BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ダーウィンズゲーム 第8話 『平穏(フラジャイル)』感想: ルーキーの大金星でカナメ株はストップ高、ってことかな?

2020-02-29 02:05:24 | ダーウィンズゲーム
首尾よくエイスのワンを騙して、ゲームをクリアしたカナメ。

まぁ、確かにルーキーがいきなりゲームをクリアしたら、注目を集めるのも納得だね。

今回、改めてそう思った。

しかし、賭場では、雪蘭もカナメに賭けていたのか。

だったら、この後、カナメにチョッカイを出してくるのも理解できるか。

うーん、やっぱり、この(ほぼ)初陣でゲームクリアしたことで、色んな人を呼び込んだんだんだなぁ。

ということで、ここから一気にカナメの成り上がり人生が始まる。

ラッキーといえばラッキーなのだけど、その勢いでいきなりゲーマスとも直接会話をしてしまうわけだし。

しかし、ゲーマスが言ったことで今更ながら気になったのは、彼が作ったのは、あくまでもダーウィンズゲームのインターフェイスだけ、というところだな。

あ、でもそうか、インターフェイスとしてのスマフォの中にあった異次元カメラは、あれを使って、未来のシブヤの廃墟を見せていた、ということになるのか。

ともあれ、ダーウィンズゲーム自体は、ゲーマスではない誰かがすでに作っていた、ってことだよね。

ダーウィンの進化論に則れば、それは神ではなく自然、ということになるわけだけど。

しかし、この場合の自然は、ほとんど宇宙と同義なんだろうなぁ。

ってなると、結局、神のような存在がどこかにいるということになるけど、今のところ、それはまだ全く検討もつかない。
しかし、この尺で行くと、ワンとの抗争に決着をつけるあたりで終わりかな?

いや、雪蘭が合流するあたりまではやるのか。

それで、クランメンバーをきっちり固めたところで、俺達の戦いはこれからだ!エンドかな?

できれば、その先も見たいけれどねー。

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とある科学の超電磁砲T 第7話 『Auribus oculi fideliores sunt. (見ることは聞くことより信じるに値する)』感想: ようやく点と点がつながって事件が動き出した!

2020-02-29 00:32:20 | 超電磁砲/禁書目録
うん、なんかようやくレールガンらしく少年、もとい少女探偵団らしい展開になってきた!

そろそろ佐天さんは、みさきち(食蜂操祈)に自分たちの記憶が操作されてる可能性に気づいてきているようにも思えてきたしw

でもまぁ、記憶操作できるレベル5がいる、という情報が入ってきて、かつ、自分の携帯に美琴の番号が登録されていれば、そりゃ推理も可能になるよね。

その意味では、今回、初春が、警策看取?だって、あの暗部の女子に昏倒させられていたのは、その気付きのとっかかりは、物語展開上、やっぱり佐天さんのお手柄にしたい、という意図もあったのかな?

まぁ、実際、初春がいない間に、例の初春がクラッキングして引き出した謎のサイト「Auribus oculi fideliores sunt.」を、初春抜きで、美琴、黒子、佐天さんの3人だけで見ることになったわけだし。

しかし、警策と美琴のやり取りを聞く限りでは、どちらも、相手がしていることを勘違いしていることは明白で、だから、やっぱり間に、みさきち一味が絡むことで、話がこんがらがってしまっているということだよね。

少なくとも、現状、警策、美琴、みさきち、の3グループが、御坂妹を奪い合う形になっている。

てか、それじゃあ、御坂妹がなんか囚われに姫じゃないw

でも、御坂妹ってことは、警策にしてもみさきちにしても、とりあえず、例のシスターズを使った一通さんのレベル6化計画の真相にたどり着きたい、ということなのかな?

そろそろ、このあたりの、警策とみさきちの狙いについて明かしてもらえないと、ちょっと先が見えないかな。

今回、警策との戦闘開始か?と思わせておきながら、実際は、にらみ合いの溜回だったし。

物語の方向性にしても、ガチバトルにしても、そろそろ動きがほしいところ。

あとは、美琴たちの連携という点で、黒子たちの記憶がいつ戻るのか、ということだけど。


それにしても、美琴の記憶をなくした黒子が、今更ながら、美琴に対してあたふたしながら、赤面しながら、ツンデレしてるのは、笑えるw

図らずも、黒子、ツインテールだしw

なんか、一昔前の、ツンデレ百合ものを見ているようで可笑しい。

でも、そんな記憶のない黒子に対しても、美琴が全幅の信頼を寄せているのがいいね。

ていうか、完全に黒子の行動パタンを掌握しているのは、地味にすごい。

だって、美琴からしたら、それで母親のほうは黒子が救ってくれると任せたわけで。。。

これ、記憶が戻ったとき、どれだけ黒子が赤面するのか、恐縮するのか、・・・、いまからたのしみでならないねw


あとは、例の黒猫から情報を引き出したサイコメトラー、すごかったな。

あれは、猫の脳の記憶、というか記録を引き出して、そのままそれを視覚情報と音声情報に変換して理解したってことでいいんだよね?

