BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

UQ HOLDER! 第20話 感想

2014-01-29 14:03:44 | UQH/ネギま!
さすがは夏凛!、って感じで難局を切り抜けたのはいいけど、彼女の過去が長大、というか、文字通り悠久過ぎてちょっと困った。

1492年!
コロンブスのアメリカ発見の年じゃん!

いやー、いくらなんでも古参すぎでしょ。
どうもその彼女を救いだしたのエヴァだったようだけど。
でも、その時の夏凛は、今よりも幼い感じだから、その後多少は大きくなってから、成長がとまるような、何か事件が起こったのかな。

今回の「光」やら「愛」やらにかこつけた技を見ると、エヴァの「闇の魔法」の対極、というか、対のような存在だよね。そこら辺になにか鍵があるのかな。

何となく、前から気になっていたのだけど、今ある世界は、もしかしたら、魔法世界のほうなのかもね、でないと、さすがに1492年から・・・、というのが理解できないし、そもそも、夏凛はネギま!の頃には何をしていたのか?ってことになるので。

まぁ、順当に考えて、ネギが先導した、魔法世界と現実世界の接合によって、なんかメチャクチャことが、それこそビッグバン的に起こってしまって、それで、数多ある並行世界がグチャグチャに混ざってしまって今の世界が出来上がってしまった、とかいうことなのかもね。で、渡界機をもっているエヴァが何か不動点のような存在になってしまって、各平行世界から各種各様のUQHを集めてしまった、ってことなのかもね―。

未来設定ということもあって、いまだに、この世界が一体どんな世界なのか、情報が開示されないのがキツイな。そろそろ、中ボスクラスの事情通でも出して、そのあたり、一回、世界観の固定をして欲しいところ。

ともあれ、夏凛は難局を突破。
で、一方、刀太たちは相変わらずの超ピンチ!
これ、夏凛が駆けつけるのか、それとも増援部隊がやってくるのか?
もうこの際だから、ラカンあたりが、トゥ!とかいって登場して、敵を瞬殺してくれないかなーw それくらいのサプライズがほしいよw

しかし、それにしても、戦闘描写、無駄に残酷だなぁ。
いくら、UQHだって言っても、九郎丸を上下に両断して、その後もグリグリ傷めつけるなんてことまでしなくていいと思うのだけど。

えーと、この辺りの描写は、正直嫌い。
というか、赤松健の芸風にあってないと思う。
それは、夏凛の刺客くんの変態ぶりも含めて。

一生懸命、悪いやつを描こうとしているのはわかるけど、ものすごく上滑りしている。
そういうところも、このお話が、今ひとつ乗れないところの一つ。

しかし、刀太が主人公補正で、十字架の縛りを跳ね飛ばして、UQHとしてもう一歩強制的に成長しそうで、ちょっと困るw

というか、とりあえず、現在の刀太の不死性は、エヴァの吸血鬼に由来するものだけど、彼の血筋が物語の冒頭にあった通り、ネギと近衛に連なるものだとすれば、吸血鬼属性とは異なる種類の不死性を呼び起こしそうな気がする。

まぁ、だから何だ?ってことなんだけどね。

そういう変身に、というか、パワーアップ?に今ひとつ関心を持てないのも、ひとえに刀太に魅力がないからだよなー。

うーん、もうほんとに、夏凛を主人公にする方にギア、入れ替えようよ。
とりあえず、そうなっても、タイトル詐欺にはならないからw

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世界征服~謀略のズヴィズダー~ 第3話 『煙に巻いて去りぬ』

2014-01-28 13:36:51 | Weblog
あっれー、これ、こんな話なの?
悪の結社の頭目が幼女であるという設定をいいことに、(現代)社会の抱える矛盾について告発していく・・・ような展開?なのか?

なんかちょっと期待していたのとは随分違う方向に舵を切ったようにも思えるけど、一回こっきりのものなのか?

ピンドラのシリアスとは別の意味で、風刺もの?
絶望先生的展開?

まぁ、次回をみないとわからないけれど、征服対象が社会風刺の対象であることがデフォルトになるとちょっとキツイかな。

そういう意味で、次回は重要な気がする。

今回の感じだと、楽しくなんか全然ない、メンドーなものになってしまうから。

ていうか、今どき、絶望先生的風刺は・・・ちょっとね。。。
周回遅れ?

