BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

IS<インフィニット・ストラトス> 第8話補足 シャル無双!

2011-02-28 20:09:13 | Weblog
当然、一夏とのラブコメにおいては無双なのだがw
それ以上に、彼女、戦闘時も無双だな、と。

とてもクレバーな戦い方をする。
というか、登場人物の中では唯一「戦略眼」がある。

いや、8話のラウラ戦を見直してみて思ったのだけど、
結局、ラウラに決定打を与えてるのって、シャルじゃん!っと。

一夏とのコンビネーションがいい、というのも
基本的には、シャルが一夏の行動を読み込んだ上でのもので。

セリフだけ聞いてるとさも一夏が計算して戦ってるようだけど、
よく見ると、全然、そんなことはないw

むしろ、シャルが一夏のポテンシャルを引き出すために、
上手く立ち回っている。

そのくせ、最後のところでは、一夏にエネルギーをわたして、
フィニッシュワークを決めさせる。

その際に、指さしながら言い聞かせるところとかも、うまい。

なんというか、もしも、ホントにシャルが男子設定のままだったら、
この場面は、キャプテン翼の、岬くんのようなポジションだよね。

徹底的にパートナーをカバーしながら、
いざという時は、自ら前に出て攻めに出るところとか。

他の面々が、基本的に自分の力だけを信じて、
自分だけで動こうとするのとは、大きな違い。

ま、時には、状況の要請に応じて、結果的に協力することもあるけど、
それはあくまでも結果で、ということで。

それに対して、シャル自身は、カバーリングができるから、圧倒的によく見える。

というか、あの戦闘シーンのイキのあいかたが、
むしろ一夏とシャルの相性を暗示してるように見えるわけだよね。

初見だと気付かなかったけど、うまい構成だよね。
タッグで戦わせる、というのはうまかった。

そういう意味では、例の銭湯シーン(あ、こっちもせんとうだw)で、
シャルは、いわば本心を完全に吐露してしまっていているから、
もう気持ちもポジションも揺るがないと思ってるのだろうな。

いや、何がいいたいかというと、シャルは、究極的には、
愛人でもいい、と本人が思えてしまうくらい、ポジションを固めてしまったように思えていて。

だから、女子であることも皆に明かしてしまったように思えるんだよね。

そう思うと、例のラウラのキスシーンでも、他の三人が驚愕するシーンがあったのに、
シャルの表情は映らなかったわけで。

このあたりは、シャルの余裕、
というか、シャルに余裕があると見せたい演出の意図があるのか、
とか思ってしまう。

そういう意味では、確かに他の三人とは別格に、
心理描写ならびに、心理描写に繋がる演出がうまく組み込まれているように思えてくる。

シャル無双w、と思えるのも、そうした表現の蓄積からなのだろうな、と思う。


だから、気になるのは、シャルが自己完結の罠に陥らないことだけど、
ま、そのようなところで見る側が気を揉む段になったところで、
第一話冒頭に出てきた敵?に、皆で立ち向かう、という展開になって、
なんだか有耶無耶になったままで終わってしまうのだろうなぁw

それはそれでちょっと小憎たらしいw演出だけど。

ま、いいや、なにはともあれ、

シャル無双で突っ走ってください、シャル。


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STAR DRIVER 輝きのタクト 第21話 『リビドーなお年頃』

2011-02-27 23:33:16 | Weblog
今回もこの作品らしく、淡々と。
結局、ワコが学園祭のキスの相手役として
名乗りをあげるための決心を
それとなくさせた回。
それ以上でも以下でもない。

余り残り話数から考えて・・・というのは無粋なことだけど、
しかし、ここからどこに向かうのだろう。

ワコの決心によって、ケイトもまた何か決心するのだろうか。
例の「お勤め」の話もスルーされたままだし。
決心といえば、カナコもかな。
大人銀行は、どうも動機が別のところにありそうだから。

