BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

天国大魔境 第64話 『船山通③』 感想:いろいろとキルコとマルの「始まり」の物語を描くシリーズだったのね。

2024-05-24 22:14:31 | 天国大魔境
まぁ、園長の船山のタイトル回だから、そういうことか。

桐子や春希が死ぬ直前の様子が、トールの口から断片的にでも語られる。

もちろん、ロビン視点からの答え合せがないと真相はいつまでたっても藪の中のハズだけど。

そのあたり、この船山シリーズで明らかになるのかな?

で、最後に出てきた、三倉まなか、って、実は元園長の婆さんの脳が移植された子だよね。

で、その園長に身体を奪われて脳だけになってロボの身体に入ったのが、今、キルコたちと道中をともにしている「ナタ」。

うーん、因果だなぁ。

しかし、園長は、その後、ここで新天国を作ったのか。

じゃ、三倉まなかとしての園長がマルに会ったのはどこだったんだ?

その話も次回あたり描かれるのかな?

あとは、生前の桐子が撮影していたロビンの殺害現場写真がちゃんと現像されるのかどうか。

というか、そもそもそんな写真がちゃんと写っているのかどうか?

あとは、当然、フィルムだから、同時期に他の子が写した写真も残っているんじゃないかなってことで。

その中から、ロビンとか船山孤児園とか、あるいは、それこそ三倉まなかに関わるものが見つかるのかもしれない。

というかまんなか広場にナタが行ったら、多分、かつての自分の顔・・・の斉唱した姿に、一応、気がつくんじゃないかな?

ホント、因果は巡るね。

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天国大魔境 第63話 『船山通②』 感想:これは船山通の物語に見せかけた桐子とロビンの確執の話だったね。

2024-04-25 13:17:14 | 天国大魔境
天国大魔境 第63話 『船山通②』 感想:これは船山通の物語に見せかけた桐子とロビンの確執の話だったね。

正直、ここのところ、なんで今さら船山通の物語を始めていたのかわからなかったのだけど、今回の最後でようやくわかった。

要するに、ロビンがどうして桐子に手をかけなくちゃいけなかったのか、その真相を明らかにする話だったわけだ。

正確には、当事者であるロビンがいないから、経緯でしかないのだろうけど。

少なくとも船山が知る事実が明らかになるということで。

そもそも、今の「脳は春希、身体は桐子」のキルコが誕生したのも、春希が下半身を食いちぎられたことがきっかけだったわけで、そのほぼ絶体絶命な春希の脳が桐子の頭に移植されたのはなぜ?ということが明かされる。

今回の最後のコマを見ると、桐子の身体が得られたのは、ロビンが桐子を撃って殺害したから、ということのようで、多分、その様子を船山は見かけていたのだろうな。

問題は、ロビンによる桐子の殺害が、ロビンの意志だったのか、それとも桐子の意志だったのか、ということで。

妹思いだったロビンが、妹を助けられなかった無念から、今度は弟の春希の方を救おうと思ったのかもしれないし、

逆に、桐子が春木を救いたい一心で殺害を望んだのかもしれない。

ただその場合、ロビンと桐子の二人ともが、脳移植による春木の生還方法を知っていた、ということになるから、やっぱり、ロビンの意志なのだろうな。

となると、ロビンはそれ以前に、脳移植の方法を知っていて、かつ、その施術ができる男として迫田=猿渡のことを知っていたことなるのだけど。

そのあたりの出会いの話が描かれるのかね?

そもそも、子どもの頃、瀕死の状態にあった桐子と春希を救ったのが、ロビンと船山だった、という事実が、春希を生かそうと思ったロビンにどう影響していたのか、も気になる。

で、さらにもう一段階高い視点で見れば、ここのところ、マルの過去の話からいつの間にかキルコの過去を辿る話に移っているので、このキルコ誕生秘話?みたいな話が、マルの側の物語にどう関わってくるのか、が気になる。

この感じだと、思っていた以上に、ロビンが、マル側とキルコ側の話をつなぐトリックスターだったのかな?とも思ったりして。

要するに、ようやく、物語が本筋の方に戻り始めたのかな、と思ってきている。

しかし、ロビンってそんな重要な役だったのか。

いや、まだわからんけどw

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天国大魔境 第62話 『船山通①』 感想:これは船山通が孤児院を作る物語。。。

2024-03-27 09:38:44 | 天国大魔境
この流れは、船山孤児院が作られる流れ、ってことでいいんだよね?