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ウィッチクラフトワークス 第4話 『多華宮君といじわるな妹』

2014-01-28 13:28:49 | ウィッチクラフトワークス
あはは。楽しいな―w
なんていうか、今回は特にそうかもしれないけれど、
このお話は、手放しになんか楽しいと思えるところがいいw

いや、ちゃんとメデゥーサの逃亡(脱獄?)なんかも描かれていて、だんだんとシリアスなパートに近づいていってると思うのだけど、それでも、きっと、笑いを忘れないんだろうな、と思う。

原作未読だから、これがもともとの雰囲気なのか、それとも映像の雰囲気なのかはわからないけど。

いやー、コミカルだよね―。

ぱっと見は、クールビューティーとヘタレ兄貴の二人によるバカップルと、トンデモなくブラコンの妹が織りなす、無意味な三角関係?な感じがあるのがいい。

霞ちゃん、良いキャラだー

加えて、たんぽぽちゃんたちは、もうすっかり、やられるのが既定路線w
そして、カラオケで反省会をするのも既定路線w
ドロンジョさま、ポジション。

今までだとかがりさんに瞬殺されてきたところを、分断作戦に出たにも関わらず、霞ちゃんにまたコテンパテンにやられてしまうところが何ともw

しかし、マカロンとうさ―のばかみたいなプロレスは楽しかったなー。

なんていうか、これ、演出、というか、カメラワークが最高だよね。
巨大な存在が登場すると、それだけで、カメラのフレームが多様になるから、全体的に動きも出てくるし。前回の飛行シーンもそうだったけど、こういう、動きで見せるところもあって楽しい。

ウイッチクラフトワークスって、何回見ても楽しいところがいい。
そういえば、ガルパンの時もそうだったから、やっぱり監督力なのかなー。

次回は多分、メデゥーサが登場したりして、年配の魔女たちによって、この世界がどうやって成り立っているのか、とか、多華宮君が狙われるのはなぜ?とか、少しずつ語られていくのだろうけど。

そういったシリアスを、妙な三角関係?とたんぽぽちゃんたちの奮闘?によってコミカルに包んでいくんだろうな、これからも。

いやー、ホントに楽しい。
緊迫感はほとんどないのだけどw、次回がとても楽しみになる。
不思議なお話。

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UQ HOLDER! 第19話 感想

2014-01-22 18:52:37 | UQH/ネギま!
案の定、九郎丸がボコられる回。
それで助っ人参上!となると思ったら、
どうやら刀太が自力で封印を解きそうで。。。

うーん、それはないかなー。

もしも、刀太が封印を自力で解呪するなら、いい加減、彼のその潜在力の高さをきちんと説明してくれないと困る。いやまぁ、マジでネギが爺さんなら、サラブレッドってことはわかるんだけどさ。でも、この世界は、超格差社会なわけでしょ?そこで血統が経験を超える、なんてことになるなら、お話いらないよね。

いわゆる俺TUEEEE!って世界をやりたいのかな?
だったら、キャラ設定が違うと思うんだよね。

いや、別にエヴァでなくてもいいから。
是非とも、助っ人のUQHを誰か、出してくれ。
少しは、UQHの秘密の幅の広さに触れてくれ。

ホント、刀太と九郎丸の話はつまらん。
あと、九郎丸が男と女のどっちを選ぶか、というのも、どうでもいいかな。
この先、ずっと、このネタを引っ張るのはちょっと勘弁。

あと、バトル描写、つまらないし、迫力ない。
多分、線がシャープ過ぎるからだと思う。
イラストならこれでもいいんだろうけど。

なんか、いろいろと袋小路に入ってる気がする。

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東京レイヴンズ 第15話 『DARKNESS EMERGE -邂逅-』

