BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

新約 とある魔術の禁書目録 第19巻 感想

2017-12-21 15:57:47 | 超電磁砲/禁書目録
さて、それで禁書の19巻。
あれ、もう19巻?
そういえば18巻、読んでなかったなぁ・・・に続く19巻。
アレイスターはどうなるのか?・・・
てか、アレイスター、そんなに重要か?
・・・てな感じで、もはや惰性の禁書。
とりあえず、スペース、空けときます。












































前巻の18巻が、ホント、何やってんだよ?これ?って感じだったし、そもそも、最後で、なんかアレイスターが幼女化したところで終わって、キモ!、って思っていたので、正直、全然、期待していなかったのだけど・・・

19巻、禁書としては、ホント久しぶりに面白かった。
いや、マジで。
まぁ、100点は上げないけどね。
というのも、最終局面のところが、うーん、とは思ったので。
でも、それまではよかったかな。
少なくとも、18巻のように、そもそも読み進むのが嫌になる、ってことはなかった。

もっとも、始まって早々、
えー、はまづらー?、まじかよー、また、アイテムかよぉ・・・、
ネタが尽きると、はまづら、使うからなぁ、と思っていたのだが、
これが、今回に関しては、よかった。

それもこれも、プロセッサスーツ・・・というか、そのAIであるアネリちゃんのおかげなんだけどねw

よくわかんないけど、のっけからプロセッサスーツを着用させられた「はまづら」がとにかく頑張る、とりわけ、赤ん坊を助けようと頑張る、という構図で、言ってしまえば、それだけが物語の推進剤なんだけど、とにかく、それで最後まで読ませた。

レベル0のはまづらだけど、スーツ型兵装を身につけることで、能力ゼロというのが、最初から払拭されていたのがよかった。
その結果、はまづらがアイアンマンみたいに大活躍だよw

でも、そもそも科学が超進歩した「学園都市」が舞台なんだから、普通に考えたら、超能力開発じゃなくて、機械による身体増強の方が本流であっておかしくないはずで。
だって、木原って完全にそういう人たちじゃん。
だから、はまづらが強化兵装で大活躍、というのはとてもストレート。

で、そのスーツの力をビクビクしながらも思い切りよく、あるいは時にヤンキーらしくセコく、使いこなしていくところが、単純に面白かったかな。

で、相棒たるアネリが、不必要に喋るキャラ?じゃなくてよかった。
終始無言だが、態度で表すというのは、テンポよくお話を進めるのにも向いていた。

で、全体の話には、もちろん、上条さんや一通さんも登場するわけだけど、それでもはまづらがヒーローしてたところを見ると、そして、その方が面白いとなると、正直、上条&一通はもう飽きられちゃったってことなんだな、と思う。

だって、今回のはまづらの活躍の面白さって、実は、ヘヴィーオブジェクトを読んだ時の面白さとを同じなんだよね。

もちろん、ヘヴィーオブジェクトにも死ぬほどつまらないのも多いのだけど、あのシリーズで面白いと思うところは、無能の二人がコンビを組んで、絶対勝てそうもない兵力に対して、知恵、というかトンチで対処していくところにある。

で、それと同じ構図が、今回のはまづらなんだよね。

裏返すと、上条&一通は、もう能力のスペックが固定されているから、特に読んでてサプライズがないんだよね。それでも、何か面白いことにしようとすると、勢い、彼らの能力をなんとか無効化するような「敵」の描写に力を入れてしまうわけで。

でも、それ、単純に迂遠なんだよね。
だって、本来なら、幻想殺しで一発解決、あるいは、ベクトル変換で相手一掃、となるところを、そのスカっと感を遅延させるようなことにしかならないので。

となると、勢い、最後の30ページで、彼らが本来の能力を発揮して、敵を一掃するところだけ読めば、その巻の問題は解決するから。

裏返すと、そこまでの200―300ページくらいを、ひたすらどうでもいい話で繋いでいくしかなくなるわけで。

結局のところ、オティヌス編以後の禁書がとことんツマラナかったのって、それでしょ?

