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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

魔法科高校の劣等生 第28巻 追跡編〈上〉 感想

2019-04-24 19:19:58 | さすおに
あー、なるほど、
帯にある「リーナによく似た謎の美少女」って〈彼女〉だったんですねw

しかし、もう28巻かぁ。
そろそろさすがに終わらせなきゃね。

ということで、まずはスペース、空けときます。















































で、この表紙の〈彼女〉は、リーナの「仮装行列(パレード)」を書けられた深雪だったというわけで。。。

で、読み終わってみれば、この一発芸で終わった、と感じの、なんとも物足りない話だった。

てか、作者、以前にもまして、ストーリーテリングがお粗末な感じで、さらにいえば、文章そのものも下手になった感じがしてきたのだけど。

大丈夫なのか?

しかし、ホント、三年生編は、期待ハズレも期待ハズレで、もう、どうしましょう???、という感じだね。

いつまで光宣のパラサイト話、続けるのだろう。

さすがに、そろそろ決着がつくかと思ったら、今回も次巻に繰り越し。
まぁ、次巻とあわせて上下巻だから仕方ないといえば仕方ないのだけど。

でも、あとがきによれば、この〈追跡編〉のあとは、〈奪還編〉、〈未来編〉で本編は終わりで、その後は短編の〈卒業編〉が続くそうだから、なんか締まらないまま終わりそう。

しかし、〈奪還編〉となると、何?誰?を奪還するんだろう?、深雪くらいにならないともう驚かないぞと思うけどねー。

とりあえず、今回の話の肝は、達也がアークトゥルス戦を通じて、霊子と想子の関係に気づき始めた、ということで、このことが、多分、〈未来編〉とかに関わることになるんだろうな。

達也のことだから、パラサイトの除去方法を経て、下手をすると、パラサイトとの共生の道を見つけたりしそうで怖いw

その過程で、真夜の真意に行き着くとかね。

あるいは、霊体?魂?の真夜に出会ってしまうとか。

まぁ、もう何でもありだし、そもそも、この物語は、設定の妙でもっているようなものだから、とにかく、フィナーレに向けて、ぶっ飛んだ「世界設定」のオチを差し出してくれないことには、もはや納得がいかないレベル。

それくらい、本編の物語自体は退屈極まりない。

まさか、いまさらルゥガンフゥとか出てくるとは思わなかったし、しかも、ほとんど出オチのように千葉修次に負けてるしw
なんなんだよ、全く。
ただの頁稼ぎでしかないじゃん。
しかも今回も実質260頁しかないのに。。。

はっきりいって、日本海側の話、一条とか小松基地の話とかいらないよね。
そんな詳細な戦記なんて本編にいらないと思うのだけど。
話が飛ぶだけだし。
しかも、あいかわらずの吉祥寺の「空気よまなさ」加減で、達也の名前も堕してしまうし。
まぁ、それが引き金になって、リーナが深雪の護衛wとして一校に編入することになるのだけど。

にしても、迂遠だよなぁ。。。

実際問題として、ひとり達也の凄さばかりが際立ちすぎて、もはや軍の出る幕はないし、いつの間にか四葉も達也の舎弟みたいになってしまったので、正直なところ、達也に対する危機といっても、なんの緊張感もなくなってしまって。

ホント、繰り返しになるけど、〈来訪者編〉がピークだったな、と思う。
あとは坂道を転げ落ちるように、つまらなくなるだけの話。

てか、電撃になって書いている二年生編以降が、どう考えても、ただの引き延ばしにしかなってないのは、残念だね。

そういう意味では、劇場版の映画の出来だけが及第点、という感じで。

三年生編になったら面白くなるに違いない、と思ってここまで読んできたけど、もはや禁書目録と同レベルの、どうでもいい話。

まぁ、禁書が、作者の趣味全開のどうでもいいディテールだけからなる無意味な量の多さであるのに対して、お兄様の方は、とにかく魔法理論の説明だけが狙い、あとは読者に愛国心や軍人の思考方法を植え付けようとするだけの内容におちてしまったわけど。

結局のところ、司波達也の本当のライバルとか敵が現れなくて、彼の存在を脅かすものがどこにもいないのがいけないんだろうな。

話がどこに向かっているのか、もはや不明だし。

以前は、まだ四葉家のみなさん!が達也のことを忌み嫌う存在として、作中に陰鬱な重さを加えていたのだけど、二年生編のいわゆる分家紹介シリーズから、すっかり誰も彼もが、達也の軍門に下ってしまった、という感じで。