2014-01-22 18:40:43 | レイヴンズ
あー、なんか、第二クールに入って失速してないか?
ものすごく雑な作りになってきている。

原作的にはここからが面白くなっていくところなんだけど、いくらなんでも、ストーリー、はしょりすぎ。これじゃ、ダメだろ。原作読んでてもわからないもの

それに、ようやく第一部後半の超中心人物である相馬多軌子が登場したのはいいけれど、これ、CV、どうにかならなかったのかなあ。
やっぱり北斗と被ってちゃだめでしょ。

最初はなんとかなるかな、と思ったけど、多軌子が「ぼく」と称するところで、これは駄目だなー、と思った。残念だな、全く。こんなところでキャストをケチるなよ。

それから、新たにOP、EDともに変わったけど、これもなんかガチャガチャ唄ってるだけどのロックもどきで残念。春虎が此処から先は頑張る、って勢いを表現しようとしたのかもしれないけど滑ってる。大体、OPの映像は、前のOPのものをかなり使いまわししてるだけだし。

なんだかなぁ、ガッガリだよ。
クオリティ、どんどん、下がってないか?

違和感のもとは、やっぱり陰陽道、陰陽師、という、東レの最も核になる部分を軽く扱っているようにしか見えないからなんだろうな。

ホント、残念。
今回から7巻に入ったけど、ここからは、原作を素直に読むことを勧めたい。
ここからは、春虎をはじめとして、それぞれが葛藤を抱えていくところで、その葛藤が各人の成長を進め、物語の緊迫感を生み出すことになって、そこが読んでいてとても面白いところなのだけど、多分、この作りでは、そんなことの表現は望むべくもなさそうだから。

なんだかなぁ。

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ウィッチクラフトワークス 第3話 『多華宮君とクロノワールの罠』

2014-01-20 18:45:29 | ウィッチクラフトワークス
何の期待もせずに見始めたのだけど、これが意外と面白い。
原作があるらしいけど、それも未読、というか、そもそも知らない。
でも、この展開やら設定やらは、意外といい。

多華宮くんと火々里さんの関係が何ともね。
普通に考えたら、男女の役割が完全に逆になっているところも不思議な感じ。

でも、なんだろうね、これ、もしかしたら、子供の頃に、二人の間で、魂と身体が入れかわったりしているんじゃないのかな。で、そのことをきちんと覚えているのは火々里さんだけってことなんじゃないかな。

というか、そういう風に展開していったら、面白いな、と。

あと、これ、やっぱりガルパンをやった水島監督だから面白いのかな、と思ったのは、今回の、箒での飛行シーンね。いきなりの浮遊シーンで、暫くの間は、とにかく飛ぶことだけが描写されていた。これ、ガルパンの時の、戦車に乗ったままの目線で動く、というのに近いのだけど、どうも突然、作中内キャラの目線を再現するような動きを入れてきて、何というか、画面に引き込む。

こういうのはいいな。

お話の不思議さ?と、動きのある映像、あとは、いろいろとたんぱぽたちが残念なことを含めてw、コミカルなネタを入れまくる。原作を知らないから、どこまでが原作通りで、どこからが映像化した時のオリジナルなのかはわからないけれど、全体のバランスがいい。

次回は、どうやらブラコン?の妹キャラの登場のようで、しばらくは主要人物の紹介に徹して、いきなり彼らが全員勝手に動き出すような展開になるのかな。

ともあれ、この作品は、意外といい。

なんか、今期は全体的にマンガ原作の方が調子いいような。
というか、最近のラノベが、もう劣化コピーものばかりで、完全にストックを食い尽くしたからなんだろうな。魔法戦争なんて、マジで目も当てられないから。

ということで、極めて普通に、次回が楽しみ。

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凪のあすから 第15話 『笑顔の守り人』

2014-01-19 18:54:10 | Weblog
うーん、これは2クール目で完全にバケたなー。
どこから手を付けていいのか、わからないくらい。

もともと龍宮城の影響のある話だとは思っていたけど、
ウラシマ効果をこうやって5年って月日で実現させるのは上手い。
だけど、光にとっては酷だよなぁ。
文字通りのコールドスリープ。

