BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法先生ネギま! 353時間目 『進め未来へ』

2012-02-29 11:39:16 | UQH/ネギま!
えっとー、いろいろ端折ってご都合主義満載な感じになってきたw
というか、今まで完結への仕掛けをあれこれ考えたのがバカらしくなってきた。
結局、この漫画は少年誌なんだから、あんまりきちんとした終わり方なんて期待しないでくれよ、といきなり言われてしまったようで。。。
何だかなぁ。

まだ二話あるからそこで何かは・・・、とは思いたいものの、でも、もう何かあとは、淡々と日常描写があって終わりかなぁ。一応、今回卒業式をしてしまったから、残り二回で、この時間線上での未来、というか、後日談を前後編で描くって感じかな。そういう意味では、前回の130年後の世界は、あくまでもバッドエンドだったらこうなるよ、と可能性を提示したのにとどまる、という感じで。

そういう意味では、2030年だっけ? あのネギが弱音を吐いた時点に飛ぶのか?
で、最後は、一応、ネギとナギが対面ってところで、一応物語の目的、というか役割は果たして終わりってことかな。

うむ、それにしても渡界機ね。
いや、そりゃ、今時、平行世界ものは当たり前だけど、これを最後の最後でだすのは、どうなのだろうね。さすがに安易じゃない?

まぁ、今回の未来エヴァの言い方をすると、どうやら、ネギとナギの最終決戦はあって、ナギはばらばらになって次元の狭間に落ちてしまった(←よくある展開w)とかで、それを何とかしようとエヴァが悪戦苦闘した結果、なんとか次元移動魔法?を開発して、その結果、平行世界の超と接触した・・・とかの話なんだろうけど。いや、これだけでも十分説明というか描写が必要なものだから、いくらなんでも端折り過ぎじゃね?という気になる。

これだと魔法って宇宙の理=宇宙物理と直結した話にならざるを得なくて、それ、話デカすぎだろ?と思う一方、それならそれでちょっとはその可能性を匂わせおいてくれよ、という気になる。全部を説明しなくてもいいからさ。

なんか、魔法世界とか火星とかテラフォーミングとか平行世界とかタイムトラベルとか・・・、てんこ盛りすぎ。ラブコメとファンタジーとSFを掛け算してそれなりに物語を進めたけど、結局、収集がつかなくなった、ってのが実体なんだろうな。裏返すと、それぞれの伏線じみたネタは、ただただ読者をその気にさせるためのガジェットでしかなかったってことで。

なんか、こういうところは残念なんだよね。

ともあれ、次元渡航なんてことができてしまうくらい、エヴァの魔法開発力は凄かったってことで。さすがはネギの師匠。闇の魔法もエヴァが着手したものだったしね。ある意味で、吸血鬼エヴァはネギま!世界で文字通り最強だったってことだね。しかし、そんなエヴァに最初期のネギはよく勝てたなw 

で、

例のネギの想い人は、明日菜でないことは確定。なるほど。
で、一周して・・・云々、や、似た者同士・・・ってことからすると、
どうやら最初期にネギに好意をもった、のどかの可能性が高くなったったような。

そうなると、魔法世界でゲーデルと謁見する前に同行者としてのどかを選んだ時の態度がヒントだった、ってことなのかな。
あそこは、千雨に対するジゴロトークwが肝だと思っていたのだけど、むしろ、千雨の「扱いが違う」というところが重要だったか。

似た者同士というのは、明日菜から見たら、ネギものどかも、これと決めたら真っ直ぐ一直線なところなのだろうな。

まぁ、ネギ自身が気になる人が明日菜ではないということが判明した時点で、同系統で常に次点にいた千雨も同じく脱落という感じで。明日菜にしても千雨にしても、ネギからすると姉キャラ扱いだったってことかw

まぁ、まだわからないし、この先長い時間を共に過ごす相手としては千雨の方があってるとは思うけどねw 初恋と恋愛は違うという意味でもw

物語の初めのほうだともちろんエヴァの可能性もあるのだけど、未来エヴァの言い方だと彼女はナギを追い求めることをやめないから、やっぱりネギとの関係は師弟関係にとどまるのだろうな。むしろ、もはやネギに対しては母ポジションというか。

なんとなくだけど、ネギの回りにいる人の位置づけがだんだん明らかになってきた、って感じかな。

でも、正直言うと、こんなことはどうでもいいのだ。
やっぱり、ネギま!世界の謎やら顛末やら、あまりに端折り過ぎだろ?ってことで。

話をでかくし過ぎた挙句物語をたためない、ってのは、結局、後日いい作品だったって評価にはならないんだよね。そうなるのがとても残念だったりする。

いろいろと期待してたこっちがバカだったってことになって、手放しに面白かったって言えなくなるから。なので、最低限の謎解きを残り2話で、ホント、お願いしますよw


PS
あ、ちょっと思ったけど、これ、もしかしたら、コミックになるときに、いろいろと端折られた部分の物語って、ボーナストラック的に書き足されるのかな?あまりに虫食い状態だし。

で、その様子を見て、外伝とか新約wとかちょっとアレなタイトルを付けて物語の補完をしてくるような気がしてきた。なんたって、ネギま!の終了の方向性のPlan Aについては約一年前の段階で映画として提示されていたわけだから。当然、連載終了後のビジネス展開も考えているだろうし。部分的にはOVAとか映画とかにもするのかもしれないしw