要は、猫が一種の監視カメラのような機能を提供したということで。

そのあたり、超電磁砲の世界は、マテリアルな理解の仕方が徹底しているのがいいね。

あくまでも科学の延長線上にある「超能力」にすぎない。

でもだからこそ、皆、能力者は、フラットにまるで自分の個性を発揮するように、自然に自分の脳力を人に説明し行使しているところも。

こういうところがきっと、禁書目録の何でもありの魔術と違って、安心して超電磁砲を楽しめるところなんだろうな。

一応、理詰めの世界だから。

ぶっちゃけ、機械化され得る便利ツールを各人が超能力として実現しているだけのことで。

その意味では、奇抜な超能力は登場しない。

それが一層、物語の雰囲気を、一種の科学捜査ものにしている。


ところで、これ、まだ大覇星祭中の出来事なんだよね?

すっかり、御坂妹の救出劇になってしまっているけど、そろそろ、大覇星祭の競技中にまた、何か動きが生じるのかな?


ともあれ、ぼちぼち、みさきちの活躍?暗躍?がみたいぞ。

まぁ、次回タイトルにちゃんと「メンタルアウト」があるから、心配はしてないけどw

遂に、みさきちと美琴の正面衝突、勃発かな?

うん、楽しみだな!

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ダーウィンズゲーム 原作 感想: ストレスなく読めて楽しめるエンタメの良作!って感じ。

2020-02-28 12:41:03 | ダーウィンズゲーム

原作は未読だったのだけど、第7話『圧砕』まで見て、あれ、これ、もしかして面白い?と思って、原作を読んでみた。

そしたらサクサクと読めて、最新話(82話)まで一応フォローしたのだけど。

うん、これ、面白い。

いい意味で、昔ながらのマンガらしい元気・楽観主義があり、同時に、今どきの多様なコンテントの流行りが、それほど無理なく「てんこ盛り」になっていること。

なんていうか、コードギアスから厨二色を抜いて平行世界要素を入れた国盗りゲーム、とう感じかな。

まぁ、そこまで脱色すると、今どきの物語はたいてい当てはまっちゃうのだけどw


ともあれ、思いつくままに、そういう原作全体の特徴を挙げていくと、

主人公のスドウカナメ(須藤要)は、今風の「やるときはやる悩める俺強ぇ!」系。

慎重かつ面倒見のよい兄貴気質のところもあるので、物語が進むうちに、どんどん周りを率いるリーダーとして台頭していく。

もっとも、半分くらいは、周りの人びとが(それこそゲームマスターも含めて)カナメの将来性に一目置き、むしろ、向こうの方から彼の下に集ってくるというノリなのだけど。

このあたりが、厨二病じゃないルルーシュといいたくなるところw

ともあれ、特に物語が進むにつれて、カナメによるクラン(=ギルド)間の調停が次々となされていくため、途中から、ルルーシュ的な「国盗り」ゲームの様相が増していく。

まぁ、このへんは、連載掲載誌に「チャンピオン」という名がつくことからもわかるように、単純に、ヤンキー同士のチーム抗争という側面もあるのだけどw

でも、もしかしたら、最近のはやりからすると、チャンピオン的なマイルド・ヤンキーなトーンが主人公キャラとしてメジャーじゃないのか?とも思えてきた。

あと目についたのは、年長者や実力上位者の中から、むしろ、カナメの潜在能力を引き出すことに面白みを抱いてしまい、積極的に助力を申し出るくらいものが続いてしまうこと。

このあたりは、『ダンまち』のベルくんみたい。

これも物語が進むうちに明らかにされるのだけど、どうやらこのダーウィンズゲームは、然るべき敵の襲来に備えて実力者による抵抗勢力を自発的に組織するためのものだったらしい。

その流れの中で、カナメは、統率者としての「王」の候補者になっていく。

つまり、ベルくんみたいに「英雄」となることが運命づけられた主人公。

それでいて、カナメ個人の攻撃能力は、武器をその場で創造する異能である『火神槌(ヒノカグツチ)』によって、ほとんどワンマン・アーミーのような突破力をもつことになる。

このあたりは、『ありふれた職業で世界最強』のハジメのようなものw

なにしろ、都合よくどんな武器でも作れてしまうから、一種の錬金術士だよね。

でも多分、その「創造」能力は、この先、もっと巨大なもの、あるいは想像を超えたものの創造にも発揮されることになるのだと思う。


で、そんなカナメを取り巻く環境がどんどん広まっていく中で、突然、というか、実際にはタイミングよく、異なる平行世界で、似たようなダーウィンズゲームに取り組んでいる者たちと接触、交戦し、最後には、そちらの世界に転移してしまう。

さらに、これもまたお約束ではあるけれど、当然のごとく、その平行世界から元いた世界に戻るとすでに世界=シブヤは破壊しつくされ、さらに、時間ははるかに進んでいて、5年後の世界になっていた(←イマココ)、ということになる。

