BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

翠星のガルガンティア 第2話 『始まりの惑星』 感想補足 ヒディアーズの巣は地球の海・説

2013-04-17 00:15:53 | ガルガンティア
どうもいろいろと気になったんで、第1話と第2話を続けて見なおしてみた。

で、多分こんな設定なのかなー、と思ったことを記していくと。

まず、ヒディアーズという存在。

これはよく見たら完全に水生動物系の外見をしている。しかも古生物系。
アンモナイトとかの世界ね。
で、ガルガンティアの方は徹底して海の世界になっている。

それと、第1話でチェインバーの表面に、多分ヒディアスの爪か牙のようなものが付着していた。あの、レドが光線銃でいじってる奴ね。

で、きっと、それがガイド役になって、レド&チェインバーが、ガルガンティアのある地球に転送された。とスイサツサレルw

しかもレド&チェインバーは、海の底から拾い上げられたことを考えると、ヒディアーズの巣が地球の海である、と考えるのがきっと妥当だよね。

となると、ヒディアスとう言う存在は、多分、人類が見捨てた氷河期になった地球の中で改めて発生/進化を始めた海洋生物って考えるほうがいいよね。

だから、あの古生物っぽい格好をしている。

ただし、ただ進化をやり直しただけでなく、宇宙に出ても生きられる?ような高度な知性を人類が残した知恵から学んだ、ってことなのかな。

だから、ウミボタルのような発光・発電機能をもっていて、それが、多分、エイミーたちが使う電気の源泉となっている。

つまり、ヒディアスってのは、エウレカ的にいうと、抗体コーラリアンに相当する。
それが宇宙に出て、自分たちの星を見捨てた、宇宙に出た人類から地球を守ろうとしている。

・・・って考えると、この先の展開としてありえるのは、レドは、昔の仲間からすれば、仇敵に寝返った存在のように思われて、おそらくは、1話冒頭に登城していた上官と戦うことになるのだろうなぁ、と思う。

まぁ、いきなりこの展開にまではいかないだろうから、当面は、地球の中で、ガルガンティア船団と行動を共にする中で、地球とヒディアスの秘密に迫っていく、という感じなんだろうな。

となると、1クールの最後のほうで、その秘密に肉薄したところで、かつて仲間たちから地球が攻撃されて、ガルガンティアの面々がかなり殲滅に近いところにまで追いやられる。

で、2クール目は、ガルガンティアがヒディアスの使者?とかとの遭遇を経て、宇宙に出られる「ネオ・ガルガンティアw」もしくは「ガルガンティア改w」とかになって、宇宙戦に参戦する、ってことになるんじゃないの・・・・、なんて思い始めた。

まぁ、最後の方はもう、なんかいろんなネタをジューサーに入れて回してつくったよくわからんジュースみたいなもんだけどw

でも、多分、ヒディアーズと地球の海、の繋がりは間違いないんじゃないかな。

てか、その繋がりがないと、全く1話冒頭の話と繋がらないからね。

ただ、このネタは、虚淵的には、それこそサイコパスの時のシヴィラシステムのようなものだから、意外と早い段階でわかってしまうんじゃないかなー、とも思ってる。

となると、物語を進める謎は、氷河期を経たはずの地球がどうして再生したのか、そして、そこにヒディアスはどう絡んでいるのか、ってところだよね。

当然、その場合は、ヒディアーズは単純な敵ではなくなるわけで。

そして、その裏返しとして、生存特権を与えられた宇宙の人類が住むアヴァロンとは、どんな箱庭なのか、ってことも、もう一つのテーマになるはず。

それは、レドの視点から見たら、価値観が逆転するような事態になるんじゃないかな、ってね。つまり、味方と思っていたアヴァロンが悪が、敵と思っていたヒディアスが正義だったと。

そして、1話冒頭にあった、「生殖の自由」といった発言からすると、そもそも、レドはどのように誕生したのか、彼の生物的発生の理由あたりが、きっとアヴァロンの謎の解明と繋がるのだろうな、と思ったりする。

