずの、竜殺し・ソフィアも、あっさりルトに息の根を止められてしまっていたし。

結構、容赦のない幕切れだったよね、今回は。

そういう意味では3期は、とりあえず勇者二人とすったもんだ、あるんだろうな。

といっても、もはや実力では勇者ごときでは真の足元にも及ばないだろうから、基本、勇者が恭順を決め込むか、敵対するか、のどちらかなのだろうけど。

そういう意味では、一応、魔王?様との謁見?が一つの山場なんだろうね。

さてどうなることやら。

でもなぁ、3期はもう少しお金をかけて、ちゃんと動きのある画面にしてほしいかね。

まぁ、会議ばかりしてる『転スラ』よりはマシかも知れないけどw

なんとかコミック並のクオリティにしてほしいのだけど、無理なんだろうな。

せめて1期のときくらいの、奥行きのある作りにしてほしい。

紙芝居ではあまりも安っぽい。

しかし、これ、原作のほうが、どうやらだいぶ、頓挫してるんでしょ?

まぁ、なろう原作にありがちな、作者が物語をたためない病、ってことで。

となると、あんまり急いで3期をつくると、原作ストックが無くなる可能性が大なのかなぁ。

まぁ、また3年後くらいかね?

ホントは1年後くらいにはやってほしいところだけど、

すでにコミックを大幅に追い抜いているから、『転スラ』みたいにのらりくらりやる必要はないのだけど。。。

気長に3期を待つことにしよう。

物語としては1期の頃から嫌いではないのでw

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響け!ユーフォニアム3 第12話 『さいごのソリスト』 感想5: なんかもう「心底どうでもいい」よ、これ。

2024-06-25 13:52:10 | 京アニ
感想1感想2感想3感想4、からの続き)
感想6感想7もあります)

一通り、感想を書いてきて一息ついたら、なんかもうどうでもよくなった。

一気に関心を失ったというか。

多分、ここまで積み上げてきたと思っていたものが12話で根こそぎぶち壊されて、修復不能になってしまったのだろうな。

一応、最終話も観るつもりではいるけど、でも、もうどうとでもなれ、という気しかしない。

久しぶりだなぁ、ここまでの、どうでもいい感。

多分、それって、この作品には、ここのところ欠けていた、「正しい意味で」良い王道展開を期待していたと思っていたのだけど、どうやら、それが裏切られてプッツリと糸が切れてしまった感じかな。

要するに、甲子園に出場して今度こそ優勝して帰ってこようぜ、と言っていたのが、予選を通過して全国大会になったところで、突然競合から転校してきた凄腕のキャッチャーにスタメンを取られた感じ。

しかも、今までバッテリーをくんできたピッチャーは、いや、オレ、上手いヤツと組むほうがいいから、お前、もういらない!っていわれたような感じ、といえばいいかな。

もちろん、優勝を目指すならそれが合理的、ってことなのだろうけど、え、それ、マジで言ってる?ってことで。

麗奈の心情がどうこうとか、久美子も麗奈のことを慮ったのだからとか言われても、いやー、論点そこじゃないんですよ。

そもそもの裏切り行為がもう、ダメなんです、って感じかな。

まぁ、でも、この甲子園の比喩で行けば、せっかく甲子園にでれるんだから、今さら退部なんかしないよね、優勝目指そうぜ!、って流れで、しれっと北宇治も、全国に行くんだろうな、と感じていて、それも含めて、げんなり感がハンパない。

まぁ、まだわからないけどねw

でもねー、こうした「心を折られた感」は、ぜひとも、秀一がブチ切れて発してほしいところなのだが、でも、どうせ今どきの高校男子なんてどいつもこいつもヘタレだらけだろうから、そんな蛮勇は、見せないんだろうな、と。

そこも期待できないのがどうにもやるせない。

まぁ、でも、今更何かが覆されるわけでもなく。

いっそのこと、久美子が退部届けでも出してくれたら、個人的には久美子という人間を大絶賛したいのだけどなぁ。

高校生ってそういう飛翔が一気にできるときでしょ?

