BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

感謝!ブログ訪問者が200万UU(ユニークユーザー)を超えました!

2020-12-28 10:26:08 | Weblog
さきほど確認したら、昨日(2020年12月27日)の時点で、トータル訪問者数が200万ユニークユーザーを超えました。

ありがとうございます。

100万UUを超えたのが、2019年12月23日だったので、おおむねこの1年で、新たに100万UUが訪れてくれたことになります。

感謝。

今年はとにかくコロナのせいで閉塞感が募る日々だったので、書くことはいい気晴らしになっていました。

それが訪問者の人たちにとっても何らかの楽しみになってくれていたら嬉しいです。

コロナについては、春先に混乱はあったものの、一応、世の中の対処のしかたもいきわたってきているようなので、一安心というところでしょうか。

とはいえ、冬になって感染者数が増えているのは気になりますが。

2021年は、元通り気楽に過ごせる日々になることを願っています。

ということで、よろしければ、引き続きお付き合いください。

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無能なナナ 第13話 『リバイバル』 感想: なるほど、これは「必殺仕事人」と見せて、その実「プリズン・ブレイク」だったんだ!

2020-12-28 00:40:58 | 無能なナナ
なんと、まさかのミチルのデッドエンド。

しかも、瀕死のナナを能力で救った上での死。

死に顔が満足そうなのが、またなんとも言えず。

にしても、ここで終わりってそれはないなぁ。

ここのところ、すっかり初期の必殺仕事人・ナナが消えて、なんかダラダラすすめてるなぁ、と思っていたけど、

これは、要するに、ナナが亡きミチルの意志に応える形で「ナナしゃんはいい人です!」ってミチルの言葉を現実にしていく話になるのかな?

ナナが自力で更生していくという話なのか。

しかし、そう思うと、この物語って、一種の「プリズン・ブレイク」なのね。

この島自体が、一種の監獄なわけで、その監獄にスパイかつ仕事人として送られたのがナナだったわけだけど、いつの間にか、ナナ自身が囚人たちが囚人として扱われる理不尽さに気がついていく、という話。

で、その最後のひと押しになったのが、なかば盲目的にナナを気にかけてきたミチルの死だった、ってことか。

いやー、盛り上げるね。

でもまぁ、まだ完全に死んだわけではないんだよね?ね?

とにかく、ここから先は、ナナがどのように彼女の心を縛った鶴岡の手から脱出するか、という話になるのだろうな。

だから、ナナにとっても「プリズン・ブレイク」なわけで。

そうなると、センパイの存在も大きいし、多分、実年齢的には2回りくらい上のキョウヤの存在も大きい。

あるタイミングで、ナナ、センパイ、キョウヤの敵が鶴岡になって、打倒鶴岡で共闘していく展開かな。

やっぱり面白いじゃんw

しかし、ここで終わりかぁ。

これは、続きが気になる場合は、原作に手を出すしかないってことか?


それにしても、ノーマークだった「ナナ」がここまで引っ張るとは思わなかったw

ミステリー?的にはいろいろと穴だらけの杜撰な展開のように思えるけど、そのおままごとのような稚拙な事件の探偵劇?を通じて、ナナやセンパイ、キョウヤのそれぞれの思惑が少しずつあぶり出されていくところがいい。

ウソで固めた人生は、そのウソを剥ぎ取っていく過程が面白い。

まさか、あの第1話からこんなところにたどり着くとは思わなかった。

素直にビックリ! 面白かった!

