BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

【推しの子】 第153話 『フィクション』 感想: ようやく明かされる、アイはどうしてカミキヒカルを愛し、別れたのか? その真実・・・?

2024-06-26 19:19:20 | 推しの子
カミキヒカルから「神木輝」へ、この表記の変化に意味はあるのかな?

前回から引き続き、アクアに対してビデオ・インタビューを続けるカミキヒカル、ももとい、神木輝の話。

というか、どうやら、ここから神木の告白?回想?シーンが始まるらしい。

となると、やっぱり、カミキヒカルから神木輝へと、彼の名の表記が変わったのも、単純に、これまでのような抽象的な存在から、具体的な血の通った人間?として、彼を扱うフェーズへと移った、ということなのだろうね。

なにしろ、アクアが仕掛けた、神木を告発する映画『15年の嘘』は、よく調べてあるけれど、所詮は「フィクション」でしかない・・・とまずは、アクアに対して「カマして」いるのだから。

そりゃ、何が起きたかは、当事者しか知らない。

だから、彼=神木には、それを告発して、「真実」を語り、アクアのフィクションを塗りつぶす権利はある。

でもさ。

その神木の回想が、絶対的な真実である、つまりフィクションではない、ということは誰がどう証明するの?

その意味で、アイが同じように、15歳のアクア、に向けて「告白」したDVDのなかにも、真実が語られているはず。

少なくとも、アイと神木の双方に、真実を語る権利はある。

だとすれば、アクアは、その両方から「真実のかけら」を拾い集めて、真の「真実」と思しきものを提示するだけのこと。

となると、アクアの目論見としては、この神木輝の告白を引き出すところまで含めて、『15年の嘘』の制作過程であると思っているのかもしれない。

まぁ、真実なんて究極的には藪の中かもしれないけれど。

でも、それを前提にしながら紡がれるのが、真実としての「歴史=ヒストリア」、すなわち、ストーリーであり、フィクションである、ってことなのではないかな。

ということで、突然、始まった神木輝の告白をきっかけに、真の真実の探索の旅が始まる、ということなのかね?

とりあえず、神木は、自分がどれだけルッキズム重視の少年売春の対象にされ続け、そこで、あれこれ自分を背負い込みながら、その過程で、アイに救いを求めたのか、熱弁するようだけど。

そのうえで、アイに振られて、その腹いせにアイを最終的に殺した、ってことのようだけど。

でも、きっと、アイの側から見たら、真相は全然ちがう。

アイが別れ話を切り出したのは、きっと神木の子どもがお腹の中にできたことにきづいたから。

そして、その事実を神木に背負わせることが残酷だと思ったから。

なぜなら、神木がアイのもとに逃げ込んできたきっかけが、そもそも姫川大輝の人生を引き受けないとならないと思ったからだったことを、アイは知っていたから。

なので、自分だけが生まれてくるアクアとルビーのことを背負おうと決心したということなのだろうね。

でも、そうやって別れて、アイが出産、子育てを一応していく過程で、端から見ていた神木は、アイの愛情が自分からアクアたち子どもたちに完全にシフトしたとおもったのだろうね。

だから、神木に問題があるとすれば、彼が、愛情をゼロサムでしか考えられないこと。

誰かに愛情を注いだたら、それまで注がれていた人の愛情は消えてしまう。

でもきっと、アイが試みたかったのは、そのような愛情のゼロサムゲームではなく、愛情がどんどん重ねがけされて増大していくことの方だった。

だから、アイは「アイドル」を演じたし、アイドルとしてファンからの愛情をうけとめ、その愛情をファンにも返して、巨大な愛を育むことができた・・・んじゃないかな?

もちろん、詳細は次回以降、語られていくのだろうけどw


しかし、こうなると、どうやら神木輝は人格異常者であることは間違いないけど、しかし、だからといって、芸能の神に通じるような頂上者ではない、ということになるのだけど。

そうなると、究極のところで、吾郎とせりなを転生させた存在、ないしは理由、はどうなるのだろう?

例のカラスの子どもが、アイの転生した姿、ということが本当だとすると、もう転生そのものの秘密が明かされることはないのかな?

