第1話が面白かったので気になっていたのだけど、とりあえず、全部見てからでいいかな、と思っていたのだが、ちょっとした手違いで、1巻の結末を知ってしまった。
要するに、7人目は誰か?ということね。
で、まぁ、知ってしまったから、もういいか、って具合で、原作に手を出したら、あれよあれよという間に6巻まで一気読み。
ということで、スペース、空けときます。
いやー、読み始めたら、一気に畳み掛けられてしまって、止まらなかった。
典型的な「ページ・ターナー」ってやつね。
ページを繰る手が止まらない、というやつ。
しかも、幸運にも?、きりがいいことに、この6巻で、いわゆる第一部完!って感じだったので、テンションを保ったまま一気読みができてよかった。
奥付見たら、1巻は、2011年8月発行とあるから、第一部完結まで4年かかったわけだから。この内容をリアルタイムで4年かけて読まされていたら、さすがに辛かっただろうな、という感じ。
そう思わせられるくらい、かなり細部の情報が重要な意味をもつ物語ではあった。だから、テンションが高いまま、一気に読まないと、続かないだろうな。
実際、
1巻 → おおー!(といっても、ネタバレ見てたので、驚きは半減)
2巻 → へぇ、そう来たか!
3巻 → うーん、これ関係あるの?でも、そういう結末?
4巻 → えーと、さすがに冗長じゃね?
5巻 → あー、やっぱりそうだよね~
6巻 → なるほど、そうひっくり返しますか!
という感じで、中盤の3巻、4巻については、かなりダレていた気がした。
既に、アニメの方も第4話で「あれ、7人いる!?」という展開になったから、いいと思うのだけど、結局、この話って、ファンタジーや英雄物語を装いながら、ミステリー仕立ての「コン・ゲーム」なんだよね。
1巻だけ読むと、ファンタジーではなくミステリーだったのか、と思うけど、そのミステリーすら、2巻以降、どんどん瓦解していって、単なる内輪もめの騙しあいの話になる。その意味で、コン・ゲーム(詐欺物語)。
相手の凶魔が、人外の動物や昆虫の形をしているという点では、全編が、ハンター×ハンターの蟻編だと思えばいい。
だから、仲間に全幅の信頼を寄せられないまま、共闘する、という矛盾した状況が延々続くわけで、その分、主人公のアドレッドだけでなく、独白だらけになる。
だから、多くは心理戦ね。
で、その心理戦については、力ではなく意志が勝つため、一応、アドレッドが地上最強を名乗っても意味があるように見えてくる。
とはいえ、「地上最強」はどんどん縮小していって、結局、第一部完!の段階では、その「意志」の起点が、復讐心だけに縮減されてしまって、あー、アドレッドは、文字通り「最弱」になってしまったんだな、という感じ。
あ、これだけだと、何を書いているか、わからないだろうから、ホントに情報開示すると、
いわゆる7人目、つまり偽六花はアドレッド・マイヤ
で、フレミーは、「黒の徒花」と呼ばれる六花の勇者の無効化装置
(ただし、フレミー自身は六花の勇者)
アドレッドは、第一部の中ボスであるテグネウに精神操作されていた傀儡。操り人形。
テグネウは、人間をただ殺すだけでは退屈で、人間が情愛の行き違いで示す苦悶の表情に最大の歓喜を感じる変態サディスト凶魔。その性格から、フレミーとアドレッドの双方を用意して、六花を二重三重に潰そうと画策した。
で、そのテグネウを、アドレッドとフレミーの「愛の力」で成敗したのはいいけど、もともと、アドレッドは、テグネウの特殊能力によって強制的にフレミーに愛を抱くように心を操作されていたので、テグネウが死んだ時点で、その精神支配も解除されてしまって、フレミーへの愛を全く感じなくなってしまった。