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神様になった日 全12話 感想: 途中、期待していたのに、結局裏切られたという失望がどうしても隠せない失敗作。

2020-12-27 18:09:50 | 神様になった日
「神様になった日」は、久しぶりのだーまえ作品として、開始前にもそれなりに注目していた。

で、実際に始まってから見始めると、やっぱりなんだか懐かしいな、という気がして、なんとなく見続けてしまった。

どんな作品でも、とりあえず序盤はキャラや舞台の説明から入るので、あぁ、またそういう感じね、と素直にみることができた。それこそ、だーまえ流の、さむい平成ギャグも含めてw

加えて、前半のポイントは、とにかく「世界の滅亡までXX日」というカウントダウンが物語の最後に示されていたこと。

そりゃあ、そういわれれば、なんか凄いことが起こるに違いない!と期待は高まる。

というか期待を煽ってきていた。

なので、途中、麻雀とかラーメンとか映画とかで夏休みを遊んで暮らす様子が描かれても、きっとある時、この幸せな時間を愛おしく思う時が来るためにあえて描いているに違いない、と思ってみていた。

実際、そうなったわけだけど。

で、そうこうしているうちに、鈴木央人というなんかすごそうなハッカーが突然あらわれてきて、彼が興梠博士というなんか凄い天才博士のことを探る場面が出てきた。

量子物理学者で凄腕プログラマー、なんだ、SAOの茅場と一緒じゃん、またぞろ量子コンピュータか???って思ってたら、ホントに量子コンピュータネタがやってきた。

いや、この時点では、なんか凄いことが起こるのか?って真面目に思ったんだよな。

これまでのだーまえ作品って、とにかく奇跡をオカルト的な超常の力をつかって力技で起こす展開がほとんどだったから、今度は科学か、量子コンピュータか、まぁ、量子論ってお話としては、ほとんどオカルトみたいなものだから、まぁ、それもありか・・・、なんて思ってたんだよ。

でもさ、終わってみれば、量子コンピュータって、ほとんど物語の結末には関係がなかった。

鈴木央人も、彼を抱える会社の女性CEOも、全然関係なかった。

というか、ひなもそうだけど、わざわざ「オーディン」をもじっていたのは、なんだったのさ?


で、何がいいたいかというと、いや、さすがに、あれこれいろいろと途中でネタをまぶしてきていたのに、そして、それらが何らかの伏線のようにみせていたのに、そんなこと、全然関係なく、最後は、ただのフル介護エンドって、何?ってこと。

奇跡、起こらないのかよ?ってこと。

いや、ほとんど知的能力を無くしたはずのひなが、それでも陽太と過ごした日々のことを思い出したこと自体が奇跡だろ?というのもわからなくはないけれど、いや、それ、奇跡として、ちっちゃすぎるだろ?ってのが正直な感想。