いや、それはそれでお話としてはありえるものだけど。

でも、やっぱり、転生の秘密は知りたいよね。

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【推しの子】 第152話 『インタビュー』 感想: いよいよこの作品も、終りが見えない最終章に突入かぁ。

2024-06-13 14:02:29 | 推しの子
最終章ってことは、そう遠くない将来、終わる、ってことだよね。

監督と鏑木Pの昔話、というか贖罪の告白がほとんとで、それに続いて、タイトル通り、インタビューを受けるアクアの姿に転じたわけだけど。

じゃぁ、誰がアクアのインタビューを撮っているのかなぁ、まぁ、どうせあいつだろう、と思っていたら、案の定、カミキヒカルだったw

前回の、かなとの恋人ルートのフラグも含めて、あれこれ、準備が整った、って感じ
だねぇ。

そして、最後に出てきた「最終章『星に夢に』」。

星は星野アイだとして、じゃ、「夢」は誰なのか?

しかし、わからないのは、もうアクアとルビーの生物学的父親がカミキヒカルであり、おそらくは彼がアイの殺害を手引したであろう人物で、だから、アクアから見れば復讐の対象、ってことになるのだけど。。。

その復讐をするには、カミキヒカルがすでに目の前にいることが、どういう方向に話を転ばせるのか、ちょっとわからない。

映画が公開されれば、間違いなくカミキヒカル本人は、スキャンダルの対象になるだろうから、社会的には殺される、ってことになるのだろうけど、でも、それは、アクアの復讐といえるのか?

だったら、アクア自らカミキを殺害するパタンもあるのか?

前世の医者の知識を使えば、証拠を残さずに殺害する可能性もあるのか?

その一方で、カミキはルビーの父親でもあるわけで、彼女は、カミキをどう見るのか?

許すのか? それとも裁きを求めるのか? 文字通り殺害するのか?

その際、ルビーではなく、せりなの人格はどう判断するのか?

アクアと吾郎のように、ルビーとせりなも何らかの葛藤を示すのか?

で、こうした厄介な親子関係のあいだに、かなをはじめとして、あかねやMEMちょたちはどう絡んでくるのか?

『15年の嘘』に出演した時点で、彼女たちも、アクアとルビーが経験した時空を疑似体験しているわけで。。。

あかねはすでに絶対アクア守るガール!になってるけれど、他の子たちはどう動くのか?

とりわけ、超第三者的視点の持ち主であるフリルがどうコメントするのかw

もはや一番真実をつく女フリル(笑、だからなぁw

で、戻ると、とにかくすでにアクアとカミキが対面しているので、ホント、この先どうなるのか、わからない。

単純な復讐心の成就・・・なんてオチではきっと終わらないんだろうなぁ、きっと。

あ、そうだ、あのカラスの子は、ほんとにアイの生まれ変わりなのかね?

彼女が最終局面でどのように介入してくるのかも気になるところだけど、でも、歳以後まで観察者に徹するという展開もなくはないのが気味悪い。

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【推しの子】 第151話 『キャッチボール』 感想: これはやっぱり、かなが殺害されるルートに向かってない?

2024-06-06 07:05:38 | 推しの子
どう考えても今回のかなの「あんたの推しになる」宣言は死亡フラグだよね?

前回の予想の強化しかしていないw

いや、だって、自分からあんたの「推しの子」になってやる!なんてことを言ったら、そりゃ、普通に考えて、アイのたどった道をかなが辿るルートに入るしかないって思うじゃない?

で、改めて「かな」を失う、あるいは、ぎりぎり死を免れても、かなが重体になるという事態を経て、アクアが復讐心を再び燃やすルートに入る流れでしょ?

そうでなければ、わざわざ2年前にした「キャッチボール」なんて場面を繰り返さないでしょ?

ということで、とにかく不穏な展開。

しかもこの流れで、「B小町引退ライブ」という、「かな」に焦点があった舞台まで用意されていたら、そこで「上げて落とす」悲劇がかなを、そしてアクアを襲わないわけないじゃん。

上げて落とす、というなら、かなから、アクアは医者になってみんなの命を救う人になる、と推されていながら、その人を救うはずだった「手」で人を殺めることになるに決まってるじゃん。

だって、それが「転生者」の運命ってものでしょ?

転生するに足る理由があるからこそ転生しているはずで、その役目を全うしないで勝手に幸せルートなんかに、アクアが入れるわけがない。

あー、でも、アクアを悲劇が襲う、ということであれば、かなの「引退ライブ」の場で、ルビーが殺害される、という展開もあるかもね。

だったら、再び、ルビー=せりなを失うことで、アクアは吾郎の復讐心を取り戻すことができるから。。。

うーん、むしろこっちのほうがありかな?