まー、それはそれでいいけどね!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法先生ネギま! 完結予想5

2012-02-28 00:38:33 | UQH/ネギま!
ちょっと直前に書いた予想4が言葉足らずでミスリーディングだった気がしたので補足。

映画版の終わりがユートピアに対して、連載版の終わりはディストピアと書いたけど、これはPlan AとBという対比の構造に当てはめて言ってるだけのこと。だから、ハッピーエンドではなく必ずバッドエンドになると言いたいわけではない。単に相対的なこと。映画版がノー天気なほどハッピー三昧で終わったから、連載はそうはならないだろうね、というだけのこと。

実際、連載では、ネギと明日菜に過大な負荷がかかる終幕をまずは示したわけで、この点では、全く他のクラスメイトと平等な扱いではないし、その分、最終コーナーで明日菜に焦点が定まる展開になっている。前回の幕引きのところでも、エヴァと超が登場、という形で、むしろそれ以外のクラスメイトは強制的に退場させられている。

で、多分、今週の連載分で、明日菜が寝ていた130年間で何が起こったのか、という話がされる。それは多分思っていたほどにはバラ色ではない経過が語られるのだろうし、そもそも、ネギがいないのはどうして?ということになるはず。このあたりの不穏な雰囲気からしてPlan Aの映画版とは全く異なるよね、ということ。

要するに、明日菜がいわゆるコールドスリープで未来にリープしたら、その世界は思っていたものと随分異なっていた(←これは前回の内容)。で、それはどうして?(←残り3話で解明?)。

たとえば、初期設定はもう忘れられているよねって感じで、連載では本契約とか魔法バレの話とか無視されているように見えていたけど、それはやっぱりマズイということで出発点に戻るとかね。魔法バレは超がやろうとしていたことだけど、それをネギは魔法世界救済のための火星テラフォーミングを通じて行おうとしたわけで、微妙に超が想定していたものとは異なっている。で、そこで何かが起こったわけだよね、きっと。それを、千雨や茶々丸らと検討して何とかしようとしていた。

で、まぁ、これは残り3話の話だけど、そこでどうもPlan Aで言っていたような、「(恋ではなく)愛」?みたいな話が前に出てくる感じになるのかな、と。いや、正統派SF的エンドに向かってね。

というか、SF的エンドは多分それなりの対価を払った上での応分な(バッドではないという意味で)ハッピーエンドになる感じで。それが、前に書いた、ネギがナギになりすまして過去の問題を実は解決していた、とか、ネギのそばにずっといたいと思った明日菜が、でも彼女だとわからないように、記憶を消してネカネとしてネギの傍らにいるようになった、とかね。

まぁ、一種の人魚姫みたいな結末だけど、ともかノー天気なかんじにはならない。それは、映像だと勢いで最後まで見せないといけないけど、連載は、後日単行本としてコミックになることも含めて、何度か読みなおすことができるわけで、その読み直しの効果を見込んでいるんじゃないか、ってこと。ともかくそういうこと。

といってても、今週の水曜には次の話が明らかになるわけで、それでまた見通しは当然変わると思うのだけど、とりあえず映画版との対比で考えてみようかな、というのが前回書いたことだった。

ということで、素直にあとは水曜のお話の展開を待つことにする。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法先生ネギま! 映画版感想+完結予想4

2012-02-27 16:02:56 | UQH/ネギま!
ようやく映画版のネギま!を見た。

で、これがネギま!最終回のPlan A(B?)だったってことを考えると、雑誌連載の方は、いい終わり方はしないのだろうなぁ、と。

映画の終わり方って、作品の中でも言ってるけど「ユートピア」。
八方丸く収めるように、クラスメイト全員と仲良く本契約。
魔法世界と現実世界がうまく融合して、ネギに至っては麻帆良学園を離れないばかりか、そのまま高等部の先生になって、担任も変わらない。

いやー、要するに、何も変わらない、どこにも痛みがない、みんなハッピー!!!なエンディング。

で、この裏、とはいわないまでも、こんなありえないほどのご都合主義的ハッピーエンドはないよ、というのが、これを先に見せた理由と考えるなら、残り3話となった雑誌連載のエンディングはいろいろな意味で「現実的」な、痛みのある「選択」のある話になるのだろうな、と。

ユートピアにかこつければ、文字通りには、ディストピアなエンディングってことか。

ザジが途中で、こんな少年漫画として破綻した終わり方は・・・、とか言っていたのもまんざらでない、っことなのだろうな。

そう考えると、このPlan Aのエンディングを先見せしたいたのは実にあざとい。こんなぬくぬくとした、ヌルーい終わり方なんてリアリティないよね?と予め問われているようで。

うーん。どうよ、これ、って感じw

ただ、映画版をみて思ったけど、やはりネギの横に明日菜がいると、他のキャラがみんな霞んでしまう。それくらい、明日菜は、ネギま!世界のもう一人の主人公ということで、彼女とネギの物語に終止させるのは、たしかにもう一つの妥当なハッピーエンディング。

問題は、そのとおりの展開を残り3話でするのかどうか。

その意味では、茶々丸に対して「愛」を語る葉加瀬とエヴァのくだりは、なかなか意味深だと思ったけど。

あとは、超が最後に出てきて、それなりに場をまとめる役割をしていたのを見ると、やっぱりネギま!は不完全燃焼だな、と思った。

というのも、同じくらい不思議キャラとしてのザジを全く活かすことが出来なかったから。ザジも超のような、物語上のワイルドカードとして使える、いわばネギま!物語世界を外側から左右できる、女神ポジションにあったのに。