なので、結局、期待を高めるように煽るだけ煽っておきながら、見事なまでに、その梯子を外してくれやがった!!!って印象しか残らないんだよね。


加えて、陽太、ならびに彼の家族や仲間たちの様子も、とても人間に見えなくて。

むしろ、こいつら全員、実はロゴス症候群じゃないの?って思ってしまったくらい。

それくらい、人として当然の、変わってしまったひなを見たときの衝撃もない。

いや、だって、一応、陽太だって、サナトリウムでひなを見かけた時、ショックを受けてたじゃん。

ああいう自然な感情の動きが、あまりにもなさすぎて。

あんまり物語を見て感情移入ができない!なんて、駄々をこねるガキのような感想は述べたくないのだけど、でも、この作品に関しては、一事が万事、それ。

まぁ、それはつまりは、さすがに美少女ゲームの「泣き」というテクニックが陳腐化してしまったということだと思うのだけど。

もしも、陽太の喜びと絶望、そこからの復活というのを描きたかったのだとしたら、もう少しキャラの数を減らして、陽太の内面を描くことに時間を使うべきだったと思う。

麻雀やラーメンのようなギャグに尺を使うのではなくね。

だって、ひなが最後まで元の姿に戻らないのなら、ひなの相方となる陽太の感情の起伏が、この物語がもたらす感情の揺さぶりの全てになるから。

でも、控えめに見ても、それには失敗している。

それくらいなら、いざなみさんをひなのパートナーにしたほうがまだわかりやすかった。

同性の間での慈しみにしたほうが、介護という枠組みにもはまったと思う。

せめて、陽太を一人っ子にしておくべきだった。

空なんて妹はいらなかったんだよ。

あれは友だちの妹、という設定くらいでちょうどよかった。

結局、陽太は八方美人過ぎて、なぜひななのか、が全く伝わらなかった。

もっといえば、彼が高校生である設定も必要なかったよね。

鈴木央人もそうだけど、この作品、学校という舞台をあまりにも蔑ろにしすぎたのも敗因だったと思う。

ひなが高校の校舎に足を踏み入れていたら、また違ったドラマが生まれていたんじゃないかな。

裏返すと、家族愛にしても友だち愛にしても、それを育むための社会という土壌が必要で、それがいままでのだーまえ作品なら、学校を取り巻く社会だったのだけど。

今回はそれもなかった。

せいぜいが、過去のだーまえ作品で印象の強かったシーンを適当にピックアップして繋げただけ。

最後の、雪に囲まれた山上のサナトリウムなんて、もうKanonのパロディにしか見えなかった。

ということで、これはダメだ。本当にダメだ。

圧倒的なまでの失敗作、それが『神様になった日』。

てか、そもそも神様になってないじゃん。

神殺しされただけじゃん。

つまりはタイトル詐欺なんだよ。

それじゃあ、ダメに決まってる。

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魔法科高校の劣等生 来訪者編 第13話『来訪者編XIII』 感想: まさか超高層ビルごと再成するとは思わなかったw さすがはお兄様!

2020-12-27 02:28:19 | さすおに
いやー、まさか、ビルごと達也の再成で直すとは思ってなかったw

にしてもさ、わざわざ割れた窓がもとに戻るみたいな、巻き戻し映像はいらないんじゃないの?

てか、再成って、エイドスを上書きするものだから、瞬間的に、どこもかしこも元に戻ってる、って映像になるはずだけど。

じゃないと、達也が怪我した時にオートで発動する再成とかも、たとえばちぎれた腕がもとに戻ってきて治るみたいな映像になっちゃうよね?

なので、えー、それはちがうんじゃん?、って思ったよ。

まぁ、絵的にそうしないと、直ってる感がなかったのかもしれないけれど。


にしても、テロ退治とか、もうどうでもいいくらい一瞬で終わってしまってw

そりゃ、達也と深雪がいれば無双だけどさw

この場面に水波がいる必要があったのか?って感じだったよ。

あと、ほのかと雫もスカイダイビングをすると思っていたけど、それもなかったw


でもさー、それにしても、最後に水波が言っていたように、あんな超高層ビルを人間が魔法で修復するって、もはや人間の領域を超えているよね。

それに、一度崩れたものがもとに戻ってしまった事態を、あの後、どう公式に説明したのだろう?って思っちゃうよ。

さすがバレるでしょ?

少なくとも、どんな魔法が使われたのか、推測されて、要は「大規模質量建造物の再成を行える魔法師がいる」ってこともバレちゃうじゃない?

それ、四葉家的にもまずかったんじゃないの?

さすがに隠蔽できないよね?

避難していた人たちもあれだけいたわけだし。

なんでそんなことを言っているかというと、いや、やっぱりこれアニオリだったんだな、ってことで。

原作の作者だったら、そういうツメの甘い設定は許さないはずだから。

達也の魔法は四葉家的にも秘匿すべき情報なので、仮にあれだけの大規模修繕をするなら、達也でなくてもできるという屁理屈も用意しておかないと隠蔽できないからね。

まぁ、気にし過ぎだとは思うけど、ちょっとザルな設定だったな、と。

久しぶりに「さすおに」であることは間違いなかったけど。


で、物語自体は、水波も第一高校に入学して2年生編が始まる、ってところで終わり。

はたして3期はあるのか?

なんか、でもこれだと、もうストブラみたいにOVAで粛々と続編をつくっていくというのでもいい気がするw

ともあれ、来訪者編全体としては満足。面白かった!