だから、この先の展開としては、多分、カナメは、平行世界の能力者たちとも協力して、この全ての並行世界の収束点?としての「災厄」の排除に乗り出す、ということになるのだろう。

ただ、これもまた、今風の話らしく、時間軸は、平行世界を減ることで、前後しているようで、他の世界では、カナメたちの世界を襲ったシブヤ崩壊の惨劇は、はるか太古の歴史として語り継がれているものだったりする。

だから、正しく平行世界を含む物語のあり方として、現在と未来、過去が相互に入り組むような世界観といえばいいか。


・・・ということで、これ、結構、フツーに面白いw

まだ全体を通しで読んだだけなので、細部でいろいろ見落としているところもあるだろうけど、それでも、物語の展開がバランスよく考えられている、と感じる。

そもそも、物語のはじめから、人間が転送されるなんて不可解なことが起こっているから、ダーウィンズゲームのアプリが、超常のオーバーテクノロジーであることは自明なのだけれど。

それを最初の間は、その「異常さ」に読者も慣れさせるという点で、カナメたちプレイヤーに普通にゲーム攻略をさせていく。

で、そのゲーム攻略に一定の理解が、作中人物も読者もともに得られた、と思えたあたりから、ゲーム攻略自体は脇において、とっととゲームそのものの謎に挑もうとするわけで。

その展開の速さがいい。

このあたりは、ほんと、コードギアスっぽい。

敵と思っていたものが容易に味方になるし、その人たちも含めて次のステージに向かうということ。

あと、ゲームマスターもどうやら中ボスに過ぎないというのも、早々に明かされて、となると、このダーウィンズゲームの開催自体、ゲームマスターによる「やがてくる災厄」に対する抵抗策の一環だった、ということもわかって。

必要悪による屍の上で、「さらなる巨悪?」に備える、という展開。

このあたりは、『進撃の巨人』に近くて、二転三転は当たり前、という感じ。


・・・というわけで、『ダーウィンズゲーム』、思っていた以上に面白いので、これは、できれば、アニメの方も長く続けてもらえるといいのだけど。

ただ、原作でもわりと重要な役割を担っている刑事のおっさんが、アニメ版ではまったく登場していないので、多分、今回アニメ化されただけで続きはないのだろうな、とは思っている。

実際、刑事の部分は、さしあたって、なくても物語は流れるし、実際、そのほうが展開もスピーディになるのは事実。

ただ、後々、刑事、あるいは警察という司法機関の関わりは、この物語が「異世界?からの侵略者からの地球の防衛」というフェーズになったときに、物語を前進させるためには必要なものである。

だから、それが端折られているということは、この先のアニメの展開は推して知るべし、ってことなんだろうね。。。


まぁ、個人的には、あれ、これ、異世界に行っちゃったら、きっと戻った時、ウラシマ効果が発動しているよね?と思っていたら、そのままの展開になったので、そのわかりやすさにちょっとうれしくなっていたのだけど。

もっとも5年後、というのは微妙なところで。

以前は年下だった幼女キャラが、勝ち気で実行力も備えた少女キャラに転じている、というくらいの時間の流れで。

そのあたりも含めて、ストレス少なく、読みやすい物語であることはまちがいない。

ということで、連載の続きも楽しみ。


でもね、とにかく、よくも悪くも、今どきの面白さがてんこ盛り。

となると、次に気になるのは、終盤に向けて、どうこの「今風」な要素の山を畳み込むか、というところだよね。

その結果で作品の評価も割れるはず。

ともあれ、こういった感じで、安心して読める物語なので、結構、オススメですw


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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第8話『防御特化と第三回イベント。』 感想: え、天使の次は悪魔に機械神ですかw

2020-02-27 00:54:16 | 防振り
あははー、メイプルの進撃がとまらないw

てかさ、この間、天使になったかと思ったら、今度は悪魔で、ついでに機械神、というかロボですかw

もうなんでもありだなぁ。

これ、もう、チートというよりもバグだよな、バグ。

にしても、メイプルが単独行をすると勝手に向こうからレアイベントが発生するのはどうして?

なんか、強運というか、ラッキー特性とかもっているんだっけ?

さすがに盛りすぎのようにも思えるのだけど。

これ、HP消費のバランスとか大丈夫なのかな?

あと、天使とか悪魔とかロボとか、いろいろ手に入れちゃったけど、こいつら、どれが一番強いの? むしろ、特性だけ?なのかな。

だって、「暴虐」も「機械神」も、もはや「防振り」じゃないよね?

恐ろしいくらいの破壊力、というか、攻撃力、もっているよね?

いつのまにか、キャラチェンジもしていない?