超が未来世界=科学世界の代表だとすると、ザジは魔法世界、というか魔術世界の代表という位置づけになるから。ザジを超と同じようにもう一つの不思議世界の鍵を握る人物と位置づけ、麻帆良祭の超のようなトリックスターを演じる場面が「魔界編」という形であったら、ネギま!の最終回のオプションも随分変わったと思うのだよね。その意味では、魔法世界編が無用に長すぎたし、やっぱりラカンとの天下一武闘会wは蛇足だった。あそこを短縮していれば、もう少し物語にスピード感が出て広がりも保てたように感じる。

とはいえ、終ってしまったことをいろいろ言っても詮無いことは確か。

ディストピアとしてのエンディングの可能性をいかにして回避し、なんとか塩梅のいいところに落ち着けるのか。残り3話の焦点はそこにあるのだろうな。

あと、映画版と見ると、いろいろな意味で、ユエとのどかが不憫に見える。文化系って気持ちの表現手段が限られるからこういうラブコメ描写では、やっぱり体育系に負けてしまうよね。

うーん、のどかとユエが地球エレベータ公社(仮称w)に就職して奮闘する様は是非、外伝で見てみたいぞw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの夏で待ってる 第7話 『先輩の気持ち。』

2012-02-21 14:02:58 | Weblog
それにしても檸檬先輩って何者なんだろうw

この人もイチカ同様、宇宙人だったりするのかな。
いや、あまりにも何もかも見透かし過ぎているように思えるので。
絶対、この人、この状況を楽しんでるよねw

きっとそうだろうなぁ、とは思っていたものの、
今回は、木下にしてもその友人の千春にしても、ホント、噛ませ犬だったなぁ。
こっちのほうが不憫に思えるくらい。
いや、「ホンモノの天然はズルイ」ってのはほんとだよね。
まんま、ピエロだもん。

結果的に、木下のとりなしで、イチカと海人が接近しそうだし、
哲朗と美桜も今まで通りにはならないだろうし。
哲朗がイイ奴すぎるからなぁ。これはこれで動くだろうし。

で、蚊帳の外の柑菜w

でもさ、この構図まで全て檸檬先輩のシナリオ通りに見えるのだよね。

全体構成の中盤で早くもこの構図となると、意外と、最終コーナーでは柑菜の末脚が勝る、って展開もあるように思えてきたりして。

というのも、前回くらいから気になっていたのだけど、アバンの独白が基本的に「回顧」口調でしょう。だから、この話自体は、イチカや海人の回想として構成されている。

で、回顧といえば、普通、それぞれの思い出、でしょう。

となると、イチカと海人がこのまま接近というのはないと思うのだよね。

りのんが起動させた何かがどうやら地球に向けて飛来してきているようだし、もっといえば、イチカが地球に着陸している時点で、どうやら海人は一度死んでいるようだし。このあたりの出来事がきっと二人にそれぞれの道を選択させるようになるのだろうな、と思う。

そして、その過程を一部始終横で見てきた存在として柑菜がいる、ということ。

いやー、恋ってそういうもんでしょw

あとは、むしろ、最終コーナーで木下の再登場を願うかな。
この子も哲朗なみにいい子すぎるので、このまま退場はあまりにももったいない。

それにしても、茅野愛衣さんって人は、どんな役もそつなくこなす器用な人だな。
今回の木下についていえば、イチカと海人の間を取り持つためのメッセンジャーとしての役割をこなすために、記憶に残らないような、あくまでも軽い言葉だけが風に運ばれてくるような感じで語っていて、ちょっと驚いた。
きっとナレーションとか朗読とか上手な人なのだろうな。
千春を含めて、檸檬、柑菜、美桜、イチカ、と他の面々が皆声に癖のある、つまりは個性のある声質なのとは好対照。

木下は、そういう、この物語の中のいわば妖精のようなポジションにあるように思えるから、柑菜とは違う意味で、最後に海人のそばに立っていてくれると美しいように思うのだが。まぁ、無理だろうけど。

それにしても、沖縄編、うまく使ってきた。
木下、千春の大活躍で登場人物たちの配置にちゃんと変化が生じたし。
しかも、外部からの闖入者として。
こういうところはうまいよなぁ。

そして、そんな制作側の代弁者が、やっぱり檸檬先輩に見えるんだよね。
この人、ホント、何者なのだろう、って最初の話に戻る。

いっそ、映画の中で登場した、宇宙人出身の元MIBだったりすると面白いのだがw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モーレツ宇宙海賊 第7話 『平穏ままならず』

2012-02-20 15:08:48 | Weblog
どんどん面白くなるね、このお話は。
まさにしり上がりに良くなっていくw

原作は未読だし、始まるまでそもそも知らなかった。
タイトルからまたイロモノ的なものかと思っていたのだけど、あに図らんやw、今時珍しいくらいマトモで、真っ直ぐな話。