ホント、緊張感のかけらもない。

確かに、敵という点では、周公瑾が不気味な存在だったわけだけど、あっさりやられてしまって、それでも生き延びたと思ったら光宣と同化してしまって終わりとか、なんだよ、それ?って感じだよ。

他国の戦略級魔法師というのも、どれもこれも退屈な小物しかいないし。

フリズスキャルヴにしても、なんか謎めいた存在だったのが、クラーク父子という小物の登場で、ただのエシュロン改!くらいのものになってしまったし。

ホント、どれだけ物語世界をちっちゃいものにすれば気が済むんだろう、作者は。
あと、キャラの数は多いけど、どいつもこいつも小物ばかりで。

てかさ、やっぱり、一条は戦略ではなく戦術級魔法師として一級品という扱いのほうが良かったでしょ。今回の修次の動きを見ると。

まぁ、それはエリカの役回りになってしまうのかもしれないけれど。

いたずらに戦略級魔法師というトンデモ兵器の魔法師ばかりの世界にしてしまって、ホント、物語の動きがなくなってしまった。

そういう意味では、終わりも見えてきたようだから、ここでもう切ってもいいのかもしれないなぁ。

まぁ、次回はどうやら、ほのかがUSNAの兵士に拉致られるようだけど。
でも、それもきっと、エリカやレオ、幹比古たちの活躍であっさり一蹴されるのだろうけどね。

あー、エリカとレオのドイツ絡みの魔法師の話が、本編に絡んでくると思ってたんだけどなー。

期待外れ。


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五等分の花嫁 第83話 『シスターズウォー 六回戦』 感想

2019-04-24 13:02:22 | 五等分の花嫁
あちゃー、一花、そうきたかー、って感じの今回。
裏返すと、一花の修羅道はまだまだ続くわけだけど。。。

とりあえず、あれだよね、
最後の「コース別体験学習」のEコースで、フータローと出会った三玖って、性懲りもなくまた化けた一花だよね?
多分、Dコースがいかにも歴女の三玖が好みそうなコースだとわかった上で。
で、Dコースに一花が出向いたふりをしながら、Eに化けて行った、と。。。

もしくは、これからEコースの三玖になりすますのか?
いや、でも、やっぱり最後の三玖は、一花の変装なんだろうなぁ。

まぁ、コース別体験学習が「五等分」のごとく5つのコースからなる、というのは、良くできすぎていてご愛嬌だけどね。

ということで、次回以降も、まだまだ一花の攻めは続くと。

で、今回の内容を振り返っておくと、
予想通り、フータローは一花の変装を見破ったわけで、その理由もまた予想通り、例の五つ子がもつお守りだった。
零奈=五月のもつお守りは、フータローに手渡されていて、それは以前、フータローが川に落ちた時に誤って川に流してしまっていからで。

あのシーンは、要は、溺れかけていた二乃を救うのを優先したからだったわけで、しかもここでフータローに助けられたことが、二乃がフータローに陥落したw最大のイベントでもあったわけだから、意外と、あのシーンは、物語の分かれ目だった、ということだよね。

しかし、あのお守りの中には、何が書かれていたのだろう。あるいは、何が入っていたのだろう。フータローがもつ写真とは別のものがはいっていたりするのだろうか?

今回、冒頭で、三玖=一花とやり取りする中、5年前の零奈と過ごした時の出来事が少しだけ明らかにされたのだけれど、この5年前の回想の全貌が明らかにされるのが、この「シスターズウォー編」の狙いなんだろうな、きっと。

というか、フータローにそれを思い出させるのが、五月の狙いだよね。
なにしろ、彼女は「楔を打った」と言っていたのだから。
となると、単純にフータローに当時のことを思い出させるだけではなく、その上で、その時はフータローが誤解した、あるいは気付いていなかった「新しい事実」に気づかせることが狙いなんだろうな。

そして、五月としては、その上で、フータローに、彼女が渡した「お守り」の中身を見て欲しい、と思っているのだろうけど。

けれども、その肝心なクライマックスで、フータローがお守りを失ったことを告げて、再び五月と決裂?するんだろうな。

きっと、フータローの誤解をとるような「なにか」が、例の「お守り」の中に書かれているのだろうけど、その、五月にとってとっても大事な「お守り」をなくしてしまったことに、五月は憤慨する。