ともあれ、これだけ異能が増えてしまうと、ギルドの他のメンバーとのバランスが難しくなっていくと思うのだけど、どうなるのかね。

前回までみたいに、防御特化のチートだったら、メイプルが文字通り、盾役として、ギルドメンバーをカバーしながら、他のメンバーが攻撃に転じる、というのでちゃんとチームになっていたと思うのだけど。

でも、悪魔やロボは、もう一騎当千、というか、一騎当ギガwみたいな世界だよね?

まぁ、次の第四回イベントでギルド戦をやるのだろうから、その時、どんなチーム戦になるのか、わかるのだろうけどw

でも、そういう意味では、初期の、サリーとメイプルの二人による攻防タッグくらいのほうが見ていて面白いような気がすでにしてきていて、ちょっと怖い。

やっぱり、メイプルの姿は残っていて、かつサイズも等身大で、ちゃんとサリーたちと肩を並べて戦うくらいがいいかなぁ。。。

まぁ、次回を見てみないとわからないけどw

でも、、相変わらず、バカっぽくて笑えるのはいいね。

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五等分の花嫁 完結総評1: 一花の「全部、嘘」の意味がようやく理解できた

2020-02-26 12:01:52 | 五等分の花嫁
まがポケってサイトで、作者と編集者3人の計4人で、完結後座談会がアップされているのだけど、そこで、

「小学生の頃、修学旅行で出会った女の子を探しているんだけど、五つ子で誰かわからない」

というのが初期の企画だったというのが明かされているのだけど、

はぁ? いまさら、なにいってるんですか?

という気になった。

要は、思い出の子を五つ子の中から探し出す話ってこと。

なんだ、結局、「運命の子」を探し出したかっただけなのか、という点では、マジで『君の名は。』をやりたかったのがわかって、あっさり興ざめ。

だってさ、これ、高2のときに出会った五つ子の中から花嫁となる娘を見出す話じゃなかったっけ?

探し出すのは、「思い出の子」や「運命の子」じゃなくて「花嫁」でしょ?

いや、だったら、タイトルをちゃんと『五等分の思い出の子』とかにしとけよ、ってマジで思う。

これ、完全に後出しジャンケンじゃん。

ホント、春場ねぎって、嘘つきだなぁ。

単純に、自分に実力がなくて、物語を畳めなくなったから、あわてて、四葉で終わりにしただけでしょ?

はっきりそういえばいいのに。

122話の完結を見たから自信を持って言えるけど、多分、物語の進行がおかしくなったのは、京都旅行のあたりからでしょ。

あのあたりから明らかに物語の矛盾が露呈してきた。

だってさ、もしも「思い出の子」を見つけるのがミッションのマンガなら、京都に行った風太郎が、「思い出の子」である「京都の子」のことを探さないわけないじゃん。

しかも、京都に行く時点ですでに、零奈が五つ子の誰か、ってところまでわかっていたわけでしょ?

五月じゃないけど、楔は打たれていたんだよ。

だったら、その流れに乗って、風太郎が京都で五つ子の一人ひとりに、お前とはここで会ったか?って聞いて回らないとおかしい。

だって、思い出の子に会えることに恋い焦がれている男なんでしょ、風太郎は?

でその結果が、途中経過を全てすっ飛ばして、一花、二乃、三玖の求愛を投げ飛ばして、四葉を選んだ理由なわけでしょ?

でもさ、あの京都編の内容を見れば、そんな目的が風太郎になかったのは100%、わかるじゃない。

だから、「思い出の子を見つける」なんて、すぐバレるウソをつくなよ。


あぁ、そうか、今、気づいたけど、

あの京都編の最後で一花が風太郎に言った「全部、嘘」って、このことだったんだ。

あそこまで春場ねぎが描いてきたことが「全部、嘘」ってことだっだんだ。

それまでの物語、全部、チャラにします、っていうメタ発言でもあったんだ。

なるほど、それなら理解できる。

あそこで、春場ねぎは、全部投げ出して、バンザイ!しちゃったわけね。

自分自身で、きっと大きな解決不能な矛盾を見つけてしまって、あそこで、伏線のあれこれについてはすべて投げ出すぞ、って宣言してしまった。

なるほどー。

となると、その直後の話で、あからさまに、子どものころの、イキった四葉の話を続けたのもよくわかる。

だって、あそこでもう、読者には、四葉が「思い出の子」であることをバラしちゃったわけだから。

事実上、物語は、京都から帰ってきたところで、終わっていた、ということだよね。

春場ねぎからすれば、あの四葉の過去シーンを始めた時点で、背中に背負った重い荷物を下ろすことができて、ホッとした、ということ。

ほら、これで四葉エンドになること、明確でしょ? だって彼女が探していた、運命の京都の子、なんだから。


あとは、ひたすら、四葉以外の姉妹を、緩やかに「花嫁候補」としては排除していく手続きに入るだけのこと。

まず、一花には女優業に専念させることにして、風太郎のもとから事実上去り、花嫁ではなく「愛人1号」にした。

そこからはただただ『四等分の愛人』って話が進んでいただけだった。

で、続いて、二乃に、「焦らし戦略」のリバースで、風太郎に対してメロメロにしてしまって、何があっても風太郎についていく、という気分にさせて、愛人2号の完成。

さらには、三玖については、日の出祭前の水族館デートで、風太郎にきちんと思いを伝えたのにもかかわらず、それは結局、宙吊りのままで、これで愛人3号の完成。

で、最後に五月についても、わざわざ恋心を気付かせた後、ひとり影で身を引く、という、いや、それもう拷問じゃん、みたいなことまでさせで、真性の愛人4号の完成。

しかも五月の扱いは、最もひどくて、彼女は、四葉の使いっぱに使われ、最後には、風太郎が、二乃と三玖にちゃんと断りの言葉と伝える機会をも、四葉をかばう理由から奪ってしまう役まで任された。

