BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

中二病でも恋がしたい! 第9話 『混沌の・・・初恋煩(カオス・ハート)』

2012-11-29 20:04:19 | 京アニ
いやー、やっぱり、この物語は、ニセサマーとデコモリで持ってるなーw
ホント、この二人はイイヤツだよ。
素晴らしいバイプレイヤー。

「中二病設定とリアル恋愛がごっちゃになってわけがわからない・・・」

って、丹生谷のいうとおり。

てか、六花、ウゼー!  (いや、いい意味でw)

とにかく面白すぎる。いや、丹生谷がw
成績いい子で中二病って全然問題ないんじゃないか?
面倒見よくて、ちょっとマニュアル頼みだけど。
デコモリだってクラスの友達に宿題教えてあげてるし。
まぁ、ニセサマーの占い趣味が残ってるのはどうかと思うが、それとて、本人にとっては中二病カテゴリーではないようだし。
丹生谷にしても、凸守にしても、イイヤツすぎる。

あとは、くみん先輩と一色のどうでもいい(どこにも行きなそうなw)コンビも、要所要所で笑いを与えてくれるし。

なんだろうなあ、主人公二人よりも、脇役の方がよっぽどキャラが立ってて面白い。

今回はとにかく、六花は勝手に暴走してるだけだし、勇太は勇太で朴念仁なだけだし。

これで一体、次回噂の10話で、どうとんでもないことが起こるのか、予測が全くつかないな。今回があまりにもベタすぎて。

ともあれ、前回の不可視境界線の由来問題が、今回は実質的にスルーされてしまってることも気になるし。

はたして、悲劇で行くの?喜劇で行くの? どっちなの?

もっとも、もはや丹生谷が活躍してくれればいいかな。
見ていて、とても安心できるから。

モリサマー一択でもういい感じw

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ソードアート・オンライン 第21話 『アルヴヘイムの真実』

2012-11-27 19:53:40 | SAO/AW
大団円が近づいてる気はするものの、キリトがログインし始めてから、まだ大して時間が経ってないんだよねー。いやー、展開早いな。

ともあれ、今回は(今回もw)直葉=リーファの(悲)恋に焦点が当たったってことで。予想通りだが、ちょっと切ないね。

やっぱり、リアルとアバターとで姿かたちが違っているリーファは、キリトやアスナのようにアバターが本人の似姿に設定されているものとは違って、二面性が表れているよね、直葉とリーファの間で。まぁ、SAOのアバター/リアル一体という方がイレギュラーだから、このALOの、任意にアバターを設定できる方が普通なんだろうけど。

とはいえ、このアバターとリアルとの扱いの違いが、直葉の心理の陰影というか二重性を表現するのにうまく役だっていて、これはやっぱりうまい構成だと思う。

もっとも、その分、ALOに入ってからは直葉の物語って感じしかしないんだけどね。

あー、だから、正直言って、アスナの脱出作戦とか、触手とか、どうでもいい感じ。
というか、ここまでのリーファ/直葉の物語からすると、明らかに蛇足な表現だから。
なんか、マジで、ああいうの要らないなぁ。

ま、それはさておき。

ここから先は、世界樹、アスナ救出、須郷のボコリw、と物語は一直線に進むだろうから、そちらの盛り上がりに期待する感じ。

それにしても、キリトの緊張感を少しだけでもいいから、ALOのプレイヤーが共有できるといいんだけどね。そこが、SAOと違って、どうにも物語の世界が狭く感じるところなんだよなぁ。難しいところ。

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中二病でも恋がしたい! 第8話 『二人だけの…逃避行(エグザイル)』

2012-11-22 21:07:03 | 京アニ
ニセサマー万歳!、ついでに、デコモリも!
いやー、この二人がいないともうこの物語は成立しない。
すばらしいよ、丹生谷!
もはや丹生谷が進行役を務めてる感じ。
もちろん、くみん先輩の天然と、一色の無駄なソワソワ感もね。

でないと、六花の話はもうどうにも重たすぎる。

というか、父を亡くしたことや、そのことによって家族が離散した事実があって、そこから自分の心を何とか救い出すために、空想の世界の逃げ出した、というのなら、それ、全然、中二病でも何でもないだろ?