これだけ船山通が自責の念にかられている、ということは、

よくわからないけれどあと一日天災が早ければ、自らの手で人を殺める必要がなかったということで。

人の命に対して過剰に反応するようになってしまった。

問題は、流れ的に、これが子どものときの稲崎露敏とどう関わるのか、だけど。

あるいは、露敏の人生をどう変えるか、だけど。。。

それは次回あたり、一気に物語を加速させてくるのかな?

それにしても、そもそも露敏の過去編になってから、物語の向かう先がわからなくなってきて、ちょっと月間連載で追いかけるには厳しくなってきた気もする。

ここらで、一回、マルたちの視点でも通じて、当座の物語の着地点をみせてほしいところかなぁ。

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天国大魔境 第61話 『まんが道②』 感想:ナタが便利すぎる、あと雷撃ヒルコって誰だ?

2024-01-25 16:14:43 | 天国大魔境
『ベータボーイ』、いきなり連載打ち切りかよw

世知辛いにもほどがあるw

そりゃ毛沼吾作先生もあんな世紀末な表情をなさるはずだw

しかし、大人の事情、とは・・・w

なにマンガの中で描いてるんだかw

で、学園のあった烏之衣島(いずくのえしま)って鹿児島県だったんだね。

ナタ、優秀。

てっきり瀬戸内海あたりかと思っていたけど、秘密施設はやっぱり離島ってことで、鹿児島だったのかなぁ。

でも、このロケーション、ちゃんと意味を持つのかな?

あと、最後にでてきた船山通って誰だっけ? 船山孤児院の関係者だっけ?

ちょっといろいろと固有名がわからなくなってきた。

それとデパートで出てきた電撃ヒルコって誰かな?

この作品、チマチマと伏線をあちこちに張っていて、忘れたときにそれを作中で、あたかも当たり前のことのように語り始めるから、文脈を見失ったら結構前まで見直さないとわかりにくいのが玉に瑕。

そういう作品だから、ぜひとも打ち切りだけは避けてほしいw

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天国大魔境 第60話 『まんが道①』 感想:唐突に漫画家たちが現れたw

2023-12-26 12:19:31 | 天国大魔境
いやほんとに、唐突にも、ほどがある。

まぁ扉ページでタイトルに「まんが道」とあったから、それほど奇異には思わなかったけど。

ただ、それにしても唐突。

とりあえず、今回登場した二人のまんが家、片桐ポルカと毛沼吾作が今回の騒動の中心になるのだろうけど。

さしあたって、毛沼先生所望の「ベータボーイ」の8巻以降とそれが残っているであろうデパートの残骸が今回のエピソードの出発点になるのだろうけど。

それと、トールや露敏の話がどう関わってくるのか。

あと今回冒頭で描写されていた地震と、新旧の天国との町割りとかが関係しているのかどうか。

このあたりかな、とりあえず気になったのは。

以前はまだ、マルたちの旅と高原学園の過去描写が相互に描写されるという、物語のフォーマットが決まっていたから、それがわかって以後は比較的読みやすくなったけど、高原学園の謎が一通り解けた今は、語り方のフォーマットが今ひとつはっきりしないのが読みにくい。

まぁ、いずれ、時間軸や空間の重なり具合もはっきりしていくのだろうけど。

序盤がこんなかんじでちんたら進むのも、毎度のことだけどね。。。

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天国大魔境 第59話 『あめのぬぼこ』 感想:露敏の過去編がようやく始まった感じかな。

2023-11-25 09:23:54 | 天国大魔境
なるほどね、キルコとマルが高原学園の大阪分室を目指す過程で、かつてそこで過ごしていたはずの露敏と真凛、そして前回登場したトールの関係が描かれていく、という構成。

相変わらず、過去の話と現在の話が並行して進んでいく、という流れのよう。

今回の感じだと、まず露敏の家に押し入ったトールが真凛を含めて、露敏以外の家族を殺してしまって、その過程で露敏とトールが知り合う感じかな。

で、現在の時間で、盗賊団をつくったキルコたちが押し入った先で、今のトールに出会う、という流れかな。

で、そのトールの口から露敏の過去が語られる。

なんだったら、トールと露敏は今、組んでいて、トールのところで露敏と再会する、あるいは、露敏の居場所を知る、ということとかになりそう。

いずれにせよ、この先、露敏が現代のキルコたちの行動にも影響を与えそうな流れかな。

あとは、その過程の歴史解釈で、ロボ化されたナタがかつて見た記憶を提供して、真実味を増していく、あるいは、本当の真相に近づいていく、という感じだろうか。

まぁ、今回、ようやく新章の舞台がセットアップされたようなものだから、なにを書いても単なる憶測に過ぎないけどねw

ただ、どうやらナタが、この先のキルコとマルの水先案内人の役を果たすのは間違いなさそう。

だいぶポンコツで使えないパートナーになりそうだけどw

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天国大魔境 第58話 『稲崎真凛』 感想: まさか新章が、崩壊前の露敏の日常から始まるとは!