これはちょっと扱いがひどすぎ。

そうして、4人の愛人が決定。


きっと、この4人の様子を見て、四葉は、「お母さん、見てる? 私だけ特別なんだよ」と言ったんだろうな。

で、「思い出の人」を探すことしか頭になかった風太郎は、最後にはキャラチェンジまでして、ただの道化に成り下がり、いきなりプロポーズをかまして終わり。

しかも、その様子をストーカーした愛人4人にも見せつける、というおまけ付き。

これ、マジで意地が悪いし、気持ち悪い。

でも、春場ねぎは、これが世の中のセオリーだと思っていたというわけで。

いや、マジでキモチ悪すぎでしょ。


でもまあ、すでに、先程の座談会の中身が、以前に作者が答えていたインタビュー内容と異なるという指摘は多くの読者から言われているわけで。

つまり、春場ねぎの発言は基本的に、その場限りで調子いいことをいうだけであって、特に一貫性があるわけではない。だから、逐一、作者=神のご託宣のように受け取るのは辞めたほうがいい。

それが、多くのこの作品で裏切られたなぁ、と思っている人たちが共通して思っていること。

春場ねぎは嘘つきなんだよ、しかも思い切り、たちの悪い嘘つき。

クリエイターの風上にもおけない不誠実さ。

だから、彼の発言など、聞く耳をもたないほうがいい、ということ。


で、そこまで、作者の気持ち悪さが見えてくると、改めて、四葉ってキャラクターが、彼そのものの投影なんだな、と思えてくる。

やっぱり、四葉って五つ子のなかで一番気持ち悪いよ。

だって、承認欲求の塊みたいな、ヤンデレじゃん。

あれだけ人助けするのは、それくらい承認されないと今にも死んでしまう病なわけでしょ?

大体、それが理由で前の学校を退学させられたのに、こりもせず、転校先の風太郎の高校でも、同じ体育会系部活のお助けマンをやっているのだから。

しかも、物語中盤では、その「助っ人魂」が暴走して、風太郎の家庭教師の時間をサボったり、その「助っ人人生」から足を洗うのに、またぞろ姉妹の力を借りているわけだから。

まったく反省の色が見えない。

日の出祭で四葉が倒れたときに周りがフォローしてくれたことで、そんな四葉の厄介な性向についてもみそぎはすんだ、みたいな解釈を促すような言葉を、風太郎が言っていたけど、それ、風太郎が昔の四葉のことを知らないだけのことで、実際には、四葉の本質は、なんにも変わってない。

むしろ、四葉自身は、ずっと変わらず空回りしているわけで。

強いて言えば、その「空回り」のなかで、唯一成功しているようにみえたのが、風太郎への最初からの「助力」だったわけだけど、風太郎はそれにすっかりなびいてしまい、最終的に四葉を選んでしまう。

でもそれにしたって、四葉視点で見れば、風太郎が、あの5年前に会った風太郎だと四葉(だけ)は気づいていたことからであり、同時に、やはり姉妹がうまく四葉の穴を埋めてくれたからでしょ。

そんな周りの助力に思い切り支えられているのに、というか、甘えているのに、風太郎に対する思いを封印していたから、という理由だけで、風太郎から特別視されるのは、どう考えてもおかしい。

ていうか、「思い出の人」が四葉だというなら、好きとかプロポーズとか言う前に、四葉の口から、「風太郎くん、久しぶりだね」ときちんと言わせればいいだけじゃない?

そんな当たり前の心理の動きすら、春場ねぎは理解できないし、だから表現することもできない。

伏線を思わされてきたことも、何もかもが、その場限りのネタだったということで。

なんだかなぁー。

もうちょっとまともな作者だと思っていたけれど、まったくの期待はずれ。。

ただの絵師でしかなかったわけで、それが終盤、絵まで劣化しているんだから、もう取り柄もなにもないじゃない。

はーあ、ホント、騙された。

マジでガッカリだよ。

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創約 とある魔術の禁書目録 第1巻 感想

2020-02-25 19:14:38 | 超電磁砲/禁書目録
新約23巻を経た、まさかの仕切り直しで、
禁書目録の新章開始。
アレイスターが消えた学園都市で何が起こるのか?