しかも、五月が本当に伝えたかったメッセージもフータローに届かない。

あと、フータローは口下手だから、二乃とお守りの二択になった結果、二乃を助けるのを優先した、ってこともいわないのだろうな。

いや、逆か。
その二択の事実を五月に伝えることで、五月のほうが自分の中の「腹立たしい感情」を、正面切ってフータローに吐露することができず、その結果、いつもの五月らしく、自分の中でぐるぐる周りの考えに至ってしまうというところか。

しかし、そうなると、あの川に流れた「お守り」、重要だなぁ。

そして、ここまで考えると、あのお守り、ほんとに流れたままだったのか?という気もしてくる。

あの場面は、五つ子が全員、フータローを救おうと川に飛び込んでいるから、あの時に、フータローの目が向かっていた二乃と一花以外の三人が、あのお守りをちゃんと回収している可能性もあるよね。

残った三人は、三玖、四葉、五月だけど、あの「溺れるかもしれない」ような状況でそんな事ができるのは、身体能力の点では、多分、四葉、ということになると思うのだけど。

そして、四葉の性格を考えたら、お守りの中身を勝手に見たりはしないよね。となると、四葉が自分のものと合わせて2つ、お守りを持っている、ってことになるのかな?

あるいは、五月がもしかして、拾ったのかな?

そうであれば、「楔を打った」というのも、「上杉くん、お守り、なくしたでしょ?」というのを思い出させるためのメッセージだったということになるのだけど。

いずれにしても、五月の意図が例の「お守り」とその中にあったなんらかの「メッセージ」であったことは間違いないだろうから、5年前の「お守り」話は、修学旅行編の鍵になるんだろうな。

そして、このエピソードをもって、五月が本格的にフータローを意識するようになる、ということなのかな。

そのうえで、五月の性格からすると、一花による三玖を貶める展開は、二乃以上に、姉妹断絶の危機を再びもたらすようにも思えるのだけれど。

さて、どうなることやら。

だって、多分、5つのコース選択を一花が話を持っていったのも、その時点で、すでに彼女の手のひらの上、という感じがしてならない。

多分、「誰がどのコースを選ぶか」まで一花はお見通しだろうから。なにしろ、長女として、姉妹の性格をずっと観察してきていたから。

このあたりの「状況把握の正確さ」は、猪突猛進型の二乃からすれば、過去になんどもやり込められた経験がきっとあって、だからなにかといえば「女狐」と一花をなじるのだろうなぁ、と思えてくる。

その点で、一花のゲーマス感は消えないんだよなぁ。

一花は戦略家、二乃は一騎当千の武士、という感じで。

そうなると、今回、三玖と一花が宿舎の部屋で再び顔を合わせた時に、「ごめんね、一花」と三玖のほうが謝っているところがとても気になる。

これは、多分、林間学校編の最後で、「お好きにどうぞ」と言って、それまで三玖のことを思って踏み込めずにいた一花をフータロー争奪戦に引き込んだことに対する謝罪なんだろうな。

一花を本気にさせて、一花の中に眠っていた嫉妬深さに火をつけたのは、ほかでもない自分だった。つまり、もとはといえば、私がこの事態を引き起こした、という理解が、三玖の側にはある。その意図を一花だけは気付いている。

この点で、後発参入の二乃は、ホント、引っ掻き回し役だよね。

でも、その一方で、彼女が意図せずにも仲介役になっているからこそ、三玖は一花の「自己嫌悪」に気づくことができた。

だって、前回、三玖は、「公平に戦うことがこんなに怖いなんて思わなかった」と言っているし。同じ思いを一花も感じていることに、三玖はきっと、気付いちゃったんだろうなあ。

このあたりは、五つ子設定、というのは、便利だよね。
自分に起こったことは、残りの姉妹4人にも起こり得る、と想像できてしまうわけで。

このあたりの鏡の関係からどう抜け出すか、が三玖にとっては大事なんだろうなぁ。
そういう意味では、この修学旅行編で、三玖が「どう変わるか」というのも鍵なんだろうなぁ。

あれ、でも、だとすると、今度は、三玖が一花になりすます、という逆襲もありえるわけか。

そうすると、今回の最後で、Dコースに顔を出した一花が実は(変装した?髪を切った?)三玖で、Eコースでフータローと会った三玖が一花の変装だった、という可能性もありえるわけか。

だって、三玖も、以前、他の姉妹ともども、完全に五月になりきることができていたから。

というよりも、一花の女優の才能って、もしかしたら、子どもの頃から、五つ子の間で、互いに「なりすまし」ごっこをしてきたから、ということになって、だったら、前回、二乃が三玖に対して「五つ子なんだから、あたしが可愛いなら、あんたも同じように可愛いはずでしょ」といったように、一花にできることは三玖にもできる、ということになりそう。

うわー。

となると、目の前にある五つ子は、この先、常に「誰か他の人」である可能性も出てきたわけだ。

これはもう、設定の大勝利だね!w

次回以降、どうなるんだろう。

そして、ここまで来ると、一花よりもはるかに姉妹のことを思ってフータローに対して禁欲的に振る舞っている四葉のことが気になってしようがない。

眠れる巨人たる四葉の覚醒は、いつ起こるのだろう?
それも、今回の京都編で起こるのだろうか?
楽しみだなぁ。

ところで、そういえば、あのストーカーの写真魔のことはどうなったのだろう?
不問にされているのが、とても気になる。。。


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新約 とある魔術の禁書目録 第22巻 感想

2019-04-17 19:36:46 | 超電磁砲/禁書目録
前巻の終わりで、え?そんな締め?って思った場面から始まる22巻。

ようやく読み終えたのだけど・・・

いやー、疲れたぁ。

どうやら本巻が「新約」の最終巻のようだから、確かに前巻や前々巻に比べれば、読み応えはあったように思うのだけど。

てか、いきなりコロンゾンに「木っ端微塵」にされた上条さんから始まった冒頭100頁くらいは、久しぶりに素直に面白いと思えたのけど。

でも、そこを過ぎて、100頁から400頁くらいまでが、やっぱりたるかった。

まぁ、これは多分、前巻の感想と同じになってしまうんだけどね。

魔術戦、無駄に詳しすぎ。
そして、その説明が無駄に書き込まれすぎ。
さらにいえば、魔術ネタの(作者の)ひけらかしが鼻につきすぎるくらい過剰。

『黄金』に続いて、とうとう『薔薇十字』かよー!

ほんと無駄に熱い魔術ネタの書き込みを「担当編集者がちゃんと仕事をして」刈り込めば、多分、今回の話は、300頁くらいに収まったと思うよ。

で、その300頁で十分、物語は堪能できたと思える。

そうそう、完全にネタバレになるけど、結論からすれば、次巻からは多分、「新約」ではなくなるね。

どういうタイトルが付くのか、正直見当はつかないけれど、『薔薇十字』が出てきて、話の中心はドイツに移りそうだから、「プロテスタント」的なものが中心になりそう。
今回でイギリス編に一段落ついたからね。

多分、その「黒い森ドイツ」的な「薔薇十字」的錬金術の世界に、今回の最後で解き放たれてしまった、上条当麻の右腕の奥に潜んでいた「怪物」の起源がある、という話になるんだろうな、きっと。

ここまで読んだらもう気づいていると思うけど、
そう、驚いたことに、禁書目録、まだ続くんだよ!

てっきり、本巻で終わりだとばかり思っていたのにw

しかも、アレイスターが最後に死んで、学園都市の「新理事長」には一通さんが就任して終わり、だと思ったのに。

なんたって、一通さん、今回、とうとう魔術にも開眼!だからね。

「あっちの世界」のミサカネットワークの総意たる「総体ちゃん(←懐かしい!)」と、もはや一通さんの下僕=ワンコとなったクリファパズル545が連携して一通さんに「新世界」を見せちゃったんだよねw

で、その「魔術も科学もない新世界」を見つけて終わりかなあ、と思ったら、あれれ、アレイスター死んでないじゃん、コロンゾンの肉体に憑依してんじゃん、って感じで。

まぁ、しばらくの間は(ローラ・スチュアートの外見をしたw)アレイスターちゃんは、地下に潜るみたいだけど、とにかく消えてはいない。

多分、今回の締めも締め、オオトリの場面で出てきた、ラスボスの裏にいた黒幕たる「エイワス!」に対する意趣返しをする気満々なんだろうなぁ、アレイスターは。

しっかし、それにしても、相変わらず、最後の最後で、今回も、3巻も使って語られた物語が、そのもので完結した意味を持つものではなく、ラスボスのさらにラスボスたるエイワス!が、地下に潜っていた薔薇十字のアンナ=シュプレンゲルを表舞台に引きずり出すための超巨大な「エサ」だったわけで。。。

いやー、もう、なんだかなぁー、だよ。

作者は、フフン、どう、すごいでしょ!って鼻高々なのかもしれないけれど、それを読まされる側からすれば、

あぁン!? またそのパタンかよォ!

と即レスしたくなるような展開で。
さすがに、もう飽きた!

いや、マジで、

この「新約」22巻分の物語の展開を、
実は裏で糸を引いて操っていたのが、
アレイスターが自分のために召喚した気になっていた「エイワス」でね! 
次からは、物語のステージをもう一つあげて、
そのエイワスの世界の話になるよ!

っていうのはねー。

いい加減にしろ!!!!  って叫びたくなるレベル。

しかも、そんな超常の世界エイワスでも、どうやら瞬殺されそうなのが、上条ちゃんの右腕の中に収まっていた「怪物」たち、っていうんだから。。。

はーあ。
もうね、さすがにね、
作者、頭おかしくなっちゃったんじゃねぇの?
って思うよ。

で、きっと、今度は、延々、薔薇十字の、ドイツの錬金術のウンチクが延々が書き込まれて、パブスブルクのルドルフ2世とか、プラハに集まった怪しい世界中の物品が、魔術と科学の区別がなくなった世界の「走り」として紹介されることになるんだよ。

ていうか、その世界こそが、一通さんが、総体ちゃん+クリファパズルによって見せられた「科学と魔術の区別がない世界」になるんだろうね。。。

あー、そうか、神聖ローマ帝国的なものが舞台になるんだな、きっと

そういえば、今まで、禁書の世界では、ドイツって出てこなかったものね。
ロシアや北欧やエジプトは出てきても。

だから舞台は、ドイツというよりも、ハプスブルク帝国=神聖ローマ帝国があった中央ヨーロッパになるんだろうな。

できっと、ハプスブルクのウィーン包囲とかを含めて、オスマントルコとかを通じて、西方のイスラーム的なものも紹介されていくのだろうな。

なんたって、錬金術の元ネタはイスラーム科学だもんね。

あ、そっかそっか、で、むしろ、ドイツを経由して古典ギリシアに戻るんだ。
ついでに、イスカンダルもいたマケドニアとかも含めて。

だって、イスラーム科学の源流はギリシアだもんね。
アリストテレスだもんね。

つまり、禁書世界で言うところの十字教=キリスト教が登場する以前の時代であるギリシアの時代にまでもどって、それを学園都市的な「科学」の源流として扱うんだな、きっと。

要するに、無印+新約の禁書目録が、十字教=キリスト教という意味で「ヘブライズム」を元ネタにしていたとすれば、

次巻からのドイツ/ハプスブルク/中欧の世界の、錬金術は科学の源流、みたいな話の方は、錬金術=イスラーム科学=アリストテレス=古典ギリシアということで、「ヘレニズム」を元ネタにするんだな、きっと。

で、ギリシアつながりで、満を持してギリシア神話の神々が出てくる。

いままで出てきてなかったもんね、ギリシア神話。
北欧神話やエジプト神は出てきたけど。

となると、上条ちゃんの右腕に潜む「神浄の討魔」の怪物は、それこそギリシア神話の一柱、きっとヘラクレスあたりが元ネタになるのだろうな。

いや、科学とのからみだとプトレマイオスあたりかも。

それこそ「魔神」を超えるものとしてw


まぁ、なんでもいいけど、とにかく禁書はまだまだ続くらしい。

しかし、どうすんだ?これ?というのが本音。

てかさー、今回も思ったけど、マジ、浜面とかいらないから。
いまだに、なんでこいつが出てくるのか、まったく理解できない。

今回だって、最後の最後まで、なんでダイアン=フォーチュンなんてやつのためにあんなに一生懸命になってるのか、ホント、わからなかった。
少なくとも滝壺を放り出してまでやること?

いや、もちろん、滝壺に危害を加えたなくないから、という理由はわかるんだけどね。
それ以前に、そもそも浜面がいらないでしょ。

その一方で、みさきちは、もっとだしていいぞ!
今回、美琴とともにみさきちが上条ちゃんと、ちゃんと戦場に立てたのはよかったぞ。

あとは、カエル顔の医者とか、ゴールデンリトリバーの木原とか。
そうそう、インデックスさんがお腹空いたっていわないところ、初めて見た気がするよw

まぁ、とにかく話自体は総力戦で、そこは前巻よりもはるかによかった。

しかし、まだ続けるんだぁ。。。

一通さんが科学と魔術の境を超えてしまって、上条ちゃんが「怪物」くんになっちゃったから、次は、御坂が、例のレベル6の怪獣になるのかね?

その御坂の怪物を、みさきちの「メンタルアウト」でなんとか二人がかりで制御する、とかいう話になっていくのかね?

しかし、そうなるとさ、例の「パーソナル・リアリティ」ってなんだったんだろうね?

それも、むしろ、錬金術/イスラーム科学/ヘレニズム、の流れで説明されるのだろうか?

続きがあるにしても、ホント、悩ましいところだなぁ。。。

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五等分の花嫁 第82話 『シスターズウォー 五回戦』 感想

2019-04-17 18:15:16 | 五等分の花嫁
今まで原作を読んだことはなかったのだけど、放送された11話でおぉ!と思って、結局、そのまま最新話まで読んだ。

いやー、これは確かにアタリだね。
面白い!
是非とも二期が欲しいところだね―。

まぁ、原作を読んだからこそ言えるのだけどw
やっぱり二乃が参戦してくるところまで行かないとだよねw

で、その場合は、制作はシャフトで!
いやー、手塚プロだっけ、あんな下手くそな作画しかできないところに、この作品をやらせちゃだめよね、全く。
なんといっても、原作の画力がいいからね。

ともあれ、とりあえず、82話のことからいえば、今回はまだ溜め回って感じ。
次回、三玖のふりをして状況をかき回そうとしている一花がどうなるか?に焦点が当たることは間違いないし。

ただ、その場合も、すでに「三玖のなりすまし」があることに気づいているフータローがどんな対応をするかだよな。

なんか、今回の一件で、思い切り一花にヘイトが集まっているみたいだけど、別に一花も何から何まで計算ずくでここまで来ているわけではないのだし。
(それはここまでの話を一通り読めばわかること)
「魔が差して」ついてしまった嘘を上塗りし続けて今に至っているわけだから、その軌道修正、というかリセットを、フータローが手助けすることになるのだろうな、と。

三玖は三玖で、今回の二乃とのやりとりで、自分の不甲斐なさの方を多分呪って、リセットを持ちかけるように思うし。

むしろ、気になるのは五月の方だよね。
あれだと、五月が5年前の写真の子ということになるのだけど、ほんとにそうなのか?という気もするし。

ともあれ、次回に期待!ってこと。

で、ここから先は、一通り読んでの感想というか印象になるのだけど、
とにかく、この物語は、設定が上手い!

いや、五つ子なんて非現実的な設定、使うか?と、最初は思ったけれど、この設定は利得が圧倒的に大きいよね。

まず、五つ子だから、姉妹であり家族。
なので、「シスターウォーズ」が勃発しても、縁が切れて友達やめる!なんてことにはならない。この安全弁の存在は、やっぱり大きい。どろどろした「恋愛もの」の後始末を「家族もの」でつけてしまえる。

というか、むしろそこを強調したいために、フータロー争奪戦に二乃を参戦させたとしか思えないんだよね。
つまり、二乃は、作者の良心の代弁者ってことで。

あとは、作中でも、すでに何度もやっているけど、「5人の入れ替わり」が原理的に可能なこと。
五つ子だから、似ていて、少なくとも見た目の身体的スペックは変わらない。

これもまた、今回、二乃が三玖に行ったことだけど、「あたしが可愛いなら、あんたも同じだけ可愛い」という理屈が成り立ってしまうくらい。

ともあれ、「入れ替わり」が可能なため、ひとりが抜け駆けしても、実際、誰がそのひとりだったのかを明らかにしないですんでしまう。
(それは、5人とも五月の姿をしていた時にフータローと交わしたファーストキスの場面とか)。

つまり、イベントはイベントで進めても、そのイベントを行ったのが5人のうちの誰か、はぐらかすことができるので、以後の物語の展開上の足かせにならないわけで。
これはズルいといえばズルいのだけどw
でも、そのほうが盛り上がるよねw

で、このように入れ替わり可能な五つ子設定であるにもかかわらず、5人にわかりやすい「初期設定」がそれぞれ与えられていること。

まぁ、だから、今、一花のバク下げ!も起こるわけだけど。

でも、一花にしたら、当初はずっと三玖のことを考えて、自分の気持ちを偽ろうとしていたわけで、それをなんとか三玖との間でごまかしつつ恋心を募らせていたはずなのに、そこに「暴走機関車・二乃」がいきなり参入してきてしまったから、今まで誤魔化してきていた気持ちを、いよいよ誤魔化せなくなってしまった、ということだよね。

でも、それは多分、一花が女優の卵という設定があることも影響していて、そもそも、一花がフータローへの気持ちを傾かせ始めたところが、「台本の読み合わせ」のところからだから。

つまり、恋心の最初の「一言」を自分からではなく、台本で与えられてしまっていたこと。
これ、多分、一花からすれば、自分の気持ちの「核」がどこにあるのか、自分でもよくわかんなくなっていたんだと思うんだよね。

これが、キャラ設定的には実は似ている二乃と一花が異なる最大の部分で。

良くも悪くも、二乃は、裏表がない。嘘がない。

対して、一花は、嘘をつけてしまう。なぜなら女優だから。

というか、ホント、物語展開上は、一花に、自分を自分に対して偽っていることを悟らせるために、二乃が浮上してきたってことなんだろうな。

まぁ、二乃って、どうみてもヤンキー上がりのママ的キャラだからなw

でも、こう見てくると、三玖と一花で始まった「フータロー争奪戦」に二乃が参戦して、三つ巴にしたことは、この争いとは別の次元に五月と、そして四葉が位置していることを浮き彫りにしたいためのものなんだろうな、ということがなんとなく見えてくる。

どうやら五月が写真の子であることは間違いなさそうな気もするのだけど、どうも、この「5年前の話」は彼女だけでなく四葉も絡んでいるような気がするんだよなぁ。

というか、多分、写真の子は四葉で、その四葉のことを思い出させようと一生懸命になっているのが五月という気がする。

要するに、四葉がいわゆる「幼馴染」ポジションで、その応援団が五月。

でも、最終的には、応援団のほうが本命になる、というパタンw

だって、「写真の子とフータローが映っている」写真を撮った「第三者」がいるはずで、その第三者が五月なんじゃないの?という気がするのですよ!

まぁ、そのほうが、この「周りに気を使う」ことのほうが優先される四女の四葉と末っ子の五月らしい展開のような気がするんだよね。

てかさ、そもそも、なんで五つ子はフータローのいる高校に転入したんだろう?と思うじゃない。

いや、もちろん、それは、五つ子の継父たる「中野医院長」が、フータローの高校の理事と知り合いだったから、ということのようだけど。

でも、同時に、この継父・中野氏はフータロー父ともかつて知ったる仲だったようだから、ということは、フータローの住んでる街は、継父・中野氏とフータロー父の二人にとっては地元、という気がするんだよね。

となると、当然、今度は、五つ子母の「零奈」もこの街の出身ではないかと。
少なくとも、この街の高校の先生をやっていたからこそ、教え子の元ヤンが塾講師とかしてるんだよね?

なら、零奈ママと中野氏はどうやって知り合ったの?って思うし、それ以前に、失踪?した五つ子の父はどこ?ってことになるし、もっといえば本当の父親は誰?ってことになる。

このあたりの「零奈」を巡る「ゼロ話」が、この先、「写真の君」のふりをしている五月の話の延長線上で出てくるような気がするんだよね。

で、その時の主人公は、一花、二乃、三玖、の三人ではなく、四葉と五月の二人になる感じかな。

・・・って、思いっきり話がそれてしまったのだけど、でも、こんなふうにいろいろと、五つ子の置かれた家庭環境や事情まで含めてあれこれ想像しながら物語を読めてしまうところが、この作品の魅力だし、すごいところだと思うんだよね。

その上で、意外と、フータローが男前!
さすがは、元キンタローくんのことだけはある!w

まぁ、こんな感じだから、是非、二期を!

しかし、そう思うと、五つ子のCVのキャスティングが、あまりにもよく出きていて、今更ながら驚く。

こんなドロドロ展開になるなら、一花と二乃が、もはやベテラン組といえる、花澤と竹達、というのは理解できる、実際、この二人の「あざとさ」込みでピッタリの配役。

いやー、当初は、さすがにざーさんの女子高生、って無理があるなぁ、と思っていたのだけど、テレビの11話見たら、全然そんなことはなくて。

となると、二期で早く竹達CVでデレる二乃を見てみたい、という気にある。

そして、四葉と五月に、若手CVの人気者である二人を配置したのもね。
(地味キャラの三玖は新人なら誰でも良かった気はするけど。)

ということで、とにかく続きが気になるマンガ。

それにしても、ひさしぶりにマガジンを手にしたw

この作品は、そういう凄さも持っているように思った。

ということで、言いたいことはまだまだたくさんあるのだけど、それは次回以降、連載を追いながら、都度書いていければいいかな、と思っている。

ともあれ、ホント、久しぶりのアタリ!
ちょっとウレシイ。

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UQ HOLDER! 第159話 『切り札の正体』

2019-04-10 17:01:25 | UQH/ネギま!
前回に引き続き、前々回に刀太が見せた「超パワーアップ」の秘密を明かす回。

といっても、説明のほとんどは、ニキティスと刀太の殴り合いで終わるという、いささかザツな展開。

まぁ、その過程で、ニキティスの感性のザンネンなところが紹介されたわけだけど。

とはいえ、前回の最後に見せた「真祖たちの狙い」というのは、今回も明かされずじまいで、結局、UQホルダーどうしの争いが起こるだけだった、という。

前回の最後に真祖バウルともにいた十蔵と七重楼がジンベエとゲンゴロウを襲撃して終わり。

うーん。

今どきのマンガは、ほんと、内乱とか内紛が好きだよなぁ。
真の敵は、どこか遠くではなく隣りにいた、というヤツ。

まぁ、UQHの場合、そもそも「不死性」というヤッカイな特性をもっているから、不死者どうしでないと戦いが成立しないというところもあるのだけど。

で、互いに異なる「不死性」を一種の個性として扱って、相手を攻めるなり、たぶらかすなりすることが勝負の肝になるわけで。

一種の能力バトルといえば能力バトルなのだけど。
あるいは、知略戦なのだけど。
でもなぁ。それだけなんだよなぁ。
なんだかなぁ。

とりあえず、次回、ジンベエたちがどう対処するのか、その過程で、ニキティスたちの「真の狙い」もわかるのだろう。

もっとも、単純に、増えすぎた「下等種たる人間」の殲滅、ないしは間引きが目的なんだろうけど、「高貴な」真祖さまたちからすれば。

とはいえ、最後のフェイトの言い方からすると、もしかしたらニキティスが造反するかも?、という展開も考慮の中にはあったようだから、フェイトと似た立場にあるエヴァが、とりあえずは出張ってくるかもしれないけどね。

あとは、ザジとか龍宮隊長ら金星魔族の面々が介入してくる、という展開くらいかなぁ。

正直なところ、このニキティス&バウルの造反が、一応はこの物語の最終ゴールである、ヨルダ討伐&ネギくん救済、という展開にどう絡んでくるのか、今のままでは全然わからない。

ただ、ニキティスといい勝負する刀太なら、もうヨルダが相手でも、ワンパンで済むんじゃないのかな?

てか、あんなに唯我独尊なニキティスがヨルダよりも弱いというのは、ちょっと信じがたいのだけど。

ホント、この世界のパワーバランス、今、どうなってるんだろう?

ネギま!の最終コーナーでも、バトルシーンは、ページばっかり食って迂遠だったのだけど、それでも、まだそのバトルの先にある「物語の結末」がおおよそみえていたので、そこに至るためにこのバトルシーンは必要なんだろう、ということで、なんとか読み進めることができたのだけど。

UQHは、そういう感じがしないのがね―。

しかも前々回から始まったニキティス編が、まだまだ続くという感じで。
これだけ「次回に続く」という気を持たせる展開は、週刊誌ならありかもしれないけれど、月刊誌ではちとつらい。

何がしたいんだろうねぇ、UQHって。

159話まで来て、まだそのあたりで安心できないってのは、結構、ヤバイと思うんだよねぇ。

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