もちろん、いわゆるデザインベビーって線もあるだろうし。

実は、チェインバーは、その頃からのいわば乳母AIみたいなもので、チェインバーの中に、その秘密を解く鍵が実は眠っていた、なんてこともあるのだろう。

ということで、ガルガンティア、なかなか妄想を刺激するオモシロイ物語だな。

やっぱり、次回以降が楽しみ。

もちろん、こんな考察というか推察も面白いけど、
それ以上に、キャラがどの人も光ってるよね。
それは、中の人たち(CV)のマッチングというのも含めて。

もちろん、筆頭はチェインバーですがw

結構、ハマりそうだなー。

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翠星のガルガンティア 第2話 『始まりの惑星』

2013-04-15 17:28:39 | ガルガンティア
あー、いいねー、これ。
完全に異文明交流、ファースト・コンタクトものとして。

それに、前回の引きではてっきり「太古の地球」にタイムスリップしたものとばかり思っていたけれど、どうやら今回の話ではレドたちの世界とは時空的には異ならないようだか。
まぁ、もちろん、ともに、地球が冷却した後の世界である、というだけのことで、相変わらず時間軸は異なるのかもしれないけれどw

にしても、確かにチェインバーの武装は凄すぎる。
敵をピンポイントで特定して、その対象だけを消滅させるというのは、結構びびる。

となると、次回以降の当座の話題は、その無双すぎるチェインバーを、ガルガンティア船団の長老たちがどう受け止めるか・・・だよね。

テンプレ展開なら、間違いなく、厄介払いとして、どこぞに放擲する。
・・・という展開に一旦なりかけてから、エイミーたちが何とかレド&チェインバーを留める。
まぁ、普通に考えると、エイミーの家あたりにステイして、エイミーの弟とチェインバーが仲良くなって、互いに言語を含めた交流の精度を上げていく、って感じかな。

ただ、ちょっと気になるのは、第1話Aパートのハードな宇宙大戦の模様と、この第2話の、大海冒険ものの雰囲気の間に、ギャップがあるということ。

このギャップをどのタイミングで崩すかだけど。。。

ガルガンティアって1クールもの?それとも2クールもの?
それだけでも大分、物語の進め方は変わってくるように思える。

このまま、レド&チェインバーとエイミーたちの、宇宙を超えた、異文明間のファーストコンタクト&ボーイミーツガールもので押すのか。

それとも、その雰囲気は早々に終了させて、海からいきなり宇宙へとガルガンティア船団を打ち上げるのか(←なんか、グレンラガン的超展開だがw)

まぁ、星の海、という感じで、宇宙と大海を並行したイメージで語るのはロマンがあるので、嫌いではないけどね。ていうか、むしろ好きだけどw

それだけに、あと2話ぐらいで物語の進む方向を明確にして欲しいかな。

一つ気になるのは、レドとエイミーの間のコミュニケーションがチェインバー経由であるという状況はいつまで続くのか。

ハードな感じでいくと、最後までレドとエイミーの間で直接的な言葉のコミュニケーションはできないけど、でも、一緒に危機的状況を切り抜け冒険を重ねる中で、互いに心と心が通じ合う、という展開もいいと思うな。

ともあれ、第2話は訥々とした展開だったけどよかったと思う。

さぁ、この驚きのコンタクトをどう飛翔させるのか?

巷で言う、白淵の超展開に期待!

にしても、チェインバーのCV杉田はハマり過ぎだな―。
もうなんというか、巷のAIアプリも全て杉田仕様にすればいいのにw
物知りだけどちょっと気のいいメカの相棒、って感じがたまらん。
意外なところにツボがあった気がする。。。www


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革命機ヴァルヴレイヴ 第1話 『革命の転校生』

2013-04-14 17:03:39 | Weblog
想像していたよりも遥かに面白かった。
Aパートが終わるところまで、何だまた高校生が出るロボット物かよ、しかも主人公と思しき少年は俺、戦いたくない!みたいな感じで・・・うーん、と思っていたのだが。

だが。

ハルトがヴァルブレイブに乗り込むあたりから俄然惹きつけられた。

まず、ショーコの死がトリガーになり、復讐心に燃えること。
これ、単純だけど、とてもわかり易い動機。

加えて、「人間ヤメる?」という問への対処。
本気で勝とうと思うなら、そう思って事態に臨め!というショーコらの声がここで被るのは、単純に構成上、上手い。

そして、ヴァルブレイブが起動して敵を殲滅したのはまぁ普通のこととして。

その「人間ヤメる?」という問が、まさか、不死化=ゾンビ化もしくはヴァンパイア化、のこととは思わなかったw

(あれ、もしかしたら、あのYesを押した後のトリセツのようなところに、ちゃんと書いてあるのかな?)