・・・ということで、まずはスペース空けときます。
































ホント、まさかの新章開始。

新約ですら、中盤、もたついてなにをしているのか、わからなかったのが、なんとか着地したというのに、これ以上、なにを書くというのか。

・・・という疑問から始まったのだけど。

正直、読みづらかった。

創約1巻だから、ということで発売日には手に入れていたのだけど、導入部分が、全然面白くなくて、全く読み進めなかった。

いや、1巻だから仕切り直しで仕方ないのかもしれないけれど、半分くらいはどうでもいい話。

てか、もう日常回とか、どうでもいいかな。

落第の話とか、クリスマスの話とか、ミニスカサンタの話とか。

特に、前半。

いま、『超電磁砲』の第3期をやっていて、それが予想通り『禁書目録』3期よりも面白いこともあって、痛感したのだけど、多分、美琴にエロな仕草をさせることがすでに、なんか、もう今風じゃないんだろうな、と。

まぁ、男子向けのラノベだから仕方ないのだろうけど。

でも、結局、『超電磁砲』が面白いのって、美琴たちが、一種の少年探偵団、もとい少女探偵団として、学園都市の犯罪に立ち向かい、問題の解決に向かうところだなぁ、と。

だから、彼女たちに、過剰なエロを求める必要はないんだよね。

多分、マンガの方の『超電磁砲』を含めて、このあたり、スピンオフとしてうまくバランスを取っているような気がして。

まぁ、だから、『超電磁砲』にはお色気担当として食蜂操祈がいるわけで、美琴とみさきちで、うまくボーイッシュな女子とフェミニンな女子を振り分けている。

で、そのコンボのやり取りが面白い、ということだよね。

別に百合展開ではなく、同性の、対等な「仲間」として。

実際、新約の21巻や22巻は、二人のコンボがいい味を出していたわけで。

あれは、完全に『超電磁砲』の雰囲気を持ち込んで成功した。

ところが、この創約1巻では、美琴は、上条さんの前で、無駄に乙女をさせられてしまって。

なんだかなぁ、なんだよ。

正直、いまだにインデックスさんがヒロイン役なのもわからないし。

今回の事件、なんでオティヌス、出ないのだろう、と思っていたら、最後の決戦のところでようやく出てきたくらいで。

でも、戦いのバディという意味では、美琴でもなくインデックスでもなくオティヌス、というのが、一番しっくりくるんだよね。

だから、美琴についても、恋する乙女枠ではなく、オティヌスのように、完全にバディとして扱ってくれたほうがいいのだけど。

でも、そのあたりは、逆に上条さんという男子の存在が邪魔になってしまうというジレンマ。

今回、登場人物が少なくて、その点では読みやすくはあったのだけど、キャラを間引くなら、インデックスを外して、美琴とオティヌスという組み合わせがよかったかな。

いや、どう見てもインデックスとオティヌスって機能がかぶるから。

ていうか、オティヌスのほうが、どう見ても上位互換だし。

インデックスは、もうただのマスコットキャラで、最初と最後に出てきて、上条さんの頭に噛み付くだけでいいよ。


で、肝心の物語だけど、予想通り、新約の真の黒幕だったアンナ=シュプレンゲルが登場。

と言っても、最後も最後の2ページだけだけど。

で、きっと、薔薇十字の錬金術をテーマにするんだろうね。

魔術と科学が分離する前の「魔法」としての「錬金術」。

ただ、それをインターネット経由でだれもが使えるって、なんだ、いまさら落合陽一の『魔法の世紀』かよ?と思って、正直、萎えた。

思い切り、物語のほうが現実に抜かれてるじゃん、ってね。

まぁ、落合陽一も、もしかしたら昔、『禁書目録』とか読んでるのかもしれないけれどw

にしても、今更感は強い。


あと、一通さんが、自分から監獄入りした、ってことも。

学園都市統括理事長になって最初にやることが暗部の一掃なんて、なんてピュアな少年なんだろう、と思ったよ。

もっとも檻の中に入っていても、外のことは、例の忠実なお化けがいろいろと処理してくれるみたいだけどw

でも、その結果、寝た子を起こすような形で、統括理事のおじさんだけでなく、アンナ=シュプレンゲルまで呼び起こすのだから、はたしてよかったのか、悪かったのか。


ともあれ、新章の第1巻だからしかたないのかもしれないけれど、この「創約」編で何をしたいかのか、全くわからないところが、とても不満。

ホント、終われないコンテント、になってしまって残念。

あと、やっぱり作者の発想、もう古いと思う。

端的に、つまらない。

いい加減、自分の書きたいことを書くだけで、読者がついてくる、という発想をやめるべきだと思う。

そして、薔薇十字の錬金術に触れていくなら、これが最後になる、くらいのゴールをちゃんと示してほしい。

いい加減、読む方も飽きてきたし、呆れた来ているんだよ。

あ、そういえば、浜面、どうしたんだろう?