で、今回見て、あーそうだったのか、と思ったのは、
結局、この話は、落し胤だった子供(娘)が家業(海賊)を継ぐ話なんだよね。

この点で、茉莉香には選択肢は実際にはない。
いや、彼女が海賊船長から見を引くこともできたのだけど、それは巧妙にない話にされた。

で、一旦家業を継ぐとなったらどうなるかというと、先代に仕えていた者たちが、高校生船長を、未熟であることを承知の上で、現場で育てていく。

要するに、ちゃんと大人が子供を尊重しつつ先導する。
正確に言うと、大人/子供という関係ではなく、経験の程度が焦点になる。
でも、もちろん、経験のある人がまずは導き手の役をする。
その上で、茉莉香は自分で判断する。
この一連のリズム、というかサイクルが、見ていて心地よいし、安心させられる。

正直言うと、海賊とタイトルにあるのに、船長になるまでえらく時間をかけていたのに、最初はどうして?と思っていたのだけど、今回を見て、その理由がわかった。

要するに、経験の有無、程度とは別の次元で、茉莉香の判断力ならびに指導力のありか同僚の学生たちとの航海の過程できちんと示しておくことが必要だったから。
そうすることで、茉莉香の中に潜む「船長の器」ともいうべき才能に期待を寄せることができるから。

ま、言ってしまえば、これは、茉莉香の成長物語であり、茉莉香の育てゲーwだということ。

そのために、一つ一つイベントを着実にこなしていく必要がある。

そう思うと、OPの最後の一枚絵が、半分は弁天丸クルー、半分は高校生、というのも納得が行く。縦との関係と横の関係が両方が茉莉香を育てていく。

で、最近ありがちな、いきなりの色恋沙汰とか、文脈無視の百合ネタとかがないのもいい(今週のラグ何とかがそれ)。あるいは、いろいろ話を続けてきたけど結局最後はキミとボクの二人だけだねとか(この間のギル何とかとか)にしない。

要するに、老若男女問わずの、人情モノなんだよね、この物語。

クサイといえばクサイし、古臭いといえば古臭いのは間違いないけど、こういうのがすっかりなくなっていたから、新鮮に見えてくる。

もちろん、この先には、この作品世界なりのきな臭い陰謀のようなものがあって、それに茉莉香をはじめとする弁天丸もまきこまれていき、それなりにシビアな物語になっていくのは間違いないのだろうけど、でも、それでもうまく活劇になってしまいそうな気にさせられる。

ということで、謎の密航者(バレバレのようだがw)から始まる次回が楽しみだ。

というか、この物語、毎回終わりの引きがウマすぎて泣けるほど。
ホント、あざといほどうまいんだよなぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法先生ネギま! 第37巻 感想

2012-02-18 07:26:17 | UQH/ネギま!
扉でいきなり、次回38巻で完結、とあるから、ああホントに終わるのだな、と思った。

で、その扉に

「はたして明日菜はどうなってしまうのか!?
ネギvsナギ(?)の決着は!?」

とあった。

前半の明日菜がどうなるか、というのは先週の352時間目で明らかになったからいいとして、気になるのは次の行の「ナギ(?)」の部分。

この「ナギ(?)」は普通に考えると「ナギと思っていたのはホントにナギなのか?」というニュアンスだよね。であれば、前に書いたように、今まで、ナギと思って読まされきた(ナギの格好をした)人物は、実はタイムマシンを使って未来からやってきたネギがナギになりすましていた!、という見方(というか、オチ)がホントにあるんじゃないか、という気にさせられた。

で、このオチがホントにありそうな気になってきたのは、この37巻の中で、ネギが千雨に魔法世界を救うために火星のテラフォーミング計画を説明するところで、千雨から

「(ファンタジーだとばかり思っていたけど)SFかよ?」

と突っ込まれているところ。

そう、ファンタジー的結末ではなくて、SF的結末にする、ということが、一応、読者視点代表の千雨によって確認されているわけで。

つまり、ファンタジー的な、囚われの姫?であるナギを救い出しに、ネギをはじめとする英雄様ご一行が波乱万丈の冒険をしたあげくに見事クエストを完了させる!、という展開にはしない。

そのようなファンタジー的結末ではなく、SF的な、ということは、ここまでネギま!ででてきたものでいえば、タイムマシンというSF的ガジェットで解決します!って宣言しているといっていいのだろう。

ということで、多分、完結に関するヒントは既に本編に散りばめられていると思ったほうがいいのだろうな。

というのも、結局、例の昨年のネギま!の映画のスケジュールを考えると、この完結スケジュールはもう3年ぐらい前から計画してやってきたように思えるから。つまり、魔法世界編の終盤、多分、ラカン戦が終わる辺りには、魔法世界編が終わったら3Aの卒業にあわせて3月に終わらせよう、という話になっていたのだと思う。だから、ラカン戦でガチバトルの妙味を味わい、フェイトとの最終決戦で一応ファンタジー的な冒険譚は終わりにして、その後は当初あったラブコメを反芻しながら、最終的には、それまでにばらまいておいたいろいろなコネタを全部つなぎとめ、最後のあっと驚く種明かしによって「ああ、そうだったんだ!」って全部得心が行くような展開をしてくるんじゃないか。SF的なタイムマシン的展開でぜーんぶ、オッケー!みたいなw

となると、やっぱり、ネギによるナギのなりすまし、ナギはネギだった、というのが一番手っ取り早い策のように思えるんだよな。

ま、こんなふうに思いついちゃうぐらい、もう一捻りはあると思いたいけどね

それに、もちろんさっきのナギ(?)は、「ネギvsナギ」に対して?というのかもしれないけど、ちょっとそれは想像できない。まぁ、上で書いたように随所にヒントは埋め込まれていると考えるなら、この扉ももはやミスリーディングの一つなのかもしれないけれどw