しかも、どうやらテグネウの精神支配はアドレッドの修行の初期に植え付けられていたようで、それゆえ、そもそも「地上最強を目指す勇者」というアドレッドのアイデンティティ自体も、6巻の最後で、瓦解してしまった模様。
つまり、テグネウに「誰か(多分フレミー)を愛したい、守りたい」という思いを植え付けられたからこそ、アドレッドは修行を完遂することができたわけだけど、その「偽物の愛情」がテグネウの死によって消失したことで、復讐心に燃えるだけの男になってしまった。
なので、7巻以降は、このアドレッドが再起できるのか?再起した上でフレミーへの愛情を再び取り戻すことができるのか?というあたりが、とりあえずの物語の焦点になる。
もう一つ、結局、アドレッドが偽物の7人目ということがわかったわけだど、その「7つ目の紋章」自体が、どうやらテグネウによって幽閉されていた「一輪の聖者(のミイラ)」の復活?に関わるものであるようなので、六花の勇者という点では偽物だけど、実際には、それ以上に、魔族と人間の戦いの帰趨を決めるジョーカーとなる模様。
少なくとも一輪の聖者のミイラは、アドレッドが「7つ目の紋章」を届けてくれることを期待しているため、アドレッドの意向がどうあれ、あの手この手をつかって、アドレッドを魔神討伐のチームから外さないよう、策を練ってくるであろう、ということ。
さらにいえば、どうやら魔神と一輪の聖者自体が一種の恋仲のようでもあるので、そもそも「六花の勇者による魔神征伐」という物語の根幹にあるプログラム自体が、その目的を含めてひっくり返される可能性もある。
要するに、6巻までの第一部は、とにかく「7人目は誰だ?」という謎だけで、無理矢理、話をつなげてきたのに対して、7巻移行の第二部では、7人目であるアドレッドは勇者として再起するのか、六花の勇者たる6名はアドレッドを仲間として迎えるのか?という具合に、ようやくちゃんと勇者たちのパーティづくりに焦点が移ることになるのだろう。
加えて、ナッシェタニアとドズーとの同盟が続くのかどうか、という懸念もあるし。多分、ドズーは、一輪の聖者のミイラが移動したことは追跡できていると思うんだよね。5巻で何らかの仕掛けをしていたはずだから。
多分、ドズーは、一輪の聖者が解放されたら魔神のもとへ移動することまでわかっていたんじゃないか。魔神と聖者が求め合っていることを知っていた、あるいは、推測していた。
となると、ナッシェタニアのいう「人間と凶魔が共存する世界をつくる」という目標も、あながちありえない話ではなく、むしろ共存する世界こそが、一輪の聖者が本当に求めていた「結末」なのかもしれない。
そうなると、六花の勇者の目的そのものが覆されるわけだけど。
で、そんな共存世界は、カーグイックは容認できなかった、ということで。
多分、魔神と聖者の関係を巡って、カーグイック、テグナウ、ドズー、は仲違いしたんじゃないのかな。
まぁ、そんな話が7巻以降は展開されるのだろうね。
それにしても、六花以外の紋章が、「運命」の聖者(一輪)と「時」の聖者(ハユハ)由来のものだとすると、「未来」の聖者とか出てきて、その人由来の紋章とか聖具あたりが、この先、出てきそうだよなぁ。
6巻が出たばかりだから、7巻が出るのはまだ大分先になるのだろうけど、第二部は楽しみかな。
一応、第一部6巻で、随分と人間関係の機微も見えてきたしね。
アドレッドとフレミーの愛情については、第一部と第二部でベクトルが逆転する。第一部では、アドレッドがフレミーを盲目的に追う形だったけど、多分、第二部では、フレミーがアドレッドを追いかけることになる。
そのアドレッドを慕っているロロニアは、彼女が知るアドレッドのアイデンティを、アドレッド自身が取り戻すための教導役を果たすのだろうし(かなり、鬱陶しいものになりそうだけど)。