開眼した!って。

滝イズムの異常さに今更ながら気づいて「降りる」というのも、大事な選択だと思うし。

そういう意味では、これもまた、久美子が1年生のときに3年生だった「葵ちゃん」の反復でもあるのだけど。

まぁ、そういったリアリズムは、滝イズムの台頭でもみ消されちゃったからなぁ。

だから、確かに2年前のあすな先輩の頃のほうが、北宇治は自由だったんだよ。

選択肢を用意して選べる権利を部員の手にちゃんと残していた。

それが、ファシスト麗奈のせいで完全に抹消された。


とはいえ、そんな2年前の鏡写しみたいな世界をわざわざ3期でやってることがやっぱり理解できない。

いやまぁ、もう、「心底どうでもいい」。

まさかここに来て、あすな先輩に最も共感するとは思わなかったよw


で、ついでにいえば、京アニ神話も今回ので完全に消えた。

少なくとも往年の輝きはない、というか、ただの田舎の逆張りスタジオにしか思えなくなった。

青葉事件はマジでヒドイ話なので、会社の存続は心配したし、同情もしたけれど、でも、じゃあ、作品としてはどうか、というと、これじゃない感のほうが強い。

もともと『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のあたりから、何この自己満足なメンヘラアニメって疑問には思っていたのだけど、今回の件で、そういうキモい人しかきっともう制作陣に残っていないんだな、と痛感した。

絵がちょっときれいなだけの田舎のアニオタの会社。

だって、女子を痛めつけて、その痛みを涙腺の刺激に変えて、エモさを確保する、という姑息な手段に訴えるばかりで。

画面のリアリズムもそちらに完全に振っている。

その結果、なんらポジティンなものが感じられる。

ただ虚無的なだけ。

それを退廃的な美と勘違いしているだけで。

心底、気持ち悪い。


感想6へ)

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響け!ユーフォニアム3 第12話 『さいごのソリスト』 感想4: なんで3期の制作陣はちゃんと『リズと青い鳥』を観直さなかったのだろう? あそこに麗奈と久美子の答えも描かれていたのに。

2024-06-25 13:43:30 | 京アニ
感想1感想2感想3、からの続き。感想5感想6感想7もあります。)

今回のオーディションで麗奈と久美子の関係性にもピリオドが打たれてしまった。もう以前のような関係性は戻らない。

一つ、今回の12話の感想の中で、巷に流れているもので、どうにも理解できないのがあるのだけど、それは、久美子と麗奈が最後にいつもの高台で逢瀬をもって、互いに泣きじゃくって場面に感動した!ってヤツ。

感動した?

あの場面で?

どうして?

少なくともあの場面でなされたのは、吹奏楽部の表舞台では決して出せない、互いに私秘的な感情的な部分をさらけ出しただけのこと。

でも、だからといって、その結果、互いにスッキリして悶々とした思いに決着がついた・・・なんて、まさか思ってないよね?

あの場面は要するに、二人はすでに別々の道を歩み始めた、ってことの確認で、おむ互いに肩を並べながらこの先を歩いていくことはない、ってことの確認でしょ?

要するに、決別の場面だよ。

それがあの涙の意味でしょ?

麗奈は、久美子との友情を捨ててでも、全国大会で、万に一つでも勝率を上げるために真由の方をソリのパートナーに選んだわけで。

それは要するに、久美子じゃ、力不足、ってことでしょ。

で、久美子の方からすれば、ずっと麗奈に音大の進学を勧められながら、うーん、なんかそれは違う、とずっとぼんやりと疑問に思っていたわけで。

その「なんとなく」の感じは理屈じゃないからどうしようもない、それに素直に従うべき、というのが、大学進学で失敗した姉の貴重なアドバイスだったのだし。

で、その「なんとなく」スッキリしていなかった感覚に対して、久美子にとって「特別」な麗奈から、「戦力外通告」されることで、むしろ、ようやく具体的な形を和え耐えることができたってことでしょ。