で、肝心の37巻の中身だけど、もちろん、これは連載で読んできたのでとりたてて新たな発見があるわけではない。

ただ、連載の時と違って、完結が確定してしまってからまとめて見直すと、やっぱり切なないと感じる部分は多い。

あと、柿崎が、あたかもコンパの幹事のように3Aのみんなを仕切ってるところにも、ちょっとした作為を感じる。なんかもう既に、卒業後の同窓会が始まっているような感じで。ああ、だから、その分、なんか寂しく感じるだな。

今思うと、あのパクティオカードを3Aで披露する、という場面が象徴的だったわけで。

というか、例のオコジョ問題はもう完全にスルーされているわけで。
そのあたりで、やっぱり物語的に無理が出すぎた、ってことなのだろうな。

いやー、その意味では、とりあえずタイムマシン活用のSF的展開で残り3話をきれいにまとめてくれればまだいいかな。というのも、この感じだと、最悪、夢オチもあるな、と思っていたので。まぁ、一度、ザジというかポヨが『完全なる世界』で夢オチ的展開はしていたからさすがにそれは難しいかも、とは思ったので。

ただ、SF的展開での締め、というのは、本当に綺礼に締めてくれないと物語が台無しになる。だって、結局、世界の不可思議な力によって登場人物たちの運命が一気に決められてしまうから。最近だと、シュタゲなんかが典型だけど、あれくらいタイムパラドックスの回避のための苦悩をきちんと記さないと、どうしたってご都合主義的な展開で終わってしまう。

物語の終幕はやはり主人公たちの行動で決する。それはどんな物語であれ、必須だと思う。しかも、ここまで、ナギを追うネギ、そのネギを慕って一緒に歩いてきた3Aの仲間たち、が物語を引っ張ってきた以上、あくまでも彼らが主役として完結しないことには、このネギま!は失敗作だったってことになる。あるいは、制作者の勝手な都合で悲しい結末を迎えた物語、ってことになってしまう。

ということで、353時間目を待とう、・・・と思ったけど、よく考えたら、来週も休載なんだっけ?

おそらくは、この間の開け方も計算ずくのことだは思うのだが、それがあざといものにならないことを願うぞ、全くw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソードアート・オンライン 1~8巻 感想

2012-02-17 16:04:44 | SAO/AW
アクセル・ワールドが面白かったので、自然な流れで読んでみた・・・のだが。
こちらはビミョーかなぁ・・・

なんで、読者人気で行くと、アクセル・ワールドよりもこちらのほうが人気が高いのか、よくわからんよ。

・・・と4巻ぐらいまでは思っていた。
というか、1、2巻はマジで何が面白いのか全然わかんなかったし。
思いっきり書き手の自己満足の展開でしかないだろ、と。
3、4巻も。
いや、それよりも何よりも、そもそもSAOじゃないじゃん、と。

で、ようやくいったいこのSAO、というか3巻以降だとALOだけど、この世界が何をしたいのか、がわかってきたのが5巻以降かな。

正直なところ、シリーズ構成という視点で考えるなら、むしろ、この5巻から始まるべきと感じた。で、そのとおり、これ以降、ようやく読む気が起きてきた。

で、ここで大事なのは、

ALOという世界の成り立ちの秘密に迫ろうとする展開
特にSAOを作った茅場晶彦の真意を探ろうとする展開
「ラフィン・コフィン」という、物語のヒール(悪)役の登場
シノンという、キリトとアスナの間を微妙にかき回すキャラの登場

の四点。

これがきちんと揃ったのが6巻の最後なんだよね。

で、以降は基本的にこのラインで進む。

7巻は、主人公がキリトではなくアスナの回だけど、結局、そこでの悲劇を通じて明らかになったのは、茅場がやろうとしていた、SAO/ALOの世界の秘密の発端が示される、という感じ。もちろん、医療利用と戦争利用という、いわばダイブ技術の、善悪両極の利用方法が示されることで、SAO/ALO世界創造の発端に色々と考えが行かないではいられなくなる。

この世界への秘密は、アクセル・ワールド10巻の中の短編と、ソードアート・オンライン9巻(まだ途中)のプロローグの中でかなり雄弁に語られるようになる。

ここまで来ると、ソードアート・オンラインはアクセル・ワールドのいわば前日譚と見ることができるようになるし、逆に、アクセル・ワールドがソードアート・オンラインの世界を継承しているともいえる。確かに二つのシリーズが重なり始めていて、その分、やっぱり物語に深みが増してきているし、そうなると今度は、最初はなんかつまらないな、と思っていたソードアート・オンラインの1巻の物語が、いわば「全ての始まりの物語」というように位置づけられて、異なる意味を持ち始めてくる。

まぁ、多分、このあたりの構成の複層化にともなう深みというのは、両方のシリーズが走り始めてから、必要なエピソードを両方のシリーズに振り分けて行ってる感じ。これは、企画として同時並行の刊行となったから、という偶然もあるのだろうけど、ちょっと面白い。