もともとシルシ持ちだったベニオやケイトたちが、
おそらくは、この島から出たい、というのが動機なのに対して、
カナコは、そうやって外界に曝されるサイバディを
国際!平和のために管理下に置くのが目的だから、
その目的に叶う側につくのが合理的。
しかも、今までの描写からすれば、
カナコはその決心ができる合理性を持ち合わせている。

結局、ワコ、ケイト、カナコ、あたりの動きが、
ズルズルしているヘッドとスガタを動かすことになるのかな。

いや、タクトはもはや絶対無敵の素敵主人公路線を外しそうにはないからw

とはいえ、やはり21話というのに、物語がこの状態というのは、
ある意味、奇跡。

なんだろうな、最初からずーっと、エンドレスエイト的な展開が、
少しずつ微妙に改変させながら続いているって感じかな。

この作品の持つ、演劇的で、かつ、往年のフランス映画を匂わす雰囲気は、
そろそろ終盤に向けて、もとい、終盤として、
登場人物たちが感情を爆発させつつ吐露する祝祭的な場面に突入しないと、
収まりがつかない気がするのだけど、ね。

やっぱり鍵を握るのは、外界と接点を持つカナコ=大人銀行なのだろうな。
(というか、ベニオ、もう完全に影薄いしw)

タカシが戻ってきたところで、カナコが状況の主導権を取るべく、
ヘッドを出し抜くような、策士的展開に期待!

まぁ、タクトが爽やかであればそれでいいという気もするのだけど。

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とある魔術の禁書目録II 第20話 『猟犬部隊(ハウンドドッグ) 』

2011-02-26 13:23:32 | 超電磁砲/禁書目録
素直に面白いじゃないか。
最初からこのクオリティでやっててくれよ、全くw

ま、登場人物にしても設定にしても、駒が揃ったからこそ、のことかもしれないけれど。

原作未読だから、この先どうなるのか、全然わからないけど、
それでも舞台設定としては俄然面白くなった。

単純に、科学(学園都市)側と魔術(ローマ正教?)側との対立という構図の中で、

上条さん+ラストオーダー と
一通さん+インデックス が

シャッフルして物語が進むのはいいね。
そのまま、物語のクロスオーバーを示唆してるし。

それに、ラストオーダーを通じてビリビリとも関わるところが。

あとは、今回の木原とかがとくにそうだけど、
学園都市側って、基本、個人本位というか、上からの命令だからやる、
でも、やるときは好きなようにやらせてもらう、って感じが強くて、
なんだか、みんなサラリーマン的。
面従腹背まではいかないところが、特に。

それに対して、魔術側は、基本、みんな信念ベースで動いている。
上条さんをわざわざ敵「認定」して、仕掛けてくるほどだから。

だから、一応、この両組織の面々の動きの違い、というのも
一つの鍵なんだろうね。物語的に読み進める上では。

学園都市の暗部がどうこうってのは、とりあえず、いいとして、
敵味方、相乱れる感じ、とか、
互いに互いの思惑に気づいたり気づかなったり、ってのも
現状を、必要以上に混乱させる要素なんだろうな。

なによりも、上条さんがラストオーダーをかばい、
一通さんがインデックスを気遣う、という対比も、
両者が本質的には同じ、コインの裏表、とかを表しているのだろうし。

とにかく、このグチャグチャに物語がなってしまった感はいいね。

とりあえず、このクオリティで3月まで突っ走ってくれることに期待。

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夢喰いメリー 第8話 『夢回廊』

2011-02-26 12:44:54 | Weblog
これは、不思議な話。

前々から気になっていたのだけど、この作品は映像が素敵。

ちょっと前の、清々しい感じの、邦画にあったような構図が多数使われていて、
物語もさることながら、

遠景のショットと
そこに当てられたちょっと環境音楽っぽいBGMで

なんだか、ぼうーっとした、それこそ、夢うつつな感じがする。
多分、このぼうーと感は狙ってやってるのだろうけど、

実は、とても贅沢な映像を見ているように思うのだよね。

裏返すと、それなりに見るときに、違う意味で「構え」が必要になるというか、
こちらも、ちょっとひと心地ついたかな、という時でないと、見られない。

とにかく、不思議なんだよなぁ。

まさに映像のショットだけで雰囲気を作ってその世界に没入させようとする。
これ、やっぱり、ちょっと新しい感じの演出なんじゃないのかな。
基本はアニメ絵なんだけど、情感溢れる構成、ってね。
アニメが何で出来ているのか、見直すのにいい作品なのかもしれない。
うん、とても映画的。