ともあれ、まずは、そんな状況を実現させた設定の回し方に脱帽するしかない。

それにしても、14歳と19歳、というのは全てにおいて残酷だな。

いや、普通に考えれば、たった5年でしかないのだけど、でも、ローティーンからハイティーンへの5年間はまず世界の見え方が全く違う。

そういう一般的なズレがあることが大前提で、その上で、光の場合は、覚醒した時点で、こんどは、まなかを置き去りにしてしまうわけだよね。

だから、光を巡っては、少なくとも三つの時間が流れている。

5年先を歩いてしまったちさきの時間、
5年を経て追いついてしまった美海の時間、
それに、多分、永遠冬眠?についているまなかの時間

この三つの時間とどう折り合いをつけるのか。

面白いことに、第1クールと第2クールとでは、巧みに、作中内時間を感じさせる主人公の役割が光から美海に変わってるんだよね。

それはまぁ、当然で、光はこの5年間を知らないわけだし、また、光は、多分この先、ちさき、美海、まなか、の三人との関わりをどうするのか、考えていかないといけない。その彼の心情をコアにしたら、物語が破綻してしまう。

だから、語り手の視点は、あくまでも美海になるわけだけど、しかし、5年前から美海が光に想いを寄せているのは視聴者からすればわかっているわけで、その視点からこの先の物語を見せられたら、もうやきもちするしかないよね。

だから、簡単にいうと、第1クールは光の物語だったけど、第2クールは美海の物語になった、ってことで。

それも上手いことに、ふたりとも今や同い年なんだよね。
うーん。

それにしても、浦島太郎や竜宮城の雰囲気を示しながら、まさか、こんなふうにひっくり返すとはなー。

その意味では、新OPの光が「空」に向けて手を差し出したら、その先が同じように青い「海」ってのはいろいろと暗示的。

普通だったら永遠を表す天空がそのまま反転して深海によこたわるまなかになるわけだから。

これはね。。。

ホント、化けたな。

正直なところ、第1クールの中盤は、この話、一体どこに向かうの?って疑問に思っていたし、お船引とかこんなに引っ張る話なの?って思っていたわけだけど、結局のところ、第1クールで描いていた事件の全ては、美海が光の優しさに触れて彼のことを密かに想うようになることで、第2クールの語り手=主人公になるための展開だったんだよね。

ホント、やられました。

それだけに、光たちのいる世界に「追いつきたい」と思って実際に同い年という形で追いついてしまった美海が、つまり、同じ舞台にあがった彼女が一体どんな風に心を揺らすのか。同時に、5つ歳を重ねてしまって、不運にもその舞台からはじき出されてしまったようにみえるちさきが、どうやってその舞台の上に戻るのか。あるいは、戻らないのか。そして、まなかはどうなるのか。

ややこしいけど、展開が気にならない訳にはいかない。

さて、次は、要が覚醒する番なのかな?

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世界征服~謀略のズヴィズダー~ 第2話 『食卓から墓場まで』

2014-01-19 18:23:51 | Weblog
これはいい。
どんな形であれ、一体この先どうなるんだろう???
という期待感の募り方がハンパない。

ギャグに転んでも、シリアスに転んでも、それがそのまま直接的にとる必要はないよ!っていう、あやふやな二重感がすでにあって。
つまり、ギャグになっても一種のペーソスとして受け取って欲しいし、シリアスになっても笑いは忘れないよ、って雰囲気が感じられる。

絵も、お話も、展開も、音楽も、とりあえず、どれをとっても、とてもバランスがいい。

ことバランスってことで言ったら、今期で一番いいんじゃないかな。
よっぽど酷いことをしない限り、最低限でも佳作で終わりそうな予感がするかな。

多分、「征服」ってことが、ホントのところ、ヴィニエイラやズヴィズダーにとってどんな意味を持つのか、そこのところが実はあまり明らかでない。そのあたりが、この先の展開のポイントなんだろうな。

極めて日常的な幸福という意味で「征服」を使いそうな気もするし、とはいえ、ヴィニエイラのもつ超絶「征服力」を見れば、文字通り、地球規模の、惑星規模の何かを意味するようにも思える。

まぁ、脚本の人がTYPE-MOONの人だから、「征服」っていうのは、どうしてもイスカンダル=「征服王」の意味で捉えたくもなるわけで。それは決して「圧政」ではないよね。

そういう意味では、タイトル自体がもつ「世界征服」と「謀略」がいったいどんなことを指すのか。両者にどんな関係があるのか。ズヴィズダーの暴力によって一体どんな世界征服がなされるのか?