でも、ルビーの中の人がせりなであることが判明した以上、ルビーの存在は、アクアの人間関係を暗礁に乗り上げさせるものにしかならないから、逆に、ルビーが消えれば、ルビーの復讐に燃えるしかなくなったアクアを、かなとあかねが追いかける、というドロドロの話にもなるね。

どっちかなぁ。。。

どっちにしても、マジでドロドロだなw

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【推しの子】 第150話 『ナイフ』 感想: あれ、これはもしかして、有馬かなが殺害されるルートに入った?

2024-05-30 19:52:05 | 推しの子
なるほど、アクアの中の吾郎にアクアの気持ちを代弁させたか。

巧妙だな。

でも、一応、以前に、かなとキャッチボールしていたときに、前世の記憶がだんだん薄れていくとか言ってたものね。

前世の記憶はあるけれど、同時に新たに得たアクアの身体の発達過程で、その記憶とは異なるアクア独自の精神を発生させている、という説明で。

で、アイの復讐が、吾郎とアクアの共通目標なら、2つの人格が誕生していても、それを混濁させたまま生きていくことも可能だったけど。

でも、せりながルビーとして転生していることに気づいたことで、アイの復讐が第一の目標ではなくなって、その結果、吾郎はあくまでも前世の記憶で、今生きているのはアクア、ってことになったみたい。

で、そのアクアと吾郎の2つの人格が分離・成立したことをいいことに、いわばアクアの中の超自我として吾郎を位置づけることで、自我としてのアクアが何をしたいのか、突き止めさせたということで。

で、その結果、あかね推しとしては悲しい結果だけど、あっさり、アクアの本命はかなであると明らかにされてしまった。。。

で、一方、前回から、そのあかねにけしかけられている有馬かなのほうも、改めてアクアのことを想い始めて、アクアへの恋心に気づいてしまった。

・・・なわけだが。

要するに、当事者二人はまだ気づいていないけど、アクアとかなは両想いってことで、普通に行けば、これはハッピーエンドルートじゃん!ってことになるはずなのだが。

でもさ、これ、悲しいかな、『推しの子』なのよね。

両想いってなった途端、もう崖から突き落とされるルートしか見えない。

しかも、吾郎からアクアがナイフの使い方、すなわち復讐をするかどうかはアクアに委ねると託された直後の展開だから。

これはあれだね、まさかの「かな」がカミキヒカルの手で殺されるルートだね。

で、本当にかなが死ぬかどうかはひとまず置いて、かなが襲撃を受けた事実をもって、吾郎ではなくアクアの復讐劇が始まる、ということだね。

ということは、その復讐劇において、アクアの傍らにいる、いわばセコンド役を務めるのが、引き続き「あかね」ということになる。

そういうことじゃないかな。

もちろん、そこにルビー=せりなが絡んでくるわけだけど。。。

問題は、多分、ルビーの中でも、せりなとルビーの2つの人格があって、どちらが優勢か?という力比べをきっとしているのだろうな、ってこと。

そして、その不安定なルビーがどうアクアの復讐劇に関わってくるのか?

いやー、面白くなってきたねw

もうどんどん、ドロドロの愛憎劇が繰り広げられることになるわけだけどw

ちなみに、ほんとうにかなが襲撃されたら、隠れかなスキーのあかねも発狂モードになることは必至なので、実は、アクアのセコンド役を果たせるかどうか、疑問なんだけどw

それも含めて、面白くなってきた!

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【推しの子】 第149話 『海にて』 感想: あかねはやっぱりヤンデレだったw