映像、というのでいけば、OPで、メリーが壁にパステル調の画で映りこみながら駆け抜けていくところは、
初見の時も、あぁ、うまいことするなぁ、と思った。
映像として、素朴に綺麗だよね。
ピュア、というか・・・

あの映像に相当するものが、本編の方にも適宜埋めこまれている気がする。
丁寧な作り、というのかな。

原作未読なので、果たして、この雰囲気が原作にのっとったものなのか、
それとも、映像化スタッフによる独自の試みなのか、判然としないのだけど、
多分、映像側の解釈というか、トライアルなんだよね、きっと。

癖になりそうな作品。

あとは、実際に、この夢うつつの世界の中で、
メリーや夢路がどう振舞っていくのか、そのお話がどう展開するのか、
そこが気になる。

あ、そうか、風が吹き上げるショットが上手いんだな。
風が何かを運んでくる、という気持ちにさせて。

ホント、心地良い。。。

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魔法少女まどか☆マギカ 第8話 『あたしって、ほんとバカ』

2011-02-26 02:47:40 | まどマギ
さやか~

まさかホントにダークサイドに落ちるとは・・・

とはいえ、このために、まどかに代わって杏子がさやかに寄り添う役を担う展開って、
構成としてはホント、上手いなぁ。
その分、この二人が揃って退場する可能性も高まったわけだけど・・・


それにしても、恐ろしいくらい、情報開示の回だった。

しかも、概ねここまで想定していたことが「間違っていない」ことが明らかになったわけで、だとすると、ここから先はその都度新たに情報を加えつつ、終幕に向けてダッシュをかける、ということだから、今まで以上にやばい展開となることが想定される。

いやー、一体、どこまで連れていかれるのやら。

わかったこと、というよりは確認されたことは:

ほむらの魔法は時間操作系。
魔法少女は魔女の幼体。
キュゥべえとは(そのための)「インキュベーター=孵化器」。
ほむらは、心底、まどかを救いたいと思っている。
しかし、どうやら、そのことを口にするのは禁じられているらしい。

・・・というあたり。

それにしても、さやか・・・
予想に違わず、ダークサイドに落ちていった。
このことは、むしろ、王道的展開で、そのまんま落ちたってことで。

あとは、前回も書いたけど、さやかと杏子の関係は、ホント、もう、不良少女、の話だね。

まさか、作中でベタにキャバ嬢のことが言及されるとは思っていなかったけど、
ここは、衒いもなく、むしろ、わかりやすさ全開できたところが、
虚淵クオリティ!ってことなんだろうな。 いやー。

最後の魔女化する件は、完全にもう裏世界に落ちた少女たちが最後の一線を越えてしまう、ってことだよね。


そして、魔法少女→魔女、という変化がこの世界の理だとすると、
まどかの魔力が想像を絶するということは、
要するに、まどかは「最大規模の魔女」になるポテンシャルがある、ってことだよね。
それが「神にもなれる」といことの意味なんだろうな。
世界を破壊しつくすことは、同時に創造することと変わらない。

そして、インキュベーターというのだから、キュゥべえの役目は、
魔法少女を魔女にするための孵化器ということか。

魔法少女を魔女に退治させるのは、いわば失敗作としての魔女を処分して、再利用するためってことだよね。そうやって、最大の魔女に可能性のある子をスカウトしていく。

ってことは、やはり、まどかは、キュゥべえ的には、さやか以上に、
呪いを貯めこんで魔女になる可能性が高い、ということか。

そして、キュゥべえがほむらに、かまかけたのはそこだったわけだ。

つまり、まどかは、呪いを貯めこんで魔法少女から魔女に変わってしまう。
そして、そのまどかは、ヴァルプルギスの夜と何らかのシンクロを行う。

ほむらが考えている最善のルートは:

まどかの契約を阻止 → 魔法少女にならない → 魔女化を防ぐ

一方で、災厄のもととしての、ヴァルプルギスの夜、を退治する。

となると、まさに第一話冒頭に戻る、ということになる。

あそこでは、契約をしていないまどかがいて、
ほむらが一人ヴァルプルギスの夜と闘っている。

ということは、さやかと杏子は、前の世界では、
そのヴァルプルギスの夜との決戦場面には登場していなかったことになる。

で、その状況は、今度はどうなるか、ということだね。
そのあたりが次回の山場なんだろうな。
さやかと杏子の不良少女コンビがどうなるか。

一番ありえるのは、相討ちだよね。
魔女化したさやかを、杏子が倒すものの、杏子も深手を負って
しかも、修復不能に状態になって退場。

あるいは、杏子がさやかをぎりぎりで救う。
ただし、そのさやかと杏子を救う必要がどうしてもでてきて、
さて、まどかは・・・ ってな展開。

キュゥべえがほむらをイレギュラーと呼んだのは、
多分、ほむらと契約したキュゥべえは一度ほむらに殺害されていて、
それで、ほむらに関する情報=記憶が抜け落ちている、ってことかな。

そうなると、最後に登場したキュゥべえは一応、三代目ということになって、
キャラ的にも、今回まででてきた二代目とは異なってもおかしくない。
より、悪役キャラ全開になってくる気がするな。

それにしても、今回のほむらは、必死だった。
まどかに対しても、懇願、哀願の姿勢になっていたから。
今まで心を鬼にして、まどかに厳しい口調で当たってきた、ってことだよね。
ほむらの心中やいかばかり・・・

ところが、それがわかったところで、まどかはどん引き状態で逃げ帰る・・・

このまどかの空気が読めない感じもなぁ。。。

それにしても、

魔法少女=少女 → 魔女=大人

という構図では、もう、前々回のまどかママンの「早く大人になっちゃえ」発言は、
むしろ、ヤバい方向に焚きつけたって感じになってしまって、
ホント虚淵テイストの底意地の悪さを感じないではいられないw

次回も楽しみ!

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IS<インフィニット・ストラトス> 第8話 『ファインド・アウト・マイ・マインド』

2011-02-25 14:23:19 | Weblog
いやー、もう、シャル、最高ですね!

ラウラがどうしてあんなふうにデレたのか、とか
シャルはシャルロットとして再入学するってことは、
お父さんと何か話したのかな?とかいろいろ気になるけど、
そういうことは、この物語では不問!って奴なんだよね、きっと。

原作未読だと、もうシャルを全力で持ち上げようとしてることしか伝わってこないw

前回も書いたけど、もう、シャルは完全に妻だね。
どう考えても、キャッキャ騒いでるだけの三人とは、一夏との距離が違いすぎる。

というか、マジで、コンビネーションも最高だし。
いやー、これはいい。

一夏が完全なる天然であることもシャルが一番見抜いているし、
その扱いもわかっているから、これ、他の三人とは勝負にならないでしょ。

あとは、ラウラが、いろいろな意味で傍若無人なストレートさを示すことで、
状況を爆発的に変えるとかなのかな。

たしかに、シャルが嫉妬している様というのも見てみたいが、
しかし、その場合も、結局、シャルが中心と言うことでしょ?

つまり、シャルにはもはや死角がない!ってことでw

いろいろありそうなISの設定とか、開発にまつわる話とか、
あるいは、今回あった、ラウラのやばい兵器のこととか、
ホントは、このISの世界もいろいろときな臭いことで満ちているのだろうけど、
そういうことを一切忘れさせる展開。

見たままをバカになって愉しめばいいという点では、
ホント、エンタメの王道になってるところが凄いよ、この作品は。

といことで、次回もシャル無双を期待。

いやー、ほんと、ボクっ娘の花澤さんはいいねぇー。

というか、書くことが、完全にシャルにロックオンされていて、
以上でも以下でもないところが、自分で言ってて、ホントバカだなー、と思うよw

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魔法先生ネギま!318時間目 『決戦!!』

2011-02-23 16:24:07 | UQH/ネギま!
今回も、見た通りの順当な展開。

とはいえ、幾つか気になったこともあった。

一つは、古の説明にあった、「常時スーパーサイヤ人化」のくだりw
いや、本文では一応伏字だったけどw、サイヤ人だよね。

で、ここのところのネギの振る舞いは、どう考えてもドラゴンボールでしょ?
というのは誰もが言ってたことだけど、

作中で言及されたってことは、作者自身、このことは意識して「敢えて」やってる、ってことだよね。

つまり、いや、これ、DBをパロってるから、っていうのは、作者もわかっててやってる。

だから、読者の皆さんも、とりあえず、わかった上で笑って楽しんでくださいな、ってシグナル。

つまり、あるところまでは、わかってやってるのだから、

どこからか、DBとは違う、ネギまらしい展開を仕込んでるからさ、
そこで、サプラーイズ! って叫んでよね、一緒に!

って言われたような気がした。


で、そう思ったら気になってきたのが、ネギ=常時スーパーサイヤ人化に伴う、人外化、の話。

要するに、エヴァの仲間入り、ってことなんだけど。

やっぱり、こうなった事自体が、魔法世界を救う鍵じゃないのかな、と思えてきた。

つまり、人間と魔族の融合体、というあり方が。

いや、ネギはまだそうなったかどうかはわからないけど、
いずれにしても、

人間と魔族が共存する状態をどうイメージするか、

というのが、もともと、魔法世界が創造されたきっかけの一つなんじゃないか、と思うのだよね。

だって、魔族の動きって、そのまま魔法使ってるようなものじゃない。
ハーフの龍宮隊長だって、この魔法の濃度なら、魔族化できるといってるわけだから、
魔法と魔族は密接に関わっている。

ただ、魔法世界設立時の思惑と、実際、それが稼働してからの、魔法世界人の思惑は違っていて、
というか、魔法世界人は魔法世界人で、自分たちの「生活」重視で勝手に増殖していったわけで。

そのあたりのバランスを、エイヤーで世界を書き換えるという荒療治で何とかしようとしていたのが、フェイトらの「完全なる世界」だった。

でも、もともとの創造時の状態まで遡れば、異なる解の見つけ方もあるでしょ、というのがネギの考えていることじゃないかと。

そして、そこまでネギがたどり着けそうだからこそ、墓守の主もネギの方につこうとしたってことじゃないだろうか。

で、常時スーパーサイヤ人wモードで、フェイトとガチの殴り合いを始めたのも、

ほら、僕、人間じゃない、でも、君と互角でしょ、
君も僕も変わらないじゃない、どこも、

というのをわからせようとしているんじゃないかな。

そうすることで、フェイトらの計画の遂行意志を削ぐ、ということで。

で、このレベルになって、はじめて、ネギの「開発力」が重要な鍵を握る。

でも、振り返ってみれば、ネギの「開発力」とは、
ネギが熱心に「学んできた」ところに起因しているわけだから、
みんな、地道に学んでいけば、なんとかなるのだよ、
ということを表しているようにも思う。

