さて、それで禁書の19巻。
あれ、もう19巻?
そういえば18巻、読んでなかったなぁ・・・に続く19巻。
アレイスターはどうなるのか?・・・
てか、アレイスター、そんなに重要か?
・・・てな感じで、もはや惰性の禁書。
とりあえず、スペース、空けときます。
前巻の18巻が、ホント、何やってんだよ?これ?って感じだったし、そもそも、最後で、なんかアレイスターが幼女化したところで終わって、キモ!、って思っていたので、正直、全然、期待していなかったのだけど・・・
19巻、禁書としては、ホント久しぶりに面白かった。
いや、マジで。
まぁ、100点は上げないけどね。
というのも、最終局面のところが、うーん、とは思ったので。
でも、それまではよかったかな。
少なくとも、18巻のように、そもそも読み進むのが嫌になる、ってことはなかった。
もっとも、始まって早々、
えー、はまづらー?、まじかよー、また、アイテムかよぉ・・・、
ネタが尽きると、はまづら、使うからなぁ、と思っていたのだが、
これが、今回に関しては、よかった。
それもこれも、プロセッサスーツ・・・というか、そのAIであるアネリちゃんのおかげなんだけどねw
よくわかんないけど、のっけからプロセッサスーツを着用させられた「はまづら」がとにかく頑張る、とりわけ、赤ん坊を助けようと頑張る、という構図で、言ってしまえば、それだけが物語の推進剤なんだけど、とにかく、それで最後まで読ませた。
レベル0のはまづらだけど、スーツ型兵装を身につけることで、能力ゼロというのが、最初から払拭されていたのがよかった。
その結果、はまづらがアイアンマンみたいに大活躍だよw
でも、そもそも科学が超進歩した「学園都市」が舞台なんだから、普通に考えたら、超能力開発じゃなくて、機械による身体増強の方が本流であっておかしくないはずで。
だって、木原って完全にそういう人たちじゃん。
だから、はまづらが強化兵装で大活躍、というのはとてもストレート。
で、そのスーツの力をビクビクしながらも思い切りよく、あるいは時にヤンキーらしくセコく、使いこなしていくところが、単純に面白かったかな。
で、相棒たるアネリが、不必要に喋るキャラ?じゃなくてよかった。
終始無言だが、態度で表すというのは、テンポよくお話を進めるのにも向いていた。
で、全体の話には、もちろん、上条さんや一通さんも登場するわけだけど、それでもはまづらがヒーローしてたところを見ると、そして、その方が面白いとなると、正直、上条&一通はもう飽きられちゃったってことなんだな、と思う。
だって、今回のはまづらの活躍の面白さって、実は、ヘヴィーオブジェクトを読んだ時の面白さとを同じなんだよね。
もちろん、ヘヴィーオブジェクトにも死ぬほどつまらないのも多いのだけど、あのシリーズで面白いと思うところは、無能の二人がコンビを組んで、絶対勝てそうもない兵力に対して、知恵、というかトンチで対処していくところにある。
で、それと同じ構図が、今回のはまづらなんだよね。
裏返すと、上条&一通は、もう能力のスペックが固定されているから、特に読んでてサプライズがないんだよね。それでも、何か面白いことにしようとすると、勢い、彼らの能力をなんとか無効化するような「敵」の描写に力を入れてしまうわけで。
でも、それ、単純に迂遠なんだよね。
だって、本来なら、幻想殺しで一発解決、あるいは、ベクトル変換で相手一掃、となるところを、そのスカっと感を遅延させるようなことにしかならないので。
となると、勢い、最後の30ページで、彼らが本来の能力を発揮して、敵を一掃するところだけ読めば、その巻の問題は解決するから。
裏返すと、そこまでの200―300ページくらいを、ひたすらどうでもいい話で繋いでいくしかなくなるわけで。
結局のところ、オティヌス編以後の禁書がとことんツマラナかったのって、それでしょ?
でも、はまづらの場合だと、最初から最後までゲリラ戦になるわけで、しかも、今回は、当初から最強兵装を身に着けての登場だから、話が早い。
正直なところ、なんかもう、このままはまづらが主人公で、ないしは語り部で、禁書は完結させたほうがいいんじゃないかと、真剣に思ったくらい。
実際、今回の最後のあたりの展開を見ると、もはやインデックスさんだけでなく上条さんも、お話の上では要らない子になっているような気がしたもんね。
だって、今回の物語の解決には全然、上条さん、本筋で絡んできてないもの。
なんていうか、地上のゴタゴタした戦闘は、スーツ兵装を着込んだはまづらが頑張り、本当の敵たるコロンゾンに対しては、アレイスターが無双しただけだもんね。
要は、はまづらとアレイスターが今回の主人公。
で、そのほうが、今風な物語に思えたわけだよ。
つまり、
はまづらが、ゲリラ的にあれこれ工夫して窮地を切り抜ける地上の主人公で、
アレイスターは、大火力で戦場そのものを戦略的にひっくり返す無敵系の主人公。
この二人に比べると、上条&一通は、もう、力はあるけど、頭が固くて全然面白くない。
その意味で、二人とももはやただの特攻隊長や切り込み隊長でしかなくて、お話そのものを動かすだけの、キャラ的魅力が残っていない。
というか、上条&一通についてはキャラを掘り下げすぎていて、いまさら彼らの性格を変えるわけにも行かないところまで語り尽くされている。
まぁ、それもあってここのところは禁書は、つまらなかったわけだけどね。
主人公の人格を掘り下げる余白がもうないから、かわりに敵を変なキャラにするしかなくて、しかも、それらが毎回使い捨てなので。
まぁ、だから、今回面白かったことの殊勲賞は、はまづら&アレイスター。
実際、この二人だと、はまづらが、前衛のパワーヒッター・・・というか剣士で、アレイスターが、後方で大火力を投じる魔道士・・・って感じなので、収まりがいいんだよね。
それに、はまづらは、ちゃんと滝壺というボケたw恋人もいてラブコメもできるから。
それに今回、アレイスターにはリリスというやんちゃなお嬢様も登場して家族愛も描けちゃうからね。
もっとも、アレイスターは女子形態なわけだけどw
だから、もうはまづらとアレイスターがいればいいじゃん、って感じ。
上条さんは、もはや時代遅れの難聴主人公だし、無駄にハーレム状態な分、本命不在だし。インデックスは早々に脱落して、どうやらメインヒロインは美琴になりそうだけど、読んでて面白い「女子力w」の保有者は食蜂なので、ホントは食蜂を正妻にする展開のほうが物語的には映えるのだけど、食蜂にめんどくさい設定をつけちゃったので、そこに強引に持ち込めないのが辛い。
一方、アクセラレータは、言わずと知れたラストオーダー一択なわけだから、これはもう話を継ぎ足す余地がない。でも、ラストオーダーは完璧な幼女だから、面白い話にはならない。ショタ好きの裏返し的な庇護欲しか描けないから。
実際、今回のアクセラレータの行動の動機なんて、まさにそれなわけでしょ。
あと、面倒なのは、一通さんがラストオーダー一択だと、その上で、上条さんまで美琴となると、なんだ、みんなミサカがヒロインじゃん、ってことになって、世界がものすごく狭くなる。それもあって、上条さんの正妻は食蜂の方が面白いんだけどね。
まぁ、18巻を読んだ限りでは、美琴&食蜂のダブルヒロインにしようとしているようだけど。
ともあれ、上条&アクセラレータは、もはやキャラとしてものすごく動かしづらい。
なにをやっても、またかー、にしかならないから。
その一方で、いい加減、ただキャラが増えていくだけの展開は勘弁して欲しい。
それだと、シリーズで読んでいる意味がほとんど無いから。
今回、最後のあたりが、それでもいまいちだと思ったのは、コロンゾンの島流しに、無理矢理、魔神たちがタムロしている平行世界?を使ってきたから。
多分、魔神というのが、どうにもイラナイ存在だよね。
もうエイワスくらいでいいじゃん、って今回思ったよ。
なので、また娘々とか出てきた当たりで、ものすごく脱力した。
ホント、魔神編は、もはや黒歴史として、完全に葬って欲しい。
上里もね。
そういう意味では、フランはあのまま始末してもよかったんじゃないかな、と思った。
ともかく、次回から、アレイスターの率いる学園都市vsイギリス清教とのマッチアップで、そこには、はまづらや一通さんも加わるみたいだから、その最後の大戦で、気持ちよく「シリーズ完!」にしてくれないかな。
で、最後に残ったのは、はまづらだった・・・でいいじゃんw
あれ、もう19巻?
そういえば18巻、読んでなかったなぁ・・・に続く19巻。
アレイスターはどうなるのか?・・・
てか、アレイスター、そんなに重要か?
・・・てな感じで、もはや惰性の禁書。
とりあえず、スペース、空けときます。
前巻の18巻が、ホント、何やってんだよ?これ?って感じだったし、そもそも、最後で、なんかアレイスターが幼女化したところで終わって、キモ!、って思っていたので、正直、全然、期待していなかったのだけど・・・
19巻、禁書としては、ホント久しぶりに面白かった。
いや、マジで。
まぁ、100点は上げないけどね。
というのも、最終局面のところが、うーん、とは思ったので。
でも、それまではよかったかな。
少なくとも、18巻のように、そもそも読み進むのが嫌になる、ってことはなかった。
もっとも、始まって早々、
えー、はまづらー?、まじかよー、また、アイテムかよぉ・・・、
ネタが尽きると、はまづら、使うからなぁ、と思っていたのだが、
これが、今回に関しては、よかった。
それもこれも、プロセッサスーツ・・・というか、そのAIであるアネリちゃんのおかげなんだけどねw
よくわかんないけど、のっけからプロセッサスーツを着用させられた「はまづら」がとにかく頑張る、とりわけ、赤ん坊を助けようと頑張る、という構図で、言ってしまえば、それだけが物語の推進剤なんだけど、とにかく、それで最後まで読ませた。
レベル0のはまづらだけど、スーツ型兵装を身につけることで、能力ゼロというのが、最初から払拭されていたのがよかった。
その結果、はまづらがアイアンマンみたいに大活躍だよw
でも、そもそも科学が超進歩した「学園都市」が舞台なんだから、普通に考えたら、超能力開発じゃなくて、機械による身体増強の方が本流であっておかしくないはずで。
だって、木原って完全にそういう人たちじゃん。
だから、はまづらが強化兵装で大活躍、というのはとてもストレート。
で、そのスーツの力をビクビクしながらも思い切りよく、あるいは時にヤンキーらしくセコく、使いこなしていくところが、単純に面白かったかな。
で、相棒たるアネリが、不必要に喋るキャラ?じゃなくてよかった。
終始無言だが、態度で表すというのは、テンポよくお話を進めるのにも向いていた。
で、全体の話には、もちろん、上条さんや一通さんも登場するわけだけど、それでもはまづらがヒーローしてたところを見ると、そして、その方が面白いとなると、正直、上条&一通はもう飽きられちゃったってことなんだな、と思う。
だって、今回のはまづらの活躍の面白さって、実は、ヘヴィーオブジェクトを読んだ時の面白さとを同じなんだよね。
もちろん、ヘヴィーオブジェクトにも死ぬほどつまらないのも多いのだけど、あのシリーズで面白いと思うところは、無能の二人がコンビを組んで、絶対勝てそうもない兵力に対して、知恵、というかトンチで対処していくところにある。
で、それと同じ構図が、今回のはまづらなんだよね。
裏返すと、上条&一通は、もう能力のスペックが固定されているから、特に読んでてサプライズがないんだよね。それでも、何か面白いことにしようとすると、勢い、彼らの能力をなんとか無効化するような「敵」の描写に力を入れてしまうわけで。
でも、それ、単純に迂遠なんだよね。
だって、本来なら、幻想殺しで一発解決、あるいは、ベクトル変換で相手一掃、となるところを、そのスカっと感を遅延させるようなことにしかならないので。
となると、勢い、最後の30ページで、彼らが本来の能力を発揮して、敵を一掃するところだけ読めば、その巻の問題は解決するから。
裏返すと、そこまでの200―300ページくらいを、ひたすらどうでもいい話で繋いでいくしかなくなるわけで。
結局のところ、オティヌス編以後の禁書がとことんツマラナかったのって、それでしょ?
でも、はまづらの場合だと、最初から最後までゲリラ戦になるわけで、しかも、今回は、当初から最強兵装を身に着けての登場だから、話が早い。
正直なところ、なんかもう、このままはまづらが主人公で、ないしは語り部で、禁書は完結させたほうがいいんじゃないかと、真剣に思ったくらい。
実際、今回の最後のあたりの展開を見ると、もはやインデックスさんだけでなく上条さんも、お話の上では要らない子になっているような気がしたもんね。
だって、今回の物語の解決には全然、上条さん、本筋で絡んできてないもの。
なんていうか、地上のゴタゴタした戦闘は、スーツ兵装を着込んだはまづらが頑張り、本当の敵たるコロンゾンに対しては、アレイスターが無双しただけだもんね。
要は、はまづらとアレイスターが今回の主人公。
で、そのほうが、今風な物語に思えたわけだよ。
つまり、
はまづらが、ゲリラ的にあれこれ工夫して窮地を切り抜ける地上の主人公で、
アレイスターは、大火力で戦場そのものを戦略的にひっくり返す無敵系の主人公。
この二人に比べると、上条&一通は、もう、力はあるけど、頭が固くて全然面白くない。
その意味で、二人とももはやただの特攻隊長や切り込み隊長でしかなくて、お話そのものを動かすだけの、キャラ的魅力が残っていない。
というか、上条&一通についてはキャラを掘り下げすぎていて、いまさら彼らの性格を変えるわけにも行かないところまで語り尽くされている。
まぁ、それもあってここのところは禁書は、つまらなかったわけだけどね。
主人公の人格を掘り下げる余白がもうないから、かわりに敵を変なキャラにするしかなくて、しかも、それらが毎回使い捨てなので。
まぁ、だから、今回面白かったことの殊勲賞は、はまづら&アレイスター。
実際、この二人だと、はまづらが、前衛のパワーヒッター・・・というか剣士で、アレイスターが、後方で大火力を投じる魔道士・・・って感じなので、収まりがいいんだよね。
それに、はまづらは、ちゃんと滝壺というボケたw恋人もいてラブコメもできるから。
それに今回、アレイスターにはリリスというやんちゃなお嬢様も登場して家族愛も描けちゃうからね。
もっとも、アレイスターは女子形態なわけだけどw
だから、もうはまづらとアレイスターがいればいいじゃん、って感じ。
上条さんは、もはや時代遅れの難聴主人公だし、無駄にハーレム状態な分、本命不在だし。インデックスは早々に脱落して、どうやらメインヒロインは美琴になりそうだけど、読んでて面白い「女子力w」の保有者は食蜂なので、ホントは食蜂を正妻にする展開のほうが物語的には映えるのだけど、食蜂にめんどくさい設定をつけちゃったので、そこに強引に持ち込めないのが辛い。
一方、アクセラレータは、言わずと知れたラストオーダー一択なわけだから、これはもう話を継ぎ足す余地がない。でも、ラストオーダーは完璧な幼女だから、面白い話にはならない。ショタ好きの裏返し的な庇護欲しか描けないから。
実際、今回のアクセラレータの行動の動機なんて、まさにそれなわけでしょ。
あと、面倒なのは、一通さんがラストオーダー一択だと、その上で、上条さんまで美琴となると、なんだ、みんなミサカがヒロインじゃん、ってことになって、世界がものすごく狭くなる。それもあって、上条さんの正妻は食蜂の方が面白いんだけどね。
まぁ、18巻を読んだ限りでは、美琴&食蜂のダブルヒロインにしようとしているようだけど。
ともあれ、上条&アクセラレータは、もはやキャラとしてものすごく動かしづらい。
なにをやっても、またかー、にしかならないから。
その一方で、いい加減、ただキャラが増えていくだけの展開は勘弁して欲しい。
それだと、シリーズで読んでいる意味がほとんど無いから。
今回、最後のあたりが、それでもいまいちだと思ったのは、コロンゾンの島流しに、無理矢理、魔神たちがタムロしている平行世界?を使ってきたから。
多分、魔神というのが、どうにもイラナイ存在だよね。
もうエイワスくらいでいいじゃん、って今回思ったよ。
なので、また娘々とか出てきた当たりで、ものすごく脱力した。
ホント、魔神編は、もはや黒歴史として、完全に葬って欲しい。
上里もね。
そういう意味では、フランはあのまま始末してもよかったんじゃないかな、と思った。
ともかく、次回から、アレイスターの率いる学園都市vsイギリス清教とのマッチアップで、そこには、はまづらや一通さんも加わるみたいだから、その最後の大戦で、気持ちよく「シリーズ完!」にしてくれないかな。
で、最後に残ったのは、はまづらだった・・・でいいじゃんw