同様に、ナッシェタニアを慕うゴルドフは、第一部で大分、人間的に成長したように思えるので、ナッシェタニアの真意の解明に迫ろうとするだろうし。
そのナッシェタニアは、彼女の目的優先で六花との共闘を続けるのか、それとも、アドレッドの変貌を、これ好機とばかり、彼への報復機会として捉えるのか。
すっかりパーティのおかーさんになったモーラが、どんなまとめ役を果たすのか。
第一部のトリックスターというか、もう一人の主人公だったハンスが、アドレッドとどう接するのか。素性がはっきりしたところで、仲間として、ロロニアとは違う意味で、アドレッドの復活に一役買うのかどうか。六花の中で最も洞察力のあるハンスなら、第一部の出来事を通じて、ロロニア以上に、アドレッドがどんな人物か、よく理解していたと思うので。
そして、最大戦力でありながら、ある意味、最大の爆弾でもあったチャモが多少は成長するのかどうか。というか、「沼」の聖者、というのも、そうとう怪しい存在だと思うんだよね。そもそも、従魔は凶魔の一部なわけでしょ?確か、一輪の聖者につぐ実力者、とか言われていたはずだけど、それにも相応の理由があるように思えるし。
これに、ドズーの意向も加わるわけで。
一体全体、この先の魔神討伐はどうなるのか。
第二部は、様々な意味で、話のトーンがガラッと代わる気がする。
いやー、しかし、それにしても、信頼とか愛情とか、コミュニケーションの原点を考えさせられる話だな、と嘆息。その分、一冊ごとに、読み終わるとどっとつかれるんだよね。
ほとんど、心理戦だから。
なので、これ、2巻以降は、やっぱり映像化するのは難しいだろうなー。いや、プロットとしては面白いし、全然ラノベではないところもいいし。でも、独白や心理戦がかなりの要素を占めているから、絵にするのは大変だろうな、と思う。
もっとも、そのあたりの心理描写をうまくはしょれば、2クール分くらいあれば、6巻までは消化できそうな気もするけど、どうだろう。ロロニアやテグネウが動く様子も見てみたいとは思うけどな。あ、ドズーもね。
きっと6巻までの内容を知った上で、二周目を読めば、いろいろと細部に仕込みがあるのがわかるのだろうけど、それはもう少し時間が開いてからにしよう。
ということで、まずは7巻を楽しみに待つことにする。
なんか、全体の印象ばかりの感想で、細部にあまり触れていないようにも思うので、何かあったらまた書くかも。
要するに、7人目は誰か?ということね。
で、まぁ、知ってしまったから、もういいか、って具合で、原作に手を出したら、あれよあれよという間に6巻まで一気読み。
ということで、スペース、空けときます。
いやー、読み始めたら、一気に畳み掛けられてしまって、止まらなかった。
典型的な「ページ・ターナー」ってやつね。
ページを繰る手が止まらない、というやつ。
しかも、幸運にも?、きりがいいことに、この6巻で、いわゆる第一部完!って感じだったので、テンションを保ったまま一気読みができてよかった。
奥付見たら、1巻は、2011年8月発行とあるから、第一部完結まで4年かかったわけだから。この内容をリアルタイムで4年かけて読まされていたら、さすがに辛かっただろうな、という感じ。
そう思わせられるくらい、かなり細部の情報が重要な意味をもつ物語ではあった。だから、テンションが高いまま、一気に読まないと、続かないだろうな。
実際、
1巻 → おおー!(といっても、ネタバレ見てたので、驚きは半減)
2巻 → へぇ、そう来たか!
3巻 → うーん、これ関係あるの?でも、そういう結末?
4巻 → えーと、さすがに冗長じゃね?
5巻 → あー、やっぱりそうだよね~
6巻 → なるほど、そうひっくり返しますか!