つまり、タイトル自体が、非常に上手く練られた「謎かけ」になっている。
それが上手いなぁ、と思う。

だって、「世界征服」だぜ! わけわかんないじゃん! 普通は。

その壮大な謎掛けを一見するとはぐらかすような滑り出し。

そういうところが上手いなぁ。

とりあえず、明日汰が、料理人としてまずはドヴァーの役割を果たしてしまったのが微笑ましい。

しかし、その家族的団欒があればこそ、終盤における惨劇も格別なものとなるのだ・・・・なんて想像しちゃうよね。

ともあれ、1話、2話はいずれも超満足。
次回が楽しみ。

さぁ、蓮華ちゃんたちは、一体全体どうズヴィズダーに絡んでくるのだろう?

まぁ、某綺羅星の人たちやピンドラの匂いがするのも確かなんだけどねw
その安っぽさも含めて、この先が楽しみだなぁ。
裏切らられた裏切られたで、それでも、次の瞬間に即納得していまいそうな雰囲気がホント、ハンパないw

あ、そうそう、OPもEDもいいね!

にしても、ユー・ディー・オー=UDO=ウド、ってなんなんだろうねーw

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UQ HOLDER! 第18話 感想

2014-01-15 18:42:52 | UQH/ネギま!
面白いくらい、刀太と九郎丸の回になると、つまらなくなる。
刀太はあっさり倒されてしまうし(というか、不死性を封印?されてるし)。

これだと、九郎丸が頑張るしかないけれど、どう考えても、刀太と九郎丸にとっては格上の相手との戦闘だから、刀太に続いて九郎丸がピンチになったところで、他のUQHのメンバーが助太刀に入る、ってところかな。

まぁ、これまでの流れだと、九郎丸が頑張って、刀太にとって「頼りになれる」存在であることを証明しようとするのだろうけど。

・・・とはいえ、そういうのはなー、正直、どうでもいいや。

ネギま!の時もそうだったけど、戦闘ってイベントは、無用にだらだらと頁数ばかり食うから面倒なんだよね、そもそも。コマばかり食うというか。そのくせ、やっぱり、赤松健って漫画家はバトルの描き方が上手くないんだよね。愚直に細部を描きすぎるというか。

そろそろエヴァの再登場による瞬殺!ってのがみたいところだけどw

なんていうか、バトルといっても、刀太と九郎丸だと、ネギと小太郎の修行シーンを延々が見せられているような感じがするんだよね。なので、どうしても退屈。

そういう意味では、刀太のバディとして「頼りになる存在」になろうと頑張った九郎丸も瞬殺され、前回、超の襲撃を受けた夏凛も劣勢に立たされているところに、他のUQHメンバーが駆けつける、という展開を希望。

で、そのUQHメンバーが敵を圧倒して、それで、何であんな民間軍事会社なんかに襲われなきゃいけないのかを、とっとと説明してほしい。

というか、半端に民間軍事会社なんて存在を出してきているのもなんか嫌なんだよね。このUQHの世界がネギま!の世界の未来であって、どうもネギたちの計画がうまく行かなくて、わりとディストピアの未来が生じている、ってことのようで、その結果、国が力を失い、魔法力を戦闘力にした傭兵=民間軍事会社が跋扈している、ってことなのだろうけど。。。

でもさー、ネギま!の未来がディストピアってことだけでも、普通に「鬱」なんだよね。

なので、そんな鬱な世界がどうして生じてしまったのか、ってことぐらいは、そろそろ、ちゃんと作中で説明してほしい。

でないと、何か、世の中の気分として民間軍事会社でも出しておくか、ってやってるようにしか見えないんだよね。

でも、そういう半端な使い方はあまり感じが良くない。

ということで、さっとさとUQHの助っ人を登場させて、お話を進めてくれ。

ていうか、夏凛を出してくれー。

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東京レイヴンズ 第14話 『Black Shaman ASSAULT -術比-』

2014-01-15 18:21:56 | レイヴンズ
まさか、13話と14話の二回で6巻を消化するとは思わなかった。
今回は、OPもEDも省略で。
これで完全に今までのOPとEDのことを忘れさせて、次回から新OPと新EDに移行するのを狙っているのかもしれないけれど。