あざとすぎる。

ついでにいえば、そのことが免罪符になって、この物語の「中二病」的テイスト(とその映像化)が許されてしまう、という物語のフレームも、かな。

京アニ作品で言えば、Kanonのようなものだけど、それはちゃんと最初からファンタジックな世界にある、ということからスタートしているからいいのだけど。

『中二病』の場合は、半端にリアルからスタートしながら、つまり、アニメやマンガ的世界で遊んでるオレ/アタシという自己イメージを最初に提示して、それってだめだよねー、といっておきながら、むしろ、この中盤になってから、「空想の世界に入ることは、一種の心理的癒しの効果を持つ」ということで、結局、中二的世界でもいいじゃん、という話になってきている。

で、それをリアル中学生や高校生が見るだけならいいけど、でも、実際にはそうでもないわけだから、となると、さすがにちょっと複雑だよな。

何か、酒や煙草を辞めたいんだけど、でも、それにも効用はあってさ、という感じに、中二的テイストが扱われてるのが、なんというか、作り手の微妙な自意識も出てて、ちょっとなー、と思う。

いや、中二的なのがだめ、というのではなく、だったらちゃんとファンタジーを作っちゃえばいいじゃないか、と思うのだよね。

そういう意味で、正しく中二病を全開するデコモリと、それをあやすニセサマーのコンビがないと、もうなんというか、やってられないというか。

どうにも半端じゃないかね。これは。

一応、10話だかに驚愕の仕込みがあるらしいので、そこで、物語がひっくり返ることに期待したいけどね。

うーん、勇太は六花とグダグダあったあとに、丹生谷と付き合っちゃう、というのが、この無駄にリアルな展開を続けるなら、むしろいいんじゃないかな。

六花の話は、もう彼女の家族の話として、それこそ十花や祖父・祖母、さらには母との歩み寄り、という、回復の話に徹してしまって。

何にしても、結構、今回は、物語の分岐点だよね。

勇太が無駄に六花との間で、なんというか傷を舐めあうような、いやーな感じになるなら、それはもう恋じゃなくて愛の範疇になってしまう。で、愛になるなら、彼女のことを思って別離があってもおかしくない。なんかそんな方向性もあり得るような感じ。ラノベというよりは少女マンガ的な展開もなくはない感じがしてる。

で、そのために丹生谷が今のところ、イイように遊ばれてるんだとしたら、大したシリーズ構成だな、と思う。

でも、勇太と六花の距離が縮まるのが思いの外ストレートで早かったら、意外と終盤でひっくり返す展開もあり得るように思うのだよね。最悪、六花がリスカして死去なんて展開もね。

何にしても、「中二病」という病をコミカルに描くのか、それとれシリアスに描くのか、が分かれ道なのだけど、いまのところ、後者の方に寄って行ってるように思えてくるのが不安材料。

素直な京アニテイストなら、今回の、浜辺での花火大会で、勇太も六花も他の面々と楽しく過ごすという展開でいいように思えるわけで。

意外と、一色の「青春してるねー」や、丹生谷の「修羅場?」というのが、笑えない発言のようにも思えるのだよね。

ともあれ、どちらに転ぶのか。
その意味で、気になる話になってきたのは確か。

そういう意味では、実は最初のOPの、右と左でめまぐるしく絵が動くものの方が、実はこの物語をうまく表現していたんだろうな、と思う。人間って二面性があって、どちらも簡単に行き来ができる、という意味で。

でも、それが今のOPになってしまうと、ただ、ダラダラとして中二病的世界を描いているだけのようにしか見えてこない。

なので、結構、OPの変更も大事だったんじゃないかな、と思う。

ともあれ、ニセサマーとデコモリには今後も活躍してもらいたいな。
このコンビなくして、この物語はもう成立しなくなってるのだから。

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エウレカセブンAO 完結編(23話/24話)

2012-11-20 22:53:58 | Weblog
すっかり忘れていたけど、ほんものの最終回。

・・・なのだが。 

いやー、さすがにこの終わり方はないでしょ。
クォーツガンを便利に使いすぎ。

結局、『エウレカセブン』の後日談として、スカブコーラルが問題を生んで、その解決のために、平行宇宙としての1万年前の過去にエウレカが飛んだ、それをレントンがどうにかしようとしてた。。。ってのが全てだったわけだけど。

この平行宇宙設定と、平行宇宙間の跳躍を可能にするチートなクォーツガンを使って、後半の話をふっ飛ばして、エウレカ、レントン、アオ、の親子の話にまで矮小化させて終わり。。。
トゥルースにいたっては、ニルバーシュのアーキタイプに転じていつの間にかアオの相棒に収まってるしw
ナルの役割はイミフのまま終了。
パイドパイパーの面々は完全に置きざり。
ついでに、しつこかった沖縄の話もチャラ。。。