SAO9巻の中で、AWの中で出てきたキーワードが出てきたときには、普通にへぇ、そう来ますかぁ、と感心したもの。

なんだろうなぁ、『境界線上のホライゾン』が『終わりのクロニクル』と同時並行で出版されたらどうなるか、ってシミュレーションしてるような感じかな。ホライゾンが一応クロニクルの、時代を超えた続き、であるのと同じように、AWはSAOの多分30年後の世界とかを描いているのだけど。でも、AWとSAOは同時刊行されているので、両方でひとつの世界を作っていく、という感じがより強くて。それが面白いところ。

あと、SAOの8巻については、シノンがALO世界に登場したキャリバーがやっぱり面白かったかな。バカバカしさも含めて。うまいのは、ここでシノンをALOのパーティの仲間として登場させておきながら、9巻では、キリトとアスナと三人で登場する場面を作っていく。それはもちろん、シノンが関わった例の事件が9巻にも影を落とすからなのだけど、それによって俄然物語の緊張感が高まってくる。

加えて9巻の展開では、夢が大きな役割を果たしていて、要するにそれをどのように一般化するかがどうやらSAO/ALO世界を作った茅場の真意に通じる鍵のように見える。で、それはまた直接的にAWの加速世界の成り立ちにも通じていく。

となると、俄然、AWの黒幕チームがSAOの誰かの末裔なのか???とか勝手に妄想が膨らんでいくよね。

ということで、AWとSAOの二つが時間線は全然別なのだけど、微妙にクロスオーバーしていくところが面白いなぁ、と思う。

で、結局、両方とも楽しんでいるわけだし。

そうなると、アニメ化もAWがSAOに1クール先行して始まるのも、もしかしたら映像的にも、両方のクロスオーバーを考えているのかな、とかも考えてしまう。もちろん、AWが2クールでどこまでやるのかにかかっているのだが。

ということで、9巻をちゃんと読んだら、改めて書くかも。
ただ、9巻って物語としては完結していないようだから、次の10巻を待ったほうがいいのかもしれないが。でも、それだと初夏ぐらいになってしまうのだろうなぁ。

なんにせよ、はじめは微妙だったけど、最終的にはSAOは面白いと思えてきた。

気になってる人は6巻まで読んでから判断していいと思う。
ちなみに、7巻は比較的頁数も少ないこともあって一気に読めた。
だから、7巻まで読んで判断してもいいのかも。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あの夏で待ってる 第6話 『先輩にライバル』

2012-02-14 13:35:25 | Weblog
うん、いいね、これ。
王道の、コメディまっしぐらで。
好きだなー、こういう突き抜けた面白さ。
テンポもいいし。
展開がわかりやすい分、CVの人たちの演技にも注目できるし。
てか、今回の、茅野、井口の両キャラは、もう初めにCVありきの人物造形でしょ。
なんだろうな、贔屓の役者さんが舞台に上がってきて、
お約束通りの演技をしてくれて、やいのやいの、言ってる感じだな。

そうコメディにとどまって、ウェッティーなラブコメにしてないところがまたいい。
いや、どうせ、最後は先輩が宇宙人ってのがバレて、そして、お別れで・・・なんだろうけどね。

物語のわりと早い段階で、圧倒的なまでの一方通行の関係、

美桜→哲郎→柑菜→海人→イチカ

を見せておきながら(OP最後がまんまそれ)、これで一見楽しげにしながら一転グロい関係にしようとするのか、と思わせておきながら、あにはからんやw 新キャラ登場で舞台をかき回すかき回す。

しかも、あからさまに檸檬監督による、劇中劇のシナリオで劇の秘密を公然とキャラの間で会話をさせ、「もしも本当だったら・・・どうする?」という問いを何度でも繰り返すことのできる仕掛けにしている。

いやー、あざとすぎるほどあざといのだけど、とはいえ、こういうのは単純に楽しいよね、見ていて。

檸檬はどう見ても長井龍雪監督の分身的位置づけで、物語の内部にガンガン介入してくるし、しかもそのCVが鉄板の彼女なのだから、もうブレるはずがないw

で、これは見てないのだけど、一応、そもそもこの「あの夏」がある作品のリメイクみたいなものなわけでしょ?

それもあってだろうけど、ホント、このお話は、お話の中と外がそのまんま繋がっていて面白い。長井龍雪一座、って具合に。監督も脚本も。スタッフもキャストも。それらを全部ひっくるめてお芝居を楽しんじゃいましょ、って感じで。

当然、長井作品の過去作も見る側から想起するような展開で。
でも、そう思うと、これは長井作品の中では一番かな。
『超電磁砲』や『あの夏』あたりの不完全燃焼なところがなくて。
前者は原作の縛りがなんだかんだあったし、後者は変にギスギスした感じ、というか、エヴァ以後にありがちな欝の変態モードが漂っていて、今ひとつすっきりしなかったのだけれど、『夏まち』はそういうのがなくて、いいね。

なんか、作り手自身が一番見たいものをガッツリ作ってる感じがひしひしと伝わってくる。

このままコメディの王道のまま走り抜けることを希望。
って、別に笑いだけじゃないからね、コメディは。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法先生ネギま! 完結予想3

2012-02-11 01:20:42 | UQH/ネギま!
というか、ネギの本命=千雨、の続き。

もともとネギま!世界での千雨の位置づけを評価してきたほうだから、その分のバイアスがかかっているとは思うけど、でもまぁ、予想というのは半分は個人的希望のはずだから、いいよねw

