BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

電撃文庫のこととか「なろう」のこととか

2017-01-15 10:36:14 | Weblog
最近、とにかく忙しくて、まともに読む時間が全く取れなくなってきた。
なので、ここのエントリも滞りがち。
すみません。

定番のものは、わりと発売日周辺で手に入れてたりはしているのだけど、
全然時間がない。

ということで、読めてないけど、ちょっと最近の印象めいたことをざっくりとメモしておこうかと。

で、とにかく電撃の劣化はもう酷いを通り越すくらい酷いわ。

実際のところ、読み進まないのは、電撃の劣化が激しすぎるから。
当たった作品を、水増しして何のウマミもない作品に堕落させる点では、こんな酷い編集もないんじゃないか、と思うくらい。

アクセルワールドにしても、
魔王さまにしても、
お兄様にしても、

もう、なんだこれ?って感じだよね。
物語当初の、勢いにのった面白さがいずれもどこかに消えている。

ひどいなぁ、と思うのは、どれもこれもキャラ小説に落とそうとして、
物語の面白さをそいでしまっていること。

で、キャラ小説にするってのは、これ、やっぱりAKBとかの影響なのかなぁ、
いや、ラブライブとかなのかな、
とにかく、キャラの数、考えなしに増やしすぎ。
ありえない。
無駄に、キャラばっかり増やすから、そいつらの属性紹介に紙幅が毎回とられて、
で、話が全く前に進まない。
コミケの二次創作対策なのかね?
よくわからないけど。

あー、そういう意味で、
多分、最も現在の電撃の醜悪さを体現しているのが、
禁書目録ね。

てか、鎌池和馬って、どうしちゃたんだ?ってくらい、
もう、執筆内容がめちゃくちゃ。
なんか、作者の精神が破綻してるのか、
それとも借金でも抱えてるから、とにかくなんでもいいから刊行しないとヤバイ!
っていう感じの、破綻したパラノイアを感じる。

まぁ、要するに、話が全然おもしろくないってことだ。
水増しキャラの爆発的増大で、もはや本筋の話もどこかに消えちゃうような感じ。
これ、マンガだったら、どう考えても打ち切りだろ、って感じで。
逆に、ラノベの世界は、作家には優しいなぁ、と思うほど。

とにかく、電撃の水増し路線は、そろそろ修正しないと、
マジで破綻するんじゃない。

で、なろうの方だけど、こちらはこちらで「まだ」面白いものはあるけど、
てか、そもそも、現状のラノベに飽き足らない人たちが
ある種の情念の導くままに、悪ノリ覚悟で書き散らすところから始めてるんだから、
玉石混淆だけど、やっぱり光るものはあるよね。

ただ、それにしても、異世界転生ってのも、そろそろ無理があるかなぁ。
まぁ、現実がクソゲーだからやむなしなんだろうけど。
そうそう、あの幼女戦記って何?
おっさんリーマンが、魔法のある平行世界の大戦中欧州に幼女で転生?って、
もはやそうとうエログロ的ネタだと思うのだけど、
よく、そんなのウェブ掲載から出版したよな、って感じで、
むしろ、編集者の方のセンスを疑うくらいだな。
てか、編集者ってもはや編集してなくて、
ただの「一番の読み手」の最極右ファンでしかないひとばかりでどうかと思うけど。


・・・ってな感じ。

いや、こういうのちょっと書いてもなぁ、とずっと思っていたのは、
作品無しで、全体の印象論みたいの書いても、結局、文句を垂れ流す感じにしかならなくて。

で、実際、上に書いたのもそんな感じだし。
自己嫌悪もあるわけだが、
しかし、どうしてこうなった?って気分だけは強くなってきたので、
とりあえず、書いてしまった。

ちゃんと読んでちゃんと書きたいなぁ。

西尾維新とか冲方丁とか、新作出してきたし、
なんだかんだいって、ラノベ圏から離脱した作家はちゃんとテーマを拡げて偉いなぁと思うよ。
米澤穂信とか桜庭一樹とか辻村深月とか、もはや中堅大衆作家だしね。

そう思うと、ミステリに足をかけている人は、現実社会から遊離しないけど、
最初がゲームだったクラスターは、最後まで中二病もとい中二脳のままなんだな、と思うかな。
もちろん、それでも片足がちゃんとファンタジーとか児童文学にあるとまともなんだけどね。
上橋菜穂子とかやっぱり面白いものね。

ともあれ、時間がほしいぞ。

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