2024-05-16 19:46:29 | 推しの子
なんだかんだいいながら、やっぱり、あかねはアクアにベタ惚れだね。

その分、今回のあかねのヤンデレぶりが、どうにも死亡フラグのようにしか見えなくてビビっていた。

正直、今回の最後のコマであかねはカミキヒカル(にたぶらかされた男?)に通り魔的に刺されて倒れるんじゃないかと予想していたくらい。

なので、まずは一安心。

しかし、そうですかー。

あかねの本心としては、アクアが自ら破滅に向かわないように、重しとして、カナヲ恋人として押し付けよう、ということだったんだな。

あかねからしたら、とにかく大好きなアクアを死なせないことが何よりも優先される。

そのためなら手段を選ばない。

だから、自分は身を引いて、かなをアクアの鎖にする。

ていうか、実質、盾かw

で、今書いてて思ったけど、あかね、って、やっぱり筋金入りのヤンデレだなぁ。

というか、とても文学的展開っぽい。

なんか谷崎潤一郎っぽいというか。

かなが指摘するように、茜の場合、分析的知性は抜群に高いのに、その行動を駆り立てるのがどこまでいっても、好きな相手に対する情念に発しているのだから。

もう舞台女優を地で生きている・・・そんな感じ。

プロットを傍らにおいておかないと、生活の所作もままならないというか。

ただ、逆にここまでいい人をあかねが演じるのなら、最終的にアクアの横にいるのも、あかねになりそうだなぁ。

でなければ、最期は、アクアとルビーが、吾郎とせりなとして、無理心中を図って二人して死んだ現場を、駆けつけたあかねとかなが見つける、って感じかな。

ただその場合、アクアとルビーの心中は、多分本人二人からしてみれば「幸せ」な満ち足りた終わり方で、その事実に気づいて、あかねは、逆に納得しそう。

ていうか、当たり前だけど、あかねって、アクアとルビーが転生者であることはもちろん、気づいていない。

だから、あかねは自分のアクアに対するプロファイリングに絶対的な自信を持っているけど、でも、そのために最も大事なピースが欠けている。

その意味では、ここまで献身的なヤンデレなあかねが、ちょっと不憫に思えてくる。

ということで、次回は、かなのほうが行動を起こすのかね?

まぁ、この作品の場合、物語の冒頭で、超アイドルのアイが、超ファンのこじらせから殺される、という「情動殺人」で始まってしまったから、そのドロドロ感が終盤でも発揮されるに違いないと思うので、かなはかなで心配だったりする。

だからこそのコケティッシュ・フリルが映画編では活躍したのだろうけど。

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【推しの子】 第148話 『夏の終わり』 感想: そりゃ最後はアクア争奪戦にもなるかぁ。。。

2024-05-09 17:38:49 | 推しの子
いきなり映画クランクアップ後の夏休み。

てか、フリルが自由人過ぎて笑うw

いくら本人がコケティッシュ狙いでも、これはないだろう、という勝手ぶり。

でもそれで芸能人として売れて、スケジュールも好きなように組めるのだから、このマンガの中で一番の大物ってことなんだね

とまぁ、前半はまぁ、ギャグで落としてきておきながら・・・

あぁ、やっぱりそうですか、最後は、アクアと巡るあかねとかなの話ですか。

そりゃそうだよねw

しかしなぁ。

かなの発言とは裏腹に、多分、あかねは、アクアの幸せのために犠牲になる方だと思うんだけどなぁ。。。

いや、ラブコメのセオリー通りなら、自ら身を引こうとしたかなが最終的にアクアの相手になる、というはずなのだけど、

でも、これ、「推しの子」だからなぁ。。。

そのあたりは裏をかいてくると思うんだよね。

となると、あかねのほうが生き残る側になる。

もちろん、カラスの神様?(中の人はアイの魂説あり)が犠牲になるという展開もあるはずだけど。。。

どうなるのかね。

読者はまだ映画の中身を知らないから、カミキヒカルがどう断罪されたのかも、実はわからない。

その余波が、はたしてアクアたちだけにとどまるのかどうかもわからない。

そんな怪しい周辺環境の中で、かなとあかねだけで話が済むとも思えないんだよね・・・

そもそもルビー=せりなは、アクア=吾郎に対して今後、どうしたいのか?

なんだったら、一度「転生」に成功した身だから、もう一度、転生する、ってこともなくはないと思ってきたり。。。

ということで、ホント、この物語、どう畳むのだろう?

もちろん、さしあたって、かなとあかねの対決? どうするのか? も大事だし。

そもそもアクア自身、このあと、どうしたいのか?

アクアが幸せになれることなんて、今までの流れからしてありえるのだろうか?

・・・という具合に、疑問は尽きない。

新章開始に向けたインターミッションの回だったのだろうけど、次回から、どう本格的に物語を転がしていくのか?

とてもとても、気になる!

とりあえず、カラス神の暗躍を期待していたりする。

どうやら、彼/彼女は、思ってたよりもいいやつっぽいからw

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【推しの子】 第147話 『願い』 感想: 結局、スターもまた神だから「神頼み」はできない、っていう話なのね?

2024-04-25 12:25:18 | 推しの子
え、これで第9章「映画編」は終わりなの?