で、突然数十年から百年もジャンプするような話になってしまった以上、本命というよりも、両思いってことが大事だと思うのだよね。しかも、両名が自然体で振る舞えること。

ユエやのどか、まきえらにとってのネギはやっぱり一方的な憧れなんだよね。
ネギがいたから強くなれた、成長できた、という感じ。
でもそれでは、ネギとはバランスが取れない。
それに対して、千雨は、朝倉やパルの毒々しさも心得ているから。

てか、千雨って完全にツンデレじゃんw

麻帆良学園の武道会あたりで、ネギ=魔法使い疑惑を示してきた当たりから、実は千雨心理描写は長い歴史がある。内面描写でいったら、明日菜よりも遥かに上でしょう。それに、千雨の心理描写があったからこそ、掛け合いの相手であった茶々丸も、まるで人間らしい存在に変わっていったと思うのだよね。だって、単にエヴァのメイドでしかなかった頃の茶々丸と、この最終話近くの茶々丸とは、それこそ別人だから。それだけ見ても、千雨の存在はネギま!世界の物語に多大に貢献している。そして、ネギ自身も、そのことに気づいてしまっている。

というか、例のネギが闇の魔法を受け止めるかどうかのところで、千雨は明日菜以上にネギの人生に深く関わってしまったわけだから。そのことにネギも深く感謝したわけで。感謝の気持ち、ってやはり大事だと思う。それが絆のきっかけになるというか。

で、逆にこういう展開にしたいから、ネギま!の完結がいきなりの時間跳躍で半年とか数十年、百年、飛ばしたことの理由なんだろうね。

中学生ぐらいの「恋愛」でいけば、恋心だけでラブコメをすればいい。で、それをマジでやったら、あれだけのハーレム状態wなら、青年誌的には修羅場の連続になってしまう。今回の体育祭でのネギへのクラスメイトの強襲がそうであったようにw

でもネギま!の話は、構造的にいきなり皆が百年後を考えなくちゃならないものになってしまった。

だから、今思うと、現実世界への居残り組は、魔法世界経験組がもつ、一種の「老成の境地」から免れるためにあったのだろうね。特に、柿崎やちづ姉あたりは。まぁ、二人は最初から姉キャラとして既に達観しているのでもあるのだがw

まぁ、難しいところだけど、千雨は、自分の気持ちを推し量る上で、常に明日菜を言い訳に使ってきた。魔法世界編に入る前から素直ではなかった。
魔法世界編に入ってからも、明日菜がいないから「やむなく」ネギの代理のセコンド役を果たしてきた。実際、読んでる側もそう思っていたわけだけど、実際には、その「セコンドのふり」が本物になってしまった。
と同時に、ネギの方も彼女の判断を買っていた。だから、素直に千雨を尊敬していたと思う。

だから、実際、明日菜が百年眠ることになった時に、千雨からしたら、じゃ、その百年の間はアタシがあんたの面倒を見てやるよ、先生、とか言って、実際ネギの相談役をずっと行ったのではないかな、と。

もっとも352話の明日菜の130年後の覚醒から、ネギま!の話は、そういった年月の積み重ねの話を要約してあっさり説明することができるようになってしまった。それこそ、童話のように、「その後はみな仲良く暮らしましたとさ、めでたし、めでたし」というトーンに入ってしまったから、いろいろな枝葉は消えて、本質的な関係だけをとりだしてもよくなってしまった。で、そうなると千雨になるということかな。

もちろん、それは周りのバランスもあることで。

委員長やまきえは結構候補だったと思うけど、明日菜が眠ってしまった時点で、とりわけ委員長は、自分だけがネギを専有できないってことに気がづいてしまった。それこそ、親友である明日菜に対して裏切れない、という枷から。

ユエやのどかは先に書いたとおり、彼女らにとっては憧れの対象だから。

亜子もいいポジションにいたけど、いかんせん、ナギのことが引っかかりすぎた。ラカン戦でネギを勝利に導いた女神なので、そこだけ取り上げると実は亜子とネギも深いつながりがあると思うけど、でも千雨までには至らなかった。というか、どこまでいっても亜子とナギの関係だから、実は外伝っぽい話だから。

エヴァは確かにオッズが高かったけど、同様にナギ(本物)の話が重すぎる。さすがにそこはエヴァも操を立てるでしょw

パルや朝倉は論外だし。
刹那や楓は姉キャラだし。
そういう意味では、古菲は惜しかったね。彼女もネギの師匠だったのだが、こちらはあまりに拳と拳の関係に過ぎたw

あーそうか、そう思うとのどかとユエは良いポジションにいたんだな。ただ、この二人に関しては、二人ともネギを好きになってしまったというのが、やっぱりネック。といっても、のどかの可能性は全く消えたわけではないと思うけど。

魔法世界編の最後だけを見れば、のどかとユエの活躍はすごいわけで、これでもしもナギ=造物主救済編でもやっていたら、多分、彼女らが魔法世界編における千雨のようなサポート役を行なっていたかもしれない。その描写があれば話は別だったかもしれない。でも、魔法世界編で実質終了となると、彼女らにとってのネギは成長機会を与えてくれた憧れの人だよね。ネギがナギの背中を追いかけたように。もちろん、その分、切ないわけだが。

ということで、千雨が本命は結構硬いように思う。

繰り返しになるけど、彼女の強みは他の人と違って、明日菜が眠ってしまったことが彼女が自分の感情を素直に表現する理由を与えるから。

神楽坂が目覚めるまでずっと一緒にいてやるよ、と。

もう、これはお約束の展開だよね。全くもって男らしいw

ということで、まただらだらと書いてしまった。さて、次はどうするかな。

そういえば、ネギま!は二週休みだけど、その間に37巻が発売なのね。
このあたりもズルイがうまい。
そこからも色々考えてしまいそうw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法先生ネギま! 完結予想2