2023-09-28 10:09:01 | 天国大魔境
今回から新章開始!だったわけだが、まさか、崩壊前の、中学時代の稲崎露敏のエピソードから始まるとは思ってなかった。

前回までで一応、天国の時間とキルコたちの時間とのズレについては認識できたと思っていたのだけど、そこからまたぞろ崩壊前の露敏だからね。

しかも、露敏の妹の真凛まで出てくる始末。

てか、この妹は確か死んじゃってたよね?

となると、今回出てきたトールと露敏がやり取りするようになるうちに真凛が死ぬような事件が起こる、ということかな?

一応、冒頭のトールの話しぶりでいくと、体のいい「弱者」をトールが探しているうちに露敏と出会う展開なのかね。

で、問題は、この露敏の過去のエピソードが、現在のキルコたちの行動とどう絡んでくるのか?

それから、前回からキルコたちと同行することになったナタが、過去の天国の記憶をたどりながら、露敏の話に関わるようなネタを提供してくれるのかどうか。

とりあえず、トールはその後、誰になったのだろう?

って、もうバレがあったんだっけ?


ということで新章開始はいいのだけど、それがまた、過去話と今の話の行き来で展開されるのはちょっとつらいなぁ。

一旦、今の話で向かうべきゴールなり目標なりを示したところで、その関係で露敏の過去話に流れていくならまだわかるのだけど。。。

せめてキルコ&マルとナタの関係がどうなりそうか閑話でも挟んでくれたら良かったのだけど。。。

ということで、全く先が見えないw

まぁ、マルが兄弟のヤマトを探すのだけは確定だろうけど。

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天国大魔境 第57話 『人食い』 感想: とりあえず「天国」がなんであったのか、これではっきりしたね!

2023-08-24 18:43:51 | 天国大魔境
前回から引き続き、青島による、高原学園の設定の答え合わせ回w

どんどん明かされるクローン技術の真実。

あはは、マルじゃないけど、これはうぇ!わかんねぇ!ってくらい、すごい高原学園の裏話をしていた。

いくら相手がマルだからって青島も気を許し過ぎじゃない?ってくらい。

しかし、学習型超AIのミーナが受精卵のゲノムをあれこれ編集して、学園の子どもたちを超人として生み出していたのか。

しかも人工子宮を通じて誕生させていたのなら、やりたい放題だし。

だから、あれだけの子どもたちが在籍していたわけで。

その子たちの育成のための施設が、「天国」だった。

「いずくのえ島施設」というから、ホントに離島だったんだね。


で、そこまではいわば学戦創設者の思惑通りだったのだけど、そこから逸脱することが生じてしまった

そのひとつが、超人の子どもたちに、発症して死ぬと怪物になってしまう病気が現れたこと。

つまりヒルコ化のこと。

ヒルコ化の事実を、青島ですら神罰と呼ぶってことは、その病気の来歴が彼女にもわからない、ってことだよね。


で、同じく理由がわからないってことなら、そうした人工的に作ったはずの超人から第2世代の子どもが生まれてしまったということ。

コナとトキオのこどもであるマルとヤマトのことだけど。

で、これが計画外の逸脱事件の2つ目。

マルのヒルコ殺しの能力を考えると、超人という種が発達させた「自己免疫」能力のようにも思えるけど。

どうなのだろう。

何れにせよ、ヒルコまわりのことは、例の「神様」の話が関わってくるのは間違いないのだろうけど。

どうやってその「神様」因子がミーナの元に届いたのか。

普通に考えたら、ミーナが生体実験した被験体の中に、ヒルコのミイラを神として祀っていた一族が混じっていたということなのだろうな。

あるいは、超人製作用に提供された精子と卵子の出所がその一族のものだったとか。

となると、彼ら一族と高原学園を繋いだ第三者が板ってことになるけど。。。


ということで、肝心なところは引き続き謎として積み残されてしまった。

その積み残された問題を抱えたままマルとキルコは再び旅に出ることになり、それが次回からの新章となる。

ただ、同行者としてAIロボ?のナタが二人に加わることになったのだけど、このナタって、あの体を院長先生に取られたナタだよね?