それにしても、さすがに詰め込みすぎじゃないかな。
全編に亘って、ぶつ切りの、ダイジェストな感じがして、これだと原作の面白さが伝わらないのではないだろうか。

というのも、6巻のポイントは、蘆屋道満と大友の間の「術比」そのもののスゴさではなくて、その最高水準の陰陽師同士の真剣勝負を目の当たりにした春虎が、自分たちが極めて危機的な状況にある、ということをすっかり忘れて、二人の陰陽師の術の掛け合いにどんどん惹かれてしまい、むしろ、その凄まじさに恍惚として行くところにあるんだよね。

だから、そのカットが入らないのは、ちょっとね・・・
というか、かなり残念な気がする。

そもそも原作の語り手は春虎なんだよね。
基本的には彼の視点から事件が捉えられていく。

もちろん、そんな一人称視点は、映像にしてしまったら維持するのは無理なことはわかるのだけど、けれども、今後の展開を考えたら、この回の「術比」を捉える視点は、可能な限り、春虎が見ているものだ、ということを理解させるカットの挿入が何回か、欲しかった。それも、思いきり彼の目に寄せたカットで。春虎が術比を、恐怖と畏敬の両方を込めて「凝視」しているものとして。

なんというか、そういう切迫さがないまま、6巻の内容を全部消化しました!って感じで無難に済ませてしまったのはもったいない。半端に鈴鹿がデレるところを描くくらいなら、そっちに時間をさいて欲しかったなぁ。それくらいなら、無理矢理二話で6巻を消化するような構成にせずに、3話に分けて行けばいいのに、と思う。

あとは、あー、確かにこれ、難しいよなー、と思ったのは、実際に陰陽師対決になると、術を一通りきちんと唱えて戦わなくてはいけないわけだけど、これ、正直にやると、思い切り時間をくうね。しかも、詠唱の呪文?に漢字が与えられないから、原作にあるような、陰陽道的オドロオドロしさが全く伝わってこない。この辺りの処理の仕方は、もうちょっと工夫がほしい。

あるいは、漢字的、というか、象形文字的な禍々しさが、口頭で術を唱えるだけでは全く伝わらないから、その分、画面をもう少し暗めにして、道摩法師と大友の対決の厳しさを表現して欲しいと思ったかな。

とにかく全体的に雰囲気が軽い。というか、軽すぎる。

春虎たちを全員描こうとするとどうしても棒立ちの静止画になってしまうので、とても間延びした感じになってしまう。それくらいなら、春虎だけにカメラをあわせて彼の表情の変化だけを追っていけばいい。

・・・という具合で、どうも半端にエロや萌え要素を入れようとしているせいか、肝心なところで、緊迫感の欠ける絵作りになっているのは残念。

決していい加減に作られているわけではないのは、3話で、春虎と夏目が鈴鹿の泰山府君祭を阻止しようとするところで、ちゃんとアクションになっていたところからわかる。あの第1巻を扱っていた頃は、ちゃんと春虎目線で物語が進んでいたんだよね。

もちろん、それは、春虎が能動的に行動を起こしているから、その描写をするだけで、自動的に春虎目線で事件を見るようになるということで、逆に言うと、今回は、春虎は単なる観戦者でしかなかったから、自動的に春虎目線を感じることができなかったのかもしれないけれど。

とはいえ、それは画面の作り方でいろいろと調整できると思うのだよね。

心配なのは、これから先の話は、今回以上に、様々な人たちがそれぞれの立場から動き始めるようになるので、その事件の推移だけを消化しようとすると、その事件が持つ物語全体の意味、とりわけ春虎にとっての意味が不鮮明になってしまうように思える。

でも、その「春虎への影響」が感じられないと、そもそも何でそんな事件が起こっているのか、伝わらないはず。

大体ここのところの展開だと、そもそも春虎が主人公に思えないしね。

いや、思っても、いわゆるラノベ的な鈍感さをもつハーレム主人公のように見えてしまう。そういう要素が原作には全くないとはいわないけど、でも、そんな要素ばかりが強調されるのもねー。

特に、7巻以降の展開は、そんなハーレム展開のような呑気さとは無縁のシビアな展開なので、そのシビアさをどこまで映像化できるかどうかで、東レの評価も決まってしまいそうに思えるのが困るところ。

6巻を描いた前回と今回を見ると、大分、不安になる。

終わってみたら、原作の方が遥かに面白かった、ってことにならないといいけど。

心配だな~。

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