麗奈が求める高みにまでは私は上るだけの力はないし、別段特に、上りたいとも思わない。

その久美子の実力不足ならびに不適正性について、先んじて言い当てていたのが、前回コンサート会場で会った不思議天然ちゃんでクラリネットバカの「鎧塚みぞれ」だったことで。

あの久美子が同じ音大にいることなんて想像できない、というみぞれの天然の返答は、要するに、みぞれから見たら、久美子は音楽の神様に祝福された子ではない、ってのが見えていた、ってことなわけで。

要するに、麗奈の本質は、みぞれ、だった、ってこと。

それはまた同時に、なぜかこの3期の前半で、真由が『リズと青い鳥』に触れて、なんでリズは青い鳥を逃がしたのだろう、とか疑問を述べて、『リズと青い鳥』の結末に反することを言っていたかの説明にもなる。

まさに、久美子と麗奈の関係は、久美子がリズで麗奈が青い鳥、つまり、希美がリズで、みぞれが青い鳥だったのを、そのまま反復した、ってことでしょ?

その、希美とみぞれの関係のオチを、久美子と麗奈の場合は、もっとダイナミックに面倒くさい感じで再演したのが今回の公開処刑だった。


なので、あの高台の場面は、個人的には、全然感動できるなんてものではなく、むしろ、そこまで冷たい関係に落とせる深い共依存の関係にビビった、というのが本音。

まぁ、それだけ、麗奈と久美子は共依存していたからこそ、百合めいた関係性にも見えたわけで。

ただ、その思春期特有の、女子の間の共依存を描くうえで、男性脚本家の花田十輝は不適格だったのだと思う。

それは、『リズと青い鳥』の山田尚子や、原作者の武田綾乃にはあって、花田十輝には持ち得ない、女性どうしの微妙な関係性に対する直感的な理解、ってことで。

結局、花田は、男から見た、ホントは男女の恋愛関係にしたいところの疑似関係の百合的なものに還元して代替しちゃうんだよね。

だから、情念=パトスばかりが前面にでて、あんな号泣になってしまう。

多分、同じ涙を流すにしても、あそこは山田尚子だったら、もっとすっきりと、涙が一筋流れて終わるくらいの、抑えの効いた描き方で終わってたはず。

そして、そのほうが今回の流れでは正しいと思う。

というのも、少なくとも、卒業後の進路を含めて、もう久美子の心は決まっていたから。

それこそ、オーディションの前に。

だから、もう、ある意味、久美子は久美子でやけっぱちになっていたところもあるんだよね。

あー、もうめんどくさい、これで決まりだ、えい!!!って。

そういう意味では、無常にも、久美子はだいぶ前から、麗奈との関係をどこかで精算しようと思っていたのだけど、対して、麗奈はそうではなかった。

ていうか、久美子はあのめんどくさがりの性格だから、とりあえず麗奈に話すのは、吹部の活動が終わってから、と何処かで直感的に決めていたと思うのだよね。

そういう意味では、麗奈には、あの公開処刑のような、無骨なやりかたしかできなかったし、それが本質的に、麗奈が、みぞれ同様、音楽バカの、心は幼児なままの未熟者、の現れだったってこと。

でも、その不器用さを認めるのは、音楽家は特別な人間だから、でごまかすだけにしか見えなくて、とても嫌だ。

きっと、そこも山田尚子なら、さらっとそんな特別はない、って言い切らせていたと思う。


・・・ということで、なんかやっぱり、チグハグなんだよ。

わざわざ『リズと青い鳥』を、男の脚本家の「女を愛でる男」タイプの野暮な演出で再演しようとしたのが失敗だった。

素直に原作通りの王道展開にしておいて、その細部に、麗奈と久美子のこれからの進路のズレを挟み込んでいけば、もっときれいな、でもリアルな『ユーフォ』の終幕が得られただろうに。

ほんと、その点だけは、変わらず、アホらしいし、バカらしい。

今からでもいいから『リズと青い鳥』、見直してこい、と言いたい。

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