そうすると、実はあのロボの中には、ナタの生体脳が詰め込まれているんじゃないの?

あるいは、ナタの生体脳をマインドアップロードしてAI化したとか。

ロボの周りに生体脳を維持するような装置は見られなかったから、やっぱりマインドアップロードされたのかな?

ともあれ、道すがら、ナタの能力も示されていくということになるし、もしかしたら、マルがその事実に気づいていくのかもしれない。

ということで、次回からの新章が楽しみ

そうそう、とりあえず、施設襲撃事件の後、奈良と茨城にあったクローン施設の備えた研究所を、青島と猿渡の二人で復興省にしたというから、とりあえず今後も青島と復興省は、マルとキルコの支援者側につく、ってことでいいのかな?

奈良と茨城の間で仲間割れしないといいのだけどw

とまれ、ナタの活躍に期待!

というか、ナタは何をするために登場したのだろう?

あと、なぜ、マルとキルコに同行することになったのだろう?

青島にはなにか狙いがあるのだろうか?

となると、青島もただの支援者と理解するわけにもいかなくなるけど、さてどう成るのだろうね?

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天国大魔境 第56話 『青島裕子』 感想

2023-07-25 12:26:20 | 天国大魔境
マルと竹塚ミチカの共闘で、なんとかアンジュラスを撃退して終わり。

でタイトルにある通り、その後、青島裕子と接触して、マルがトキオとコナの息子であることは、双子、というかクローンかオリジナルかどちらかわからないけど、マルと同じ顔をしたヤマトがいること、などが判明。

といっても、読者からはそれはもう既知のことで、ようやく物語本編の中で答え合わせが進んだという感じ。

というか、前々回の迫田とこの青島裕子の登場によって、初期にあった謎はあらかた解かれた感じなので、ここから先は、ミクラから渡された薬をヤマトに届ける旅を始める一方、ヒルコの元になった御神体?の解明って方向に物語としては舵を切るのだろうな。

青島裕子がらみで復興省も一応、マルとキルコの後ろ盾になりそうだし。

そういう意味では、次回と次次回あたりで、マルとキルコのバディをどうするか問題とかに決着をつけて、感じ的には第2部開始!って具合になりそう。

面白いので、これからも追っていこうと思っているけど、ただ、このペースで続けられるのはちょっと密度的に物足りなさそうなので、ホントはもう少し、話が進んでからまとめて読んだほうがいいのかもね。

その間にアニメ第2期が決まったりするといいのだけど。。。

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天国大魔境 第12話『旅の続き・旅の始まり』感想

2023-06-25 10:00:59 | 天国大魔境
え、これ1クールで終わりだったの?

ディズニープラス独占っていうから、てっきり『サマータイムレンダ』のように2クールやるのだとばかり思っていた。

そういう意味では、なんとも中途半端な終わり方。

ていうか、ここで終わり、は正直、ヒドイな。

一応、学園が襲われて、最後はミミヒメたちが学戦の外に保護されたところで終わり、ってことになったけど、トキオの時間軸とマルの時間軸の先後関係とかまでぼやかしたままで終わらせちゃったからね。

せめて両者の関係や高原学園の設立意図、あるいは復興省の出所くらいが、見ていれば、ああそういうことだったのね、ってわかるところまではやればよかったのに。

まぁ、原作もまだ連載中だから、もしかしたら、1年半後くらいに2期がはじまるかもしれないけれど。

ただ、それにしても、こんな思わせぶりなところで終わらせちゃだめでしょ。

いや、この作品自体は面白いと思っているし、久しぶりにちゃんとストーリーがありそうで、第1話でちゃんと引き込まれたし、その後、なんだかんだいって原作にも手を出してしまったけど。

だから、一応この先の展開も知ってはいるけど。

でもさ、それとは別に、アニメ作品としては、一定のオチがつくところまではやらないとだめでしょ。

こんな生煮えのまま終わるような作品ばかり作ってたら、そもそも視聴動機もいいかんげんになってくるし。

そういう意味では2期はマストでしょ。

『進撃の巨人』みたいに原作で節目を迎えては続編を作る、という流れになって欲しいけどね。

でないと、マルの能力の秘密とか、そもそも高原学園という強化人間の製造・育成場所を作ろうとした「ゼロ」についての物語がネグられすぎ。

ヒルコの能力の出処とかね。

まぁ、その秘密があまりに陳腐すぎて、この先、物語が大コケする可能性もなきにしもあらずなんだけど。

そういうこともあるので、2期、ちゃんと作って欲しいなぁ。

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