いろいろあったようには思ったけど、真面目な話、次章『終劇によせて』に向けての盛大なティザーで終わってしまった感じ。

アイの殺害に至る「真実」を明かしていくのに必要な人物や設定を、一応は、当時を振り返りながら開陳していったステージ、ってところかな。

その意味では、最後にカミキヒカルがルビーの前に現れたのには意味があったと思うわけだが。

しかし、案の定、あかねはカミキヒカルにつきまとってたね。

逆に、こうなると女優殺しの常習犯であるカミキなだけに、あかねのほうが心配になってくるのだけど。。。

アイを殺害した次は、あかね?

その場合も、あかねに恨みを持っている相手にあかねを殺害させる手はずを整えてくるのだろうけどね。


それはさておき、今回の、ルビーとカミキの会話からすると、結局、アイのようなスターは神様なのだから、神が神頼みできないように、自分で何をするか決断するしかない、ってことなんだろうね。

裏返すと、何をしたにせよ、それは自分の決めたことなのだから、その責任は全部自分が負え、ってことで。

問題は、カミキ自身がそう思っているかどうかだけど。

そのあたりにアイ殺害に至った動機もあるのだろうな。

ということで、次章、どういう展開になるのかね?

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【推しの子】 第146話 『役柄』 感想: そしてカミキヒカルの物語が始まる・・・?

2024-04-11 13:26:14 | 推しの子
うーん、難しい回だなぁ。

表面上は、カミキヒカルを演じたアクアがゲンナリしているところを、かなが恋心から救済した、っていうラブコメ定番ストーリーなのだけど、

最後にルビーの前にそのカミキヒカル本人が現れたところで終わると、

これはもう、ここからカミキヒカルの闇?の話が始まるようにしか見えない。

多分、次回、カミキが実父として?いろいろルビーに語りかけるのだろうけど、問題は、その発言をどこまで信じてよいものなのか?ということで。

この間の、ツクヨミ=カラスの発言と同じたぐいの「信用ならない語り手」のひとりになりそうで。

まぁ、この作品、登場人物が嘘つきばかりだから仕方ないのだけど。

アイからして稀代の嘘つきだったわけだし。

で、そこに本命の、いまのところ、諸悪の根源であるカミキヒカルが登場する。

嫌なのは、ここで彼が登場するということは、多分、彼には彼の事情があって今の状況がある、という説明であり弁明が、まずは語られるであろうということ。

で、それを中心に物語はある方向に旋回するであろう、ということ。

だいたい、今回の前半で描かれたカミキの様子って、客観的には可愛そうで不幸だが、多分主観的にはやばいやつ、という、ある意味、紋切り型の怪物としてえがかれているわけで。。。

でも本物のカミキはそんなんじゃない、ということになりそうなんだよなぁ。

その場合、語りかけられたルビーには、実は中の人として、せりながいて、ある意味、ルビーを半分演じているようなものであることが、どう影響してくるのか。

つまり、ルビーの判断とせりなの判断の相克が生じそうな気はするんだよね。。。

結構、正念場になってきた気がする。

ただきっと、カミキの事情は、より高位の、それこそ芸術神のあり方も絡んでくるようなものになるのだろうなぁ。。。

そこから、吾郎とせりなの転生の仕掛けにもつながっていきそうなのが怖い。。。

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【推しの子】 第145話 『子供たち』 感想2: なるほど「ツクヨミはアイの転生説」もあるのか?

2024-04-04 12:37:42 | 推しの子
この145話の最初の感想で、ツクヨミはカラスだったのか、って書いたけど、一部で、145話最後のツクヨミのセリフから、ツクヨミは、アイが転生した存在、というのを見かけて、なるほど、それもありか?と思った。

確かに、「アイは転生せずに死んだ」とアクアに告げたのはツクヨミ自身だから、その真偽はツクヨミにしか実のところ、わからないよね。

ツクヨミがウソをついてないと信じる以外に検証のしようがないのだから。

となると、アクアは、少なくともアイが転生している可能性を排除していないのだろうな、と思ったり。

ただ、アイが転生している、という可能性が生じたのはわかったとして、そこから、ツクヨミがアイの転生体だ、って結論にすぐ飛べるのかな?

だって、せりなにせよ、吾郎にせよ、二人が死んだときには、まだアイは出産を控えていて、吾郎の病院に入院していたよね?

しかも、その後、アイは出産してアクアとルビーを育てるわけだから、となると、やっぱり時間軸が合わなくなるのだけど。

なので、今のところありえる話としては、ツクヨミは、せりなと吾郎に助けられたカラス(に化身した神様?)で、彼・彼女は、せりなと吾郎が転生したことを(なにか特殊な経緯で)知っていて、彼らが赤ん坊の頃からずっと見続けてきた・・・だけの、アイではないなにか超常的な存在、というあたりなのではないかな。

もちろん、転生にあたって時系列は関係なく、未来で死んだアイが転生してカラス=ツクヨミになって過去に戻った、というのもありかもしれないけれど。

その場合は、死んだアイが、今際の際で神様?と遭遇して、そこで実はアクアとルビーが転生者であることを知らされて、生前の二人、すなわち吾郎とせりながどんな人物だったかを知るために過去に戻してもらった、という展開もあるかもしれないけれど。

ただ、その場合は、物語構造全体を自由に操れる、文字通り神様のような超越者の登場が待たれることになるけどね。

うーん。。。

もうひとつ、うがった見方として、ツクヨミ自身はただのカラスで、けれどもなぜか自分をアイであると誤認している、というケースもあるけれどw

もちろん、その場合も、そんなツクヨミに調整した超越者が必要になるけどね。。。

何にしても、この転生の秘密とか仕掛けとかにまで迫るとなると、この物語、結構ややこしいものになりそうだなぁ、とちょっと心配になってきた。

ただ、そもそも今やっている「映画製作」自体が、この物語の初期の出来事をなぞっていく、すなわちアクア目線で再解釈していく「メタ物語」な構造になっているので、そうした「転生=なりすまし」の秘密にまで触れるようになるのかもしれない。

少なくとも「転生の秘密に関わる重要事実」を「示唆」することは増えるのだろうね。

そういう意味では、この先、注意が必要だろうし、折に触れて、数話分戻ってまとめて読み直す必要もあるのかもなぁ。


・・・ってこれ、完全に単行本を買え、っていう原作者のメッセージにも思えるなw

ぼちぼち映画の撮影現場に爆弾が投下されるのだろうけどw

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【推しの子】 第145話 『子供たち』 感想: え、ツクヨミってカラスだったの?

2024-04-03 13:31:23 | 推しの子
となると、ツクヨミって、ホントに神様なのかな?

ちょっと心配になってきた。

要するに、病院時代に、吾郎とせりなに助けられたカラスが、その恩もあって、ずっと二人を見守ってきていて、その延長線上で、今まで二人のそばにいた、ってことだよね?

なので、これ、直接的に芸能の神様というよりも、その神様にお願いして人の姿を得た魔物?って位置づけじゃないの?

鶴の恩返し、ならぬ、烏の恩返し、だよね? これじゃ?

何がいいたいかというと、ツクヨミは神様の眷属?だから、ツクヨミとは別に、吾郎とせりなを転生させた芸能の神様がいるんじゃないか?ってこと。

それから、もしかしたら、カミキヒカルも、ツクヨミ同様、もとはカラスなり何らかの動物で、それが人に化けたものではないか、ということ。

まぁ、そうなってくると、そもそもアイも似たような存在なんじゃない?って疑問も浮かんでくるのだけど?

つまり、アイもアクアもルビーも、人の形をした人外もどき、みたいな存在。

なので、ずっと3人とも「周りの人を欺く」ような演技をし続けることになっている。

まぁ、吾郎とせりなは、もともと普通の人間だったわけだけど。

なんかそういう「神様の悪戯」でつくられた存在のような気がしてくるんだよね。

その結果が、ウソと演技がごっちゃになったような転生後の人生。

アイも実は転生者だけど、転生前の記憶が戻らなかっただけだったのかもしれないね。

もちろん、アイドルになって後、どこかで気付いたのかもしれないけれど。

とにかく、カミキヒカルとは、同族の匂いがしたからこそ近づいたんじゃないのかなぁ、と。

カミキヒカルが姫川の母親と付き合った?のも、彼の今の「身体」で子をなすことができるか、実験したかっただけなんじゃないのかな?

人外だけど、生殖機能があるかどうかの確認。

どうもそういう存在のような気がしてきた。

要するに、芸能の神がつくったヒトガタの「人形」ということ。

ツクヨミがカラスだったっていうのはそういうことを示唆しているように思えるのだよね。。。

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