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神様になった日 第12話 『きみが選ぶ日』感想: これはヒドイわ、弁解の余地など1ミリもないほどに。

2020-12-27 01:46:28 | 神様になった日
あー、これはないわ。

ひどすぎる。

量子コンピュータも、興梠博士も、鈴木央人も、央人を飼ってる社長も、金魚も、クジラも、ひなの父も、なーんにも関係ないじゃん。

これなら、ひながロゴス症候群っていう奇病にかかっていて、それを興梠博士がなんとかしたのに、それを政府が国家安全保障上の理由から、ひなの頭を切り開いて、その量子コンピュータチップをとりだした、なんて大層な設定、必要ないよね。

だって、要は、ひなはひと夏だけ健常人として過ごせた、ってことだけ描ければよかったのだから。

なんなの?これ?

だーまえって、もうこれは終わったとしかいえないでしょ。

というか、よくこんな結末で、最後まで見てください、なんていえるよな。

百歩譲って、映画は、最後に、健常者の頃のひなを思い出すために必要だった、というの受け入れるとして、しかし、だったら、最後のビデオメールの部分は、イザナミさんのお母さんのところで使っちゃだめでしょ。

最後まで、そういうギミックはとっておけよ。

ビデオメール絡みで言えば、陽太がどうしてイザナミさんではなくひなに惹かれたのか、やっぱり、よくわからない。


惚れるというのとはまた違うというか。

むしろ、惚れなくても「慈しむ」意味での「好き」でもよかったんじゃないかな。

つまり、感情の表現が陽太にしてもひなにしても、よくわからないんだよね。

ひなは最後、まともな思考を失ってしまったから、仕方ないのだけどれど。

その分、陽太の感情の機微をもっと丁寧に描いてくれないと、ホント、え?、おまえ、イザナミさんはどうしたの?って思ってしまうよ。


あと、まぁ、これはだーまえ作品だから、仕方ないといえば仕方ないのだろうけど、今回、ひながサナトリウムから陽太の実家に帰ってから以後の、全員が、何もなかったかのように、ひなを迎えているのが、正直、全く人間っぽくなくて、気持ち悪かった。

なんなの、あの全肯定?

一人くらいは、いやー!!!なんて叫んでもいいところじゃない?

てかさ、陽太の両親が、興梠博士を恩師と呼んでいた設定ってなんだったの?

いやさ、思わせぶりな設定とか、伏線もどきがあることを否定はしないけどさ、でもさ、あれだけ、前半で、もったいぶっていろいろと、もっともらしいSF設定を入れていたのってなんなのさ?

なんか、『五等分の花嫁』のラストの、伏線投げっぱなしエンドに近いくらい、ずさんでひどくて、あえていえば、視聴者をバカにした展開だよな。

うーん、正直、腹たってきたな、これ。

こんなただの介護エンドを見たくてみてきたわけじゃないし、

それでもこんな介護エンドにしたいのなら、前半をあんなバカみたいな話にするなよ。


最後のビデオメール的なところにしたって、期待していたのは、ひながずっと「あと30日で世界は終わる」と言っていたことが、実は、量子コンピュータ的演算予測から、ひなの底上げされた知性があと30日であることにひな自身が実はすでに気づいていて、そのことに触れて、このひと夏をありがとう!みたいなことを行ってくると思っていたのだけど、

つまり、ひなは自分の運命をすでに演算済みでわかっていて、にもかかわらず、逃亡よりも陽太たちとの夏の日々を楽しむことを選んだ、というような展開だとおもっていたのだけど、それすらなかった。

いや、だったら、量子コンピュータってなんだったんだ?ってことになるし、

政府が、危険視して再び、ひなから知性を奪うようなことまでしたのは何だったんだ、ってことにしかならないじゃん。

あのさ、だーまえさ、あんた、量子コンピュータ、なめてんだろ?

SF設定なめすぎだろ?

意味がよくわからないものを適当に使って、それで、泣きが作れるとか思ってるのだとしたら、さすがにお門違い。

こんなヒドイ話になるとは思ってなかった。

何がヒドイって、この物語構成は、あまりにたちが悪いから。

最低の作品だった。

さすがにこれは擁護不能なレベルの最駄作。

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戦翼のシグルドリーヴァ 第12話『館山基地へようこそ!!』 感想

2020-12-27 00:56:10 | シグルリ
結局、ぼっちのオーディンが面倒くさいヤツだった、ってことで、全部説明された気がするw

なんか、オーディンくん?ちゃん?が、もう駄々こねてるだけのラグナロクだったってことで。

ひとりはやだよー、って喚いていただけの人騒がせな神だったw

拍子抜けw

だって、なんで、神だからって、超然としなくちゃいけないの?って逆ギレしてたわけだし。

なんだかなー。

あと、クラウが主人公だと思っていたら、美味しいところをもっていったのが宮古でびっくり。

アズズすら、ひっかけだったってことでしょ?

で、あとは、戦闘時のオーディンとクラウ、あるいはオーディンとアズズのやりとりって、まんまガンダムだよね。

ぐだぐだ自分語りをしながら、オーディンが、オレはこんなに不幸なのはなぜだー!ってうめいているだけだし。

挙句の果てには、クラウだけは、オレの血筋だからカワイイ、みたいな感じで。

うーん。

さすがにメチャクチャだったな。

まぁ、最後、オーディンとの決着をつけたのが、アズズと宮古だったのが、最大のサプライズだった。

あと、いつの間にか、三バカが死んでてワロタw

なんか、とにかくテキトーで。

英霊機がなんでオーディンが死んだ?後も動いているのか不明だし。

ホント、気分だけ、雰囲気だけで終わったようにさせてるだけで。

これ、結構、今まででワーストランクの方に入ると思うくらい、めちゃくちゃ。

神も安けりゃ、人類も安い、って感じで。

ラグナロクもバカにされたもんだよなぁ。。。

2期なんかいらない!

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アクダマドライブ 全12話 感想: 久しぶりに最初から最後まで次回が気になる最上のオリジナル作品だった!

2020-12-25 12:01:33 | アクダマ
第1話を見たときは、コテコテの「カンサイ」設定に、おいおい、これ大丈夫か?と思ったけれど、話が進むにつれて、そのコテコテ感がいい感じでケレン味のあるドラマづくりに役だっていることがわかってきて、どんどん、面白くなっていった。

7人のアクダマという、全くキャラも性格も異なる男女7人を物語の核に据えたかと思ったら、そのアクダマを追う権力側の犬として「処刑課」なんて物騒な存在を出してくる。

もともとネコが依頼しようとしていたの5人のアクダマだったのが、それが勢いで7人になってしまったけど、

物語が進むうちに、その偶然巻き込まれた一般人/詐欺師とチンピラの二人が、一方は主人公、一方はトリックスターへと変わっていく。

もちろん、もともとのアクダマ5人は、はじめからキャラ全開だし!


で、物語的には、まずは、シンカンセンに積まれた荷物の強奪劇から始まり、その中身が、不死者として人工的に調整された兄と妹の二人となった途端、一般人/詐欺師の音頭で、兄と弟を逃がすための逃避行に変わっていく。

このあたりの物語構成のスイッチの切り替えの速さは素晴らしい。

一般人/詐欺師が、たんなる巻き込まれキャラから全体を仕切る主人公に変わっていくわけだから。

しかも、いや、それってちょっと調子よすぎじゃない?と思うであろう視聴者の不満を見越して、しっかり医者という、一般人/詐欺師の対抗キャラも用意しておくのだから。

そうして、ひとしきり医者に一般人/詐欺師に対する不満を作中で爆発させながら、そこにもちゃんとチンピラによって落とし前をつけさせるのだから。

って、医者の場面もそうだけど、要所要所で、モブ=大衆による暴動という暴力で、そうした個人の悪意を無残にも消し去るところも痛快だし。

そういう意味では、万博パーク(笑)から、月に向けたロケットが発射されたり、とガジェットの配置も粋だし。

いやまぁ、それを言ったら、シンカンセンの設定やカントウの設定もそうなのだけど。

微妙に、関西人が東京をディスる快感も込められているのがニクイ。

でもまぁ、そういうトウキョウ馬鹿野郎!という感じも含めて舞台がカンサイというのがホント、ズルいw

で、最後の「人生を変える500イェン玉」w

あれはもうホントにズルい。

でも、詐欺師からすれば、すべての始まりはあの500イェン玉だったわけで、彼女がいうと確かに「人生が変わる」不思議な力を持つもののように思えるし、

最後にそのコインが兄と妹の二人の手に渡ることで、しっかり彼らの希望をつなぐという終幕もニクイ。

いやー、ホントよくお話が構成されている。

これは、マジでちょっと凄いよ!


とはいえ、最後に気になったのは、あの一般人/詐欺師の殺害シーンを全モニターに映し出すハッキングの場面だったのだけど、あれって、誰がやったの?

詐欺師? それともハッカーの残留意志?

それとも、ウサギちゃんとサメくん?

ウサギとサメの位置づけが最後までよくわからなかったのだけど、
でも、あれもきっと「因幡の白兎」にあやかってるんだよね?

ワニの代わりにサメ、ってことで。

だとすると、ウサギ&サメは、カンサイに潜伏した、反カントウを掲げる地下組織とかだったりしたのかな?

最初は、カントウがカンサイの洗脳用に用意したプロバガンダキャラかなにかと思ったけど、どうも、最後の様子を見ると違うような感じがした。

とはいえ、それも含めてすべての謎が明かされたわけでもない、というのがいい。

というわけで、いやー、面白かった。

とりあえず、時間ができたら通しで第1話から見直したいと思うけど、きっとそうしたら、いろいろと細かい仕込みがあったことにも気づきそうな気がするんだよねw

いや、マジで素晴らしかった!

映画バンザイ!だよ!

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安達としまむら 第12話『友と愛と 愛と桜と』感想

2020-12-25 10:53:33 | Weblog
最後までよくわからなかったな。

ただ一つはっきりしたことは、ここまで来て圧倒的に「しまむら」が謎めいた女性に見えてきたこと。

とはいえ、問題は、今回、安達がお泊りしてしたように、しまむらについては、家での様子まですでに筒抜けで、それなら、もう隠されていることがなにもないはずなのだけど。

でも、それでも、いまだに、こいつ、なんで、こんなに達観しているんだ?って思ってしまう。

別に、安達のように、家庭問題があるというか、母親とうまく言っていないわけでもないし。

この、しまむらの離人症っぷりは、さすがに気になるなぁ。

すっかり安達がポチみたいにまとわりついてきているにもかかわらず、それもほとんど放置プレイのようにうまくあしらっているし。

そういう意味では、あの第1回の内容で、ここまで一方的に安達が駄犬に堕ちるとは思っていなかったw

かといって、雰囲気を楽しむ類の話でもないし。

そもそも雰囲気を楽しむには作画が死んでたしw

微妙に舞台は名古屋郊外の田舎で、一軒家があたりまえの土地柄のようだけど、別にそういう環境を、都市が舞台の作品のカウンターにしているようでもないし。

やっぱり、入間人間って鬼門だなぁ。

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アサルトリリィ BOUQUET 第12話『ブーケ』感想: 緩急のある演劇的な構成で、綺麗で素敵で今後の展開も気になる素晴らしい終幕だった!

2020-12-25 10:13:19 | リリィ
なんか、最後にきて、さすがはシャフト、って感じがして、よかった。

なんていうか、ケレン味があるんだよね。

ちょっとした動作や言葉遣いに、グッ、とした溜めが常にあって、それがうまい具合に加速感をつけている。

前回からの続きで、学院を襲ったヒュージを、ノインヴェルト戦術の拡大版で倒すところにしても、最後に梨璃と夢結の二人で、パラソル!で、海底のヒュージに挑むところとか、静と動の使い方がうまいなぁ、と。