いや、どうでもいいんだけどね。

あと、いい加減、レベル5揃い踏みで活躍!、それで終わり、みたいな大団円を迎えてくれないかな。

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映像研には手を出すな! 第8話 『大芝浜祭!』 感想: ジブリ愛とロボット愛を超える「気合入って」いる「仲間です!」

2020-02-24 10:17:09 | 映像研
最後の一言、「仲間です!」は、やっぱりシビれるよね!

いやー、面白かった。

久しぶりに笑った!

ロボット研、グッジョブ!


水崎氏の「気合入れてます!」からのズドーン!、というオープンニング、しびれたなー。

さすがは、浅草氏w


それにしても、ジブリ愛、深いなぁw

キャラデザは全く宮﨑駿ではないけれど、それ以外の展開やギャグ、というか、間のとり方は、往年の宮﨑駿だよね。

ロボ研が、ダンボールロボをかぶって、そして配って、生徒会の魔手wから逃れるところとか、どう考えても『カリオストロの城』へのオマージュだよね?

いや、もちろん、ノスタルジアに逃げすぎるのは悪手なんだけどさ。

でも、今回は、まじでいい。

微妙に、映像研製作の「ロボアニメ」の中で、ロボが足を破壊された後も、右腕のチェーンソーで疾走を続けて攻撃の手を緩めないところとか、ロボット愛だよねぇ。


でも、やっぱり今回の主役は水崎氏!

両親との確執をどう解決するのか?と思っていたけど、そこは、前回、細かいところまで描いた、彼女の幼少の頃の、特に、おばあちゃんとのやり取りが、しっかり効いている。

あの、おばあちゃんに何度もおねだりした、残ったお茶を飛ばすシーンなんて、あのシーンが入っていたら、どれだけ水先氏がアニメーション表現に思い入れがあるか、一目瞭然で、それを、作品を見たご両親にも、ちゃんと伝わった、ということでしょ。

ていうか、そもそも、前回描かれた、水崎氏とおばあちゃんのやりとりのエピソード自体、実は、水崎氏が、今回のロボットアニメを作画する際に思いついたからこそ、わざわざ、回顧シーンとして挟まれた、ということだよね。

そういう、物語展開上の、因果関係が、あとから見ると、前後している、というのも、(作中のロボットアニメではなく)この本編のストーリーテリングの点で、めちゃくちゃ上手いところだよね。

いや、ここは、前回からの続きで、単純に脱帽した、すごいよ。

だって、今回のエピソードを見てからだと、前回のエピソードの見方も少し変わってくるのだから。

そういうのは、映像演出の妙だよね。


ということで、この作品の面白いところは、このアニメの製作自体も、この『映像研には手を出すな!』で描かれている内容の実践であるところ。

いや、アニメ製作の物語なんだから、当然なんだけどさ。

でも、類似先行作品である『SHIROBAKO』と違って、説明的にならないところがいい。

いま、目の前で放送されているエピソード自体が、その比喩的な説明になっているのだから。

そういう、メタなところ、いいなぁ。


ともあれ、水崎氏の両親の問題も解決して、この先、どんな展開が待っているのだろう?

本編の展開も気になるし、それを通じて、映像製作の何が次は語られるのか?、にもおのずから関心が向かう。

いやー、いいなー。

しかし、百目鬼が準部員みたいになっているところも地味に現実っぽくていいw

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Fate/Grand Order - 絶対魔獣戦線バビロニア - 第18話 「原初の星、見上げる空」 感想

2020-02-23 19:43:26 | Fate
うむ、ティアマトが登場してから、なんか全体的に「地球規模w」の巨大攻撃が目白押し、という感じになってきたw

特に今回のケツァルコアトルの攻撃は、もうFateというよりは、グレンラガンっぽいというか、TRIGGERっぽいというかw

なんか、もうめちゃくちゃだね。

まぁ、いわゆる神話体系ごとの「神の御業」の応酬になるわけだから、そういう地表を揺るがすものだらけになって当然なのだろうけど。

ただ、そのかわり、黒・牛若丸と弁慶との争いが、沈んでしまった。

というか、八艘飛びで知られる牛若丸はまだしも、弁慶が空中戦って、無理ないか?

ということで、いよいよ大詰めなんだろうけど、もうなんか、とにかく「見せ場」をつないでます!って感じしかしなくて、物語については、とにかく、はぁ?という感じしかしない。

これ、ゲームだと、本当に面白いの?・・・と疑問に思ったり。

あとは、ギルが無駄に王様らしくて、ちょっと、何だ、やればできるんじゃん、英雄王!って感じかな。

ダラダラと見てきてしまっているけど、やっぱりFateの亜種の物語としては、一番、くびをかしげるところの多いものとなった。

にしても、凛って、よっぼど型月のひとたちに気に入られてるんだね。

今回も、最後まで残りそうだしw

まぁ、イシュタルとエレシュキガルのどちらかは消えるのかもしれないけれど。

そういう意味では、何度見ても、ギルから始まるEDだけは、素直にカッコいいと思うw

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ぼくたちは勉強ができない 第148話 『泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ⑦』 感想: アニメのうるかエンドはマジで本編の先見せだったのか?