という感じで、中盤の3巻、4巻については、かなりダレていた気がした。
既に、アニメの方も第4話で「あれ、7人いる!?」という展開になったから、いいと思うのだけど、結局、この話って、ファンタジーや英雄物語を装いながら、ミステリー仕立ての「コン・ゲーム」なんだよね。
1巻だけ読むと、ファンタジーではなくミステリーだったのか、と思うけど、そのミステリーすら、2巻以降、どんどん瓦解していって、単なる内輪もめの騙しあいの話になる。その意味で、コン・ゲーム(詐欺物語)。
相手の凶魔が、人外の動物や昆虫の形をしているという点では、全編が、ハンター×ハンターの蟻編だと思えばいい。
だから、仲間に全幅の信頼を寄せられないまま、共闘する、という矛盾した状況が延々続くわけで、その分、主人公のアドレッドだけでなく、独白だらけになる。
だから、多くは心理戦ね。
で、その心理戦については、力ではなく意志が勝つため、一応、アドレッドが地上最強を名乗っても意味があるように見えてくる。
とはいえ、「地上最強」はどんどん縮小していって、結局、第一部完!の段階では、その「意志」の起点が、復讐心だけに縮減されてしまって、あー、アドレッドは、文字通り「最弱」になってしまったんだな、という感じ。
あ、これだけだと、何を書いているか、わからないだろうから、ホントに情報開示すると、
いわゆる7人目、つまり偽六花はアドレッド・マイヤ
で、フレミーは、「黒の徒花」と呼ばれる六花の勇者の無効化装置
(ただし、フレミー自身は六花の勇者)
アドレッドは、第一部の中ボスであるテグネウに精神操作されていた傀儡。操り人形。
テグネウは、人間をただ殺すだけでは退屈で、人間が情愛の行き違いで示す苦悶の表情に最大の歓喜を感じる変態サディスト凶魔。その性格から、フレミーとアドレッドの双方を用意して、六花を二重三重に潰そうと画策した。
で、そのテグネウを、アドレッドとフレミーの「愛の力」で成敗したのはいいけど、もともと、アドレッドは、テグネウの特殊能力によって強制的にフレミーに愛を抱くように心を操作されていたので、テグネウが死んだ時点で、その精神支配も解除されてしまって、フレミーへの愛を全く感じなくなってしまった。
しかも、どうやらテグネウの精神支配はアドレッドの修行の初期に植え付けられていたようで、それゆえ、そもそも「地上最強を目指す勇者」というアドレッドのアイデンティティ自体も、6巻の最後で、瓦解してしまった模様。
つまり、テグネウに「誰か(多分フレミー)を愛したい、守りたい」という思いを植え付けられたからこそ、アドレッドは修行を完遂することができたわけだけど、その「偽物の愛情」がテグネウの死によって消失したことで、復讐心に燃えるだけの男になってしまった。
なので、7巻以降は、このアドレッドが再起できるのか?再起した上でフレミーへの愛情を再び取り戻すことができるのか?というあたりが、とりあえずの物語の焦点になる。
もう一つ、結局、アドレッドが偽物の7人目ということがわかったわけだど、その「7つ目の紋章」自体が、どうやらテグネウによって幽閉されていた「一輪の聖者(のミイラ)」の復活?に関わるものであるようなので、六花の勇者という点では偽物だけど、実際には、それ以上に、魔族と人間の戦いの帰趨を決めるジョーカーとなる模様。
少なくとも一輪の聖者のミイラは、アドレッドが「7つ目の紋章」を届けてくれることを期待しているため、アドレッドの意向がどうあれ、あの手この手をつかって、アドレッドを魔神討伐のチームから外さないよう、策を練ってくるであろう、ということ。
さらにいえば、どうやら魔神と一輪の聖者自体が一種の恋仲のようでもあるので、そもそも「六花の勇者による魔神征伐」という物語の根幹にあるプログラム自体が、その目的を含めてひっくり返される可能性もある。
要するに、6巻までの第一部は、とにかく「7人目は誰だ?」という謎だけで、無理矢理、話をつなげてきたのに対して、7巻移行の第二部では、7人目であるアドレッドは勇者として再起するのか、六花の勇者たる6名はアドレッドを仲間として迎えるのか?という具合に、ようやくちゃんと勇者たちのパーティづくりに焦点が移ることになるのだろう。