2012-02-10 00:57:39 | UQH/ネギま!
で、昨日の続きだが・・・w
というか、アスナが明日菜に代わって第二の表層人格としてネカネになって・・・、と書いたみたけど、それはちょっと無理があるように感じてきた・・・

とはいえ、残り3話で完結という条件であれば、今まで明らかにされてこなかった能力とか魔法とかを、ここぞとばかりにワイルドカードとして、それこそ都合よく使うことも可能だろう・・・と考えると、たとえば、栞はどうだろう。

彼女はフェイトとのパクティオーカードを使って、明日菜になりすますことができた。だから栞は誰かの代わりに登場することが可能だろう。加えて、彼女にはネギとのパクティオーカードもあって、その能力はまだ明らかにされていない。

とすれば、その二つのカードのコンボで残り3話の中の辻褄合わせに使われる可能性もあるのかな、と。というか、フェイト一座が明日菜が寝ている間、全くネギの計画に関わっていないとはとても思えない。むしろ、フェイト一座は、ネギのプロジェクトの実行部隊として深く関わっているはず。

そのプロジェクトの危機において栞らが活躍しない、というのも想像しがたい。

とすると、たとえば、今度はどこかの時間軸で、ネギなりナギなり明日菜なりの影武者的に栞がなりすますということもあるのかな、と。

いや、まだ、どういうシチュエーションで彼女が絡んでくるのかは、あまりイメージが湧いてこないわけだけど。でも、彼女のいわば完全変装能力はきっと利用されると思うのだよね。

それに、ネギま!の最終回のおそらくは見開き集合写真的シーンで、フェイト一座がいない、ということはやはり想像しにくいから。だって、ラカンにもいて欲しいでしょ、それこそアリカにも。で、同じように栞たちにもいてほしいと思うじゃない。

だから、何か彼女らの最後の活躍の場面があってもいいと思うわけで。

あー、もちろん、黒委員長らもそうだけど。でも、彼女らはもっと表の世界での活躍だと思うのだよね。もちろん、彼女らがゆえやのどかと協力する様子も見てみたい気はするのだけど。

ところで、ネギが好きだった人って、やっぱり千雨だったんじゃないかな、と思ってきた。
まだ、直観でしかないのだけど、でも、魔法世界編の中で一番ネギと過ごした人は、彼女だったと思うし、実際、ネギは彼女をとても頼りにしている。

そう思うと、最後の体育祭の所で、千雨がカード状態のアーティファクトをハッキングするという、チートな場面があったけど、それからもわかるように、やはり彼女の能力、というか実力は、魔法世界の存立基盤にも最終的には干渉し、ハッキングできるような類のモノのように思えていて、その彼女がネギのプロジェクトに関わったら、ネギの彼女への信頼はさらに大きくなると思うのだよね。

だから、好き、というよりも、むしろ、本契約(というルールがまだ残っていればだけどw)の相手は千雨だったんじゃないかな、と。まぁ、千雨自体、ずっと明日菜のバックアップみたいにネギに対して自分を位置づけていたから、実際に明日菜が眠りについてしまったら、千雨がまた明日菜の代理を引き受けていたというか。

このあたりは、よく戦争映画とかである、戦禍のせいで引き裂かれてしまった夫婦や恋人がそれぞれたどり着いた先の国で、新たな人生として新たなパートナーを探すのに近い、という感じかな。で、その新しいパートナーも、以前のパートナーの存在を特には気にしたりしない、というか。代替要員の自分の立場もわかった上でパートナーの場所を占めていると言うか。

ネギと明日菜の関係が様々な事情から複雑過ぎて結びつけいない分、それを補う存在が千雨であったように思うのだけどね。文字通りのネギのよき理解者として。

まぁ、このあたりの話ももしかしたら残り3話で簡単に紹介されるのかもしれないけれど。

というか、また、例のネギの村の「始まりの惨劇」の話に戻るけど、あの場面がゲーデルの幻想空間で再演された時、のどかや朝倉と違って千雨はあの場面を初めて見た。だから、あの場面に対する千雨なりの考えや推察はあそこでは示されていないし、それ以後もない。でも、あの場面で暴走しかけたネギをビンタで正気に戻らせたのは他ならない千雨だった。

で、千雨自身は、あそこでナギが登場したことを初めて実感として理解できたはずで。それ以前のラカンの映画wによる説明も含めて魔法世界の状況とネギに振りかった災厄の繋がりを、ネギの立場で考えてやれるのは彼女くらいしかいない。

ということで、2025年?だっけ、のネギのボヤキを怒鳴りつけていた場面からすると、千雨はいろいろと推察を広げていると思うのだよね、それこそ茶々丸とともに。で、いわば、一種の押しかけ女房的な、姉さん女房的な立場をネギに対して宣言してしまう・・・って、なんか千雨っぽくないかな。というか、魔法世界から帰っての千雨はそれだけの必死さを幾度か示していたように思えるのだけどね。

・・ってなんか、取り留めもないことばかり書いているけど、とりあえず、こんなところかな。

また、思いついたら書くつもり。というか、きっと思いつくはずだからw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする