なかなか手がつけられずにいた積読をようやく解消。
発売からだいぶ時間があいたので、今更ではあるけれど、
一応いつもどおり、スペース、空けときます。
正直なところ、短編集だからどうせ・・・、と思って放っておいたのだけど、読み終わってみたら、例のくだらない幕引きだった師族会議編よりも全然面白かったw
というか、本編がもはやあまりにもつまらなすぎてるわけだけど。
要するに、あまりに四葉絡みの陰謀めいた話が前面に出過ぎてしまって、もともとあったキャラ小説や学園小説の、軽さの部分がすっかり削がれてしまっていた、ってことだよなー、と痛感。
達也は、この短編集に出てくるくらい、トボけたツッコミ役の高校生という「表のかお」が機能していればこそ、あのチートな魔法能力が活かされる、ということだよね。
簡単にいえば、スティープルチェース編こそ、今回の短編集の内容を盛り込んで、前後編ぐらいにしておけば、物語が立体的になって、面白かったと思うのだけどね。
一見すると、達也によるパラサイドールの処分という本編とは関係ない内容なのだけど、でも箸休め的にちょっとひとごこちつける内容が挟まれているくらいのほうが、達也の魔法戦闘場面のような、ともすれば単調な動作の記述が続く部分を読み切るためには必要なんだな、と思った。
いや、だって、それくらいつまんなかったでしょ、師族会議編は。
三巻も使って、あのつまらなさ、だものね。
呆れちゃうよ。
でも、多分、そういうのんきな書き方は、ウェブに掲載していた時はできても、今のように、定期的に一定量の文庫を出版しなくちゃいけない電撃文庫の事情からすると難しいんだろうなぁ。
だって、ウェブ連載だったら、適当に好きな長さで刺身のツマ的エピソード、たとえば今回のエイミーの話とか、ジョージwの話とかを、いい意味でダラダラと挟み込んでアップできるけど、単行本だと、250ページと300ページとか、適切なページ数があるから、どうしてもそのサイズに合わせないといけない。
その上、刊行時期もあるタイミングで一気に出版して、しばらく間をあける、なんてことはしにくいじゃない。
となると、必然的に、一冊に一定の内容を完結させないといけない。
正直なところ、このお兄様の作者は、そういう書き方ができない人だと思うんだよね。
だから、ウェブ掲載された、達也たちの一年生の時の話は、それなりに一気に読ませるところがあるのだけど、単行本から初めてだされた二年生の話になってから、思い切りつまらなくなった。
これは問題だよねぇ。
もう少し、好きに書かせて上げて欲しいけど。
で、肝心な内容に関する感想だけど、多分、幹比古の龍を降ろす話や、レオ・エリカのローゼンの話は、これから始まる三年生の時の物語に絡んでくるんだろうね。
幹比古の方は、霊子の正体の話として、
レオ・エリカの方は、深雪も関わる遺伝子調整体という魔法師の改造の話として。
そうして、古代魔法と現代魔法の両方について、達也以外のルートから、新たな事実が提供されるような状況を用意して、それで、彼らが達也・深雪の窮地を救うのに手を貸す、という感じで。
やっぱり同級生の面々と達也・深雪が冒険を繰り広げる、という展開でないと、お話として、ボケやツッコミがなくなってしまうので、恐ろしいくらい単調になるからね。
古都騒乱編、四葉継承編、師族会議編のどれをとっても、むやみやたらと陰謀ばかりの重たい内容で、どれもつまらなかったからね。それでも、古都騒乱、四葉継承の時は、まだ、きっと師族会議編でカタルシスが得られるのだろう、学年の最後だし、と根拠なく期待できたから、なんとか我慢できたけど、師族会議編の読後は、カネも時間も無駄にした―、ってマジで思ったものね。
ともあれ、ローゼンの話。
これは今までの感想で、てっきり三年生編の要となる相手だと思っていたのだけど、今回、それなりに書かれてしまったので、これ以上、レオ・エリカ絡みで広げるのは難しいのかなぁ。
一年生の時はアメリカ、二年生の時は中国、ときたから、てっきり三年生ではドイツが、物語の中心に来ると思っていたのだけど。
うーん、どうかなぁ。
まぁ、それは置いておいても、やっぱり、レオとエリカが出てくると物語に弾みがついていいね。是非、彼らには三年生編で活躍してほしい。
あとは、カーディナルジョージw
てか、三高って、一条も含めて、もはやただのネタキャラでしかないのはなぜ?