いやー、これ、脚本にしてもシリーズ構成にしても、破綻過ぎだろう。
マジで、これ、エウレカセブンの黒歴史だろ。
サイテーな続編だな。

というか、もうホント、平行宇宙ネタはやめろよ。
宇宙を書き換えたから、君の居場所はない・・・、ってのはマンマ、まどマギだし。
二番煎じも甚だしい。

結局、こういう平行宇宙改変ものって、言ってしまえば、主人公(この場合はアオ)の夢、というか、脳内願望をただ見せられていただけ、って感じにしかならないわけで。

いやー、トゥルースとかいらないじゃん。ナルにしても。

適当なところまで話を進めて、で、チートな装置で他の平行宇宙に飛んで、そこでは、別設定でみんなやってます・・・ってさ。

ホント、見てる側をバカにするのも大概にしろ、って感じでしょ、これは、さすがに。

それをやるなら、今回のエウレカ・レントン設定を12話なり15話なりあたりで一旦だして、そこから収束先を探すぐらいの話にしないとさすがに駄目だろ。

あと、どうでもいいけど、やっぱり、成人レントンにホランドの声を当てたのもマチガイだろう。全然レントンに見えないし。

なんだかなー。

とにかく、安易に平行宇宙もので解決するのは辞めたほうがいいよ。
シュタゲをちゃんと見てから試みて欲しい。
平行宇宙ものは、基本的に設定書き換えによって「なかったことにする」のが通常だから、その「なかったことにされた」出来事の意味がちゃんと残らないと、ただぶつ切りの話がだらだらと繋がるだけの、醜い物語にしかならない。

それをエウレカでやるかね、全く。

まぁ、映画がある意味、前作のリミックスだったから、制作サイドにそういう傾向があるのはわかってはいたけど、さすがに、こんな最終二話で全部チャラにするとは思わなかった。ひどすぎる。

ホント、時間の無駄だったな、これは。黒歴史だよ。

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ソードアート・オンライン 第20話 『猛炎の将』

2012-11-18 20:23:37 | SAO/AW
さすがはキリトさん、無双スグルw
とにかく二刀流になると、もう、ホント、ラッシュの嵐で圧倒するなぁ。
マジ、チート。

それはさておき、今回は、最初から最後までALO内部の話で、結果的に、やっぱりリーファの心理の変化に焦点が当たっていた感じで、よかった。

リアルの描写が入ると、リーファと直葉の入れ替わりがあって、テンポが悪くなるからなぁ。

アインクラッドの時と違って、ALOの場合は、リアルとバーチャルの行き来があることが前提になるから、まぁ、画面に現れてるキャラが全部、中の人をもつ舞台みたいなものになるので、その、背後が見えないほうがやっぱりいいなぁ、と。

今回のキリトのチートさにしても、なんというか、ギャラリーになってしまった、サラマンダーやキャットシーの面々も、途中から、このキリトってのを動かしてる奴、すげぇなぁ、と嘆息しているのが・・・、やっぱ、ちょっとね。

せっかくキリトが無双しても、周りに緊張感がないんだよなぁ、ALOでは。

たとえば、スキルアップをするにしても、アインクラッドの時はガチでマジなものだったわけじゃない。そもそもアインクラッドの中に閉じ込められてしまってるわけだし。

だから、その中で攻略組に回ろう、そのためにスキルを磨こう、というのは切実だよね。一回、ちゃんとした決断が必要になる。そして、そこから剣技を磨いていく。

でも、このALOの世界は、基本、「遊び」の世界だから、たとえば「猛炎の将」といってもさ、お前、そこまでネトゲに自分の時間突っ込んでるわけ?というようにどうしても見えちゃうんだよね。

要するに選択肢がないところで行う決断と、リアルの時間を含めてALOにそれだけの時間を割いてしまう決断との間には、申し訳ないけど、雲泥の差がある。

ちょうどこの間の『ヨルムンガンド』であった、武器商売に携わった人間がいつの間にか、その武器を使って戦闘をしたくなった、っていうのと、本物の少年兵との違い、のようなリアルの重さの違いというのかな。

実際、このALOの世界の中で、リアルへの影響を含めてアインクラッドの時のように「焦ってる」のはキリトだけだんだよね。だから、本来なら、彼が世界樹の先に行こうとしている理由をちゃんと説明したり、彼がアインクラッドの帰還組であることとかを明かせば、もう少し周りのキャラも含めて事態の緊迫感が増すのだろうけど、それをやっちゃうとリーファの方に差し障りが出る、という構成上の理由もあって明かすことができない。