でも、はまづらの場合だと、最初から最後までゲリラ戦になるわけで、しかも、今回は、当初から最強兵装を身に着けての登場だから、話が早い。

正直なところ、なんかもう、このままはまづらが主人公で、ないしは語り部で、禁書は完結させたほうがいいんじゃないかと、真剣に思ったくらい。

実際、今回の最後のあたりの展開を見ると、もはやインデックスさんだけでなく上条さんも、お話の上では要らない子になっているような気がしたもんね。

だって、今回の物語の解決には全然、上条さん、本筋で絡んできてないもの。

なんていうか、地上のゴタゴタした戦闘は、スーツ兵装を着込んだはまづらが頑張り、本当の敵たるコロンゾンに対しては、アレイスターが無双しただけだもんね。

要は、はまづらとアレイスターが今回の主人公。

で、そのほうが、今風な物語に思えたわけだよ。

つまり、
はまづらが、ゲリラ的にあれこれ工夫して窮地を切り抜ける地上の主人公で、
アレイスターは、大火力で戦場そのものを戦略的にひっくり返す無敵系の主人公。

この二人に比べると、上条&一通は、もう、力はあるけど、頭が固くて全然面白くない。
その意味で、二人とももはやただの特攻隊長や切り込み隊長でしかなくて、お話そのものを動かすだけの、キャラ的魅力が残っていない。

というか、上条&一通についてはキャラを掘り下げすぎていて、いまさら彼らの性格を変えるわけにも行かないところまで語り尽くされている。
まぁ、それもあってここのところは禁書は、つまらなかったわけだけどね。

主人公の人格を掘り下げる余白がもうないから、かわりに敵を変なキャラにするしかなくて、しかも、それらが毎回使い捨てなので。

まぁ、だから、今回面白かったことの殊勲賞は、はまづら&アレイスター。

実際、この二人だと、はまづらが、前衛のパワーヒッター・・・というか剣士で、アレイスターが、後方で大火力を投じる魔道士・・・って感じなので、収まりがいいんだよね。

それに、はまづらは、ちゃんと滝壺というボケたw恋人もいてラブコメもできるから。

それに今回、アレイスターにはリリスというやんちゃなお嬢様も登場して家族愛も描けちゃうからね。
もっとも、アレイスターは女子形態なわけだけどw

だから、もうはまづらとアレイスターがいればいいじゃん、って感じ。

上条さんは、もはや時代遅れの難聴主人公だし、無駄にハーレム状態な分、本命不在だし。インデックスは早々に脱落して、どうやらメインヒロインは美琴になりそうだけど、読んでて面白い「女子力w」の保有者は食蜂なので、ホントは食蜂を正妻にする展開のほうが物語的には映えるのだけど、食蜂にめんどくさい設定をつけちゃったので、そこに強引に持ち込めないのが辛い。

一方、アクセラレータは、言わずと知れたラストオーダー一択なわけだから、これはもう話を継ぎ足す余地がない。でも、ラストオーダーは完璧な幼女だから、面白い話にはならない。ショタ好きの裏返し的な庇護欲しか描けないから。
実際、今回のアクセラレータの行動の動機なんて、まさにそれなわけでしょ。

あと、面倒なのは、一通さんがラストオーダー一択だと、その上で、上条さんまで美琴となると、なんだ、みんなミサカがヒロインじゃん、ってことになって、世界がものすごく狭くなる。それもあって、上条さんの正妻は食蜂の方が面白いんだけどね。
まぁ、18巻を読んだ限りでは、美琴&食蜂のダブルヒロインにしようとしているようだけど。

ともあれ、上条&アクセラレータは、もはやキャラとしてものすごく動かしづらい。
なにをやっても、またかー、にしかならないから。
その一方で、いい加減、ただキャラが増えていくだけの展開は勘弁して欲しい。
それだと、シリーズで読んでいる意味がほとんど無いから。

今回、最後のあたりが、それでもいまいちだと思ったのは、コロンゾンの島流しに、無理矢理、魔神たちがタムロしている平行世界?を使ってきたから。

多分、魔神というのが、どうにもイラナイ存在だよね。
もうエイワスくらいでいいじゃん、って今回思ったよ。
なので、また娘々とか出てきた当たりで、ものすごく脱力した。
ホント、魔神編は、もはや黒歴史として、完全に葬って欲しい。
上里もね。
そういう意味では、フランはあのまま始末してもよかったんじゃないかな、と思った。

ともかく、次回から、アレイスターの率いる学園都市vsイギリス清教とのマッチアップで、そこには、はまづらや一通さんも加わるみたいだから、その最後の大戦で、気持ちよく「シリーズ完!」にしてくれないかな。

で、最後に残ったのは、はまづらだった・・・でいいじゃんw

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UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜 第12話 『来れ(アデアット)!尽きせぬ想い』