みんなでノインヴェルト戦術をつないだときは、真ん中にいる梨璃と夢結が空中から周りを見回すという点で、水平感の強調されたパノラマビューだったし、

逆に、最後のパラソルで二人が降下していく場面は、今度は完全に垂直方向のゆったりとした動き出し。

こういうところ、対照的に画面を作ってきているところが、いかにもシャフト的な「演劇的」な演出が効いていて、素晴らしい。

いやー、

久しぶりに、演出も、シナリオも、画面の動きも、作画も、ついでにいえば楽曲も、すべてがうまくマッチした、素晴らしい作品だったと思うよ。

最終話で気がかりがあったとすれば、亡霊美鈴の扱いだったわけだけど、それは、むしろ、同じ?カリスマ能力持ちの梨璃によって、さらっと、美鈴の内面の問題として片付けられてしまったところは、ちょっと拍子抜けだったけど。

でも、それとて、この百合百合した少女歌劇団風のシリーズ構成からすれば、一人の少女のもやもやした感情がもたらした不幸、それもボタンの掛け違い的な不幸だった、ってことで了解できることだし。

あくまでも梨璃の心のなかでのことだけど、一瞬、結梨が登場したことも、最終回としてはよかった。

あと、最後のところ、あれ、これ海水が戻ってきたらどうなるの?と思っていたのも、どうやら、梨璃と夢結の服を救命具に変えて、二人で海上まで上昇し漂流してきた、という、これもまたちょっとのんびりした展開も、さっきいったように「緩急」という点で、素晴らしかったと思う。

波打ち際に打ち付けられたその救命バブルを割ったら、なかから下着姿の梨璃と夢結が出てきて、それを楓が悔しそうに眺める!wってところまで含めてね。

てか、絶対そうなるよなー、っていい意味で予想/期待ができてしまう脚本って、ホント、素晴らしかった。

あ、そうそう、グロッピーも百由様とシュッツエンゲルの契りが交わせてよかったねw

ああいう小ネタをいきなりひょいって感じで投げかけてくるところも、うまいんだよなぁ。


ということで、これは、是非、2期が欲しいところ。

ヒュージとの戦いという本来のシビアな場面ももうちょっとは観たかったし、

ヒュージとチャーム、そしてリリィの間の、マギを介した関わり、というのももうちょっと掘り下げてほしかったし、

最後に判明した梨璃のレアスキル・カリスマが発動する姿もちゃんと見てみたかった。

つまりは、まだまだ見どころが多々残っているというわけで。

シャフトの復活を告げるという意味でも、続編を観てみたいと、強く思ったし、実際、いろいろと物語を作れる余地がたくさん残っているので、

是非是非、2期を!

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アクダマドライブ 第12話『アクダマドライブ』 感想: ここまでスタイリッシュな幕切れになるとは思ってなかった!

2020-12-25 01:13:13 | アクダマ
いやー、素晴らしいね。

終わってみれば、兄と妹の脱出行のために、アクダマが全員、命を散らした結末。

特に、最後の詐欺師と運び屋の奮闘は息を呑んだ。

というか、「詐欺師」と「一般人」をどこまでも使い分けたのがすごい。

あれだと、どちらかというと「煽動家」だよね。

まえにも一般人を焚き付けて暴動を起こしていたし。

今回、最後に処刑課を襲った暴徒たちにしても、もともと詐欺師が先導した結果処刑された子どもや家族たちが爆発したわけだし。

詐欺師、やるなぁ。

しかも、先に自分の命を賭けることを決めてしまうことで、運び屋の誓約まで取り付けてしまう。

確かに「マウント」を取る女のほうが強い、ということで。

女性キャラとしては、医者と好対照の振る舞い方だった。

だって、自分が犠牲になることで、運び屋を始めとした周りの人びとの心を操ったのだから。

しかも極めて自然に。

そして、運び屋は最後まで運び屋の使命を全うした。

アクダマはみな、最後まで職人だったなぁ。

まさか、兄と妹をカントウの魔の手から逃がすために、全滅するとは思ってなかったけど。、

でも、要するに、「七人の侍」の令和版の新解釈、って感じだよね。

うん、ホント、素晴らしかった。

オリジナル作品としては、久しぶりに最後まで見入ってしまった。

毎回、映画タイトルがついているから、というわけではないけれど、全体的に映画的な作りがよかった。

こういうのをもっとやってほしいなぁ。

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