そのあたりが、どうにももどかしい。

結局、テレビ画面の中にもう一つ画面があってそこを覗いてるような構図にあるから。

(そういう点では、アクセル・ワールドではリアルとバーチャルの世界で時間の速度を変えたのは、そういう白けた感じを排するためでもあったのだと思う)。

前回、今回で、リーファは完全にキリトにベタ惚れになってるわけだけど、これも、リアルの直葉のことを考えると、基本的には悲しいエンディングしか待ってない。

リーファ=直葉の恋愛→失恋のルートが最初から確定されてる分、ALOの中ではリーファの気持ちが盛り上がる方にばかり物語をエスカレートさせても構わなくなるところが、このフェアリィ・ダンス編のずるくて上手い構成だよな。

まぁ、原作を読んでしまっているので、この後、直葉と明日菜もリアルで仲良くなっていくのもあったりするから、そこまで一気に描写してくれる方が安心できたりする。

もっといえば、シオンまでこのシリーズで出てきてくれれば、もっと話がいい意味でややこしくなって面白くなるんだけどね。シオンの場合はリーファと違って、キリトとの関係は最初はフラットだから、明日菜と同じポジションに立つことができるし、そのシオンがいるとリーファ=直葉もより動きやすくなるわけで。そういう意味では、シオンが登場するところまで一気に映像化してくれると良かったんだけどね。

もっとも、そのあたりから、茅場明彦がアインクラッドを築いた意図の解明に物語の主軸が移って、それこそ、リアルもバーチャルも関係ない話に変わってしまうわけだけど。

ともあれ、ここまで来ると、リーファ=直葉にとって、ALOが文字通りファンタジーの世界になってしまうのが辛い。もちろん、キリト=兄(といってもホントはいとこ)への、禁じられた?擬似恋愛をバーチャルな世界で叶えてしまう話がフェアリィ・ダンス編となるわけだから。

キリトさんがどれだけ無双をしても、その背後で、リーファの約束された悲恋が進むのが切ないよな、やっぱり。

なんか、原作が人気が出るのがよくわかる。結局、読後に中毒性をもたせるような仕掛けが多いんだよね。

次回もテンポよく進むことに期待。

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ソードアート・オンライン 第19話 『ルグルー回廊』

2012-11-11 20:33:30 | SAO/AW
面白いしよくできてる回だと思うのだけど、やっぱりどこかアインクラッド編に比べると間延びしているように見えるのは、魔法設定だからなのかな。詠唱が長いから?あるいは、そもそもアインクラッドのような、キャラクター(アバター)の死がプレイヤーの死に直結してない、という緊張感のなさからなのか。

直葉とリーファの切り替えが良い感じに、作中での、リアルとバーチャルの違いを表していて、これはとても気に入ってるのだけど、逆に、その対比もあって、ALOの世界が妙に嘘っぽく見えてしまう。だから、何、こんなにしゃかりきになって争っているのか、直感的に理解しにくい。このあたりは、結局、ネトゲーとの親近感によるのかもしれない。

もちろん、SAOもこのフェアリダンス編の後は、リアルとバーチャルがクロスすることになって、再び、「死」がテーマになるのだけど、こうなると、フェアリダンス編は、その合間として、SAOの中で最も現実性に欠ける、ファンタジックな物語なのかもしれない。

裏返すと、キリトの無双っぷりも、アインクラッド編の時は全く気にならなかったのだけど、今回のような、モンスターへの変化のような形で実現されると、・・・、うーん、ちょっと呆れてしまう。これじゃ、ただのネトゲ廃人じゃん、って。

この微妙な感じがちょっとね~。どうしても苦笑せざるを得ない。

あとは、やっぱり、よくも悪くも、リアルの話とバーチャルの話が並行して紹介されるからなのだろうな。直葉がとりあえず落ちてる間の描写は、微妙に興を削いでしまう。

というか、直葉とキリト(というか和人かw)は、壁一つ隔てて?、二人してネットにダイブしてるわけでしょ?、とかね。

リアルとバーチャルをうまく描き分ける、直葉とリーファを体型やキャラを含めて掻き分けていたのは、最初のうちはいいなぁ、と思っていたのだけど、ここに来て微妙になってるのは惜しい。