2020-02-22 20:16:49 | ぼく勉
うん、今回は、前回の後半のようなもので、特にいうことはなく。

それにうるかが留学先に旅立つ姿は、すでにアニメ2期の最終回で描かれていたし。

前回の流れからすると、それを、真冬先生と先輩がサポートするのも既定路線だから。

まさか、ホントに、真冬が車で送るとはおもってはいなかったけど。

でもまぁ、選択肢がなさすぎだよね、このマンガのキャラ配置では。

ということで、次回、成幸がうるかとどう決着つけるのか。


しかし、改めて思うけど、これ、ホントにラブコメなのかなぁ?

なんか、最後のところで、むりやり恋バナに落とそうとしているだけにしか見えなくて。

すでに、『五等分の花嫁』のすっきりしない終幕を知っているだけに。

むしろ、今は、素直に、恋愛を描けない時代なのかね。

なまじ、複数のヒロインを配置して、その娘たちに、中盤、あれこれチヤホヤされるのが既定路線になっているだけに、ひとりを選ぶのが、作者にとっては苦渋の選択にどうやらなるみたいで。

しかもその着地点の良し悪しで、そのマンガの作品としての評価も、売上という出版社に取っ手の評価も左右されるから。

自分で作った賭場で博打を打つって、一体、なんの罰ゲームだよ?、とも思うよね。

ということで、はたして『ぼく勉』はラブコメとして終わるのか。

それとも、適度に成幸とヒロインたちの成長物語に落ち着いて、あとは、通常営業のスラップスティックで終わるのか。

ただ、その場合は、限りなく『五等分の花嫁』の終幕に近い、煮え切らないものにもなりそうで。

なまじ、今までの展開がラブコメとしてはギャグが多すぎたので、いきなりマジになっても、誰得シリアス?、なオチにもなりそうで怖い。

ともあれ、ホントにうるかエンドで終わりなのか?

それとも旅立ちを見送るだけで、言外に、幼馴染はやはり滑り台、を実践するのか。

難しいところだね。

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鬼滅の刃 第195話 『めまぐるしく』 感想: 鬼化が解けつつある禰豆子は炭治郎を救えるのか?

2020-02-22 14:17:07 | 鬼滅の刃
とにかく、今回は、最後の1カットが最も衝撃的でしょ。

禰豆子が竹を加えるのをやめている上に、右目が鬼の目から人間の目に戻っている。

もっとも、左目はまだ鬼の目のままなのだけど。

そうすると、半鬼・半人間のような状態にあるのかね?

ある意味で、今の右目、というか、右顔が怪物のようになってしまった炭治郎と同じような存在なのか?

問題は、この状態の禰豆子が、足下の無惨戦でどういう意味を持ち、どういう役割を果たすのか?

たとえば、思いつくままに書けば、

せっかく半分人間になったのに、むしろ、炭治郎の鬼化を引き受けて、再び鬼に戻ってしまう。代わりに炭治郎は、人間に戻ることができた。

あるいは、

老齢化が進み、今回、一気に逃亡策に出た無惨が、新たな身体として、禰豆子の身体を利用しようとする。

この禰豆子の身体を無惨が乗っ取る、という展開は、どう考えても、この作品が参考にしている『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部の最後を思い出させる。

あの場面では、首だけの存在になって絶体絶命になったディオが、ジョナサン・ジョースターの首から下の身体を乗っ取って生き延びたわけで。

同じようなことが禰豆子に起こらないとも限らない。

その場合、禰豆子がこの先の、新たなラスボスになる、ということだけど。。。

逆に、前者の方の、禰豆子が炭治郎の鬼化を引き受ける、というのは、禰豆子が、亡き父の声を聞いて炭治郎を助けに向かった、という経緯を考えればありそうなこと。

そう思うと、実際には、この2つの展開の可能性が合体して、炭治郎を救おうとした禰豆子のすきを突いて無惨が禰豆子の身体を乗っ取る、という展開なのかな?

このまま無惨が討伐されない展開を考えると、こういう、皮肉な因果のめぐり合わせ、というのもありえるような気がする。

うーん、どうなるかなぁ。


それにしても、まさか最終決戦で、伊黒が炭治郎と組んで無惨に挑むことになるとは思わなかった。

これ、客観的に見れば、伊黒、ものすごくツンデレに見えてしまうw

いや、そんなこと、言ってる場合では全然ないのだけどねw

そこが、ちょっと新しい展開だなぁ、と。

あと、失った視力を、例のお符を使って補う、というのは、地味に見事!と思った。

それなら、伊黒だけ、戦線復帰してもおかしくないから。

ということで、ちょっと、このあたりの、展開の妙、というか、ペアリングの切り替えの上手さに驚いている。

ホント、この作者、ストーリーテリングが上手いよね。


ともあれ、次回、どうなるのか!

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