アニメのミノタウルス戦でおお!と思ってから、原作を一気読み。
放送は第5巻までなので、最新刊である8巻の間には6巻、7巻がある。また、外伝の四冊も微妙に絡んでくる。
なので、この感想はそれらの内容も踏まえたものになると思うので、その点、ご了解のほどを。
ということで、いつもどおりスペースを開けます。
作者があとがきで書いてあるとおり、この8巻は第二部の完結編。
じゃあ、第二部のテーマはなんだったかというと、ヘスティア・ファミリアが正式にたちあげられるということ。6巻で別ファミリアだったリリとヴェルフが正式にファミリア入りし、また、命も一年間の期間限定で移籍。7巻で新たに命の旧知である春姫がファミリア入りする。だから、眷属は都合5人。それなりの人数になったところで、6巻の事件を経て、ファミリアの拠点のホームもゲット。
8巻はそういう環境の中で、表紙に描かれた、命、リリ、ヴェルフ、エイナ、シル、ヘスティア、の6人に焦点を当てた連作中編集。
うまいな~、と思ったのは、一応、その連作をまとめる糸として、前々から触れられていたラキア王国のオラリオ襲撃、という事件が使われていること。その事件によって、先ほどの6人の恋話?だけでなく、魔剣や精霊といった、この世界における重要項目の説明が実は丁寧になされていた。
この物語と設定紹介のすり合わせが無理なくなされていて、マジで、この作者、構成がうまいなー、と思ったのでした。
しかも、外伝の方の話も微妙にかぶらせてきていて。
まぁ、書いてる側からすると、本編と外伝も連続して出しているから、両者の内容がきちんとオーバーラップするのは当然かもしれないけれど。それにしても上手い。
で、8巻単体で見た時、オモシロイ!と感じたのは、リリ(2章)、シル(5章)、ヘスティア(6章)、を扱った章かな。
特にリリと、なんとロキ・ファミリア団長のフィンとの間の縁談話は、なるほどなー、と思ってしまった。
もともと、この本編に手を出したのは、例のミノタウルス戦があまりに素晴らしかったからなのだけど、あの時の、ベルではなくリリの行動がフィンの心を激しく打っていた!といのは、おお!と思うよね。まさに、サイドストーリーなわけで。
まぁ、外伝の方も含めて見れば、あのミノタウルスに挑んだベルの英雄的戦いは、アイズだけでなくロキ・ファミリアの面々の心を鷲掴みにしたわけで、もしも、あの場面を見ていなかったら、ロキ・ファミリアの上級冒険者は全滅していたかもしれなかったわけで。その意味では、フィンにとっても、ベルの偉業は十分注目に値し、フィンもベルに一目おくようになったわけで。
しかし、それ以上に、フィンの心をガツンと掴んだのがリリだった、というのはホント、サプライズですよ。
で、何がオモシロイかといって、このエピソードによって、アイズとベルだけでなく、フィンとリリとの関係も、ロキ・ファミリアとヘスティア・ファミリアの間に成立した、ってところなんだよね。
まぁ、結局、フィンとリリの縁談は破談になったわけだけど、この関係性は、後日、また扱われるのだろうな、と思うのだよね。それこそ、ベルないしヘスティア・ファミリアが絶体絶命の危機に直面した時、リリが嫁入りしていいからフィンに助けを乞う、というような展開でね。
アイズとベルの関係はファミリアの都合で叶わぬ恋、いわばロミオとジュリエットの関係にあるわけだけど、フィンの縁談についてはロキも黙認するということなので。
で、また、外伝を読むとわかるけど、ベルが英雄だとすれば、フィンは文字通り、勇者なんだよね。パルウムに課せられた身体的ハンデを覆すのは、どんな状況でも率先して行動に移る「勇気」にある。
フィン自身、強さと勇気は必ずしも一致しないと述べているし。
そして、そんな考え方をしているからこそ、なけなしの勇気をふるってミノタウルスと戦うベルの救援を呼びに行動したリリを意中の人として見初めたわけで。
作中でも明記されていたけど、フィンとリリが鏡のような関係にあるところが、ホント、うまかった。
結果として、リリだけでなく、フィンというキャラにも感情移入できる要素が描かれたし。
微妙にフィンが死亡フラグを立てているのが気になるところだけど、それも含めて、フィンはこの先、本編にも大きく関わる余地があるんだろうな、と。
じゃ、ロキ・ファミリアと双璧のフレイヤ・ファミリアはどうか、というのに微妙に答えているのが、シルを扱った5章。
今回の話で、シルにはフレイヤの指示で護衛がついているわけで、やっぱり、シルは、フレイヤと浅からぬ関わりがあるんだな、というのが再確認された。てか、フレイヤの分身とかだったりするのかね。まぁ、初期のベルのパワーアップをシルが先導しているところもあるわけで。あんな都合よく魔導書なんて忘れないよね!とか。
もっともシルだけでなく「豊穣の女主人」自体が、フレイヤ・ファミリアの別働隊なのかもね。ヘルメスが、ミアにフレイヤとの仲介を頼む場面もあったし。
まぁ、ミアがもともとはフレイア・ファミリアの一員で、何らかの理由でフレイヤの公認の下で、ファミリアから離れているのかもしれないけれど。
5巻以降、もはやリューさんがヘスティア・ファミリアの準メンバーみたいなものだから、彼女のヘスティア・ファミリア入りのエピソードがこの先あるのかもしれない。その時には、あわせてミアとフレイヤの関係も明らかになるのかもしれない。
フレイヤといえば、ロキとともに、15年前に、ゼウスとヘラのファミリアを駆逐した、というのだけど、あからさまに北欧神話の二神がギリシア神話の二神を排除した、というのも微妙に気になるところ。
その15年前の話が、ベルとアイズの出生の話に繋がるのだろう。
で、その二人の出生の秘密と微妙に関わる話であったのが、ヘスティアを扱った6章。
ラキア王国の主神アレスに情けなくもw拉致られたヘスティアを追って、アイズとベルがオラリオの外に出て、ヘスティアを救出した後、山間の村で、ある意味牧歌的に過ごす、という話なのだけど、ここで、初めてオラリオの外の世界が描かれ、さらには、アイズの両親?の敵である黒竜の鱗まで出てくる。
基本的には、この6章は、悠久の時を一切外見を変えずに、今の姿のまま永久に生き続ける神様と、有限の時しか生きられず、晩年は老いて死ぬヒューマンを始めとした下界の存在との間の、絶対的なズレについて記していて、この話は、タケミカヅチラブの命や、ヘファイストス一択のヴェルフと違って、神との関係を本質的に表していて、興味深かった。
結果として、ヘスティアとアイズの双方との関係がまた一つ強固になったベルくんの試合巧者ぶりには脱帽ものだけどw、それを差しおいても、なにげにこの6章の話は深いなぁと思ったのだった。
外伝の方を読むと、ベルのミノタウルス攻略の一件以来、アイズも、ベルの姿を見続けていることが明確に描写されているので、この事件は、黒竜の鱗を発見したということだけでなく、アイズにとっても深い印象を与えているのだろうな、と思う。いつか彼女のそんな心情も外伝の方で描かれるのかもしれない。
ということで、とにかく第三部の事件が始まる前に、ファミリアの「つながり」を再確認するのが本巻の役割だった、というところだろうか。
で、その第三部への序章として、最後には、なんかまた新種のモンスターがダンジョンの中に誕生している。
これ、新種のモンスターということで、主には深層の超強力モンスターと対決していた外伝の方と、本編もクロスさせるのだろうか。
本編の6巻、7巻、って結局、ダンジョンには潜らず、つまり、冒険はせずに、地上でファミリア間の抗争に明け暮れていたので、それもあって、第三部では、タイトル詐欺にならないようにw、ベルくんたちもダンジョンに再び潜るのだと思うだけど。
さてさて。
正直いって、外伝の、ロキ・ファミリアによる深層攻略のエピソードが、あまりにも直球のパワー型戦闘を行っているので、いくらベルくんたちのレベルやステイタスが更新されているといっても、彼らのパーティだけでの攻略で、それほど手に汗握る話が出てくるとは思いにくいんだよね。
だから、何らかの形で、ロキ・ファミリアと絡む話にならないかな、と。
個人的には、ベルがガレスやベートに稽古をつけてもらうような状況が生まれると燃えるんだけどねw
で、そうやって師弟の関係ができたところで、実は、ガレスはゼウス・ファミリア討伐の急先鋒で、直接的にベルの両親を殺した敵だった!なんて展開だともう最高なんだがw
いやー、実際、ありそうだよねー。
実際、ロキ・ファミリアの中で、ガレスだけが、ベルの戦闘シーンを一切見ていない、というのが、その前哨ではないかと思っていたりする。
ともあれ、ロキ・ファミリアとの共闘でも実現しない限り、ベルがアイズたちの敵である新種のモンスターたちと相対することはないんだろうな。
となると、ベルくんがレベル4を超えて、一足飛びにレベル5にならないと現実的には難しいんだろうな。
あと、ヴェルフが指摘している通り、ベルたちのパーティには魔導師、望むらくはエルフの魔導師が必要だよね。でないと、5巻の階層主との戦いとか見た後では、パーティとしてどうしても限界を抱えてしまうから。巨人が出てくるたびに、ベルのアルゴノォトで底上げされたファイアボルトで駆逐、というのでは、あまりにも芸がないから。
で、エルフの魔導師の候補としては、やっぱりリューさんが筆頭なわけだけど、大穴として、ロキ・ファミリアのレフィーヤが、命のように期間限定で移籍してこないかな、と思ったりもする。ベル同様、アイズの崇拝者であるレフィーヤは、既にベルとは遭遇しているわけで、しかも犬猿の仲っぽく描写されてしまっているわけだけど、それでも、この二人が協力して事にあたる場面がでてこないかな、と期待してしまう。
まぁ、普通に考えて、ロキが許すはずないんだけどね。
というわけで、本編と外伝が交差するのは、やっぱりベルがレベル5になって、パーティにエルフ魔導師を加えてからなんだろうな。となると、第三部がそうしたヘスティア・ファミリアの実力の底上げに使われて、外伝の第二部は、本編の第二部の間のアイズたちの動きを補完することになるのだろうな。黒竜の鱗についても、外伝第二部でもっと詳しく語られるのかもしれない。
というわけで、だんまち、オモシロイよ。
とりあえず、9月の9巻を心待ちにすることにする。
あとは、ゼウスがどのタイミングで登場するかだけど、ギルドの奥にいるのがウラヌスだからなぁ。ポセイドンとあわせて、やっぱりラスボス的扱いなのかな。。。
あ、そうか、ウラヌスたちに仇なす相手って、もしかしてポセイドン?
いや、超適当だけどw
放送は第5巻までなので、最新刊である8巻の間には6巻、7巻がある。また、外伝の四冊も微妙に絡んでくる。
なので、この感想はそれらの内容も踏まえたものになると思うので、その点、ご了解のほどを。
ということで、いつもどおりスペースを開けます。
作者があとがきで書いてあるとおり、この8巻は第二部の完結編。
じゃあ、第二部のテーマはなんだったかというと、ヘスティア・ファミリアが正式にたちあげられるということ。6巻で別ファミリアだったリリとヴェルフが正式にファミリア入りし、また、命も一年間の期間限定で移籍。7巻で新たに命の旧知である春姫がファミリア入りする。だから、眷属は都合5人。それなりの人数になったところで、6巻の事件を経て、ファミリアの拠点のホームもゲット。
8巻はそういう環境の中で、表紙に描かれた、命、リリ、ヴェルフ、エイナ、シル、ヘスティア、の6人に焦点を当てた連作中編集。
うまいな~、と思ったのは、一応、その連作をまとめる糸として、前々から触れられていたラキア王国のオラリオ襲撃、という事件が使われていること。その事件によって、先ほどの6人の恋話?だけでなく、魔剣や精霊といった、この世界における重要項目の説明が実は丁寧になされていた。
この物語と設定紹介のすり合わせが無理なくなされていて、マジで、この作者、構成がうまいなー、と思ったのでした。
しかも、外伝の方の話も微妙にかぶらせてきていて。
まぁ、書いてる側からすると、本編と外伝も連続して出しているから、両者の内容がきちんとオーバーラップするのは当然かもしれないけれど。それにしても上手い。
で、8巻単体で見た時、オモシロイ!と感じたのは、リリ(2章)、シル(5章)、ヘスティア(6章)、を扱った章かな。
特にリリと、なんとロキ・ファミリア団長のフィンとの間の縁談話は、なるほどなー、と思ってしまった。
もともと、この本編に手を出したのは、例のミノタウルス戦があまりに素晴らしかったからなのだけど、あの時の、ベルではなくリリの行動がフィンの心を激しく打っていた!といのは、おお!と思うよね。まさに、サイドストーリーなわけで。
まぁ、外伝の方も含めて見れば、あのミノタウルスに挑んだベルの英雄的戦いは、アイズだけでなくロキ・ファミリアの面々の心を鷲掴みにしたわけで、もしも、あの場面を見ていなかったら、ロキ・ファミリアの上級冒険者は全滅していたかもしれなかったわけで。その意味では、フィンにとっても、ベルの偉業は十分注目に値し、フィンもベルに一目おくようになったわけで。
しかし、それ以上に、フィンの心をガツンと掴んだのがリリだった、というのはホント、サプライズですよ。
で、何がオモシロイかといって、このエピソードによって、アイズとベルだけでなく、フィンとリリとの関係も、ロキ・ファミリアとヘスティア・ファミリアの間に成立した、ってところなんだよね。
まぁ、結局、フィンとリリの縁談は破談になったわけだけど、この関係性は、後日、また扱われるのだろうな、と思うのだよね。それこそ、ベルないしヘスティア・ファミリアが絶体絶命の危機に直面した時、リリが嫁入りしていいからフィンに助けを乞う、というような展開でね。
アイズとベルの関係はファミリアの都合で叶わぬ恋、いわばロミオとジュリエットの関係にあるわけだけど、フィンの縁談についてはロキも黙認するということなので。
で、また、外伝を読むとわかるけど、ベルが英雄だとすれば、フィンは文字通り、勇者なんだよね。パルウムに課せられた身体的ハンデを覆すのは、どんな状況でも率先して行動に移る「勇気」にある。
フィン自身、強さと勇気は必ずしも一致しないと述べているし。
そして、そんな考え方をしているからこそ、なけなしの勇気をふるってミノタウルスと戦うベルの救援を呼びに行動したリリを意中の人として見初めたわけで。
作中でも明記されていたけど、フィンとリリが鏡のような関係にあるところが、ホント、うまかった。
結果として、リリだけでなく、フィンというキャラにも感情移入できる要素が描かれたし。
微妙にフィンが死亡フラグを立てているのが気になるところだけど、それも含めて、フィンはこの先、本編にも大きく関わる余地があるんだろうな、と。
じゃ、ロキ・ファミリアと双璧のフレイヤ・ファミリアはどうか、というのに微妙に答えているのが、シルを扱った5章。
今回の話で、シルにはフレイヤの指示で護衛がついているわけで、やっぱり、シルは、フレイヤと浅からぬ関わりがあるんだな、というのが再確認された。てか、フレイヤの分身とかだったりするのかね。まぁ、初期のベルのパワーアップをシルが先導しているところもあるわけで。あんな都合よく魔導書なんて忘れないよね!とか。
もっともシルだけでなく「豊穣の女主人」自体が、フレイヤ・ファミリアの別働隊なのかもね。ヘルメスが、ミアにフレイヤとの仲介を頼む場面もあったし。
まぁ、ミアがもともとはフレイア・ファミリアの一員で、何らかの理由でフレイヤの公認の下で、ファミリアから離れているのかもしれないけれど。
5巻以降、もはやリューさんがヘスティア・ファミリアの準メンバーみたいなものだから、彼女のヘスティア・ファミリア入りのエピソードがこの先あるのかもしれない。その時には、あわせてミアとフレイヤの関係も明らかになるのかもしれない。
フレイヤといえば、ロキとともに、15年前に、ゼウスとヘラのファミリアを駆逐した、というのだけど、あからさまに北欧神話の二神がギリシア神話の二神を排除した、というのも微妙に気になるところ。
その15年前の話が、ベルとアイズの出生の話に繋がるのだろう。
で、その二人の出生の秘密と微妙に関わる話であったのが、ヘスティアを扱った6章。
ラキア王国の主神アレスに情けなくもw拉致られたヘスティアを追って、アイズとベルがオラリオの外に出て、ヘスティアを救出した後、山間の村で、ある意味牧歌的に過ごす、という話なのだけど、ここで、初めてオラリオの外の世界が描かれ、さらには、アイズの両親?の敵である黒竜の鱗まで出てくる。
基本的には、この6章は、悠久の時を一切外見を変えずに、今の姿のまま永久に生き続ける神様と、有限の時しか生きられず、晩年は老いて死ぬヒューマンを始めとした下界の存在との間の、絶対的なズレについて記していて、この話は、タケミカヅチラブの命や、ヘファイストス一択のヴェルフと違って、神との関係を本質的に表していて、興味深かった。
結果として、ヘスティアとアイズの双方との関係がまた一つ強固になったベルくんの試合巧者ぶりには脱帽ものだけどw、それを差しおいても、なにげにこの6章の話は深いなぁと思ったのだった。
外伝の方を読むと、ベルのミノタウルス攻略の一件以来、アイズも、ベルの姿を見続けていることが明確に描写されているので、この事件は、黒竜の鱗を発見したということだけでなく、アイズにとっても深い印象を与えているのだろうな、と思う。いつか彼女のそんな心情も外伝の方で描かれるのかもしれない。
ということで、とにかく第三部の事件が始まる前に、ファミリアの「つながり」を再確認するのが本巻の役割だった、というところだろうか。
で、その第三部への序章として、最後には、なんかまた新種のモンスターがダンジョンの中に誕生している。
これ、新種のモンスターということで、主には深層の超強力モンスターと対決していた外伝の方と、本編もクロスさせるのだろうか。
本編の6巻、7巻、って結局、ダンジョンには潜らず、つまり、冒険はせずに、地上でファミリア間の抗争に明け暮れていたので、それもあって、第三部では、タイトル詐欺にならないようにw、ベルくんたちもダンジョンに再び潜るのだと思うだけど。
さてさて。
正直いって、外伝の、ロキ・ファミリアによる深層攻略のエピソードが、あまりにも直球のパワー型戦闘を行っているので、いくらベルくんたちのレベルやステイタスが更新されているといっても、彼らのパーティだけでの攻略で、それほど手に汗握る話が出てくるとは思いにくいんだよね。
だから、何らかの形で、ロキ・ファミリアと絡む話にならないかな、と。
個人的には、ベルがガレスやベートに稽古をつけてもらうような状況が生まれると燃えるんだけどねw
で、そうやって師弟の関係ができたところで、実は、ガレスはゼウス・ファミリア討伐の急先鋒で、直接的にベルの両親を殺した敵だった!なんて展開だともう最高なんだがw
いやー、実際、ありそうだよねー。
実際、ロキ・ファミリアの中で、ガレスだけが、ベルの戦闘シーンを一切見ていない、というのが、その前哨ではないかと思っていたりする。
ともあれ、ロキ・ファミリアとの共闘でも実現しない限り、ベルがアイズたちの敵である新種のモンスターたちと相対することはないんだろうな。
となると、ベルくんがレベル4を超えて、一足飛びにレベル5にならないと現実的には難しいんだろうな。
あと、ヴェルフが指摘している通り、ベルたちのパーティには魔導師、望むらくはエルフの魔導師が必要だよね。でないと、5巻の階層主との戦いとか見た後では、パーティとしてどうしても限界を抱えてしまうから。巨人が出てくるたびに、ベルのアルゴノォトで底上げされたファイアボルトで駆逐、というのでは、あまりにも芸がないから。
で、エルフの魔導師の候補としては、やっぱりリューさんが筆頭なわけだけど、大穴として、ロキ・ファミリアのレフィーヤが、命のように期間限定で移籍してこないかな、と思ったりもする。ベル同様、アイズの崇拝者であるレフィーヤは、既にベルとは遭遇しているわけで、しかも犬猿の仲っぽく描写されてしまっているわけだけど、それでも、この二人が協力して事にあたる場面がでてこないかな、と期待してしまう。
まぁ、普通に考えて、ロキが許すはずないんだけどね。
というわけで、本編と外伝が交差するのは、やっぱりベルがレベル5になって、パーティにエルフ魔導師を加えてからなんだろうな。となると、第三部がそうしたヘスティア・ファミリアの実力の底上げに使われて、外伝の第二部は、本編の第二部の間のアイズたちの動きを補完することになるのだろうな。黒竜の鱗についても、外伝第二部でもっと詳しく語られるのかもしれない。
というわけで、だんまち、オモシロイよ。
とりあえず、9月の9巻を心待ちにすることにする。
あとは、ゼウスがどのタイミングで登場するかだけど、ギルドの奥にいるのがウラヌスだからなぁ。ポセイドンとあわせて、やっぱりラスボス的扱いなのかな。。。
あ、そうか、ウラヌスたちに仇なす相手って、もしかしてポセイドン?
いや、超適当だけどw