2017-12-20 10:47:49 | UQH/ネギま!
なーんか、よくわかんないうちに終わったw
それにしても、何したかったんだろうね、これ。
ネギま!のアニメ化は常に黒歴史だったわけだけど、そこにさらにもう1頁加わった、という感じかなぁ。
問題は、そうだとしても、UQH自体、お話に特に面白いところがあるわけでもないので、もともと薄味のものが、さらに薄められて、ほとんど何の味もしなくなってしまって、だから、感想も何もない、って感じかなぁ。

いや、ホント、何でアニメ化なんかしちゃったの?って感じ。
別に、特段に絵や動きが綺麗だったわけでもないし、
お話はしょぼいままだし。
というか、ただでさえ主体性のない刀太が、さらにただのボンクラになった感じ?
1話感想でも書いていたけど、都に行く理由が、ネギの亡霊?に言われたから、という今回の演出は、ホント、最低だったと思うよ。

結局は、UQHのコミックの拡販のため?
というよりも、ネギま!のコミックの在庫一掃のため、だったのかね?
今回のBパートのメチャクチャぶりを見ると、そう思えて仕方ないかな。
となると、タイトルにとってつけたかのように「ネギま!2」とあったのもわかるし。

ということで、とりあえず終わった。
いや、なんにも解決してないわけだけどw

しかし、こんなことなら、アニメ化なんてしないほうがいいし、
もっと遡れば、よほどのことがない限り、人気作の続編はつくってはいけない、ってことだよね。

これは、UQHの連載の方の感想でも書いたけど、ネギま!最終パートですっ飛ばされていたナギの救済劇を描くのなら、それは番外編でもいいから、きちんと「ネギま!」タイトルで行えばよかったのに、と思う。
わざわざ刀太たち不死者の新キャラなんか出さずに。
だって、ネギま!既読者が気にしていたのって、あの部分だけでしょ?
なにしろ、本編の最終話で、ハッピーエンドで終わることはわかっていたので、そこに至る道だけを短期連載で、まぁ、コミックにしたら、せいぜい2巻か3巻くらいで描けばよかったんじゃないかな。
それくらいの位置づけだよね

で、アニメ化するにしても、素直にネギま!後半の魔法世界編を、分割2クールくらいで作ればよかったんじゃない?

だってさ、今回のUQHのアニメの最終話みたいな、ただアホでスケベなだけのラカンなんてあんまり見たくはないでしょ。
今回は特にそのあたりが「ザンネン」でならなかった。

あ、その意味では、明日奈に、あの外見で、若い子たちにあとは任せて・・・、と言わせたのもね。。。
そんな程度なら、UQHなんかやらなきゃよかったのに。

UQHをやるなら、前回の感想で書いたように、いっそのこと、「火星の白vs金星の黒」の、太陽系大戦までいけばよかったんのに、と思うかな。

まぁ、そこまでいくと、画力も構想力も、一漫画家では対応しかねるのだろうけどね。

とすると、結局、日本のマンガシステムの構造的問題なんだろうなぁ。
せいぜい一人の漫画家が妄想して描ける程度の、ラブコメ程度でやめておけばいい、って感じ。
それは、ここのところの『進撃の巨人』を見てても思っていることで、物語の壮大さに、漫画家の(漫画編集者やスタッフを含めての)画力や構想力、さらには連載の柔軟性とか、マンガ制作システムのほうが全然追いつけていない感じがしてならない。

進撃も、結局、グダグダになった挙句の果てに、巨人とは核兵器のようなただの殲滅兵器であり、その運用を巡る人間通しの争い・・・みたいなところに落ちてきちゃったので。

そういう意味で、今は、UQHと進撃がともに同じ月刊誌に掲載されている、というのも、いろいろと象徴的かなぁ。

ということで、ホント、何でアニメ化したのか、疑問にしか思えないものだった。

終わってみてやっぱり感じるのは、三太を外したのが全ての敗因だった、ってこと。
裏返すと、三太だけが、UQHの中で、ネギま!とは異なる謎を帯びた存在だったってこと。
三太がいることで、刀太の男のダチがUQHの中に存在することになるし、その三太の存在によって刀太の良さも引き出される、ということ。
まぁ、ネギにとっての小太郎みたいな存在だよね。
なので、三太を外すなら、改変でもなんでもいいから、九郎丸を徹底的に男として扱うべきだった。
そこかな、敗因は。

あ、そうそう、これはUQH原作もそうだけど、やっぱりあのエヴァ=雪姫はないわ。
非常に中途半端な存在になったなぁ、と。
少なくとも雪姫の姿で動かれてもなぁ、と思う。

ホント、なんで続編なんてつくっちゃったんだろうねぇ。。。

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新約 とある魔術の禁書目録 第18巻 感想

2017-12-18 11:36:39 | 超電磁砲/禁書目録
気がついたら19巻がもう出ていた。
それくらい、忘れていたので、今更ながら、手を出したのだが・・・

とりあえず、スペース、空けときます。








































いや、なんかこの18巻は、一応評判がいいみたいだから、じゃあ、読んでみるか、という感じで、読んでみたのだが・・・

うーん、これ、面白いか?
どこが面白いのか、全然わからなかったよ。
というか、はっきりいえば、まったくの期待はずれ。
単純に、つまんないでしょ。

アレイスターとのようやくの対峙、対戦、・・・って感じで喧伝されていたわけだけど、
そもそも、アレイスターとの対戦に向かう理由がしょぼい、・・・というかしょっぱい。
だって、舞夏の胸に刺さった短剣を外すため、という理由でしょ。
しかも、その前まで、むしろ学園都市から逃亡しようとしていたわけだし。

なんか、物語の始まりが、とってつけたかのようにテキトーなんだよね。
これは新約になってからずっと思ってたことだけど、
オティヌス編が終わって以降、目に余るくらい顕著。

その理屈を、一応、土御門の「兄」魂と、上条さんの正義感にゆだねるわけだけど・・・
この展開、何度目?
さすがに飽きたよ。

その上で、例の窓のないビルに入ってからは、とつぜん、変な猫耳の女ミナが出てきて、あとは、彼女の誘導で上条さんだけに、アレイスターの過去話が延々とされていく。

いや、ホント、こういう回想、どうでもいいよ。
で、挙句の果てに、アレイスラー自身、良心というか正義をこじらせて?学園都市をつくってまで、なくした「幻想殺し」を手に入れようとした。。。って話がダラダラとされるだけ。

いや、ここ、ホント回想だから、ただダラダラと経緯が話されるだけ。
こんなの、設定本4ページくらいで説明できる範囲だろ、って感じ。

何が馬鹿らしいかって、学園都市が造られたこと、そこで超能力開発が行われたこと、さらには、一通さんを始めとしたバトルがほうぼうで起こったこと、・・・、こうした全てが、アレイスラーが「幻想殺し」を見出すための、いわば「網」として仕組んでいた、ということ。

なんだかなぁー。

要するに、ぜーんぶ、上条さんをあぶり出すためのものであり、そうしてイマジンブレイカーを見出すためのソナーだったってことなわけだから。

どっちらけw

だって、ぜーんぶ、アレイスターのお膳立てで、彼の手のひらの上で踊っていた、という話。

いや、この作者、どんだけ、後出しジャンケンすれば気が済むんだよ。

しかも、これが面白いと思っているんだから、始末に負えない。

さらに、後出しジャンケンは進んで、最後の最後で、ローラ・スチュアートが介入して、彼女が・・・というよりは彼女に憑依・支配していたコロンゾンなる悪魔?が学園都市をアレイスラーから奪う、という展開だったわけだけど、
その展開をアレイスラー先生は予測していて、逆に、彼女の不在のイギリスを制圧してしまった。

かくして、目立たく科学サイドと魔術サイドの入れ替えが完了・・・・

はぁ?
なにやってんの?
ばかなんじゃね?

と本気で脱力したよ。

てかさー、もうそんなのはどうでもいいんだよ。
とっととアレイスターと決着つけて、物語終わらせろよ。

ミコトと食蜂の合体技なんかもどうでもいいよ。
まぁ、食蜂の存在が、再び上条さんにきちんと認知されるようになるかもしれない、というのは、たしかにいい話ではあるけど、それにしたって迂遠。

・・・ということで、とにかく脱力した。

攻守の完全入れ替え、とか、こういうの面白いのかな?

はぁ?まだそんなことするの?ってのが本音。
ばかばかしいなぁ。
くだらないなぁ。

むしろ、これが面白いと思えるのが不思議で、そっちのほうに関心が向かってきてる。

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UQ HOLDER! 〜魔法先生ネギま!2〜 第11話 『彼女の恋の物語』

2017-12-12 15:00:13 | UQH/ネギま!
なーんか、いろいろ駆け足だったねー。
そのせいで、打ち切りっぽい雰囲気だった。

実は、このあたりの、明日奈が再登場するあたりは、駆け足でしか読んでいないので、あまり原作との違いがよくわからないのだけど、それにしても、駆け足すぎるw

あと、明日奈、無双すぎw

で、今回、明日奈とヨルダが対峙しているところでなんか気がついたのだけど、これって、もしかして、火星vs金星、の争いの代理戦争?って感じがしてきた。

要するに、ネギま!の話では、火星にたどり着いて、そこに魔法世界があることに気がつくまでで終わってしまったけど、UQHはさらにその上位の話に突入している、ってことなのかな、と。

だって、そもそも、始まりの魔法使いにして造物主であるヨルダがいたからこそ、エヴァという吸血鬼も生み出されたわけで、だから、ヨルダってもともとネギま!世界の超人たちのさらなる上位存在だよね。

でも、そのチートのさらに上を行く無双を明日奈がやるってことは、明日奈の存在自体は、ヨルダと同一平面上にあるってことでしょ。

で、その魔法無効化能力が「火星の白」とわざわざ言い直して、その上で「金星の黒」と対に扱われるわけだから、

明日奈=火星=白=魔法無効化、

に対して、

ヨルダ=金星=黒=魔族=魔法、

ってことだよね、きっと。

そうすると、出来損ないの複製体であるカトラスが、ネギというか、ヨルダ側についているのも納得がいくよね。彼女の場合は、魔族変身しかできないわけだから。まさに「黒」しか身にまとえなかった。

そういえば、もともと、ネギ自身も、アリカの血統から、明日奈同様、火星の白の力も引き継いでいるはずだったから、となると、ネギ自身は、なかば天然の奇跡で、金星の黒たる闇の魔法を、火星の白で押さえ込んでいたのかな、と思えてきた。それで、エヴァとは違って、実年齢に沿った肉体的成長を遂げていたのかなぁ、と。

だって、あのナギ救出作戦の時のネギって、年齢詐称薬を使ってる感じではなかった気がするんだけど。

いずれにしても、火星と金星の争いがもともとあって、その流れに、むしろ地球の人たちが巻き込まれたってことなのかね。

いやー、メチャクチャ壮大な話だけど。。。

もっともらしい理屈をつければ、金星は地球よりも太陽に近いから、生存上、太陽光から身を守る必要があって、そのために闇を操る力を得なければならず、その反対に、地球よりも太陽から遠い火星の場合は、太陽を補うために白の力が必要だった、それが各々の個別の能力の発祥だったってことかな。

となると、金星と火星の間の地球は、闇と光、黒と白のバランスがもともと取れていた、ってことなのかね?

あるいは逆に、事の始まりは、太古の昔の地球人が今以上のオーバーテクノロジーを持っていて、それで金星と火星に植民に向かい、現地で各々、生存のために能力を身に着けたら、ク黒と白だった・・・とかね。

まぁ、どうでもいいし、どうでもいえることだけど。

ともあれ、もともと金星と火星の争いがあって、その争いの中で、ヨルダという異分子が誕生してしまった、ってことなのかなぁ、と。

そうであれば、ザジが、金星のお姫様として、地球のネギたちを監視していたってのも、理屈がつくように思うし、龍宮隊長が、魔族と人間のハーフだというのも、もともと魔族=金星人が、地球人の金星適用形態だったら、交配も可能だよね。

そうすると、ダーマ師匠も、ザジとかヨルダに相当するような存在なのかね。

まぁ、そうなると、ほとんど金星人=魔族が、神様ってことになるわけだけど。

しかし、こうした対立構図ってどこかで見たなぁ、と思ったら、『進撃の巨人』だった。
あれも、いつの間にか、巨人化という能力を巡る人間の争いに転じていたからなぁ。
しかも、もともとは同族だったようだし。

それと同じような展開だよね、UQHの金星と火星の対立は。

まぁ、単なる思いつきだけど。

にしても、明日奈がここまで無双になって、かつ、扇の要のような存在になるとは思わなかったなぁ。チートすぎでしょ。

もっともマジックキャンセルの力だからなぁ。。。

あ、そうか、だから、火星の白も身にまとった刀太は、デフォルトで魔法が使えないわけか。
そりゃそうだよね。

しかし、刀太をつくった能力、というのは、火星の魔法世界の魔法人をつくるのと同じ理屈なのかな。だんだん、そのあたりが気になってくる。

ともあれ、アニメの方は、今回が11話だから、もしかして次回で終わり?
あっても、あと2回だよね。
毎度のことながら、アニメ化に恵まれないシリーズだなぁ。
もはや完全にダイジェスト版。しかも劣化版。

そうそう、やっぱり三太がいないと物語が締まらないね。
三太がいると、刀太が同性からも信頼されるナイスガイになるけど、三太なしだとただのハーレム王にしかみえないw 残念だよなぁ。

なんか、それっぽくアレンジされて終わるのかな。

まぁいいや、今回は、なんとなく、金星と火星の間の確執に思いが至ったので。

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カンピオーネ! XXI 第21巻 「最後の戦い」 感想

2017-12-12 10:01:47 | カンピオーネ
いやー、とうとう最終巻なんだけど、
これも、前巻から間が空きすぎて、全く内容を思い出せなくて困ったw

ということで、とりあえずスペース、空けときます。






























で、最終巻は面白かったかどうかというと、
うーん、ビミョー。

というのもラーマとの戦いはすでに、これまでにガチでやってしまっているので、いまさらだなーと思っていたら、あっという間の共闘モード。

で、その共闘からラスボスたる時の女神を倒し、その権能を護堂が奪うというところでエンド。

ただ、その最後に得た権能が、なんとここでもまた「平行世界」移動能力でワロタw

なんかさぁ、平行世界、ブームすぎでしょw

でもこれさぁ、便利に使われて全然カタルシスなくなるからやめた方がいいと思うんだけどね。

もっとも、このカンピオーネの作者は、恐ろしいくらい文章が下手で、何の描写能力もないので、これくらい書割な能力を持ち出したほうが逆にいいのかもしれないけれど。

あーでも、この人の文章が下手、というのは、前にもカンピオーネの感想で書いた気がするのだけど、これはこれで味のあるものなんだよね。

いい意味で、ホンモノの神話っぽくて。
かっこよくいえば、叙事詩っぽい。

要するに、出来事が淡々と記されるだけで、そこに登場人物たちの感情や思いが特に書き込まれるわけでもない。

それに、間をすっ飛ばして唐突に次の場面に行ってしまう。

そういうのが、ホンモノの神話や叙事詩では見られるわけだけど、それは普通に今の時代の小説を読んだ人から見たら、何の心理描写もなくてつまんないってことになる。

正直、カンピオーネの作者の書き方はそれにかなり近い。
いや、もちろん、ちゃんと会話もあるわけだけど、その会話にしたって、多くはパタンの繰り返しなので。
そこは、あ、また同じこと言ってる、と思ってほくそ笑むところになっている。
オチを知っている落語を何度も聞くようなのもので。

カンピオーネ、って全体的にそういう文章なんだよねー。

ただ、この作者、その一方で、神話の知識はどうやら無駄に豊富だから、それなりにその神話の話を持ち出すことで、お話自体は、読めてしまうところがある。

でないと、あれだけ、アルゴノートとかで引っ張っておきながら、最後の護堂の好敵手に、インド神話のラーマーヤナなんて持ってこないでしょ。

まぁ、そもそも、ウルスラグナなわけだがw

ということで、最終巻だったけど、なんか、1冊まるまる後日談みたいな話で特に盛り上がるでもなく終わってしまった。

いや、実際、アテナやペルセウスの再登場なんて、もう、カーテンコールみたいなものだったし。
だって、登場しても、うーん、こういう形で汝と闘うのは違うとか言って、自発的に退場しちゃうのって、結構、目が点だったよw

まぁ、こういうあっけなさは、マジで神話っぽいわけだけど。

胸熱展開ということでは、カンピオーネどうしのバトルロワイヤルの前巻、前前巻の方が面白かったよね。

あれは、一応、それぞれのカンピオーネのもつ権能が予めわかっているので、半分くらいは知略戦になっていたところもよかったしw

それに比べると、ホント、最終巻には、そういう盛り上がりは皆無だったなぁ。

まぁ、とりあえずは、ゴドーを待ちわびて、ちゃんと終わったのでいいかな、と。

もともと、テレビでやっていたのを見て読み始めたし、あれも、そもそも「草薙護堂はかんぴおーねである!」という口上に痺れて見てしまったところもあったから、そういう意味では、神話ぽいケレン味はあったかな。

もっとも、やっぱり10巻あたりまでがよかったかな。

アイーシャが出て来たあたりから、何でもありになってしまって、なんか物語もだらだらしてしまったし。
アテナが何度も出てくるのは、ちょっと何だったかなー
人気があるからなのはわかるけどねー
あのあたりから、実際、何が目的でお話が動いているのかもよくわかってなかったかなぁ。
まだ、惰性でも読めてしまえたわけだけどw

ということで、これは、むしろ、テレビの続きをOVAでもいいから見てみたい感じ。
恵那と天叢雲劍の活躍をもう少し見たかったかなぁ。

もっとも護堂の場合は、ウルスラグナの権能だけで闘うほうがカッコ良かった気はするけどねw

ともあれ、終わり。
たしかに、続きは見たい感じ。読みたい感じではある。

しかし、終わった感じのしない終わり方だなぁw

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UQ HOLDER! 第143話 『人間以上の力をもって』 感想

2017-12-11 19:42:00 | UQH/ネギま!
うーん、話の流れ的には、つなぎ回。
前回の最後で唐突に出てきた、宇宙ステーションの爆発テロの阻止に、刀太たちUQHが乗り出すというもの。
当然、キリヱのセーブポイントを使って、テロの防止前まで時間遡行し、爆破テロを阻止することになるのだけど・・・

えーと、ここに来て、まさにUQHという、便利設定に対して、無理やり制約をつけようとする小理屈が続いて、ワロタw

というか、今回は、そういう設定の「ツメ」の説明で実は終わった、という感じがする。

まず、キリヱの能力による時間遡行だけど、セーブポイントが一日一回?なので、そこまで戻ってもテロ防止までに32分しかない、という、無茶ぶりの設定。
使い出悪いなぁーw

それから、これはこの手の時間遡行もの、しかも平行世界ものにありがちな疑問だけど、仮に事件をなんとか防げたとしても、刀太たちが戻ってしまった後の世界では、引き続き1万人の被害者が出たままの世界が続くのではないか?という疑問。

このもっともな疑問には、これもまたそこに都合よく居合せたダーマ師匠によって、いや、それ、同じ世界線の中での出来事で、キリヱの能力は「上書き系」だから、過去に戻って阻止すれば、この世界では、みんな大丈夫!というお墨付きが得られた。

もはやダーマがこの世界のマジもんの「神様」になってて・・・
いやー、便利だなーと。
だって、ダーマが大丈夫っていえば、まぁ、大丈夫なんでしょ、ってみんなが思ってるわけで。
しかも、ダーマ師匠、人界の出来事には干渉しない、って、まさに自ら神認定しているようなもので、オイオイ!って感じ。

そうした理屈がついた上で、最後に、リゼロ的過去遡行、すなわちやり直しの無限トライを阻止するべく、これもまた都合よくw、前回源五郎にだっけ?切り落とされたカトラスの左腕が、戻った過去におけるキリヱのセーブポイントをチャラにして、一回しか阻止のチャンスがない、という状況を作り出そうとしている。

いやー、こんな「条件の絞りこみ」に一話を使うくらいなら、もう不死者とか平行世界とかいう設定、やめちゃえよ、って心底思う。

だって、要するにそこまで条件を絞り込まないと、あー、刀太たちが、どうせ、もう一回トライすればいいんでしょ?と安易に思ってしまえるわけで。

今回だって、みんな、キリヱが「自殺」して過去に戻ること、もはや完全にスルーだもんね。

いや、だって、キリヱがやってることは、要は「死に戻り」だから、リゼロのスバルとやってることは同じでしょ。

つまり、キリヱだって痛いわけだし、苦しいわけでしょ。
それが完全スルーだからなぁ。
てか、だから、作劇上は、キリヱ自身が言い出す形にしているわけだけど、それ、UQHのみなさん、ズルくね?と感じるよね。

なんか、このあたりの、死ぬこととに何の感情ももたない、あるいはもたなくていい、という設定、やっぱり物語的には大失敗なんじゃないかと思う。

逆に、リゼロのスバルがウケたのは、そこで、彼が七転八倒するからでしょ。
死ぬことに必ず痛みが伴うからでしょ。
その部分を、ライトにごまかしてしまったUQHの設定は、やっぱ、失敗だよ。
何のカタルシスもないもの。

この点では、まだネギま!の時のネギのほうが、遥かにリスクを背負ってたよね。
闇の魔法を取得した結果、人外に堕ちるところでは、ちゃんと逡巡があったし、その逡巡をなんとか押さえ込むところで、ネギとエヴァの、人外通しでしか持ち得ない繋がりが生じたわけで。

このあたりは、化物語における、阿良々木くんと忍との関係に近いよね。
阿良々木くんとガハラさんとの恋人関係とは、別次元の深い繋がりが想像されるところ。

同じように、ネギま!においても、ネギくんとエヴァの師弟関係は、他の同級生たちとの恋愛関係とは別次元の、位相の異なる関係を築くことができたわけでしょ。

まぁ、その関係まで、UQHでは、エヴァに「ネギを愛していた」と言わせてしまうのだから、しらけさせるのも大概にせいや・・・、といいたくなっちゃうわけだけど。

ともかく、不死者と平行世界という便利設定が、物語上はむしろ足かせになってきているのだから、ここらで早々に、リセットしてしまったほうがいいんじゃないかな。

それこそ、女神ダーマによって、あー、もう、この世界でお前らみんな不死者の能力なくしたから!って、宣言しておしまいでもいいからさw

でないと、全てのエピソードがやり直しありの、その意味で消化試合のように見えてしまうからねー。


とまれ、そういうあれこれいじって「今回一回限りね」の制約を(作者が裏で)つけたところで、よくわからないけど、とりあえず、テロの阻止の要は刀太になるらしい。

何で理由はまだ説明されていないので、それは次回かな?

問題は、そのミサイル?の上に乗っている術者が誰かにかかっているように思えるけど。
ここでまた、ユエやのどかクラスの誰かが乗っているのかね?
そういえば、ネギま!の最後で、確か星間移動も可能になった・・・とか書いてあった気がするから、ミサイルに乗っているのは、楓かもしれないねぇw

そうやって、かつてのネギくんの生徒のうち、人外要素があった人がネギ側についていて、ちょくちょく登場するようになる、というのが、タイトルに「ネギま!2」とつけたことの真意だったりして。

あー、そう言ってたら、ホントに楓が乗ってる気がしてきた。
次回が楽しみw

で、ともあれ、宇宙エレベーターが32分の内に上り切るというのがミッションになって、そこで、瞬動を連発することになるわけだけど・・・

それはまぁ、それでいいとして。
三太、こっちだと活躍してるなー、アニメで出さないのはマジ改悪だー、と思ったのと、
あー、ゲンゴロ先輩は、刀太にとってのフェイト役になるのね、ってことかな。
身近なところで、到達すべき目標となるのがゲンゴロ先輩なんだろうねぇ。

となると、ネギとフェイトの関係みたいに、刀太と源五郎の間でも、なんらかのガチのしょうとつがあると燃えるかなぁ。

なにしろ、源五郎は直接、エヴァに心酔しているわけでなく、あくまでも彼が尊敬する甚兵衛がエヴァの下にいるから、という理由だけのUQHなので、もしかしたらこの先、袂を分かつこともあるのかも。

あ、そうか、甚兵衛が今回のミッションでマジで死んでしまえばいいんだ。
で、甚兵衛が命を落とす理由が刀太だった。
となると、簡単に源五郎はUQHを離れられるよね。
てか、刀太に敵対できるよね。

なるほどー、そういう展開が待っているのか。。。
そのための宇宙ミッションかぁ。

そう思うと確かに、今回の甚兵衛、妙に保護者っぽかったしね。
刀太へのアドバイスとか、三太のおんぶとか。
なるほど、甚兵衛はラカンポジかぁ。

となると、次回、甚兵衛は消えるね。
それで、リセットしようと思ったら、実はカトラスのせいでリセットが不可能なことがわかって、けれども、リセットのほかに甚兵衛を救出する手がある、ないしは生き返らせる方法があるとかなんとかいって、カトラスが源五郎をスカウトするとか。

あー、ありそうだぁw

まぁ、そういうポジションチェンジ的な展開がないと、わざわざカトラスをUQHの本部に潜入させて、源五郎たちとバトルさせた意味もないしねぇ。

そもそも、甚兵衛のイレカエ、実は相当チートな能力だしね。
あれは、たしかに早めに封じないと、刀太や九郎丸が努力する余地がなくなるからなぁ。

となると、もしかして次回は、結構、要となる回か?

よし、刮目して待つことにしようw

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