いや、全然それでいいんだけど。
しかし、ここまで放置プレイ的にされているとさすがに不憫かもw
まぁ、いわゆる噛ませキャラってことだよね。
ということで、SSは短編集というよりもキャラ小説集という感じだったので、師族会議編よりも面白かったかなw
しかし、次巻も、こうしたエピソードかぁ。
正直なところ、花音とか五十里とか現三年生のキャラはどうでもいいんだけどね。
それよりも本編を先に進めてほしいなぁ。
発売からだいぶ時間があいたので、今更ではあるけれど、
一応いつもどおり、スペース、空けときます。
正直なところ、短編集だからどうせ・・・、と思って放っておいたのだけど、読み終わってみたら、例のくだらない幕引きだった師族会議編よりも全然面白かったw
というか、本編がもはやあまりにもつまらなすぎてるわけだけど。
要するに、あまりに四葉絡みの陰謀めいた話が前面に出過ぎてしまって、もともとあったキャラ小説や学園小説の、軽さの部分がすっかり削がれてしまっていた、ってことだよなー、と痛感。
達也は、この短編集に出てくるくらい、トボけたツッコミ役の高校生という「表のかお」が機能していればこそ、あのチートな魔法能力が活かされる、ということだよね。
簡単にいえば、スティープルチェース編こそ、今回の短編集の内容を盛り込んで、前後編ぐらいにしておけば、物語が立体的になって、面白かったと思うのだけどね。
一見すると、達也によるパラサイドールの処分という本編とは関係ない内容なのだけど、でも箸休め的にちょっとひとごこちつける内容が挟まれているくらいのほうが、達也の魔法戦闘場面のような、ともすれば単調な動作の記述が続く部分を読み切るためには必要なんだな、と思った。
いや、だって、それくらいつまんなかったでしょ、師族会議編は。
三巻も使って、あのつまらなさ、だものね。
呆れちゃうよ。
でも、多分、そういうのんきな書き方は、ウェブに掲載していた時はできても、今のように、定期的に一定量の文庫を出版しなくちゃいけない電撃文庫の事情からすると難しいんだろうなぁ。
だって、ウェブ連載だったら、適当に好きな長さで刺身のツマ的エピソード、たとえば今回のエイミーの話とか、ジョージwの話とかを、いい意味でダラダラと挟み込んでアップできるけど、単行本だと、250ページと300ページとか、適切なページ数があるから、どうしてもそのサイズに合わせないといけない。
その上、刊行時期もあるタイミングで一気に出版して、しばらく間をあける、なんてことはしにくいじゃない。
となると、必然的に、一冊に一定の内容を完結させないといけない。
正直なところ、このお兄様の作者は、そういう書き方ができない人だと思うんだよね。
だから、ウェブ掲載された、達也たちの一年生の時の話は、それなりに一気に読ませるところがあるのだけど、単行本から初めてだされた二年生の話になってから、思い切りつまらなくなった。
これは問題だよねぇ。
もう少し、好きに書かせて上げて欲しいけど。
で、肝心な内容に関する感想だけど、多分、幹比古の龍を降ろす話や、レオ・エリカのローゼンの話は、これから始まる三年生の時の物語に絡んでくるんだろうね。
幹比古の方は、霊子の正体の話として、
レオ・エリカの方は、深雪も関わる遺伝子調整体という魔法師の改造の話として。
そうして、古代魔法と現代魔法の両方について、達也以外のルートから、新たな事実が提供されるような状況を用意して、それで、彼らが達也・深雪の窮地を救うのに手を貸す、という感じで。
やっぱり同級生の面々と達也・深雪が冒険を繰り広げる、という展開でないと、お話として、ボケやツッコミがなくなってしまうので、恐ろしいくらい単調になるからね。
古都騒乱編、四葉継承編、師族会議編のどれをとっても、むやみやたらと陰謀ばかりの重たい内容で、どれもつまらなかったからね。それでも、古都騒乱、四葉継承の時は、まだ、きっと師族会議編でカタルシスが得られるのだろう、学年の最後だし、と根拠なく期待できたから、なんとか我慢できたけど、師族会議編の読後は、カネも時間も無駄にした―、ってマジで思ったものね。
ともあれ、ローゼンの話。
これは今までの感想で、てっきり三年生編の要となる相手だと思っていたのだけど、今回、それなりに書かれてしまったので、これ以上、レオ・エリカ絡みで広げるのは難しいのかなぁ。
一年生の時はアメリカ、二年生の時は中国、ときたから、てっきり三年生ではドイツが、物語の中心に来ると思っていたのだけど。
うーん、どうかなぁ。
まぁ、それは置いておいても、やっぱり、レオとエリカが出てくると物語に弾みがついていいね。是非、彼らには三年生編で活躍してほしい。
あとは、カーディナルジョージw
てか、三高って、一条も含めて、もはやただのネタキャラでしかないのはなぜ?
いや、全然それでいいんだけど。
しかし、ここまで放置プレイ的にされているとさすがに不憫かもw
まぁ、いわゆる噛ませキャラってことだよね。
ということで、SSは短編集というよりもキャラ小説集という感じだったので、師族会議編よりも面白かったかなw
しかし、次巻も、こうしたエピソードかぁ。
正直なところ、花音とか五十里とか現三年生のキャラはどうでもいいんだけどね。
それよりも本編を先に進めてほしいなぁ。