加えて、ナッシェタニアとドズーとの同盟が続くのかどうか、という懸念もあるし。多分、ドズーは、一輪の聖者のミイラが移動したことは追跡できていると思うんだよね。5巻で何らかの仕掛けをしていたはずだから。
多分、ドズーは、一輪の聖者が解放されたら魔神のもとへ移動することまでわかっていたんじゃないか。魔神と聖者が求め合っていることを知っていた、あるいは、推測していた。
となると、ナッシェタニアのいう「人間と凶魔が共存する世界をつくる」という目標も、あながちありえない話ではなく、むしろ共存する世界こそが、一輪の聖者が本当に求めていた「結末」なのかもしれない。
そうなると、六花の勇者の目的そのものが覆されるわけだけど。
で、そんな共存世界は、カーグイックは容認できなかった、ということで。
多分、魔神と聖者の関係を巡って、カーグイック、テグナウ、ドズー、は仲違いしたんじゃないのかな。
まぁ、そんな話が7巻以降は展開されるのだろうね。
それにしても、六花以外の紋章が、「運命」の聖者(一輪)と「時」の聖者(ハユハ)由来のものだとすると、「未来」の聖者とか出てきて、その人由来の紋章とか聖具あたりが、この先、出てきそうだよなぁ。
6巻が出たばかりだから、7巻が出るのはまだ大分先になるのだろうけど、第二部は楽しみかな。
一応、第一部6巻で、随分と人間関係の機微も見えてきたしね。
アドレッドとフレミーの愛情については、第一部と第二部でベクトルが逆転する。第一部では、アドレッドがフレミーを盲目的に追う形だったけど、多分、第二部では、フレミーがアドレッドを追いかけることになる。
そのアドレッドを慕っているロロニアは、彼女が知るアドレッドのアイデンティを、アドレッド自身が取り戻すための教導役を果たすのだろうし(かなり、鬱陶しいものになりそうだけど)。
同様に、ナッシェタニアを慕うゴルドフは、第一部で大分、人間的に成長したように思えるので、ナッシェタニアの真意の解明に迫ろうとするだろうし。
そのナッシェタニアは、彼女の目的優先で六花との共闘を続けるのか、それとも、アドレッドの変貌を、これ好機とばかり、彼への報復機会として捉えるのか。
すっかりパーティのおかーさんになったモーラが、どんなまとめ役を果たすのか。
第一部のトリックスターというか、もう一人の主人公だったハンスが、アドレッドとどう接するのか。素性がはっきりしたところで、仲間として、ロロニアとは違う意味で、アドレッドの復活に一役買うのかどうか。六花の中で最も洞察力のあるハンスなら、第一部の出来事を通じて、ロロニア以上に、アドレッドがどんな人物か、よく理解していたと思うので。
そして、最大戦力でありながら、ある意味、最大の爆弾でもあったチャモが多少は成長するのかどうか。というか、「沼」の聖者、というのも、そうとう怪しい存在だと思うんだよね。そもそも、従魔は凶魔の一部なわけでしょ?確か、一輪の聖者につぐ実力者、とか言われていたはずだけど、それにも相応の理由があるように思えるし。
これに、ドズーの意向も加わるわけで。
一体全体、この先の魔神討伐はどうなるのか。
第二部は、様々な意味で、話のトーンがガラッと代わる気がする。
いやー、しかし、それにしても、信頼とか愛情とか、コミュニケーションの原点を考えさせられる話だな、と嘆息。その分、一冊ごとに、読み終わるとどっとつかれるんだよね。
ほとんど、心理戦だから。
なので、これ、2巻以降は、やっぱり映像化するのは難しいだろうなー。いや、プロットとしては面白いし、全然ラノベではないところもいいし。でも、独白や心理戦がかなりの要素を占めているから、絵にするのは大変だろうな、と思う。
もっとも、そのあたりの心理描写をうまくはしょれば、2クール分くらいあれば、6巻までは消化できそうな気もするけど、どうだろう。ロロニアやテグネウが動く様子も見てみたいとは思うけどな。あ、ドズーもね。
きっと6巻までの内容を知った上で、二周目を読めば、いろいろと細部に仕込みがあるのがわかるのだろうけど、それはもう少し時間が開いてからにしよう。
ということで、まずは7巻を楽しみに待つことにする。
なんか、全体の印象ばかりの感想で、細部にあまり触れていないようにも思うので、何かあったらまた書くかも。