原作を読んでる時は気にならなかったけど、やっぱりアスナのことが放ったらかしになってるのが気になることもある。

なんか、ホント惜しいなぁ。

もう少し、物語にテンポと、直線的な目的が欲しい。
あとは、クラインやエギルのような脇を固めるキャラがいないのも、様子がよくわからないことの理由なような気がする。

もちろん、フェアリダンス編の主人公は、直葉=リーファであり、フェアリダンス編の主題は、彼女がバーチャルな世界でキリト=和人への関係を一歩も二歩も踏み込むことであることもわかってるんだけど。

こうなると、フェアリダンス編だけでなく、次のファントム・バレット編やマザール・ロザリオ編まで映像にして欲しいと思うなぁ。全てのキャラが、ALOの中でアバターとして集まり、リアルでも繋がり合う、という話にまで至らないと、SAOの面白さが発揮されないように思えてきたから。

といっても、次回のキリト無双には期待してしまうのだけどねw

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中二病でも恋がしたい! 第5話 『束縛の…十字架(ハード・スタディ)』

2012-11-02 22:00:51 | 京アニ
前回で丹生谷の本性が明らかにされ、ようやく役者が全員揃った形になったので、今回からやっと物語が動き始める、という感じ。

とはいえ、この作品自体は、どういっていいのだろう、何か書くものがないんだよね。

さすがの京アニ・クオリティは認めるのだけど、このセルフ・パロディというか、一種の自虐ネタというのは、判断が難しい。

簡単に言うと、ニャル子の時みたいで、つまんないんだよね。
オタクや中二病そのものをネタにして嗤う、という姿勢自体が。
これなら、まだ「空気系」と言われた、けいおん!とかの方がいいぐらい。
(いや、けいおん!は、いい作品だと思うけど)。

この「中二病・・・」は、ハルヒとか、けいおん!とか、あるいは、Kanonとか、・・・・、とにかく、今までの京アニ作品のパロディに見えてくる。

なんていうか、京アニって、やっぱり原作があるラノベとかマンガを、アニメ的にアレンジして製作したほうがいいものができるんじゃないかな、と。
これは、ボンズやプロダクションIGあたりにも当てはまることだけど。

エウレカAOはホントひどい話だったけど、今期だったら、テンペストは良い感じだと思う。あるいは、Kでもいいけど、真面目にファンタジー的世界を愚直に作る作品を作っている時のほうが、どこもイイ感じになる。特に、ボンズはね。

裏返すと、オリジナルってホントに難しくなってる気がする。
あるいは、絵を動かすことと、物語を作ることが、ホントに乖離している、というか。
ゲーム周辺やラノベ周辺ではないと、物語的に面白い書き手が存在しない、ってことなんだろうな。

まぁ、正確に言うと、『中二病~』は京アニのオリジナルじゃないけど、京アニが募集した作品を制作しているわけでしょ。その点で、実質的なオリジナルでいいと思うわけで。実際、凸守は原作には登場しないらしいし。

ただ、問題は、この『中二病~』は確かに見てる時はそこそこ面白くはあるところで、今回だったら、最後の勇太の、なんちゃってルルーシュ、の振る舞いは、中の人のことも含めて、ホント、パロディだよねー、って思ってしまう。

しかし、パロディって瞬間は面白いけど、その直後に虚しさが押し寄せてくる。
何にも新しい物語を作ってないから。

いや、まぁ、オタクネタでかつ自作パロディでしかない、今期の『ハヤテ』よりも、『中二病』の方が千倍面白いことは認めるけどね。ホント、サンデーは、あんなひどい『ハヤテ』なんか作るくらいだったら、『神のみ』の3期を作ったほうがよっぽどいいんじゃないかと思うけど。オタクとかニートとか、もうそれだけをネタにしてマンガが書ける自虐的状況は終わってると思うんだよね。絶望先生も終わってしまったように。

とまれ、多分、この『中二病』という作品は、1クールが終わったところで、思い切り『ハルヒ』あたりと比較されて、いろいろと論じられるのだろうけど、それは、ものすごい後ろ向きだよね。

もっとも、いまだに、エヴァとかが映画になってるくらいだから、もはやアニメ制作の後ろ向き加減はパないレベルにまで行ってるのかもしれない。

そう思うと、ガンガン、って、マンガとゲームの間で一つの世界を作り上げたのだなーと思う。。。。
あ、ぜんぜん、京アニと関係ないか。

なんというか、今期は、なんとなくだけど、もうアニメって駄目なんじゃない、って思うことが多い。
少なくとも、制作本数を減らすとか、原案づくりに相応の時間をかけるとかしないと、どんどん、クオリティが下がっていく一方じゃないかと思える。そろそろ転機なんじゃないかな。

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