これは半分笑い、半分、あーその手があったか!と関心したところ。

もちろん、物語のネタとして、ヴァンパイアもしくはゾンビというネタをここで投入するか、ということで。

それによって、精神的に弱そうだった主人公をキャラとして豹変させてもおかしくないし、同時に、最後にハルトを殺った(はずの)エルエルフを、返り討ち的に眷属?もどきにしてしまったんだろうなー、きっと、と思った。

そうやって、無理やり、エルエルフをハルトの陣営に取り込むことになるのだろうなぁ―、とか、思ってしまう。

なんていうのかな、この、一歩間違うとキワモノになりそうな設定をうまく繋いでロボものにしているのは恐れいった。

なんか、このどんでん返し的で、予想の斜め上をいく感じは、コードギアスの時みたいだな―、と思っていたら、脚本がまんま、ギアスの大河内一楼だったのねw

ものスゴク納得。

あと、今風だな―と思ったのは、ハルトがヴァルブレイブに乗り込んで戦うまでの一部始終がリアル中継されて、簡単にいうと、万人に晒されていたってこと。

これで、ハルトとヴァルブレイブの関係は完全にオープンになってしまったところから話が始まる、というのは新鮮。

普通は、この手の搭乗員が誰か、というのは秘密扱いされるものだったわけだけど、その常識を最初に覆してしまった。

で、多分、人間ヤメたことも、情報として流れるよね、きっと。

となると、その晒されたヴァンパイアとしての自分を果たして自分と思いながら行けるのか。

あるいは、ヴァルブレイブの操縦者ということは周知のことでも、ハルトがヴァンパイア化したという事実は機密扱いされるのか。そして、ハルトはその秘密の秘匿に心を悩ませることになるのか。。。。

などなど、いろいろと想像してしまう。

いやー、この感じで進んでくれれば、久しぶりに、簡単にいうとギアス以来ほぼ始めて、さて、次回はどんな展開になるのか―、ということをあれこれ想像するのが楽しいものになりそうな予感もする。

その予感が当たってくれることを願うなぁ。

あと、ED(OP?)の曲を、TMRと水樹奈々の二人で歌う、というのは、ある意味すげーコラボでビックリw で悪くなかったと思う。

ということで、これはダークホースだった。

もの凄く次回が楽しみ!

とりあえず、ショーコの再登場はありだよね?

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翠星のガルガンティア 第1話 『漂流者』

2013-04-14 07:03:17 | ガルガンティア
第1話は、良い感じだね。
物語の深刻さと、各種映像の作り込み(キャラもメカも背景設定も)がちょうどいいバランスで心地良い。

最近だと珍しいバランス感覚かな。
メカや背景の精妙さに比べて、キャラがいい意味で軽い感じで。
IGっぽくないのがいい。
そういう意味での王道感はあるね。

あー、ようやく一つはちゃんとした作品を見つけられた感じ。
今期は、マジで不作だからな。
てか、もう、マジでラノベ原作の、ラノベを売るためだけの制作はやめて!って感じ。

ちゃんと物語やろうぜ。

で、そういう意味で、このガルガンティアはとりあえずそういう物語の序章としての第1話の要件は満たしていると思った。

というか、最後のところで、「ここは地球」、というのは、
なんだかちょっと『猿の惑星』みたいだな、とは思ったけどw

でも、言葉が相互にわからないところは、確かにサルと人間って感じだから、
まんま、『猿の惑星』だよなw

主人公とマシンは、地球人?から見れば、オーバーテクノロジーの持ち主で、
で、主人公からすると、どうやらここは自分たちの発祥の地らしい、ということで。

とりあえずは、相互に異文化・異文明なズレをどう擦り寄せるのかが当面の物語の主題で、その摩擦を通じて、お互いの事情と、あと、一人一人のキャラの性格が明らかにされていく、ってことなのだろうな。

そこから、どう、第1話冒頭に出現していた「敵」と思しき異星人?異生命体との戦いが接続されるのか。

当然、その異生命体の存在がもつ役割、というのも一つの解明すべき謎としてたちあがるのだろうな。よくあるパタンとしては、彼らは敵でもなければ悪でもない、太古の地球がプログラムした存在云々、みたいなことが判明して、それらが、時空を超えて出会ってしまった、主人公と地球人たちの共通の目的となっていく・・・みたいな感じw

ともかく、こんなことをさくっと想像してしまえるくらい、第1話のつかみはよかったので、あとは、この謎をうまくテンポよく、次回以降、展開してくれることを期待。

もっとも脚本がブッチーなので、そんな王道的な展開では終わらないのだろうな。

中盤になって、打ち解けて仲間になった地球側の面々が大量虐殺されて物語の向かう方向が急展開する・・・なんてオプションも当然考えられるわけで。
なにせブッチーだからなw

それも含めて、今後の展開が楽しみ。

まぁ、もっとも、そういって第1話のつかみの良さにだまされた駄作は、ファムを始め、IG周辺には屍のように並んでいるのも確かなのでw

そういう意味で、期待しつつ期待しない、という態度でいくかな。

とはいえ、ようやくちゃんと物語をするつもりがある、非ラノベの作品が出てきたのは嬉しいところ。このまま軽快に突っ走って欲しい。

そうそう、CV杉田のチェインバー?だっけ、あのロボのインターフェース音声は異様に似合ってるなw

そういう意味でED(OP?)の茅原実里も良かったと思う。無機質な声音がちょうど合っている。

ということで、楽しみにしているぞ。

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とある科学の超電磁砲S 第1話 『超電磁砲(レールガン)』

2013-04-13 15:55:21 | 超電磁砲/禁書目録
ブラボー! ブラボー!
いやー、ようやく今期の覇権!の登場ですね。
って、普段はこの「覇権」って言葉は使わないのだけど、この超電磁砲Sの安定感はもうハンパないわ!
すーばーらーしーいっ!!!

今回は、いろいろな意味で説明回の第1話だったわけだけど、なんというか、冒頭の『禁書目録・外伝』というキャッチを始めとして、うちらは、禁書目録の世界を共有するけど勝手に好きなことやりますよ!って感じがひしひしと伝わってきた。

で、それを象徴するように、冒頭でとりあえずの事件に巻き込まれてしまうのが佐天さんだからね!さすがの長井龍雪、よくわかってらっしゃる。

禁書目録世界と基本的に登場人物が重なっているわけだけど、そこから一番わかりやすくずれている存在が佐天さん。なので、彼女から始まると、あー、超電磁砲の世界が始まったことがストレートにわかる。

加えて、一期の最後に登場した春上さんを出すことで、一期の物語との繋がりもちゃんと確保している。

上手いよねー。

で、まぁ、いつもどおりに美琴と黒子のコンビで事件を解決したところで、トリを占めるのがこのシリーズではあくまでもバイプレイヤーの上条さん。

これも上手い。

さらに、そこからEDとして繋げられた本来のOPになって、一通さんや麦野!まで出てくる。ホント上手いよ、この盛り上げ方。

正直なところ、美琴って超能力はスゴイけど、キャラとしてはイタイところもあって実は動かしにくい方だと思うのだけど、その美琴の真っ直ぐなイタさを、黒子、初春、佐天、のいつもの仲間で適度に突っ込みながら褒めていく構図がいいよね。

なんていうのかな―、のびのびしてる、というか。
楽しそう!って感じがする。

もちろん、物語としてはこの後、妹編にいくようだから、結構重たい物語になるはずなんだけど、それも含めて、問題をみんなで解決する、というお膳立てが既に用意されているところが素敵なところ。

原作のマンガ?は実は全然読んでないので、この先の展開は普通に楽しみ。

にしても、一通さんはともかく、麦野やフレンダ(だっけ?)も超電磁砲の方で登場するんだ。これはビックリ。

でも、科学側のレベル5の能力のほうが、魔術側の魔法よりも能力がわかりやすいんだよね、説明が皆ちゃんとついてるから。その分、後出しじゃんけんみたいな解決が少ないから実は、禁書目録の方よりも楽しかったりする。

いやー、ホント、楽しみよ。
そういえば、食蜂さんも出てきて、無駄に緊張感あったね。

それに、婚后さんが何気にイイヤツキャラになって戻ってきてるのもいいなー。

あとは、これだけ揃ったキャラをどうバラバラでも最後には収束するように動かせるか?だよね。

この点は、超電磁砲の方が全然期待できる。

禁書目録の方は、最後は上条さんが能書き垂れて解決するという、水戸黄門の印籠的なプロットがデフォになってしまってるから、実はあんまり物語が動かないんだよね。
(なので、浜面が代わりに登場してきたと思っている)。

それに比べて、超電磁砲にはそういう縛りがないので、より期待ができる。

美琴の電磁気力だって、最初にレールガンを見た時はなんか大味な技で使い勝手が悪そう、と思ったのだけど、今回の壁を磁力を使ってよじ登るとか地味―な使い方も増えてきて、面白みが増した。そういう、能力の使い込み、って、いわばスタンドの応用みたいで、知恵比べのところもあって面白い。

なんか気分的には、もう禁書目録の三期なんていいから、このまま超電磁砲シリーズで物語を進めて、そのまま「新約の禁書目録」の方に映像化を進めたほうが面白いと思うんだよね。禁書ももう十分長大なシリーズになってるので。一番新しいところから映像化したほうがいいと思うんだ。

ということで、超電磁砲S、このまま突っ走ってくれ。

というか、長井龍雪、いい仕事するなぁ。

まぁ、長井マジックのポイントは、蝉の鳴き声による、夏の演出!なんだけどねw

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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 『落陽、そして墜月』  感想

2013-04-10 20:53:06 | Weblog
うーん、期待していたほどには面白くなかったなー。

というか、今回は完全に「中継ぎ」回なので、未読の人は次の8巻?がでてからまとめて読む方がいいかもね。それくらい、展開が鈍いし、山場に欠ける。

早めに8巻?を7月くらいには出すと言ってるから、この山場のなさについては作者も自覚してるのだろう。

一つの巻には最低限でも一つはスカッとした、という感じのカタルシスが必要だと思うのだけど、今回は、とにかくそういうのがない。
強いて言えば、最後に十六夜が大ピンチになるところくらいだけど、それはそこで、幕切れしてしまってるから、むしろ、次巻への貯めなんだよね。

で、それは置いておいても、今回の山場のなさの最大の原因は、ノーネームのメンバーをみんなバラバラに戦わせてしまったことだろうね。

もちろん、それは、各人各様に経験を重ねて成長する、という展開なのだろうけど、それを四人も五人もやられると、さすがにお話としてぶつ切りに過ぎる。

その上で、ジャックのエピソードや、金糸雀がいた頃の全盛期ノーネームの面々のエピソードまで入れるから、さすがに情報が過多。

もちろん、それらを広げるだけ広げて一気に収束させることで物語のステージを一段あげようというのが作者の狙いなんだろうけど、だったら、次の8巻を含めて、少々厚めでも一冊にして出すべきだったと思うな。

そういう意味で構成上イマイチだったのは、殿下たちとの戦いがあまりにすんなり始まりすぎたところと、その戦いを行なっている最中に、ノーネームと殿下たちが協働関係になるかも?という予感を与えてしまったところ。

これは失敗でしょう。どう考えても。

殿下たちと手を組むにしても、一旦徹底的に敵として、つまり、殿下たちを悪役として跋扈させてから、いや実は彼らにも事情があって・・・・、という展開にして欲しかったなぁ。

要するに、殿下たちがそんなに悪くない、という話は次巻までとっておいて欲しかったと思う。

とにかく本巻については、物語の構成がお粗末。
なので、楽しめなかった。

耀の父や金糸雀のこととか大事なことはわかったけど、彼らが本編に絡む重要な「
先代ノーネーム」であることはわかったので、その話は今の十六夜たちの戦いの後にいれて欲しかったな。

ともあれ、次巻を待つことにする。

あー、でも、いろいろと不満を書いたけど、シリーズとしてはこの話は好きなので。

あくまでも、情報量の多さを上手く処理できてない物語構成に不満を感じているだけなので。

次巻はどう考えても、十六夜がスーパーサイヤ人並にパワーアップするはずなので。それはそれで楽しみ。
あるいは白夜叉の活躍とかね。

そう思うと、この物語は、何気に西遊記やドラゴンボールみたいだよな。
登場人物の多さも設定のめちゃくちゃさも、戦闘のパワーインフレも。

で、それを「ゲーム」という枠組みでやるから今風になる。

ということで、次回の十六夜の怒髪天を衝く様が楽しみ!

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第1話 『こうして彼らのまちがった青春が始まる。』

2013-04-08 17:20:50 | 俺ガイル
たまたま見てしまったのだが・・・ くだらねぇ。
「はがない」の劣化コピーの自乗くらいひどい。
で、「はがない」も十分下らないわけだが。
とはいえ、とりあえず、最初にそういう話を作った人は尊重されるべきだとは思う。

で、これ、原作もあるんだよね、
こんな、ぼっち話、一体全体何が面白いんだ?

今期って、無茶苦茶、不作。

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這いよれ!ニャル子さんW 第1話 『進撃の邪神』

2013-04-08 14:03:49 | Weblog
こちらも二期目。
とはいえ、やっぱり一期が上げたハードルは高かった、って感じかね。
勢いだけで終わった第1話。

といっても、俺妹よりはネタ臭が最初からある話だから、旬を外した感はないところは面白い。ギャグってお話的に生命力強いなぁ。

まぁ、相変わらずクー子がうざいのだがw

しっかし、俺妹以上に、オタクのためのオタクのアニメだな。相変わらず、作中でラノベやらなんやらの宣伝シーンばっかりだし。
なんか身も蓋もないよなー、全く。

少なくともOPのインパクトは一期が上だったね。
あれは超えられんだろw

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俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 第1話 『俺の妹が再び帰ってくるわけがない』

2013-04-07 12:30:39 | おれいも
第2期が始まったわけだけど、正直なところ、既視感が強すぎる。
というか、アキバ、オタク、妹、というネタがもう賞味期限切れな気がしてならず、むしろイタイ。

とりわけ、CV竹達が『デート・アライブ』で演じてる「妹」を見た後だと尚更。
彼女の演じる妹キャラが既にネタになってしまってるわけだから。

簡単に言うと、第2期作るのに引っ張りすぎたのは失敗だったんじゃないの、というのが第1話の感想。

旬を逃したというか。

原作もそうだけど、第1期の、桐乃がアメリカに留学して、それを京介が引き戻す、というぐらいのところで、物語そのものを終わらせておいた方がよかったんじゃない?と改めて思うかな。

この後の物語は、結局、京介のハーレム展開を小姑である桐乃がキーキー言いながら妨害したり応援したり、ってことの繰り返しで、そりゃ、仕方ないよね。実妹なわけだから。

だから、仕方なく黒猫の対抗にあやせが本命として浮上までしてしまうわけで。

なんていうか、この桐乃を巡る箱庭の世界はあまりにも狭すぎて、既にある人間関係をあれこれ出し入れすることで、無理やり物語を延命させている、という気がしてならない。実際、原作はそうだと思うし。

それでも、物語的にはわからなくはないけど。

ただ、その話を、アキバのオタク文化の紹介、って文脈でやり続けるのはさすがにもうツライ気がする。
俺妹の後には、ニャル子もあったわけだし、ラブライブみたいなAKB系のものもあったわけで。

ということで、当初は先端を走っていた作品なのかもしれないけれど、いつの間にか、周りに抜かれてしまって、今更こんなことをやるの?という気がするなぁ。

つまり、この物語が、いかにアキバ的なもののPRとして成り立っていたか、ってことだよね。その要素がなくなると、使える人間関係があまりにも狭すぎる。

裏返すと、原作通り、いかに桐乃の存在感をトーンダウンさせて、黒猫、あやせ、加奈子、沙織、それに、麻奈実を加えた、本来は脇役だった子たちを前に出して、面白おかしく、時にハートウォーミングな物語に仕立てるか、ってことなんだろうな。

それにしても、タイミングを逸した気がする。。。

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