正確にはコミックの42話までの感想。
それでわかったのは、この物語の基本プロットは、オリバーによる、彼の母を殺した学院の教師たちに対する復讐であること。
母殺しへの復讐という点では、これもギアスの系譜で、オリバーはいわばルルーシュの変種。
ただ、その一方で、ルルーシュのように学生の友人を駒として使うのではなく、ナナオやシェラたち剣花団との友情を育んでいく話でもある。
その点は確かにハリポタっぽいw
物語の主たる目的が復讐にあるため、主人公のオリバーも常に仮面を被っていなければならず、つまり感情に身を任せて行動するところにどうしても制動がかかるので、ナナオとの距離も縮まりそうでなかなかそうもいかない、という感じなのも、見どころのひとつなのだろうけど。
オリバーの不思議なのは、ガルダ事件のときに、結果として助力してくれたアンドリューズに敬意を払うところに見られるように、むしろ、同僚に対しては徹底的に公正であろうとしているところがある点。
なので、結果的に物語全体としては、老害は排すべし、若者は連帯すべし、という感じのGenZっぽい性急さが見られなくもない。
そう思わせるオリバーの行動がやっぱり不可解といえば不可解。
こういうのは、一人称の語りが可能なテキストのほうがしっくり来る類のものかもしれない。
そう思って気づいたのは、この作品の作者って『天鏡のアルデラミン』の作者だったのね。
『天鏡のアルデラミン』ってかなり異色の物語で、だいぶ度肝を抜かれたことを思い出した。
だって、ヒロインだと思っていた武人の女傑イグセムを物語の中盤であっさり殺してしまったから。
いや、もちろん、主人公の盾となって、という英雄性はもちろんあったのだけど。
なので、そのノリでいけば、『七つの魔剣』も、途中でオリバーをかばってナナオが死ぬ、という展開もありえそう。
ヒロインの早期脱落という点では、シェラが死ぬ可能性もなきにしもあらずだけど。
ともあれ、そういうヤバさを抱えている作品になるのは多分間違いないのだろうな。
そういうわけで、当初感じたナナオの侍としての生硬なウザさも、あえて作り込まれていたということで納得。
とはいえ、なかなか微妙な話だよな。。。
無駄に世界観の設定に凝っていて、その分、その説明のための用意された物語が目立つのもちょっと気になる。
それでわかったのは、この物語の基本プロットは、オリバーによる、彼の母を殺した学院の教師たちに対する復讐であること。
母殺しへの復讐という点では、これもギアスの系譜で、オリバーはいわばルルーシュの変種。
ただ、その一方で、ルルーシュのように学生の友人を駒として使うのではなく、ナナオやシェラたち剣花団との友情を育んでいく話でもある。
その点は確かにハリポタっぽいw
物語の主たる目的が復讐にあるため、主人公のオリバーも常に仮面を被っていなければならず、つまり感情に身を任せて行動するところにどうしても制動がかかるので、ナナオとの距離も縮まりそうでなかなかそうもいかない、という感じなのも、見どころのひとつなのだろうけど。
オリバーの不思議なのは、ガルダ事件のときに、結果として助力してくれたアンドリューズに敬意を払うところに見られるように、むしろ、同僚に対しては徹底的に公正であろうとしているところがある点。
なので、結果的に物語全体としては、老害は排すべし、若者は連帯すべし、という感じのGenZっぽい性急さが見られなくもない。
そう思わせるオリバーの行動がやっぱり不可解といえば不可解。
こういうのは、一人称の語りが可能なテキストのほうがしっくり来る類のものかもしれない。
そう思って気づいたのは、この作品の作者って『天鏡のアルデラミン』の作者だったのね。
『天鏡のアルデラミン』ってかなり異色の物語で、だいぶ度肝を抜かれたことを思い出した。
だって、ヒロインだと思っていた武人の女傑イグセムを物語の中盤であっさり殺してしまったから。
いや、もちろん、主人公の盾となって、という英雄性はもちろんあったのだけど。
なので、そのノリでいけば、『七つの魔剣』も、途中でオリバーをかばってナナオが死ぬ、という展開もありえそう。
ヒロインの早期脱落という点では、シェラが死ぬ可能性もなきにしもあらずだけど。
ともあれ、そういうヤバさを抱えている作品になるのは多分間違いないのだろうな。
そういうわけで、当初感じたナナオの侍としての生硬なウザさも、あえて作り込まれていたということで納得。
とはいえ、なかなか微妙な話だよな。。。
無駄に世界観の設定に凝っていて、その分、その説明のための用意された物語が目立つのもちょっと気になる。