だって、まきえやゆうなたちだって、初歩的な魔法は使えるわけだから。
ユエのようなケースもあるし。

そういう意味では、人間側が少しずつ魔法を学べば、
とりあえず、魔法世界の消滅は回避できる、とかなんじゃないかなー。

で、その世界的な広報活動をするために、雪広コンツェルン?の力が生きる、
ってことのような気がしている。

要するに、学園祭の時の超戦が、表向きは、雪広コンツェルン主催のゲームイベントとして実行されたように。

そのような、ゲーム仕立てのフレームを作ることで、多くの人々の参加をそれとなく募ることが出来る。

なんか、そういうことのような気がするんだよなぁ。

で、やっぱり、鍵は魔族ですよ、魔族w

ということで、次回を待つw


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俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第12話 『俺の妹の人生相談がこれで終わるわけがない TRUEROUTE』

2011-02-22 23:53:14 | おれいも
それにしても長いタイトルだw

たまたま見つけたので、さっき見てみた。

原作未読だけど、TRUEROUTEのほうがTRUEというだけあって、原作に忠実な造りなんだよね。

で、桐乃は陸上留学をして、その間に春がきて、黒猫が後輩になる、ってことなんですよね?
で、黒猫が京介にコクって、二人が付き合うんだよね?

と、ここまでは、いろいろと見てまわるうちに目に入った。

別にこの話の場合は、そういう流れを知っても、余り気にならない。
この物語って、そういう大きな部分に何かがあるようには思えないから。

そういう凡庸な大きな枠組みの中で、
繊細な心理のやりとりを拾い出すような物語だと思っているから。

大体、桐乃と京介は、文字通り、兄-妹の関係でしかないから、
そこから、何かが起こるわけはない。

とすれば、人物配置からして、何らかのイベントが起こるなら
それは、黒猫しかないよね、という想像は容易に付く。

それ以前からも、黒猫は、いわば桐乃の鏡としてあったわけだし。
いわば、手を出して構わない「妹=桐乃」の位置を占めることになる。

黒猫は桐乃のシミュレーターとしてある。

加えて、黒猫の毒舌、というか、彼女の表現力と洞察力をもってすれば、
彼女が、桐乃に成り代わって、桐乃の心情を擬似的に吐露できるだろうし、
京介も黒猫に向かって、桐乃への心情を表現することも出来る。

よく、恋人もしくは妻には、母に似た人を選ぶ、ということが言われるけど、
ほぼそれと同じ理屈で、恋人に姉/妹と似た人を選ぶ、ということもあるのだろう。
いや、根拠らしい根拠はないまま、言ってるけどね。

要するに、黒猫は、京介と桐乃の媒介項としてある。

問題は、その構図に京介、黒猫、桐乃の間でどう消化されるのか。

というか、黒猫がどう振舞うのか、ってことだよね。

だって、京介と桐乃の関係はどこまで行っても兄妹の関係だから、
その関係そのものはずっと定数のままある。

つまり、その関係はいつまでたっても壊れることはない(のだと思う)。

つまり、母―子の関係は絶対崩せないところで、恋人や妻が登場するような感じだ。

その常に付いて回る影のようなものに対して、黒猫はどうふるまうのか。

要するに、友人の兄と付き合ってみた時に、その三人の関係はどんなものになるのか。

シリアスにそれをとらえれば、インセストタブー云々ということになるけど、
この物語は、そういう方向ではなく、コメディであるから、
むしろ、そのような状況下での、人間の心情の機微の描き方に焦点を合わせるような気がする。

映像化してそこをどう処理するのかはよくわからないし、
原作も読んでないから、ホント、わからないけれど、
この物語は、あっけらかんと、そうした見なくていいものも見えてしまった、という世界を
描いてくれると面白いな。

ラノベの映像化、というか、原作ありの作品の映像化は、
今期のものを眺めていると、やはり悪くない気がしている。
それは、設定がちゃんとしてるモノが多いし、
全体の流れが既にあるから、、それを映像化する段階でどこを強調すべきかも取り組みやすい。

いや、この作品では、既にラノベアニメ化に関する騒動は描かれていたけどさ。

でも、拙速にオリジナルを作るよりは、原作付きをしっかり映像化していく方向のほうが、
結果的には、やはり、広がりが多いような気がしてきている。

その点で、この俺妹には期待したいんだよね、実は。


あ、それから、上で黒猫はどうなるのか・・・、と
どこまでも黒猫視点で書いていたのは、
もちろん、黒猫が花澤香菜さん演じる役だから。

花澤さんの演技の幅を拡げるような、繊細な役回りが黒猫に与えられることに期待したいところ。

いい役は、役者を育てるから。

その点で、とても続きが楽しみ。


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STAR DRIVER 輝きのタクト 第20話 『描かれたあの日の虹』

2011-02-21 00:42:48 | Weblog
要するにヘッドは堪え性のない奴ってことでw
ま、それはいいや。ネタだから。

今回はシャッフルネタが多かった。

タクトの父は・・・ ヘッド? 
とはいえ、引き続き、カタシロの可能性も残ってる。

スガタ-ワコ に対して タクト-ケイト の組み合わせ?

綺羅星の仲間割れ?

ゼロ時間が解放されたら、核が降る?
というか、既にこの島はロックオンされている?
多分、ロックオンしてるのは、大人銀行頭取旦那のおじさんなんだろうね。

あとは、ヘッドが昏睡状態の男からシルシをもらおうとしていること。

・・・という具合に今回は、結局、情報提供回で、あまりドラマはなかった。
なんか、サイバディの奴も、せこくて卑怯な奴だったし。
いつもだったらは、そういう狡猾さも多少は目立つんだろうけど、
今回は、ヘッドの情報開示もあって、完全に見劣り。

ということで、ヘッドとカタシロの過去話以外は、消化試合的内容だった。

ま、それもいいんだけどね。お話を回すには必要なものだから。

で、気になったのは、この先、これらをどう回していくのか、ということ。

例のペンディングになってる、演劇部の「夜間飛行」の講演もあるわけだから、
この学園祭イベントと、綺羅星とのゼロ時間話とを
並行して、もしくは、重ねて描くのか、
それとも、独自に、別々に描くのか。
ここが気になるところかな。

で、てっきり2クールで完結すると思っていたのだけど、
分割4クール説もあるようで、だったら、後者だね。

で、仮にあと、2クールあると考えるなら、非常に単純に考えて、

封印は二個とも開封されてしまって、
綺羅星とタクトたちのグルーピングでシャッフルが行われる。
今日の感じだと、

ヘッド + スガタ + ワコ + その他



カタシロ + タクト + ケイト + 大人銀行の人達 + その他

という感じでシャッフルされる。

で、晴れて、島を出ての抗争ということになる。

ただ、このフレームの場合、一体何が「戦い」の理由になるかが、今ひとつわからない。
というか、それは、これから(今更ながらw)、サイバディを作った古代文明?とかの
秘密として開示される、ということなのかもしれないけれど。
それはそれで、分割4クールとなるなら、
物語の成立平面のステージ自体を変えないことには
これ以上の物語展開は困難だからわかる。

とはいえ、気になるのは「核」なんだよね。
これはいつも気になるのだけど、アニメって「核」、好きだよね。
特にMBSのものはそれが多いと思うのだけど、これはどうしてなのだろう。

核を使わないと圧倒的暴力を象徴できないということなのかもしれないけれど、
核、って言葉が出てきた時点で、たいていの物語は二項対立的物語展開に陥る傾向があるから、
ちょっと嫌なんだよね。物語がとても単調になってつまらなくなる。

とりわけ、このタクトの物語では、その話はなしにして欲しいな。
せっかく、魔法少女の男の子もので上手く回してきたわけだから。
そういう、いい意味のわかりやすさでこのまま行って欲しいと思う。

というか、ここまで、とても微妙な、成功か失敗かわからない、
ちょっと昔のフランス映画的な、曖昧な物語のあり方で進めてきたのだから、
できれば、そのまま行って欲しいと思う。

そうではなく、核を契機に、島の外に出る、移動性の高い物語へと転じるなら、
それは、分割4クールではなく、スピンオフとして別物としての2クールを希望したい。

もちろん、こんなことは杞憂かもしれないけれど。

というか、この物語は、いい意味で、
タクトが悩み始めるようになったら破綻する作品だから。

いろいろとサイバディ世界に関わる伏線的展開や発言はあったけれども、
それは物語を2クール持たすための、やむを得ない装置でしかなくて、

最後は、タクトが、ヘッドかカタシロか、どっちでもいいけど、
とにかく、自分の親父をぶん殴ってオシマイ、という物語のハズだから。

そういう単純だが大事なことに絞った物語であると思うから。

ということで、2クールで清々しく終わってくれるかどうかが最大のポイントだ。

いいんだよ、伏線なんて全部回収しなくても。

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魔法少女まどか☆マギカ 第7話 『本当の気持ちと向き合えますか?』

2011-02-19 08:26:11 | まどマギ
さやかぁ。。。

うーん、もはや「魔法少女」というよりは
「不良少女」というタイトルのほうがあってそう。
ちょっと前の、野島伸司脚本のTBSドラマを見てるような気になってきた。

普通にお嬢様学校に通ってる気丈で真面目な女子が、
ちょっとしたことをきっかけに路地裏の世界に足を踏み入れてしまって、
そこから抜け出せなくなってしまう話。

「こんな汚れた体で彼の前に立つことなんて出来ない」

って感じ。

で、その状態を結果的に煽ってしまっているのが、杏子やひとみの「他人を思いやる気持ち」というのが、どうにも切ない。

周りから示された善意の全てがことごとく裏目に出て、じりじりとさやかを追い詰めていく。

杏子の自分語りにしても、ひとみの上条くんについての詰め寄りにしても、
どちらも、さやかを思ってのことだと思うけど、
結局、そうして「差し伸べた手」がむしろ、さやかを意固地にさせていく。

(ひとみの上条くん好き発言は単にさやかの背中を押すためのブラフだと思っる。)

キュゥべえが示した「痛覚」の話にしても、
むしろ、そのことを自分の現状において有利なふうに都合よく解釈しなおしてしまう。

最悪の負のスパイラル。

杏子と違って、なまじ、家も親もあるからこそ、さやかは、誰にも相談できない。
相談できる相手は、結局、同類の魔法少女しかいないけど、
最初の出会いが悪かったために(ほむらや杏子)、
彼女らに本心を晒すこともない。
むしろ、マミがよすぎた、という理解が彼女らを理解することははなから拒んでしまう。

その上で、懸命に「正しい自分」であろうとする。

最初に契約を躊躇したときにも言っていたように、

「あたしたちが幸せすぎるんだよ」

という自己認識も、そもそも自分が幸せなのが罪だという意識から、
皆の幸せを守ることが、自身の贖罪にも繋がる、と感じてるようで。

これはねえ。

ただのマゾだろ、お前、って罵倒される方がいいんだろうな、ホントは。

ただ、そういう立場の人がいない。

この上、上条くんから、僕はそこまで思ってない、とか言われたら最悪。

(でも、ひとみの焚付は、そういうことになりそうな気がしてならない。)。

前回のまどかママンがいった「間違える」ことがホントにできない。

確かに、これだと、今回の最後の描写から考えると、
さやかは、このままダークサイドに落ちてしまって、
「魔女」にでもなってしまいそうに見えてくる。

その負のエネルギーが、ほむらの予期する魔女の到来とも関わりそうで。

このまま、事態を最悪のほうにまわすだけの役割をさやかは担うのかな。
うーん。

単純に考えれば、その最悪の事態を何とかしたくて、まどかが契約するということもあるのかもしれないけれど、それも、よっぽど差し迫った状態でないともはや難しそうだし。

今回の話からすると、ほむらだけでなく杏子もまどかの契約を押しとどめようとしそうだしね。

それに、悪びれず、悪魔の本性を現してきたキュゥべえに対する評価も、
彼の立場から、もう一度反転させてくるように思うしね。

うむ。

物語の展開としても、すっかり「手札が見えない」状態になってきた。

どうするんだ、これ、ホントに。

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